中田考のレビュー一覧

  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

    Posted by ブクログ

    私達には理解しにくいイスラム教の教え、考え方が良くわかる貴重な本だと思います。読みやすいわりには色々考えさせられる本でした。沢山の人が読んでイスラム教を理解し紛争のない世の中になったら良いと思います。

    0
    2014年12月17日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

    Posted by ブクログ

    これはすごい。40年も生きていて一体何を見ていたのかと愕然とするくらい常識の転換した一冊。イスラームってそんなに悪くないんじゃないかと。。

    0
    2014年11月19日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

    Posted by ブクログ

    買う
    内田さんの考えはTwitterを見ている限り、好きにはなれないのだが、この本は色々なものをガンガン壊しにかかっていて、とても良かった
    特に、グローバル化についての意見は、それに関わる人は読んで頭の片隅にでも置いておくべきだろうと感じる
    注は微妙

    0
    2014年10月29日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

    Posted by ブクログ

    イスラームのことがよくわかった。
    知らないものは怖いもの。西欧文化ベースの思考回路では、イスラームはそもそもの議論の出発点からずれちゃうってことがわかった。目から鱗本。

    0
    2014年10月20日
  • 一神教と戦争

    Posted by ブクログ

    世界三代宗教といえばキリスト教、イスラム教、仏教であり、更に二つ、ヒンドゥー教とユダヤ教を加えると五大宗教となる。これらは世界的に見て信者数が多い事からも世界に与える影響も大きく、世界で起きている戦争や各国の政策根拠を宗教に求めることも多くの場合に可能であるとも言える。厳密にいえば宗教以外の各国の思惑が様々あるのかも知れないが、その中に確実に宗教の影響力が及んでいると感じる事は多数あるだろう。トランプを支援した福音派しかり、イスラエルのガザ侵攻しかり、イスラム教過激派による活動しかり。宗教は世界を動かしている要因の一つである事は間違いない。
    その様な宗教の中から、最大の勢力といえばキリスト教と

    0
    2025年10月20日
  • みんなちがって、みんなダメ

    Posted by ブクログ

    うーん、イスラムの教えをよくわかってないニコとしては、あまり共感できなかったっす。

    「君たちはどう生きるか」っていうちょっと前に流行って、映画化もされた本があるんですが、この本をディスってて、そこは痛快でした。あの本、表紙の絵からしてニコはノーサンキューでしたから。その後、宮崎駿が映画化っするっていう、もうノーサンキューの嵐。アレのどこがダメなのか、端的に示してくれてて、そこは納得でした。

    一度、自分の立ってる地面を疑ってみる。
    そういう体験をしてみたい方にオススメです。

    0
    2025年07月18日
  • みんなちがって、みんなダメ

    Posted by ブクログ

    タイトルが、気になり読みました。
    内容は、イスラム教についてフランクに書かれています。

    学校では、イスラム教がどういうものかまで具体的に習わないので中身はとても新鮮でした。

    こんな考え方があるんだって思えます。
    悩んでいる人は、視点を変える意味で読んでみると心が楽になると思います。

    0
    2025年05月25日
  • 13歳からの世界征服

    Posted by ブクログ

    人生で一番大切なのはかわいさ
    猫のまねをしよう
    リビドーを抑えているから、文化は生まれて、だから文化は不愉快

    0
    2025年05月17日
  • イスラームから見た西洋哲学

    Posted by ブクログ

    #2025年に読んだ本 11冊目
    #2月に読んだ本 5冊目

    イスラームに改宗した日本人の
    頭の中が垣間見えるだけでも貴重な気がする

    多様な知識をお持ちで
    哲学で論じられてきた事柄について
    イスラームでの考え方との
    比較やら解釈やらがされています

    わかりやすいと思うところと
    わかりにくいと思うところが半々かなぁ

    著者の主観による持論を展開するときに
    ちょっと上から目線の語り口になるのが
    気になるところ…

    0
    2025年02月25日
  • イスラームから見た西洋哲学

    Posted by ブクログ

    哲学と宗教の関係性に興味をもっていた。
    西洋哲学にはキリスト教が下地にあるものも多いし仏教にしても哲学と境界が重なる部分があるが、では、イスラムはどう関与し、ムスリムはどう哲学するのか。著者の中田考は哲学博士でムスリムなので、恐らくそれを語るに相応しい。

    ー イスラームには「義務」はあるが「権利」はない。イスラームでは社会契約論は原則ありません。そもそも、人権という概念がないのです。
    西洋では人権概念は社会契約論のあたりから出てきます。自然法から自然権が出てくるわけです。
    イスラームには人権概念がない、といっても、もちろん、イスラームにおいて、生命や財産の安全が保障されない、ということではあ

    0
    2025年01月19日
  • みんなちがって、みんなダメ

    Posted by ブクログ

    軽妙な語り口で読みやすかった
    内容としては田中真知さんの解説がまとまっていて分かりやすい
    自分も「バカ」の一人だがコペルニクスになる夢はいくつになっても中々捨てられない
    ただ、生きづらさを軽減する一つの考え方として知れてよかったと思う

    0
    2025年01月05日
  • ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門

    Posted by ブクログ

    無理解と誤解ばかりのイスラームのこと。
    日本人のムスリムとして生きるハサン中田考先生のお話をマンガを交えて具体的に教えてくれる。

    相変わらず誤解と無理解ばかりの報道に踊らされずに真にお互いを理解する、本当の意味での共生社会が生まれるために、こういった読み易くて中身のしっかりとした本はもっと沢山あっても良いと思う。

    全ての宗教が内蔵する平和への希望と危険性。誰かの都合の良いように加工された知識だけを頼りにしないで多面的に考える大切さ。
    知らない世界の話を知る楽しみはこういうところにあるのかも。

    付)
    受け狙いの一方的で過激な内容の本が書店の売り上げNo. 1の札と共に山積みされていたりする

    0
    2024年12月09日
  • 世界はこのままイスラーム化するのか

    Posted by ブクログ

    最近読んだイスラム教関係の本の中では、一番分かりやすく「イスラム教とは何か」を説明している本だった。

    イスラム共同体の思想の中には「良いな」と思える点はいくつもあるけれど、実際にイスラム教徒(がつくったイスラム共同体)とそれ以外が共存するとなったとき、果たして社会はうまく回るのかというのは私にはまだ分からない。
    ただ、宗教が違えどお互いに信じたいものを信じて、お互いのことをリスペクトし合う社会が実現されればそれはとても素敵だと思う。

    トルコ人の知り合いがインフレの影響もあってトルコでは金預金かドル預金をする人が多いと言っていたけれど、イスラム教において金貨・銀貨が正貨とされるのと関係して

    0
    2024年11月28日
  • 撤退論

    Posted by ブクログ

    何人もの人が論を挙げてくれているのだが、詰まるところは最後の平川さんのいうところが、今の自分にはスッとハマるように思う。本の最初で編者の内田さんが、一つの論を読み終わったらすぐ次に行かないで浸って欲しいというようなことを書いていたが、そしてその通りにやってみようとはしたのだが、生来の性格なのか、なかなか難しかった。
    最後の平川さんの論に準じるなら、こういう「性格」と思っているようなことでもシフトすることはできるのだろう。

    0
    2024年09月10日
  • みんなちがって、みんなダメ

    Posted by ブクログ

    価値観が全然違う
    日本には宗教の色が薄いけど、何かを信じ切れたら、学問をそこまで極めたら全く違う人生なんだなと思った。
    普段の悩みの多くは自分が馬鹿だから、そう思ってるんだなと思うことにする。
    できることすべきことしたいこと。

    0
    2024年08月20日
  • 宗教地政学から読み解くロシア原論

    Posted by ブクログ

    中田考による独特なロシア史観、ウクライナ侵攻解釈が披露される。それはつまりソ連時代からのNATOとの因縁を引き摺るミンスク合意を巡っての欧米寄りな見解ではなく、タタールの頸、更にはロシア正教まで遡る。

    ー タタールの頸によるモンゴルの支配から脱出した際のロシア、つまりモスクワ大公国は東欧の小国に過ぎなかった。スウェーデンとの間で起こった北方戦争に勝利して、現在のような大国としての地位を築いた。同じ頃ルーシの中心だったキエフ、現在のウクライナはポーランドとリトアニアに占領されていた。それをピョートル大帝の前後にモスクワロシアが自分たちのもとに取り戻したのだが、このいきさつも今回のウクライナ侵攻

    0
    2024年07月21日
  • イスラームから見た西洋哲学

    Posted by ブクログ

    非イスラム的観点からの著者の様な言説を山のように見聞きして暮らしてきているのでこれをもってイスラムとの関係が明快にとは思わない。
    様々なイスラムが居るだろうし、原則を何処まで適用するかにもきっと議論があるだろう。
    ただ、雰囲気は伝わってくる。
    相違がある。前提も違う。
    理解への第一歩にはなる。
    また様々見聞した後で読み返してみたい。

    0
    2024年02月13日
  • 一神教と帝国

    Posted by ブクログ

    なかなか刺激的な議論と、トルコ社会、イスラーム社会の興味深い現況が語られている。三人の鼎談をまとめた新書なので、話が傍に逸れることが多く(特に、内田樹さんの話はページの無駄使いが目立つ)、題名の一神教と帝国について語られる部分が少ない。
     中田考さんの歴史認識と「帝国」への期待については理解できる部分も多いが、人間と社会観について楽観的すぎるし、雑な部分も多い。
     山本直輝さんについて初めて知ったが、このような研究者の存在することは嬉しく、期待したい。
     全体としては現代日本人が読むに値する新書だと思う。

    0
    2024年01月21日
  • 私はなぜイスラーム教徒になったのか

    Posted by ブクログ

    今まで知らなかったイスラム教の世界。
    今まで自分は、いつのまに(生まれた時から、だろう)西洋的価値観にどっぷり浸かって生きてきたんだな、と再確認。
    優しく、寛容で、(いい意味で)ルーズな宗教。まさしく今の時代に求められるDEI(Diversity, Equity, Inclusion)を体現しているな、と。
    本来のイスラム教世界(イスラム共同体、ウンマ)は、多様性を大事にする真のグローバリズムを成し遂げていた。それが近代以降の西洋的価値観(領域領民国家)が流入してきたことにより、そんなイスラム教世界のグローバリズム性は失われ現代のようなモザイク国家が乱立するカオスな世界に。
    筆者は、そんな本来

    0
    2023年11月29日
  • 中国共産党帝国とウイグル

    Posted by ブクログ

    覚えておきたいこと。日本語はウラル・アルタイ語族でトルコと言語が同系統。
    深い影響を知らないところで大陸からうけているそのことを、大陸をもう少し身近に感じて、同胞という感覚を持って問題を考えていただければと思っている〔橋爪)
    日本も韓国もトルコと同じ連なりにあり繋がっていく。〔中田)

    中田さんの、おわりに、のところで
    カリフが納めるダール・アル=イスラーム イスラーム圏にムスリムは住むべきである。という下りが面白くて少し目から鱗である。その文章の最後は、
    ウイグルが移住すべきダール・アル=イスラームはどこにも存在しないのである。となっている。

    モンゴル人もチベット人もウイグル人も全て中華民

    0
    2023年10月08日