望月麻衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレずいぶん長いシリーズですが、ここにきて、リアルタイム採用。
コロナ禍の京都を経て、なんとさっくり結婚しちゃいましたよ、この2人!(笑) よき!
同棲入籍はナレーション一行のみ、なんの波風もなくさくっと進んだあたり、このカップルならではの安定感。
ちゃんと夫婦として協力しあってて、主に清貴が浮かれポンチくんになってて、たいへんよき!(2度目)
で、いろいろあって蔵の正社員になった葵ちゃん。
いよいよ活躍してて、美術ものとして読んで、楽しめた♪
外の世界に出なければ、という葵ちゃんの気持ち、たいがいの人はわかるだろう。実際、ちょっとうまく行きすぎのところ、否めないしね…… -
Posted by ブクログ
「満月珈琲店の星詠み」の2冊目。最初の巻を年初に読んで『ボチボチと読んでいくとする』と書いたが、ようやく続きを手に取る。
前作は京都が舞台だったが、今回はつくば市に住む人たちのお話。どこになっても満月珈琲店は開いているのだな。
本作の登場人物は、結婚と仕事の間で揺れるOL、いつも明るい良い子を演じてきた派遣社員、気難しく古い価値観を持つ父に反発し続けてきた主婦といった面々。彼女たちが自分の“本当の願いごと”に気が付いたとき…といったお話。今回も緩~くほっこり。
本の中では宝くじを例に挙げられているが、本当に自分が願っていることを改めて問われたとして、的を射た答を出せるかは確かにちょっと考え -
Posted by ブクログ
京都に引っ越してきた高校生の真城葵と、頭脳明晰な鑑定士、京大大学院生の家頭清貴が京都を舞台に謎解きするライトミステリー。
キャラミスと呼ばれる本作。
主人公の葵がなかなか好感度高く、共感しながら読み進められる。
時々ベタなラノベ風描写があり、ザワザワするが、それもまた良い味。
序章 『ホームズと白隠禅師』
ホームズとの出会い、白隠のエピソード。
第一章 『願わくは桜の下にて』
仁和寺にて、野々村仁清の茶碗に込められた父の思い。
第二章 『葵の頃に』
葵祭の斎王代と怪文書。
このエピソードなんかは、ミステリーとしては駄作。でも、主人公目線では、とても爽やかな後味を残してくれる。
第三章