望月麻衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ当代の人気作家が一つの世界観・テーマ、設定で描く「後宮物」競演譚。
それぞれに作家の個性が存分に活かされており、楽しみながら読めた。
中でも鮮烈な印象を残したのは、和泉桂さんの「白月の誓い」。他の物語が男性×女性のラブロマンスに傾いていたのに比べ、やはりBLをメインに書かれている作家さんならではの個性際立つ作品となっている。
また、後宮シリーズのトリを飾る白川紺子さんの作品も意外性があって、良かった。
単なる王と后の恋愛ものではないところがまた意外性があって良い。読者としては、何故、王弟が緑児を王后に選んだのか、その辺りも知りたかった。その辺に光を当てれば、それだけではや、もう一つの別の物語ができそうだ。
個性が発揮されている作品もある一方で、いささか月並みではと思える作品も混じっていたーというのが正直な感想である。 -
Posted by ブクログ
大正時代の虐げられた環境にいる乙女が努力と運と王子により幸せになる話。4人の作家による四短編だった。ちょっと虐めてるほうの論理とか、王子がなんで乙女すきになったんだよ、とか、ちょっと展開がネット小説(ネットマンガ)っぽいものもあったけど、概ね読みやすいベタ展開でした。本文中には挿絵ありません。
「帝都百貨店の職業女子」天花寺さやか
高峰家の経営する百貨店で職業女子として働く静香。本来は家の正統な娘なのだが父に疎まれ、2番目の妻の娘が、チーフのように接客を取り仕切っている。そのうち西の鉄道会社から高峰家に縁談の話がくる。
「朱雀が紡ぐ恋」卯月みか
心臓の弱い雛子は家の離れに隔離されるように過ごしていたが、ネコに殺されそうになった雀を助けたことから千隼と仲良くなる。しかし、千隼の存在が見られ、それも離される。唯一雛子に優しい祖父が亡くなる前に手術費を捻出してくれたので、長ずることができた。しかし意に沿わぬ家の決定があって…。
「将官と男装令嬢の恋」みちふむ
実業家村山家の長女の高子は背が高く、家族にもバカにされている。でも実はその麗しさと学校一の才女で外からは評価されている。家族の謗りを受け、パーティーなどは男装で参加。家族からそんな扱いを受けている時期に西尾財閥から家庭教師の依頼がある。
「龍神様の許嫁」望月麻衣
娘が産まれると龍神に嫁がせるという家訓の家で実の娘をそうしたくない家長は親を失った美しい娘を養女とする。