望月麻衣のレビュー一覧
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ネタバレ京都寺町三条商店街にひっそりと在る骨董店「蔵」。
女子高生の葵は、ある決意を持ってその店を訪れるが、葵の目を見込んだ清貴に誘われて、アルバイトを始めることになる。
伝説の鑑定士のオーナーの祖父、歴史小説家の店長の父を持つ、京大院生の家頭清貴は、物腰はやわらかいけれど、鋭い目利きで、骨董だけでなく人や物事を見抜く寺町のホームズで。
父親から遺された仁清の京焼。父の想いとは。
斎王代に選ばれた彼女に送られた怪文書の差出人は。
店長の友人が家族に残した骨董が伝えるものは。
事件と共に「蔵」の父息子の過去が明かされ、清貴の悲恋、そして葵も悶々とした気持ちに決着をつけることに。
ライトノベルだから仕 -
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Posted by ブクログ
短編は1~3巻あたりと、10巻の後の話。
それに、四季ごとの京都観光の見どころガイドが収録されている。
葵が蔵でバイトを始めた初日の話が、葵目線と清貴目線で2つ収録されているけれど、清貴目線の方は特に無くても良かったんじゃあ、と思えてしまう。
まだ、葵に対しての感情に恋情がないから淡々と読めてしまって、目新しさや面白さが感じられないのかもしれない。
ガイドの方は綺麗な写真と、場所の基本データが載っていて面白かったけれど、データ参照ページを指定してくる割にはガイドコーナーにはページの表記が無いので、見づらいことこの上無いと思った。
私は京都出身なので目新しい情報は多くなかったけれど、節分に出か -
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東京に住んでいた小春は、ある事がきっかけで中学の終わりから不登校になり、祖母の住む京都祇園で、住み込みで和雑貨屋の手伝いをすることになる。
京都が舞台のすこし不思議なファンタジーミステリ。
かなり巻を重ねている人気シリーズですが、今回初読です。
裏表紙ではライトミステリとの紹介でしたが、どちらかと言えば癒し系のローファンタジー小説かなと思いました。
基本的には心に秘密を抱えた小春が、京都で周囲の人たちと交流を重ねる中で心を癒し、成長して行くほっこり優しいファンタジー(ミステリ?)なのですが、祇園に移った後の周囲の人たちが理解があって優しい分、小春の抱える秘密と東京での出来事が辛くて胸が痛かっ -
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代理苦地蔵で人気の矢田地蔵尊が初めに出てくる。街中にあるのも面白いが、寺町と言う地名に興味が湧く。秀吉が京都の東側にお寺を並べた。それは東から敵が攻めてきた時の防波堤としてであったと聞く。それが寺町である。
また阿闍梨餅が出てくる。食べたくなる、早起きは嫌だ、と葛藤が続く。むぅ〜。
清貴と葵の関係は阿闍梨餅程に甘いと感じる。こちらは食べたくはないが・・・。清貴の葵に対する想いや葵といる時の他者への対応に女々しさを感じる。
ちょっとしたミステリー擬きを解決したのち、蔵で葵の先輩が登場する。そして清貴のライバルが登場して佳境を迎える。ただ、葵の眼はそこまでになっているのかは、空想に近いものを感 -
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浮世に秘めた想いという副題から、庶民のドロドロの恋愛をイメージしてしまう。明治の文豪の文学には三角関係がしばしば記述されているが、江戸の庶民文化も男女関係が題材になっていた。
寺町三条のホームズとは似つかわしく無いので、純愛が描かれているのだろうか?浮世絵にまつわるのであれば、複雑な風俗的なものになるのだろうか?と想いを巡らせながら読み進めた。
歌舞伎の花形役者の婚約者の悩みはドロドロさを感じる。清貴の元カノもまた登場する。
清貴の謎解きは探偵らしくなってきた。上田さんの秘めた想いや清貴の父の亡き妻への想いは純愛を感じる。そして清貴と葵の関係は???終始秋人が2人について回っているのが面白い