齋藤孝のレビュー一覧
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自分にはこれしかない、という思い詰め方はしなやかさにかける。
ファッションなんてどうでもいい。勉強だよ。
自分は自分だ、というアイデンティティをどうやって保っていたかというと、学び続けている自分へのプライド。多くを学び続けることで他に寄りかからない個としての人格を保つ。それが本当の独立なのだという揺るぎない信念を持つ。
どうだ、物事はわかってみると造作もないことだ。
福沢は読書を中心においたからこそ見識があって世の中のために多くのことを成し遂げることができた。
読書を柱として人生を打ち立てるとこれほど豊かに生きられるというのを諭吉は見せてくれた。
社会人で勉強してもお客様にならない。貪欲になる -
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きっかけは青木玉(祖父に幸田露伴を持ち、露伴の娘幸田文の長女)のエッセイ「上り坂下り坂」 の中に、祖父の作「五重塔」のことが記されていて、24−5歳の若くしなやかな筆づかい、着想は谷中天王寺の五重塔(昭和32年に焼失)とあり、「五重塔」の面白さがあった。
昔読んだことがあったと思ったが、ひさしぶりに手にして見、最初の方の文章を読みながら、少し手こずった。すんなりと文章が胸に入ってこない。表面づらだけがすべるようで上っ面だけの感。ちょっとまてよこんな筈ではなかったと思いつつ、其五の大工の十兵衛が感応寺を訪れるあたりからにわかにすっと文章が入ってきだす。その後はなんとも言えずトントンと小気味の良い -
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買って結構経っていたが、読み切るにはかなり時間がかかった。
まぁ、なんというか、冬のソナタのくだりで飽きてしまった。
線引きしながら読んだので、特に面白いと思った部分は引用してみる
なお、引用の引用も含むので、村上春樹作品からの引用も入ってます
・「山が崩れて海が干上がるくらい可愛い」
・「君にそう言われると心が和むね」
・「世界中の森の木が全部倒れるくらい素晴らしいよ」
・釣った魚にこそたくさん餌をやる ←名言w
・女性は その男がどんな男を連れているかによって男性の価値を判断しようとする
・万が一ってこともある。チソコもしっかりあr(ry
・火炎放射器で立木を一瞬にして燃やして攻め込 -
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■概要
製品の名前を考えるプロセスについて書かれています。
製品名はやみくもに考えるのではなく、パターンごとに考えましょうというものです。
製品名は、「系」と「型」にカテゴライズできる。
その「系」×「型」ごとに考え、最もいいものを選択する。
という簡単なプロセスでも充分効果があると書かれています。
【系】
イメージ系(Fire/Boss) と 説明系(16茶/生茶)の2種類
【型】
擬人化型(ガリガリ君、タフマン)、ダジャレ型(イコカ、大清快)、外国語型(セフィーロ、とらばーゆ)などなど多数
■仕事に役立つ点
「系」「型」の考えは、サービス名や製品名を考える際の、1つの軸として活用で -
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著者は、斉藤孝氏である。以前、「段取り力」というタイトルの本をブログでも
批評している。まぁ。軽い感じはあったがなかなか良い内容だったと思う。
会議の目的は時間つぶしでも保身をする場所でもない。目的を果たすためだ。
一つでも良いアイデアが出れば会議は成功、なければ失敗。そのためにみんなで
協力し、楽しくアイデアを出し、まとめる。そして、何より大切なのは、何を決めるか。
それを事前に共有する事。というような内容。
総評としては、良かったと思うが、そこまで衝撃的な感じでもない。
まぁ、古いし自分が読んだのが文庫本なのでしょうがないのかもしれない。時代が。
ただ、会議を良くする具体的な内容も記載 -
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昔、大変面白く読んだ
「声に出して読みたい日本語」の齋藤孝先生が、
ずっと前から関心があったけれど、
ちょっと難しそうで「敷居の高かった」
ニーチェに関するものを書かれていたので、
先生らしい明確な語り口の「判りやすい解説」に期待して、
ニーチェの、細かく言えば
「ツァラトゥストゥラ」の入門書として読んでみた。
「声に出して」の時より読者へ向けて投げかけられてきた
齋藤先生の強いエネルギー、
自分の思い入れの強いものに関して語る時の勢いの良さや
自分の伝えたい事を相手に語りかける際の
「熱い口調(文体)」は健在。
そしてそんな彼の「熱」の源は、
何十年も前よりこつこつと地道に重ねられてきた