中田考のレビュー一覧

  • 現代思想 2015年3月臨時増刊号 総特集 シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃

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    中田考、廣瀬純、ジジェクの文章が面白かった。

    いろんな文章を読むほどに自分からそう遠い話ではないと思わざるを得ない。しかし同時に大量の文章がテロリズムについて語るほどに、自分の頭で主体的に考える機会も失われていく。研究の指針が失われていくのと、いわゆる最後の人間に自分も近づいていくことを感じる。何かの原理主義者にでもなりたい気分である。その何かは不在であるのだが。

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    2015年03月03日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    自分のフレームでの理解では、異文化を理解することはできない。イスラムを理解するには、フレームの根本を問い直すことになる。
    イスラム国を「国家」という概念では、とらえきれないのは、ここにある。

    そして、解決への道筋もこの二人の対話のような方向にあると思う。

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    2015年02月09日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    ネタバレ

    世界3大宗教でありながら、実はよく
    分かっていないイスラム教。

    ・苛烈なイメージがあるが、何故10億
     を超える信者がいるのか?
    ・何故、欧米と衝突するのか? 
    ・同じ中東の砂漠を起源とする一神教、
     ユダヤ教とキリスト教とは何が違うのか?

    こうした疑問にわかり易く答えてくれる一冊。

    特に、欧米の「領域国民国家」やアメリカの
    「グローバリズム」と根本的に相容れない
    イスラムの考え方が興味深い。

    日本人イスラム学者とユダヤ教に造詣が深い
    思想家との対話形式で読み易く、私にとって
    イスラム教の基礎知識を知ることができた
    基本書でした。

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    2015年01月17日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    日々、漠然と感じていたグローバリズムや資本主義に対する危機感への解決が、イスラム教にあったとは…。
    中東情勢なんかもあり、つい色眼鏡で見てしまいがちなイスラム教に対する見方が変わります。
    やはり、世界宗教になるだけあって深い。
    それだけに、いまの歪んだ状態がなんとかならないものかと思います。

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    2014年11月26日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    【何故読みたいか?】
    世界の情勢を知りたいから
    内田樹さんの本だから
    視点を変えて世界を観たいから

    【ファーストインスピレーション】
    読みやすい。
    世界を騒がせている、イスラームのことを知りたくて読み始めたが、グローバル資本主義が目指す世界観、それに対抗するのが「食文化」という内田さんの視点に驚く。
    金貨は貴金属だから、ある程度もっていると邪魔になる。は(笑)だけど、納得。紙幣は記号だからじゃまにならない。だから、増殖する。

    「クロスボーダ」は国家に滅ぼされる。例)東インド会社。ならば、グローバル企業もいずれは国家に滅ぼされる運命か?

    イスラーム教だから、特殊な教義があるわけじゃない。ご

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    2014年11月19日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    内田樹さんと、ムスリムでイスラム学者の中田考さんの対談本。
    イスラーム文化圏のことは高校・大学でも習ったし、すでに聞き覚えのあることも少しはあったけど、中田さんご自身がムスリムというのがよかったのだろうな、新鮮でした。

    相手の人格や内面云々じゃなく、砂漠で飢えている人がいたらとにかく食べ物あげるでしょ、という感覚が面白かった。すごく生命と直結してる、生きていくための法なんだなぁ、イスラームの教えって。この人たちは政治も学問も経済も、全部神様との約束がベースなんだから、政教分離や国民国家なんてのは押しつけても仕方ないように思う。それにしても、現地の人にしてみればタリバンのが米軍よりはよかったか

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    2015年11月30日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    まだコロナ騒動が始まって6年弱しか経ってないけど、もう今AIの普及も含めて新たな日常があり、かなり昔のことのように感じられた。

    AIとか物価高とか終身雇用の終わりが進んでいることとかけっこう変化を感じることがある一方で、既得権とか同調圧力とかあんまり当時と変わってないなと思った。

    社会のことについてもそうだけど、自分の人生においてもあっという間に6年弱が過ぎている実感。一日一日を大事に生きないとな、と思った。

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    2026年01月09日
  • 中国共産党帝国とウイグル

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    中国共産党とはなんぞや。
    新疆ウイグル自治区では何が起こっているのか。
    さらに、ここに関わる国々の、歴史や現状、関係性、価値観、思想など。
    対談形式で書かれているので極端に難しくはなく、そういうことか、と知ることが出来ました。

    が。
    この対談が行われたのは2021年の初夏。
    そこから4年。この間に、
    ロシア対ウクライナ、日本の元首相の急逝、中東地域のあれこれ、アメリカの政権交代など、中国のみならず世界はさらに、ややこしい様相を呈しています。

    日本の内政への選択が迫ってきていますが、近視眼にとどまらず大局を見て考えたいと思いました。

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    2025年07月12日
  • みんなの宗教2世問題

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    編者は自身が宗教二世であることを明かしている横道氏。自身の発達障害についても触れている。

    第一章は宗教2世らの生の声。
    そして著名人らによる様々な意見。
    いろんな人の声に耳を傾けるということの大切さがよくわかる。

    後半は宗教二世を扱った作品についてデータベースのようになっている。今まで気づかなかったが、これだけ作品化されているということは、表現者がそれぞれに問題意識を持って発信しているということでもある。

    安倍元首相銃撃事件から3年経過し、改めて読んでみようと手にした一冊。

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    2025年07月11日
  • 撤退論

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    衰退する日本をいかに撤退させるかについて、多様な論者たちが論じる一冊。
    サンクコスト、責任追及、同調圧力・・・撤退判断を妨げる要因はいくらでもあるが、どこで撤退の決断に踏み切るのか。
    最後の論者である平川氏の「撤退とは、行くか戻るかの二者択一ではなく、パラダイムシフトなのだ」というメッセージが一番ささった。

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    2025年02月10日
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

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    コロナ下で思う事はそれぞれの人に沢山あったなと思い出させる本。
    エッセンシャルワーカーありがとうとメディアで流しつつ、近づくなと差別する。大事といいながら低収入を改善しようとしない。ありがとうと言っておけばこき使っていいと思ってるよね。これからは少子化でエッセンシャルワーカーがますます減ってくる。その際にどうするのかな。

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    2025年01月11日
  • みんなちがって、みんなダメ

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    私の大学時代の師の本です。
    自分をヘビと勘違いしているミミズのたとえはしっくりきました。
    イスラームの話もしばしば出てきますが、そこまで宗教めいた本ではなく、語彙も内容も平易な方で読みやすいと思います。
    ただ、実践となるといきなりは多少難しいかも知れませんね。

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    2024年12月02日
  • どうせ死ぬ この世は遊び 人は皆

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    矛盾はあるけど面白かった。
    まあそんなに簡単に割り切れるものでもないけど、私は好きな考え方。
    深沢七郎の『人間滅亡的案内』に似てる

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    2024年09月01日
  • みんなの宗教2世問題

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    私も宗教2世、いや、正確には3世です。
    皆さんの体験談は、自分と重なるところも多く、改めて、自分もいろんなことを我慢してきたんだろうな、本当の自分を出すことができずに大人になったんだろうなと感じました。

    せっかくなので、私の記録も(長くなりますが)ここに残します。
    私は、父方の祖母、母方の祖父母が創価学会に入会し、父と母は子どもの頃から学会員で、学会活動の中で出会って結婚し、私が生まれました。
    父母は地元でちょっと有名な活動家だったので、その長女である私も期待されていると(勝手に)感じていました。
    小学生になる頃、母から勤行唱題を教わり、土日には未来部として会合や合唱団の活動に参加しました。

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    2024年06月21日
  • 一神教と帝国

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    どの国にも「恥ずべき過去」はある。それを認めるか認めないかで、それから後の国民たちの倫理的緊張感は変わる。「疾しさ」を抱えて生きることは辛い。けれども、それが民族差別や拝外主義の暴発を抑制している。歴史修正主義者は、国民の「疾しさ」から解き放つことで、民族差別や拝外主義といった暴力を解き放つ。

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    2024年06月03日
  • イスラームから見た西洋哲学

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    プラトン 人間の本質は人間のイデア=「存在」 
    アリストテレス イデア=物質に内在するもの 
     存在の原因となる「不動の動者」=イスラムでは アッラー (ギリシャ:多神教)
     教会:世界最古のかつ最大の官僚機構  皇帝/国家と教皇/教会の権力闘争
     
    イギリス 経験論 憲法がない 社会契約=人権
    西洋支配の二分法 キリスト教/異教徒
      →三分法へ 西洋文明国/半文明国(オスマン/中/日)/植民地 

    イスラーム 国家という法人概念はない 義務はあるが権利はない 
     神=イラーフ 崇拝されるもの 人間は必ず何かに隷属、自由人は欲望の奴隷

    無神論のマルクス(共産)主義 ↔ 資本主義  
     唯物

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    2024年06月08日
  • 13歳からの世界征服

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    宗教に全く馴染みは無いが、自己規律や世界征服の様な大きな目標には力になるのかもしれない。上手く利用するというか。

    一見馬鹿げていると感じる回答があったが、解釈によっては「あれ、確かにそうだな」と納得する事ができた。

    生きにくい世の中だと私は感じていたが、それは私自身が作り上げていた世界であって、ハードルを下げてしまえば、幾らでも逃げ道はあるし、案外どうにだってなるんだと学んだよ。

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    2024年05月20日
  • イスラームから見た西洋哲学

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    イスラーム思想の歴史的推移を追いながら、西欧哲学思想を対置して紹介してゆくエッセイ。
    もともとこちらにイスラーム思想自体の知識が少ないので、西欧哲学を対置してもそういうものなのか、という理解しかできないのだが、筆者のアピール(アジテーション?)によれば西欧的な人権・自由思想の究極として現れるニヒリズムを克服するのがイスラームであると説く。ニヒリズムの議論についても終章で足早に通り過ぎるのみであり、ニヒリズムに対してイスラームの優越性(超越性?)があるという議論についても十分な議論には到らず。また、たとえばタリバンに対する積極的評価もあるが、イスラーム原理主義などの位置づけについては言及されてい

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    2024年05月07日
  • どうせ死ぬ この世は遊び 人は皆

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    この手の本は、「あーそれ◯◯でも書いてあった…」と思える使い回しのようなものが多い。
    この本にも多少はそうしたありふれたものがあったが、多くは「えーそんなこと書いて大丈夫?」と思う奇抜なものがあった。
    驚きだがなかなか面白いもの、それは納得できないもの、そんな考えがねえ…と様々な感想と共に
    するすると読んでしまった。

    国保もやめて病院に行かないとあるのは、そうできるんだろうか…と先が気になる。
    日本は病人が居れば救急車を呼ぶし、痛みがあれば耐えられなくて病院に行くんじゃないか?
    どうせ死ぬんだけど、至るまでに耐えられるなら…ですね。

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    2023年12月19日
  • ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門

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    きっと大多数は平和な人たちなんでしょうね…直接の知り合いにいないので何とも判断のしようがありませんが。
    日本人のイスラム教徒さんの話より、外国のその地域の方の話がしりたい。
    内容については、へぇ~知らなかった~ってこともあったので面白かったです。

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    2023年12月05日