齋藤孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人に何かを伝えるということに苦手意識を感じたことが、読むきっかけでした。
全体を通して、当たり前のことなんだけど、あまり意識できていない「人に伝える技術」が多く書かれています。
(会話、文章、双方についての記述があります)
例えば学生の私はゼミの場で、淡々と形式にのっとったプレゼンを行ってしまいますが、そこに一工夫施すことが大切だと著者は説いています。
具体的には、話の中に問題提議を織り交ぜる、何か比較対象を引き合いに出し、「なるほど」と思わせる、などといった類のものです。
聞けばわかるが、言われなきゃ意識しない、そういった人に何か伝える際の秘訣が書かれた本です。
批判的な意見とし -
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Posted by ブクログ
・上達の不偏的な原理とは基礎的な3つの力を活用しながら、自分のスタイルを作り上げること。
-まねる力、段取り力、コメント(要約、質問)力の3つ。
→上達を論理的に考えるという考え方が素敵。
・教えるがあっても、学ぶがなければ、それは教育とはいえない。
→一方的じゃだめだよね
・技を盗む力の根本は、暗黙の内に行われている事柄を表面化し、それをもう一度自分にしみこませる。
→ぼんやりしてる何かを見つけ出す。そしてそれを自分に入れるってことか。
☆言葉による説明能力と感覚・認識能力はイコールではない
-長嶋さんは擬音語だらけだが、感覚認識能力は秀でている。
→説明能力だけが、頭の良さだけだと世間 -
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Posted by ブクログ
アイデアの膠着状態に陥っている時にこうすれば視点を変える事ができると示せる人がリーダー、ネット検索しても出てこないワザとしての思考法を身につけることが大事、多くの製品・発明は今あるもの同士の組み合わせ、オズボーンのチェックリスト、「まさか」に対してあわてず対応できる人が勝者、何でも常識と思わずとりあえず括弧に入れてみること、人は自分と違う感覚に出会うとわからないとして理解を拒む傾向がある、悪いほうばかりを見て決めつけずいいところも見てそこを拡大していく、意識的に感覚をずらすことが難しい時は物理的な立ち位置を変える、なぜと何度も問いかける、物を見ることにこそ発想の原点がある、小さくジャンプ、場の
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Posted by ブクログ
齊藤孝シリーズ☆第2弾☆
我が大学を創りし、福沢諭吉の本。
大学に入学して以来、感謝はするものの、
福沢諭吉とは何者なのか、
一切知らなかったので読んでみた。
彼は、日本において大学や銀行、新聞社など、現在まで続く多くのビジネスモデルを創ったマルチ経済人である。
「官」で働くことが絶対善の時代に、子供時代から反発し(自身が中津藩の下級武士の末子であったことが大きく影響している)、生涯「民」で働き、近代日本経済を創った人間である。
凄い。有難い。
この本を読むことによって、
「独立自尊」「実学主義」の意味を解せた気がする。
良かった部分は以下の通り:
09.大事なのは「意味を解す」こ