齋藤孝のレビュー一覧
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著者の読書関係の本はすでに読んでいる。それでも読もうと思ったのは、刺激を受けられることと、本書にも書かれている通り「短時間でエッセンスだけ」をつまみ食いするため。
書店で興味を持ったタイトルを手に取れば、できるだけ短時間で内容を推し量ろうとする。集中力トレーニングを実践しているに等しいので、高速な情報処理能力が身につく。
著者は大学進学のために上京する際、父親から神保町に行くことと本代に糸目はつけるなと言われた。その教えを忠実に実践した著者は、本を買うために月に2万円を使った。この額を下回るようなら東京に出てきた意味がないと覚悟を持って買い続けた。 -
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ネタバレ本書は自己の過ちを受け入れ、気づきと改善をするために「意識の量」を増やすことを提案している。
意識という言葉が使いやすく、これが意識か?と思う場面もあったが,物事のとらえ方,自己分析,コミュニケーションなど多岐に渡って紹介しており,参考になる。
メモの取り方が「意識の量」とどうつながるのかは分からないが,メモをとるという過程には、話を聞く、再構築する、内容を書きとめるなど複雑化した作業であるから同時にいろいろな力を求められてそれを意識ととらえているのだろうと解釈している。
このメモの取り方は興味があったため以下に引用する。
メモ力
レベル1 人の話を聞いて、それを書きとめる。
レベル -
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哲学的な本かなーと思ったらそうでもなく、いかにして存在意義を感じるか、ということを主眼とした本だった。
仏陀とは「目覚めた人」という意味。
この世は無常であり、自分自身の欲や執着を落としてゆけば静かな平安の心持が得られる。ということを掴んだ人と解釈すればよい、
人は組織に所属していることで、存在意義や安定感が得られる。
よほど不満がない限り「所属している状態」を手放さないとよい。
自分の心を開き賞賛することで存在意義が充実する。
感動し、賞賛することで心が明るくなり、偉大なものを賞賛できた自身の存在意義を感じる。
良いものと沢山出会い、出会ったら賞賛することが大事。 -
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斉藤孝著「読書のチカラ」大和書房(2011)
* 文字を書きとどめる媒体は、石版や竹簡から紙へと進化し本というきわめて利便性の高い形に落ち着いた。人類の発展の歴史は、本によって築かれまた本に刻まれて受け継がれてきたといっても過言ではない。
* 今の時代にこういう大量を伴う精神力が求められることは少ない。そのかわり、欠かせないのが思考力だ。知識をベースに自分の脳でものを考え価値観を決めていく。それによって自分の立ち位置を決めていかなければならないのである。
* 1人の時間得ることによって精神のバランス取り戻せるそして経営者に書かせない決断力、判断力を磨く術になる。 -
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人との関わりの中で時々「コメント」を求められることは多い。
しかし、そんな時になかなか気の利いた一言は言えないし、何か言ったとしてもベストな表現ではなかったような気がして後からムズムズしてしまう。
そんなこんなで、コメント力を伸ばしたい人にオススメなのが本書だ。
コメント力とは何か?といったことから、コメント力の伸ばし方、トレーニングまで書かれている。
・コメントを求められているときは、自分の見識やオリジナリティの深さを問われているということを肝に銘じる必要がある。
・コメントは準備しておくことが大切
など、自分の発言について意識するようになる言葉たくさんだ。
面接などで短い発言が求められ