このシリーズ好き。
相変わらずのふわっと優しい感で、前述のとおり著者の文章って、スイスイ読めるわけではない(すいません)のに、全体を通しては
「面白かったなー」
と、思える不思議。いや、面白いねんで。続きもめっちゃ読みたいで。
なんやろうねえ、「京都推し」が、そこまで言わんでも・・・、ちゅう感じ? (;^ω^)
京都を舞台にした小説はそれこそ時代を問わずめっちゃぎょうさんあるけど、著者ほど
「京都以外の出身の方が、『これぞ京都』と、いうものを求めてます」
ちゅう雰囲気がバリバリ出るのも珍しい・・・ような気がする・・・。
(わかりにくい)
もうちょっと普通に。なんちゅうか普通に、書いてくれはったらええのに・・・、ちゅうの・・・?
私も京都の人ちゃうけどさ・・・。たとえが極端やけど、著者からみた「京都」って
「まだサムライがいる」
と、信じている外国人の方が見る日本
みたいなイメージというか・・・。
(もっとわかりにくい)
学生が文化祭に和菓子処を着物でやるのは京都でなくてもやるやろうし、ましてや
「京都らしさを出すために」
普段使わない人も京ことばで接客しよう
と、いうのは、京都在住(もしかすると関西在住)の人以外がやることやろうね・・・。
京都らしさって・・・。ええねんけど・・・。
なんかし、そのあたりが、普通でええのに・・・(;^ω^)と、思いながら読んでしまう所以。
宋次朗さんがいてはるんやから、甘味処をするという展開も
「ありやろうな」
と、思えるんやし・・・。そこに「京都らしさ」とかは・・・。
むしろ、この文化祭での弓道部の出し物に流鏑馬を放り込んでくるほうがどうかと思うで!!
そんなん、あるん!?
そんなん、やってええの?!
「どこからともなく蹄の音が聞こえてくる」
って、そんなん
「キャーかっこいい王子様!」
みたいな迎え方して大丈夫!?
まあまあ、そういうのはさておき、神社や祓い、今回は眷属の話が大変面白かった。
前述のとおり、伏見稲荷は今年中に行ってみたいと思っております。
また、伏見稲荷が登場する小説を読んだことで
「これはますます縁があるに違いない!」
と、思っております。( *´艸`)
もし行けたときは、鳥居のまわりをじっと見てみよう! 笑
澪人と小春の関係も気になるねーえ!
あ、もちろん、恋愛方面じゃなくて、澪人にとって小春は「お仕えする人」とか、またはその逆とか、そんなんなん?
ここまでさらっとしか書かれてなかった茂さんの出自もはっきりして、ますます小春と宋次朗が
ただものではない感がすごいしね!!
流れで登場しただけかと思ってた「胡散臭い祓い屋」も今度登場するみたいやし、若宮くんのこととか、いろいろ気になるわー!!
「京都らしさ」って何やねんとかいうててすいません。でも先はめっちゃ気になるので、早く読みたい!
個人的にはややこしい京男は好みでないので(笑)、澪人よりも宋次朗。
ちゅうか、朔也くん。
朔也くん、好みやけど、この子あれか。黒幕(の一派)か。
名前からして「いかにもなんかありそう」感すごいよね(笑)!?
人が異常に眠くなるときは、「魂の成長」をしようとしてるときなんやって!!
おお、結構頻繁にあるけど、まだまだ成長するよね、私の魂。頼むよ。
その前に、床掃除すべき?
うわー、散らかってるわ(と、自分の周囲を見る)。
新刊やし、相変わらずきれいな本やったわー。表紙の着物もかわいいね。
そっか、これは角川文庫やったのか・・・。
と、巻末の広告を見てボンヤリ思っててんけど、
「角川文庫のキャラクター文芸」
ちゅうカテゴリみたいよ! 笑
キャラ小説好きやけどさ、「キャラクター文芸」か、なるほど。
そしてその「キャラクター小説」の大賞をとったら賞金150万。
「横溝正史ミステリ大賞」なら賞金400万。
なんと「日本ホラー小説大賞」は、賞金500万ですってよ!
やっぱりホラー小説って、読むのも書くのも大変なんやろうなあ・・・。笑
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■小紋
細かい模様を地一面に染め出した織物。
(2017.02.05)