あらすじ
冒頭文には、あらすじではつかめない著者の魂がこもっています。書き出しの数行を音読するだけで作品のリズムが会得でき、自分にフィットする作品かどうかが瞬時にわかるものです。本書は、これまで無数の本を読んできた読書の名人・齋藤先生が、これから人生の糧となる一冊に出会う若い人たちや、時間に追われてじっくりと本選びをする暇のないビジネスマンに、これはぜひ読んでほしい!と選んだ名作100冊の出だしを、解説やうんちくを交えながら一挙紹介します。
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Posted by ブクログ
あまたの文章には、冒頭にこそ著者の魂がこもっ
ていると齋藤孝氏は主張します。
冒頭文を読むだけで、その作品が自分にフィット
するのか、血や肉になるのか、を判断することが
できるとも言います。
長い間、人々に読まれ続けられている作品は間違
いなく名作です。しかし読むことが苦痛であって
はいけないです。
そこで「これは読めるぞ」と判断基準になるのが
冒頭文です。
冒頭文こそが「自分が読むべき作品」の試金石な
のです。
そんな冒頭文を集めた一冊です。読みたくなる本
が見つかること間違いなしの一冊でもあります。
Posted by ブクログ
作者は読者を惹きつけるべく1ページ目に魂をこめた冒頭文を書く。昔林先生も買いたい本を選ぶ時は、1ページ目の内容を読んで決めろと言ってたのを思い出した。全くそういう発想がなかっただけに、冒頭文はしっかり読む癖をつけておきたい。