潜在能力を引き出す 「一瞬」をつかむ力

齋藤孝

どうすれば、なりたい自分になれるのか、潜在能力を引き出すことができるのか――。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする著者が、心理学者マズローが提唱した「ピーク体験」とチクセントミハイが述べた「フロー」について説明しながら、披露する。他にも、アイデアの出し方、チャレンジの方法、自己肯定感の高め方などを紹介。自分らしい人生を送るための指南書！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
• 出版社: 祥伝社
• 掲載誌・レーベル: 祥伝社新書
• 電子版発売日: 2020年05月29日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[ブクログ · ★★★★★]

余計なお世話かもしれないですが、書名の
「潜在力を引き出す”瞬間”をつかむ力」と
した方が良かったのでは？と思いました。

何となく、よくある「一瞬で◯◯」という
ような胡散くさい本と一緒にされてしまう
ような気がしてしまいました。

実際はさすが齋藤先生、共感できる内容で
す。

よく「フロー状態」という言葉があります。
ザックリ言うと「ノッている状態」です。
それはどんな状態の時に訪れてくるのでし
ょうか。

好きなことをしていれば時間を忘れてしま
うこともありますが、仕事でもあり得るの
です。

大谷翔平君の影響もあると思いますが、最
近は大きな夢を持って、そこに邁進するこ
とが自己実現というのが正しいあり方、と
思われている節があります。

しかしこれは大きな間違いと著者は言いま
す。

むしろ遠くにある夢ではなく、今ここにあ
る日常の中に特別な一瞬を見出すことこそ
自己実現の本当の意味と主張します。

ニーチェの「これが生きるということか。
よし、もう一度」、ですね。

日々、前のめりに生きていれば誰にでも掴
むことができるのです。そんなヒントを与
えてくれる一冊です。

[ブクログ · ★★★★☆]

➖本書のポイント➖
❶「本当の自分」や「あるべき姿」を探すものだったり、成功した人を目指すべきロールモデルとするものだったりします。→つまり、自分の外側に「本当の自分」を探している。それは灯台もと暗しである。まずは足元を見よう。
❷「自分が抜けていく」ような感覚
→ピーク体験に至ると、感情から「自分と言うものが抜けていく」ようになる。
❸自分の利益や報酬のためにするのではなく、それとは別の動機から物事を行うようになり、しかもそれが自分の喜びと一体する状況のこと。
➖メモとアクションプラン➖
・人は自分の能力を発揮できていないと次第に飽きてつまらなくなる
→チャレンジとスキルのバランスが大切である。
・「ワークライフバランス」では解決できない
→ワークライフハーモニーが正しい
→自分が仕事に満足することで、私生活もうまくいく。逆に、私生活がうまくいくから、仕事にも良い影響を及ぼす。
・思いついたらすぐに行動する。

[ブクログ · ★★★☆☆]

人生は選択の連続、自分に正直になって、より自分らしくなれる道を選択できりように

計画通りいく人生より、苦難も辛いけど少しの冒険こそ人生の意味を感じられる要素となる

マズローの自己実現をしてる人の特徴
欲求五段階４までみたされてる
自分のためでなく自分の外部にあるなんらかの仕事のために貢献してる
あおれは本質的価値を具現化する
したいこととしなければいけないことが一朝一夕
仕事が自己の一部となる