望月麻衣のレビュー一覧

  • 満月珈琲店の星詠み~本当の願いごと~

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    シリーズを読むのは3作品めだが、相変わらず西洋占星術の部分は頭に入ってこない。
    今回は自分の中にある自分でも気がついていない、本当の願いごとを知るというのがテーマになっている。
    第三章の『前世の縁と線香花火のアイスティー』はとても泣けた。
    横暴パワハラな父親のせいでバラバラになってしまった家族だが、純子の幼い娘、愛由が一瞬にして解けた糸を結んでいく、まるで昔飼っていた愛犬リンのように。

    自分の中の本当の願いごとって何だろう。
    やっぱり家族の健康と幸せなのかなと思うけど、違うのかな。

    全部のシリーズを読み切るまでに、西洋占星術を少しでも理解できたらいいなと思う。

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    2024年12月20日
  • 京都寺町三条のホームズ : 21 メランコリックな異邦人

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    ホームズ家頭清貴の超人ぶりはあまり発揮されない。

    家族に問題を抱えるジウ・イーリンを包む葵の母性。
    円生が求めていたのもそれだったか。

    家族の問題が解決しイーリンは前を向く。

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    2024年12月17日
  • 京都寺町三条のホームズ : 19 拝み屋さんと鑑定士

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    今回は心惹かれる言葉はなかったし寒い時期に恐怖モノは読むモノじゃないと寒さに震えながら読んでいたが最後は心温まる終わり方に救われた気持ちになる。
    あと一冊怪談ものを借りたのだがこれも震えながら読むことになるのだろうか。

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    2024年12月11日
  • 京都下鴨 神様のいそうろう

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    望月さんの新シリーズ。「拝み屋さん」の小春ちゃんと澪人君の息子が大学生になっててビックリ。萌子は望月さんの他の作品と同じくネガティブ志向の傾向があるが、それも最後に今後を期待させる記述があるので、続編が楽しみです

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    2024年11月24日
  • 京都寺町三条のホームズ : 11 あの頃の想いと優しい夏休み

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    今までの振り返りの巻
    10まで全部読んでいるから、その場面が思い浮かぶ。
    このホームズシリーズの面白さは京都が舞台で骨董品を扱っていること。地味だけど深い味わいがある。
    葵ちゃんの健気な可愛さと向学心。
    ホームズの頭脳明晰で知識豊富、かつ行動力があるところ。でも葵ちゃんには一途。
    もうひとつは清貴ことホームズのライバル円生の存在。
    円生は相撲界の朝青龍や豊昇龍のようにややヒール役。でも、物語のスパイスにはなくてはならない存在。
    今回は円生目線のストーリーや清貴目線のストーリーがあってなかなか面白かった!
    かおりちゃんと店長の恋もリアルでよかった。

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    2024年11月24日
  • 京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先〈二〉 百鬼夜行と鵺の声

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    前作のことがうっすら思い出せそうですが、そんなに印象がない状態で2作目を読みました。
    神子やら斎王やら設定がてんこ盛りでさらに鵺まで登場しましたが、どことなく人間味のある話でした。
    立夏君、すごい努力家ですね。早く藤馬に認められるといいです。

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    2024年11月22日
  • 京都寺町三条のホームズ : 15 劇中劇の悲劇

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    華麗なる一族だから宮部みゆき氏?と読んだことがなかったので読んでみたいと思っていたら、Yの悲劇だという。それも読んだ事ない。
    読んでみたい本がどんどん増えて頭がパンク状態。佐藤優氏が読む本の勧め方を書いていたが私も頭の回転がよければ実行できるのに。と情け無く思う。

    今回は観光名所はなかったが勇気を出して踏み出さないことには何も得られない。とあり円生も葵ちゃんも有名で国宝モノを多く観ているため自分の作品、絵や葵ちゃんは陶器を自分で納得できるように仕上げられなくてやめてしまうが付加価値は後から付いてくるもので他作品と比べるものでもないとわかり葵ちゃんはまたヒマを見つけて湯呑みを造る。何ごとも踏み

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    2024年11月19日
  • わが家は祇園の拝み屋さん2 涙と月と砂糖菓子

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    陰陽師みたいな話には全然興味がなかったのだけど、望月麻衣さんが和菓子と京都と恋愛を絡めてくるので、知らず知らずに引き込まれてしまう。
    小春が勇気を出して両親に話せてよかった。
    小春に友達ができてよかった。
    ストーリーもさることながら、
    「神社に来たら『すべてうまくいきました。ありがとうございました』ていうといいんやて」
    と言う言葉が印象に残った。
    断言することで言霊が増すというのは説得力がある!

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    2024年11月11日
  • 京都寺町三条のホームズ : 20 見習いたちの未来展望

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    京都が舞台のシリーズということで手に取った。

    ホームズこと家頭清貴は容姿含め万事に完璧なのにヒロイン真城葵にめっぽう弱い。
    そうなった経緯はシリーズ前作を未読なのでわからない。
    登場人物は割とみなスーパーマン。
    事件は起きる前にはすでに解決している。
    主人公2人の恋愛絡みのやり取りが多い。

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    2024年11月11日
  • 京都寺町三条のホームズ : 13 麗しの上海楼

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    円生とホームズさんとのやりとりで事件らしい事件は葵ちゃんを盾に絵を盗めとの話だけ。観光らしいこともなかったので少し物足りないが円生が自分の力量の限界を感じて自暴自棄に陥る寸前でホームズさんが手助けするあたりの会話などためになるなぁと思いながら読む。
    白居の言葉をメモしていつでも目につくとこに置いておきたい。

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    2024年11月11日
  • わが家は祇園の拝み屋さん

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    あるきっかけで不登校に陥ってしまった小春が、祖母の住む京都で元気を取り戻していく物語。

    人と違う特別な力をもつ小春が
    自分と向き合うことを決意する

    不思議なライトミステリー
    これからきっとさらに面白くなるかな。

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    2024年11月10日
  • 二宮ナズナの花嵐な事件簿 京の都で秘密探偵始めました

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    著者の他作品を読んでいたのでこちらも読んだのですが「なんか毛色が違う・・・?」と思ったらデビュー作を大幅に修正したものなんですね。
    北海道から京都の高校に編入してヤンキーや暴走族に絡まれ学園の謎に迫る。ヒロインが守られるのではなくむしろ危険に突っ込んでいってしまうかなりドスの効いた考えの子。ちょっと苦手かな。

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    2024年11月08日
  • 京都船岡山アストロロジー3 恋のハウスと檸檬色の憂鬱

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    「京都船岡山アストロロジー」の3冊目。

    今回はズバリ、恋×占星術といったお話で、桜子が告白されるは、高屋の元カノ(?)が現れるは、三波と朽木はまあそれなりだが、相笠先生と柿崎は不穏になるは、といった具合でかまびすしい。
    今回の占いの中心は、ホロスコープにおいて意味を持つ12等分された部屋の内、恋愛・娯楽・趣味等を暗示する部屋、人生を豊かにするという“5ハウス”。
    私は占いについてはあまり興味がないのだが、5ハウスについて掘り下げられた内容はうまいこと話の流れに嵌っていたようには思えた。
    高屋の元カノ(?)の話は紆余曲折あって面白い顛末だったが、桜子のデートの様子や高屋への感情のもつれはちょっ

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    2024年11月02日
  • 満月珈琲店の星詠み~秋の夜長と月夜のお茶会~

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    シリーズ5作目。いきなりこの本から読むことも可能ですが、できれば順番どおりのほうが楽しめます。
    今回も巻頭の桜田さんのイラストに心いやされ、星の遣いたちの言葉に心救われ。
    一章では、母を看取り、45歳になった女性。自分の人生を振り返り、母や島に縛られてきたと感じる。言わなければいけないことを言えなかったのは自分なのに。自分の人生、自分で選んできたんじゃないの?と少しイライラ…。
    二章の総悟の両親の話は、もっとイライラ。妻に自分の親の介護をしてもらっておいて、亡くなったら、一人になりたい、と急に離婚を言い出したのに、結局は不倫だった。なんだかなー。そうやって略奪しておいて、悲劇のヒロインのような

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    2024年11月01日
  • 満月珈琲店の星詠み~メタモルフォーゼの調べ~

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    今回は、破壊と再生を司る星、「冥王星」について書かれていました。
    冥王星がもたらす変容は「決して元には戻れない」もの。
    冥王星がそのような星、太陽系外、銀河のエネルギーをまとっているとは、全く知らず。
    「風の時代」がどのような時代になるのかはわからないけれど、「今この時代の移り変わりに生まれてきている人たちは、皆選ばれて、そして選んできている人たちです。それに気付くことができたら自分の足で立ち、変化に厭わず、どんな嵐も越えていきます」
    風の時代、どんな時代になるのだろうか。

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    2024年11月01日
  • 猫はわかっている

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    猫を飼っている身として、しみじみ色々なことを考えさせられた作品。
    短編集なので、各々の作家さんの色が見れてよかった。
    ちょっと強引すぎない?という内容もあったものの、フィクションなので我慢。

    個人的には最後の話が好きでした。
    生まれた時から家に猫が絶えずいますが、今までそういう視点で猫を見たことがなかったので新しい気付きになりました。
    最後の話だけでも読んで欲しいなぁ

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    2024年10月31日
  • 京都寺町三条のホームズ : 21 メランコリックな異邦人

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    イーリンさんが京都の大学院に留学するため、学校が始まるまで蔵でバイトをする1ヶ月間の話。
    視点がイーリンさんの話が多く、普段と少し違った印象。葵ちゃんのお母さん感が遺憾無く発揮され、ここにきて葵ファンがまた1人増えました。
    前回のラストから繋がっている清貴の浮かれ具合も楽しいです。
    上流階級で苦労知らずのお嬢様かと思っていたら、出生の秘密やらが出てきてなかなか辛い人生を歩んできたイーリン。いつかイーリンと円生が幸せになるといいですね。

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    2024年10月24日
  • 京都寺町三条のホームズ : 21 メランコリックな異邦人

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    今回も登場人物それぞれのキャラクターが愛おしくて魅力的だった。そして、仁王寺に南禅寺、きっと今の季節にピッタリできっと素敵だろうと行ってみたくなったり、阿闍梨餅はもちろんまだ食べたことのない屯所餅も食べてみたいなと思ったり…。

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    2024年10月22日
  • 京都寺町三条のホームズ : 15 劇中劇の悲劇

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    ニューヨークでの出来事が疎かに面白すぎて一気に読み終わり、今回は小説家が書いた作品を読者も最初から最後まで読まなくてはいけないのか……と、少し拍子抜けで読み進めるまでに時間がかかったけど、物語に入ってしまえばあっという間。

    清貴と秋人の性格はそのままで、時代や生活、他の人物の仕事が違うってだけで本編読んでるのとさほど違いのない感覚で面白かった。

    事件も起きて、犯人の意外性もあったりしてこれはこれで面白い。葵が出ていないと責めるホームズにはドン引きだけど……笑

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    2024年10月20日
  • 京都寺町三条のホームズ : 9 恋と花と想いの裏側

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    望月さんのホームズシリーズも10冊目。
    寅さんや釣りバカ日誌みたいな安定感はあるものの新しい展開を求めてしまう。
    円生がマイルドになっていったのには葵ちゃんの力があるのかも。
    読まないとなんか寂しいから次も読んでしまうんだろうな。

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    2024年10月20日