中田考のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ノルマに責められる会社勤めに限界を感じて、
3/11をきっかけにして、
人混みの中の都会での暮らしに嫌気が指して、
さまざまな理由はあれど
とにかく
他者に追われる「暮らし」を辞めて
自分の力で、
自分の頭と、
自分の足と、
自分の手と、
自分のリズムで、
田舎で「暮らし」始めた
若者たち(30代~40代)と
知り合うことが
ここ数年多くなった
夫婦で、子供たちは
まだ幼いけれども
空の下で
土に向き合った
暮らしをしている人が多い
彼らと
話をしていると
本書で話されている
さまざまなことが
暮らしの中で
もうすでに
実践しているのだなぁ
と感じてしまうことに
結構気付かされる
日本に -
Posted by ブクログ
対談の面子がすごい
最初あたりの全共闘のところはあんまり面白くないなあとおもったけど、ポツポツと気になるところが出てくる。2人の思想のポイントが垣間見えるところが面白い。体系的にはわからないのが対談の限度か。2人の本を読みたくなる。
以下面白いと思ったところ
●どんなことがあっても「こういう人いるよね」と思ったほうがいい
「床族」の結婚の話も面白かった
●貧困をゼロにしようとすることが社会として不健康
リスクをゼロにするのはコストがすごい
●貨幣を呼び込むコツは贈与すること
貨幣は予想外の使い方を喜ぶ、とか目からウロコ
●合意形成は全員が同じくらい不満なところに持って行く
三方1両 -
Posted by ブクログ
中田考という人の事ははじめて知った。
またイスラムの考え方についてもほとんど知らなかったので、たまたま手に取ったこの本の考え方には結構衝撃を受けた。
いまの産業資本主義全体を覆う生きにくさの原因は、
本当の意味で、
「何をしたいか」
「何ができるか」
「何をすべきか」
についてそれぞれが知らないことだという。
著者の表現では、
「自分をヘビだと勘違いしたミミズ」と書かれている。
勘違いしたミミズはカエルを食べてやると言い残してで出かけていったっきり戻ってこない。
身の程を知る。
つまり、「自分には何ができるか」ということに対して、より現実的にならないといけないし -
Posted by ブクログ
内田:
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教は互を相互参照しながら体型を築いていったkという気がしますね。(略)進行の深さを魂の純良さを持って示すのか、学識の豊かさでし召すのかというあたりの力点の置き方がこの3つの宗教では微妙に違う気がします。
キリスト教⇒人間の魂の清らかさ
ユダヤ教⇒知性的な成熟
イスラム教⇒両方
イスラム教はもともと遊牧民の宗教。つまり、国境自体を意識しない。クロスボーダーな集団だった。これは国土、国民を絶対とし、国境を死守する、現在の「国民国家」とは折り合いが悪い。
いま「グローバリズム」が叫ばれているが実態は「汎アメリカ化(アメリカン・グローバリズム)」。だが、そ -
Posted by ブクログ
タイトルからして素晴らしい。
金子みすゞの詩も好きだけれど、このタイトルも好き。
表紙カバーもいい。
「君たちはどう生きるか」の漫画版も手元にあるのだが、ずっとそのままで(なんか読む気がしない。自分で買ったわけではない)、それを読むとバカになる、というこちらの方を先に読むことになった。
全ての内容に納得するわけではないけれど、確かにそうだよなと思うことがたくさん書いてあった。こういう考え方もある、とか、そういう考え方をしたらいいんだ、とか、思考が広がった。
いや、バカは考えてもバカなことしか考えないから考えるな、ってことが書いてあるのだけれど。
確かにホントそうだ。
一生懸命になって、疲れて -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの通り、著者である中田考氏がなぜ、様々な宗教や進行について学んだうえでイスラム教徒になったのか、という経緯が書かれた本。それと同時に、氏が提唱するカリフ制の復興こそ世界の安定や繁栄にとって必要である、という持論も展開されています。
ISISが提唱しているせいで悪い印象のあるカリフ制ですが、氏によればカリフ制とは「すべての領域国民国家を廃止、国境をなくし、人と金とモノの自由な行き来を可能にする」もので、異教徒であっても人頭税を払えばその信仰が担保され、安全に暮らすことのできる制度。よって、イスラムを利用して国をまとめているサウジアラビアなどにとっては危険思想となり、そのほかにも政治家や