【感想・ネタバレ】京都寺町三条のホームズ : 8 見習い鑑定士の奮闘のレビュー

あらすじ

高校を卒業した葵は、無事、念願の京都府立大学に合格。清貴も大学院を卒業し、ようやく2人の仲も…と思っていたら、なんと清貴はオーナーに、社会勉強のため京の街の外に修業に行くように命じられた! 最初の修業先は、八幡市にある松花堂美術館。休みの日に、葵は香織と一緒にこっそり清貴の様子を見に行くが、そこである事件が――大ヒット・キャラクター小説第8弾!

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ネタバレ

たくさんの清貴の顔が見られて、
清貴ファンとしてはたまらない8巻だった!
そして葵が大学生になり、彼女の成長に
嬉しくなった回でもあった。

プロローグ
大学生になった葵と修業に行くことになった清貴。
2人の遠距離恋愛が始まる…

第一章『一生に一度は』
清貴は修行一社目の「松花堂庭園・美術館」にいた。清貴は自分の企画を提案したり、ボランティアさんの指導をするので積極的に働いていた。そんなあるとき葵と香織は美術館を訪れ、清貴の講演を聞くことに(笑)そして松花堂弁当を食べ、再び美術館に戻るとそこには秋人の姿が…その後成り行きで清貴・葵たちは合流し石清水八幡宮に行くことに。しかしそこで猿の彫刻の目に打ってあった釘がなくなり、また戻ってくるという珍事件に遭遇する。今回も華麗な推理でかつて歴史サークルに加入していたボランティア員が引き起こしたものだと解決した清貴だったが、「徳川埋蔵金」が関係している本事件は、歴史も感じられて興味深かったなぁ。

第二章『小さなホームズ』
二社目、上田の社長秘書として働く清貴。上田は清貴の姿を見て、かつて恋していた彼の母清美と十七年前上田の前に訪れた小さな清貴を思い出していた。幼い頃から、母を亡くしたに関わらず清貴は行儀の良いませた子どもだった。そんな清貴を笑わすべく必死になる上田は、やっとのことで清貴を笑わし彼を普通の自然体の子どもにさせていく。それ以降「蔵」に訪れ、清貴の成長を見守ってきた上田だったが、月日が経ち上田が離婚することになり、その際に彼の友人から1枚の絵を売られることになる。その絵の真贋を清貴は見極め上田を救うが、それと同じように上田は母を亡くした清貴の泣ける居場所になれるように清貴に寄り添えるよう努めるように。
そんな昔話を「蔵」を訪れた上田がみんなに披露し、清貴は恥ずかしがるも上田に感謝の気持ちを伝えるのだった。

第三章『聖母の涙』
三社目メトロポリタン美術館で働く清貴。12月15日に日本に帰国した清貴は、葵の家での「お疲れさま会」に招待されることに…そんな楽しい会の開催の前に、葵の母の元に最近起きている珍事件の電話がくる。それは、葵の母が通っているゴスペルサークルの練習を行っている『聖母幼稚園』のマリア像が血を流すというものだった。結局今回も清貴が華麗に解決したのだが、その血の涙はイタズラと、ゴスペルメンバーである牧師の妻を想ってのメンバーの仕業だと知り、仲を深めた一同なのだった。そしていよいよ披露されたゴスペラは素晴らしく、その後葵と清貴はクリスマスプレゼント交換をし、清貴が過去の女性関係を葵に白状したのだが…葵はそんな清貴を受け止め、2人はよりお互いを大切に思うのだった。

掌編『宮下香織の困惑』
葵が働いていると思い、蔵を訪れた香織。しかしそこにいたのは店長であり、蔵をあとにしようとした香織だったが、店長のコーヒーの誘いに乗り少し話をすることに。店長に恋愛相談をして優しいアドバイスをもらうなど話をしているうちに、香織は店長に特別な感情を抱いていることに気づくのだった。

エピローグ
新年会兼円生のお披露目会に参加した一同。相変わらず清貴と円生はピリピリで、でも以前より温かい関係になった気がする。さらに円生は葵のことも気になるようで、清貴とは恋のライバルにもなりそうな予感がするが、最後に清貴が葵の手をしっかり握って歩く姿を見て、やはり2人にはお互いしかいないと強く思った幕閉じだった!

これからの葵と清貴の遠距離恋愛や、
清貴と円生のバトルに目が離せない!

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2025年06月21日

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葵は大学生になり、香織と同じ大学で楽しそう。
ホームズさんはといえば、オーナーの粋な計らいにより(?)蔵を出て、修行に。ホームズさんらしく、どこでもそつなくこなせ、引き受けた側の人たちの思いもあって、いいお話。

松花堂庭園・美術館は八幡市立なんだ!行ってみたいな。

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2024年01月17日

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葵は大学生になり、清貴は修行の旅?に。
作中登場する主な舞台(清貴の修行先)は松花堂庭園、石清水八幡宮、メトロポリタン美術館。

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2023年03月27日

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清貴が主役の8巻!
清貴は社会勉強のために、色々なところに修行をしに行く。そこで起きる数々の事件と葵との恋模様を追うことが出来ます。又、円生との関係にも変化が…。

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2022年02月16日

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まさか円生が鑑定側の方につくなんて思ってませんでした。円生はホームズのことがなんだかんだいって良き戦友のように感じてるのではないかと思いました。
ホームズとあおいちゃんのこれからも期待してます。

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2017年11月25日

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今回は心に残る言葉はなかったがホームズさんの幼少期の話や徳川の埋蔵金の話など興味深い話題がつまっていた。カゴメ歌が埋蔵金の暗号だとは知らなかった。京都にも徳川ゆかりの神社があるとも知らず行ってみたいが人の多さと知識がないのでついつい敬遠してしまう。
ホームズさんみたいな人が私の側にいてくれたら観光も楽しいだろうなぁと葵ちゃんを羨ましく思う。

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2024年10月22日

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葵は大学生になり、香織と同じ大学へ。
大学院を卒業した清貴は、オーナーの意向で、視野を広げるため研修を行うことになる。
葵とは残念ながら中距離恋愛へ。
第1章の事件は、清貴の最初の研修地、松花堂庭園・美術館。石清水八幡宮とともに八幡市の存在を初めて知る。
骨董品店「蔵」の常連客上田の恋のエピソード。
清貴を抱き上げて飛行機してあげるところやバーベキューのいろはを教える場面は本当の親子のよう。清貴の母への思いが透き通って見える。
葵の母が通う教会の話、葵の親友香織の恋の話?もおもしろい。

今回も安定感のある謎解きと歩みの遅い恋愛と京都と周辺都市の魅力が詰まっている。
円生との新たな関係にも興味津々。
月刊誌のように定期的に読みたくなる。

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2024年10月16日

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内容(「BOOK」データベースより)

高校を卒業した葵は、舞事、念願の京都府立大学に合格した。清貴も京大大学院を卒業し、ようやく2人の仲も縮まるかも…と思っていた矢先、なんとオーナーの一言で、社会勉強のため清貴は京都の街の外に修業に行くことになった。最初の修業先は、八幡市にある松花堂美術館。大学が休みの日、葵は同級生の香織と一緒に、こっそり清貴の様子を見に行くが、そこで思わぬ事件が3人を待っていた!?―大ヒット・キャラクター小説、第8弾!

令和6年1月22日~24日

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2024年01月25日

購入済み

楽しい楽しい

ますます ほーむずさんの葵ちゃんへの愛があふれまくるなぁと思いつつ読みました。
巻が進むごとに そのデレデレっぷりがマシマシで
そんな楽しみ方をするのは私だけかしら?
本題?の推理や京都の風景もとても楽しいです。

#胸キュン #ほのぼの

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2023年11月05日

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ホームズさんの短編集。
色々なところに修行にいって、たくさんの人との思い出に関わる話。
最後、円生さんとの今までとは違う場面での対決。
面白かった〜

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2023年07月14日

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私の地元にご縁のある作家さんの作品。それがきっかけで読み始めたけど、すっかりハマっています。

シリーズ前作まで高校生だった葵は大学生に。大学院を卒業したホームズは、いよいよ家業の骨董品店を継ぐのかと思ったら、オーナーの命令で様々な職場に研修に行くことに。

私は京都出身なので、京都を舞台としたこのシリーズに出てくる場所はなんとなく知っているけど、このシリーズを読むと知らないことが多くて、もう一度きちんと見学したくなります。

ホームズの最初の研修先の松花堂美術館は、名前は知っているけど行ったことはなかったので、ぜひ行ってみたいと思いました。その近くの石清水八幡宮には何度か行ったことがあるけど、ホームズが説明していたところはちゃんと見たことがないので、また一度ゆっくり見学したくなりました。

葵とホームズの関係も少しずつ進展していて、今後が楽しみです。ホームズの色ボケに対するオーナーのツッコミが面白かったです。

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2022年02月10日

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葵が大学生、清貴は大学院卒業であちこちに修行に行くことに。松花堂美術館と石清水八幡行ってみたくなりました。上田さんと店長夫妻の関係、幼い頃の清貴の話が可愛かった。カトリックとプロテスタントの違いて普通の人にはわからないよなぁ。円生と清貴は同じ鑑定士としてこれから競っていくのかな。香織にも恋の話?と思ったら意外にも店長にときめくとは、渋いなぁ。清貴の葵へのデレっぷりが面白かった。

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2021年11月14日

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7巻から間を開けて読みました。久しぶりだけど、面白かったです。石清水八幡宮や松花堂美術館に行きたくなりました。

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2021年10月23日

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ホームズさんが大学院を卒業し、修行の日々についての話。
2人が付き合い始めて、付き合う前の方が良かったなあと思ってたけど、だんだん慣れてきてこれはこれで面白いかも。、

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2021年05月15日

購入済み

インターン祭り

ホームズくん、社会人の修行を命ぜられて飛び回るの巻!彼を期間限定で雇えるなら、欲しい人はいっぱいいたでしょうね~

話はどれもそこそこ面白かったです。

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2021年02月17日

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<内容紹介より>
高校を卒業した葵は、無事、念願の京都府立大学に合格した。清貴も京大大学院を卒業し、ようやく2人の仲も縮まるかも……と思っていた矢先、なんとオーナーの一言で、社会勉強のため清貴は京都の街の外に修業に行くことになった。最初の修行先は、八幡市にある松花堂美術館。大学が休みの日、葵は同級生の香織と一緒に、こっそり清貴の様子を見に行くが、そこで思わぬ事件が3人を待っていた⁉――大ヒット・キャラクター小説、第8弾!

――――
葵や清貴、香織など普段のメンバーの中では大きなトラブルが起こることもなく、淡々と(ある意味周囲では「事件」が起こっているので、”平穏無事”ではないのかもしれませんが)日常生活を送っている様子が描かれています。
葵と清貴の「進展」も今まで通り、遅々として進まず、そこがまたほほえましいのかもしれません。

贋作師として暗躍し、清貴と葵に挑み続けていた円生ですが、オーナーの親友(?)柳原先生に見いだされ、弟子として鑑定士デビューを果たします。
自らの過去を明らかにし、清貴の「ライバル」としてこれからの活躍が期待される円生のこれからにも期待が高まります。

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2018年04月18日

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葵さんの大学生編&ホームズさんの修行編スタート。
蔵でいつでも会える二人だったからこそ、ちょっと違う雰囲気なのかな。二人のベタ甘にごちそうさまという感じです。ホームズさんの金銭感覚、大丈夫なんだろうか、と思う。
事件もそこまで大事ではなく、全体的にはんなりした感じでした。
香織さんの出番も多くて、だんだんお気に入りに。香織さんの気持ちはどうなるのか、気になります。

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2018年01月31日

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ネタバレ

大学生になった葵と、いろいろな業種(といいつつ美術館関係が多かったけど)に修行に出されたホームズさん。
ホームズのデレっぷりがますます磨きがかかってて、もう京都弁を読んだだけでぞわぞわするほどw
修行先ごとの短編編成なので、謎も小ネタが多いが、岩清水八幡宮と「かごめかごめ」の謎解きはおもしろかった。
小さいホームズくんはかわいらしかったけど、つまり上田さんの離婚の原因になっちゃったんだよなぁ。昔から罪作りなやつ。
罪、といえば、ホームズさんが荒れてた頃の懺悔を葵にするシーンがよかった。葵ちゃん、さすがの包容力と理解力だ!ホームズが惚れ直すのも分かる!

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2017年12月01日

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葵も大学生になり、ホームズの修行編もスタート
葵に対するホームズの接し方がもう少し冷静になってもいいんじゃないかと思ったり。

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2025年07月21日

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軽くて読みやすくて寝る前に読むのにちょうどいいシリーズ。京都に行きたくなる。

ただ、ホームズは葵に対してもう少し冷静でかっこいいキャラであってほしかった。

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2025年02月28日

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大学生になった葵ちゃんとホームズさんの接近生活がのぞけるかと思っていたのですが(笑)、残念。
研修先でのホームズさんが新鮮で今までとは違った雰囲気でした。

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2024年01月18日

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ネタバレ

本巻からいよいよ新章突入である。新章第一歩といったところでいつもよりゆったりとしたテンポのように感じた。葵と清貴の関係も恋人になってからいつも通りといったところだし、謎解きにも今ひとつキレがない。悪く言うと普通、凡庸といったところだろうか。

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2023年05月22日

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石清水八幡宮と松花堂弁当の逸話はとても興味深かったです。古くから日本で有数の神社であるにも関わらず、自分が知る石清水八幡宮近辺の様子にはそれを感じさせるものが殆どなくて残念な印象でしたが、松花堂の庭園や吉兆には是非行ってみたいです。
あと幼い頃に神馬に噛まれた記憶だけは、何故か強烈に残っています。
最後に行ったのが何十年も前で左甚五郎に関する知識も無かったので、今度はちゃんと見てみよう。

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2022年02月23日

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ネタバレ

大学院を卒業させたホームズの新たな活躍の前に箸休め的な物語をいくつか
オーナーが無茶を言うパターンで、期間限定で10か所ほど多くの職場を転々としながら社会人としての幅を広げる作戦
(作者的には多くの舞台を次々と出せる作戦)
いつも通り一日で読めた(´・ω・`)

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2021年03月08日

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葵ちゃんが女子大生に、ホームズさんが大学院を修了し、修業に出かける新展開がスタート。
新キャラ、香織ちゃんを好きになる小日向さん登場。
物語に深く関わっていくのか謎でまだ得体が知れないけれど、サブキャラたちの話はともかく、葵ちゃんとホームズさんの仲はいつまであんな感じなのか?
小さい頃のホームズさんの話は、ひと休み的な話なのか、伏線があるのかわからないけれど、この巻は全体的にゆるゆるとしたムードに感じた。

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2020年02月24日

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今回は清貴の修行という事で、松花堂庭園美術館が
舞台に出て来てとても行きたくなった。
海外での修行の話しも場所は京都ではないが最もあっても
面白いのでは。

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2019年04月19日

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清貴の修行編。でも、そつがなさすぎて安定しすぎ!事件はあまり起こらずすっかり恋愛メインって感じでしょうか? それが悪いとも思わないけれど、なんというか、ちょっと物足りない感じもした。

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2019年02月26日

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ネタバレ

葵は大学生、清貴は修行中。清貴の「葵バカ」には笑っちゃうけど、第2章の「小さなホームズ」がとても良かった。

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2019年02月03日

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清貴は何でもそつなくこなしてしまうんだなあ。こんなにすごいんだったら、オーナーに連れまわされたくらいで京大に落ちるとは思えないんだけれど。
そして、葵が性格良いのは分かるけれど、ここまでデレデレだと、何だか違和感。まあ、それもラノベってことなのかな。
最近思うのだけれど、「~しまして」とか「~でして」という言い回しがやたら多くて、食傷気味。作者の口癖なのか?
シリーズ8巻目ともなると、そろそろいいかな、という気もして来る。いや、清貴のキャラクターは好きなのだけれども。この辺で完結してくれると嬉しい。

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2018年10月27日

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清貴が社会人、葵が大学生となってからのストーリー。
清貴がよその店や博物館に修行に出たため、修行先の話や、葵の大学での話が少し出てくる。
特になにかが進むというわけでもなく、日常の謎解きがある。
どのライトノベルでもそうなんだけど、付き合い出した後の人物の豹変の仕方が気持ち悪くてダメなんだよねw
純にきゅんきゅんするならいいのだけど、無理にベタ惚れさせてる描写が痛すぎて。
まあ、10代向けのライトノベルだから仕方ないかと思うが、だんだんそれが原因で読まなくなるw

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2018年09月15日

Posted by ブクログ

小説などの登場人物は、歳をとらないことで、世俗でアリがちな出来事から遠ざかって、物語が複雑化することを避けていたりしますが、この作品では、登場人物の年齢を重ねて行きます。と言う事は、このシリーズは、二人が結婚するまで行くんですかね?

それと、ホームズが、香織の“息子”になったりするんでしょうかね?

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2018年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

むむむ、ちょっとマンネリしてきたんだろうか。さすがにこのパターンで8巻もとなるとなかなか大変なのかもしれない。自分が京都好きという一点において、この作品を読み続けているが、ミステリー寄りではなく人間ドラマ寄りになってきた感も強い。この本を読む前に別のミステリーを読んでたこともあってか、余計に感じるのかもしれない。

ただ、最後の最後にヒロインの友人が新たなネタを投下してきたので、微妙に気になる(笑)

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2018年03月17日

シリーズ作品レビュー

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