中田考のレビュー一覧

  • しょぼい生活革命

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    ノルマに責められる会社勤めに限界を感じて、
    3/11をきっかけにして、
    人混みの中の都会での暮らしに嫌気が指して、
    さまざまな理由はあれど
    とにかく
    他者に追われる「暮らし」を辞めて
    自分の力で、
    自分の頭と、
    自分の足と、
    自分の手と、
    自分のリズムで、
    田舎で「暮らし」始めた
    若者たち(30代~40代)と
    知り合うことが
    ここ数年多くなった

    夫婦で、子供たちは
    まだ幼いけれども
    空の下で
    土に向き合った
    暮らしをしている人が多い

    彼らと
    話をしていると
    本書で話されている
    さまざまなことが
    暮らしの中で
    もうすでに
    実践しているのだなぁ
    と感じてしまうことに
    結構気付かされる

    日本に

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    2020年03月23日
  • しょぼい生活革命

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    対談の面子がすごい

    最初あたりの全共闘のところはあんまり面白くないなあとおもったけど、ポツポツと気になるところが出てくる。2人の思想のポイントが垣間見えるところが面白い。体系的にはわからないのが対談の限度か。2人の本を読みたくなる。

    以下面白いと思ったところ

    ●どんなことがあっても「こういう人いるよね」と思ったほうがいい
    「床族」の結婚の話も面白かった

    ●貧困をゼロにしようとすることが社会として不健康
    リスクをゼロにするのはコストがすごい

    ●貨幣を呼び込むコツは贈与すること
    貨幣は予想外の使い方を喜ぶ、とか目からウロコ

    ●合意形成は全員が同じくらい不満なところに持って行く
    三方1両

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    2020年03月15日
  • みんなちがって、みんなダメ

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    中田考という人の事ははじめて知った。

    またイスラムの考え方についてもほとんど知らなかったので、たまたま手に取ったこの本の考え方には結構衝撃を受けた。


    いまの産業資本主義全体を覆う生きにくさの原因は、

    本当の意味で、

    「何をしたいか」

    「何ができるか」

    「何をすべきか」

    についてそれぞれが知らないことだという。


    著者の表現では、

    「自分をヘビだと勘違いしたミミズ」と書かれている。


    勘違いしたミミズはカエルを食べてやると言い残してで出かけていったっきり戻ってこない。


    身の程を知る。

    つまり、「自分には何ができるか」ということに対して、より現実的にならないといけないし

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    2020年02月16日
  • みんなちがって、みんなダメ

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    イスラーム教徒である著者による人生論。

    判りやすい言葉でありながら内容は剛速球w
    内容はとても論理的、なのに小賢しさは感じられないので受け止めるのは結構大変かも。
    言ってる事は難しいことじゃないんだけれどね。

    >人が知るべきは「自分が何をしたいのか」、そして「自分には何ができるのか」の二つしかありません。
    >本書を読み終えて「自分が何をなすべきか」が気になり始めたあなたとは、主がお望みなら、またどこかでお会いすることになるでしょう。

    内容に賛同するも反感を持つのもあるのだろうけれど、前書きにあるこの言葉は真理なのだろうと思う。

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    2020年01月01日
  • 13歳からの世界征服

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    年頃の子に読んでもらってどう感じるのか聞いてみたいなー。笑
    頭が少し柔軟になる。
    カチコチに固まった大人の頭にも

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    2019年12月20日
  • みんなちがって、みんなダメ

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    今まで考えもしなかったイスラームの視点を提示されて、初めこそ戸惑うものの、段々と既存の視点を客観視できるようになるのがとても新鮮。今抱えてる悩みは、自分で勝手に無駄に難しく考えてるんだと思えるくらい、頭スッキリしました。

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    2019年12月03日
  • 13歳からの世界征服

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    ネタバレ

    13歳になったつもりで読んだ。でも、歳をとったからって、そんなに中身は変わっていないので、ふむふむそうかな〜と思いながら読んだ。思春期に出会う人は大事だね。ここまで面と向かって言ってくれる大人に出会う確率は非常に稀だと思う。そういう意味でも、書籍・本は大切だ。そして、スマホやインターネットもある程度使いこなせてこそ、自分の道具になるんだと思う。必要最低限の生きていく知恵は親から授かるのではないんだよね。世間や社会を見て学ぶことの大切さ、「寅さん」の哲学みたいなものも含まれている。今の13歳にはピンとこないかもしれないけれど。

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    2019年11月11日
  • みんなちがって、みんなダメ

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    ネタバレ

    この本、20年前のドン底の時に出会っていたら、どうだったろうか。
    受けても受けても落とさる就職氷河期を実感し、バイトを複数掛け持ちし、不眠に悩まされ、睡眠導入剤を飲みながら、就活をしていた。

    「どんな環境でも喜びなさい。」なんて誰も言ってくれなかった。働かなくてはいけないという考え方は、資本主義による洗脳であると、今なら理解できます。「幸せを手放せば幸せになれる」ということも。

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    2019年11月03日
  • 13歳からの世界征服

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    イスラーム学者であり、信者でもある著者が子どもたちの様々な質問に答えるのだけど、その回答がとても面白い!大人が読んでも、無意識に信じ込んでいた物の見方に風穴を開けてくれます。一見キワモノのタイトルにもしっかり意味がある、楽しくて刺激的な一冊!

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    2019年10月27日
  • 一神教と戦争

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    イスラームとキリスト教は根本的に違うんだということがわかりました。

    イスラームは内向きという印象。

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    2019年04月11日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    内田:
     ユダヤ教、イスラム教、キリスト教は互を相互参照しながら体型を築いていったkという気がしますね。(略)進行の深さを魂の純良さを持って示すのか、学識の豊かさでし召すのかというあたりの力点の置き方がこの3つの宗教では微妙に違う気がします。
    キリスト教⇒人間の魂の清らかさ
    ユダヤ教⇒知性的な成熟
    イスラム教⇒両方

    イスラム教はもともと遊牧民の宗教。つまり、国境自体を意識しない。クロスボーダーな集団だった。これは国土、国民を絶対とし、国境を死守する、現在の「国民国家」とは折り合いが悪い。

     いま「グローバリズム」が叫ばれているが実態は「汎アメリカ化(アメリカン・グローバリズム)」。だが、そ

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    2018年12月22日
  • みんなちがって、みんなダメ

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    タイトルからして素晴らしい。
    金子みすゞの詩も好きだけれど、このタイトルも好き。
    表紙カバーもいい。
    「君たちはどう生きるか」の漫画版も手元にあるのだが、ずっとそのままで(なんか読む気がしない。自分で買ったわけではない)、それを読むとバカになる、というこちらの方を先に読むことになった。
    全ての内容に納得するわけではないけれど、確かにそうだよなと思うことがたくさん書いてあった。こういう考え方もある、とか、そういう考え方をしたらいいんだ、とか、思考が広がった。
    いや、バカは考えてもバカなことしか考えないから考えるな、ってことが書いてあるのだけれど。
    確かにホントそうだ。

    一生懸命になって、疲れて

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    2018年12月01日
  • みんなちがって、みんなダメ

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    バカバカバカと小気味いい。
    バカがバカなりに幸せに生きるためには自他のバカ受容がポイント?良くなりたいという気持ちは承認欲求?必要以上に求めることで自他を苦しめていないか?

    生き方の指針がないと刹那的な願望快楽を追い求めて疲弊する(若い内は体力があるから疲弊しない)。

    どう生きるかはどう死ぬかを考えること。その側には宗教がいる。

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    2018年11月17日
  • 世界はこのままイスラーム化するのか

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    イスラムについてほとんど知らなかったので貴重な内容だ。ただ現在の近代国家とイスラム社会はどう折り合いをつけるのだろうか?サウジアラビアやエジプトがイスラム教の国家だと思っていたけど、それは大きな誤解だと分かった。また、スンナ派とシーア派の共存も難しそうだし、イスラムと国民国家は両立しないし、このさきどうなるのだろうか?

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    2018年10月20日
  • 私はなぜイスラーム教徒になったのか

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    タイトルの通り、著者である中田考氏がなぜ、様々な宗教や進行について学んだうえでイスラム教徒になったのか、という経緯が書かれた本。それと同時に、氏が提唱するカリフ制の復興こそ世界の安定や繁栄にとって必要である、という持論も展開されています。

    ISISが提唱しているせいで悪い印象のあるカリフ制ですが、氏によればカリフ制とは「すべての領域国民国家を廃止、国境をなくし、人と金とモノの自由な行き来を可能にする」もので、異教徒であっても人頭税を払えばその信仰が担保され、安全に暮らすことのできる制度。よって、イスラムを利用して国をまとめているサウジアラビアなどにとっては危険思想となり、そのほかにも政治家や

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    2018年10月07日
  • 私はなぜイスラーム教徒になったのか

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    著者の本は難解なものが多く、途中で放り出してしまうことも多々あった。
    しかし本書は題名にもあるとおり、「なぜムスリムになったのか」が述べられており、大変読みやすかった。
    著者と妻について記述が処々にある。妻の死後、妻はどこに行ったのかと著者が考えていたというエピソードは、目頭が熱くなった。
    個人的には、非ムスリムではあるが、イスラームを分かりやすく説明する学者は、内藤正典先生だと思う。
    内藤先生の本で勉強してから、著者の本を読むと分かりやすいかもしれない。
    著者に関わった人間が著者について述べている項目もあり、興味深い。

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    2018年03月07日
  • イスラーム 生と死と聖戦

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    前提が随分と違うことをきちんと踏まえた上で読めばひとつの視点、世界観として示唆に富んでいるように思う。印象としては話のできる人だと思う。前提に大きく隔たりがあるので物騒な話と決め付ければ安易に退けることもできるだろうけど、こういう視点や世界観も視野にいれることは大切だと思う。

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    2017年12月18日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    才気煥発というか、様々な思いつき・アイデアを展開する内田に対し、イスラームの立場から具体的かつ穏当に応じる中田。しかしその中田の主張が「カリフ制」という、ややアナーキズム的なユートピア思想であるところがおもしろい。そうした視点からながめた、現在のアラブ世界の政治状況が自分には目新しく興味深かった。

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    2017年06月06日
  • イスラームの論理

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    イスラームの世界の解説だが,難しい.第2章の「日本とイスラーム」が良かった.明治時代は今以上にイスラームに対する理解度が高かったのは意外だった.第3章以下はあまり理解できなかった.ユダヤ教,キリスト教より後に成立した宗教なので,より洗練された形を持っていることは,おぼろげに分かったが,それ以上はかなり難しいと感じた.

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    2016年10月24日
  • 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教

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    中田さんと内田樹さんの対談で、内田さんがうまいこと中田さんの考えを引き出してると思う。中田さんの考えは他の著書でも書かれてるようなことなんだけど、例えばカリフ制に至る道としてEUのようにまずは人と資本と移動を自由にしましょうってこととか具体的な話があった。

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    2016年02月13日