あらすじ
大学3回生の夏休み。京都国立博物館でマネージメント担当のインターンとして働くことになった葵のところに、香港にいるジウ・イーリンから電話がかかってきた。「香港の現代アート美術館の展示会に、円生さんの絵が飾られている…」小松探偵事務所から忽然と姿を消した円生は、果たして香港にいるのか? 円生の残した「神のまにまに」という言葉の意味は? 清貴と小松は急ぎ香港に飛ぶが、そこで待っていたのは……。大人気シリーズ20巻!
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みんなが悩んで悩んで、
導き出した未来展望に胸が熱くなった…
清貴を発端に生まれた葵と円生の熱い気持ちが、それぞれ少しずつ花開いているような感じがして、読者としてとても嬉しい本作だった。
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今回は心に刺さる言葉はあまりなかったが幸せについて、目標を達成したら幸せとか思って達成しても一時だけで無限ではない。心の持ち様によるもの。
そうだよなぁ。そして恵まれている環境にあるだけで行動に移さないのはチャンスを逃している。行動に移す恐さ。自分は恵まれていないからと思っていたが行動に移す勇気はなかったので他人を羨む資格もない。やはりこの本は考えさせられるし他人にも勧めたいし、また再読したい。
これだけ長く続くのはちゃんと理由があるんだなぁ
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当初に比べ、段々と柔らかくなった円生さん。登場時からずっと好きな人物でした。
主人公である葵ちゃんに影響を受ける人が多いですが、円生さんもその中の一人ですね。もちろんホームズさんにも影響されていますが笑。
このシリーズは、骨董品や京都の知識をつけると共に、物事の見方や考え方、生き方も参考にできる素敵な作品だと思っています。
中学時代から現在まで、ずっと好きなシリーズです。また続編を楽しみにしています。
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大学3年の葵は京都国立博物館でマネージメント担当のインターンに合格して働ける事になり…
国立博物館の舞台裏なんかもとても興味深かったです。葵はマネージメントの方が向いていそうですね。
円生も葵への気持ちがやっと固まったけれど、それはホームズを愛している葵ってのは解る気がします。揺るぎない強さに惹かれたんでしょうね。ホームズの元カノが出てきたけれど、それもそんな大事にならなくてホッとしました。
葵の逆プロポーズもかっこよかったです。
匿名
安定感の二人
二人の空気感、とりまく人たちが少しずつ変化しても、二人の関係は変わらず、更に幸せ空気感が増えてきている感じ。
イチャイチャ感もありつつ、人として最大限の優しさを感じられる内容にほっこり。また早く逢いたくなりました。
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相変わらず私の「好き!」のツボをついてくるなぁ(;^∀^)京博だけでも充分なのに、前巻で気になっていた円生の話、恋の話などなど…たくさん盛り込まれていて、もう胸がパンパン(^o^;)そして「あとがき」を読んで「そうか、やっぱり気合いが入りまくっていたのね(゜゜;)」と分かり、拳を握りしめたo(`・д・´)o
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葵さんのインターンの話が特に良かった><。京都に旅行にいけたら、是非、京博さんに行ってみたいな~♪。色々興味深い話が聞けて良かった! 葵さんの夢が見つかったのも良かった!
葵さんが円生さんがホームズさんのことを好きと誤解していたみたいだけど、わたしもそう思ってる! 本当のところはどうなんだろ><。円生さんとホームズさん、お似合いだと思うんだけど><。でも、円生さんはイーリンさんと結ばれて幸せになって欲しい気もするし……気持ちは色々複雑!
今回も面白かった!
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いつの間にか葵ちゃんより年上になったのに、葵ちゃんのほうが全然しっかりしてて、私も頑張らないと!と元気をもらいました。
新刊でたくさんのキャラクターと再会できて嬉しかったです。こうやって見ると葵ちゃんが腹黒キラーすぎる笑
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シリーズ17巻を読んだ後しばらく間が空いてしまった後に18〜20巻を一気読み。
20巻には過去の巻の登場人物が再登場して「どういう関係だっけ?」と思いながら読む場面もありました。
後半の葵が京都国立博物館でインターンをするストーリーは、日本の博物館や美術館の仕組みがわかって面白かったです。博物館の建物の構造など、京都に住んでいるのにちゃんと見たことがなかったので、ゆっくり見に行きたくなりました。
将来のことを考えている学生たちに対する指導員のアドバイスが、既にいい大人になっている私にも刺さりました。
20巻を読み終わってから、17巻と18巻の間の番外編「0巻」を読み飛ばしていることに気がついたので、次はそれを読もうと思います。
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円生が史郎とフウガとの因縁を解く為にアートコーディネーターとして香港に行っていた。ホームズに借りを返し、葵は将来の夢を決めたり、今後の2人の新展開もあり盛りだくさんだった
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内容(ブックデータベースより)
大学3年の夏休み。京都国立博物館でマネージメント担当のインターンとして働くことになった葵のところに、香港のジウ・イーリンから電話が入った。
「香港の美術館での展示会に円生の絵が飾られている」小松探偵事務所から姿を消した円生は、香港にいるのか? 清貴と小松は香港に飛ぶが……。
令和6年6月5日~6日
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20巻目は、本編に戻った感じ。
前巻よりも、ずっと面白かった。
とはいえ長くなってきたので、ぼちぼち大きな区切りがついてもいい頃かも。
清貴と葵が出かける先が、実際にある観光地や名所などで、そこの解説を読むのも楽しい。
滋賀県をじっくり観光してみたくなった。
葵の京博でのインターンの話も、博物館の裏側が垣間見れて良かったし、ギャラリー・ストーカーのような時事的な話題もうまく取り上げていたし、何より葵自身が成長してどんどん魅力を増す=清貴がますます葵に夢中になる様子が微笑ましい。
クールで頭脳明晰だけどちょっとひねくれたところがある腹黒美青年が、葵の一挙一動におたおたし、わんこ感を出す。そのギャップにやられる。
魅力的なキャラに育ったなぁ、と思う。
そして、ふたりの間も大きく進展しようとしているところが見えたのも良かった。
ここ数巻の中では、読後の満足感が高い巻だった。
円生の今後など、続きが楽しみ。
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20巻。息の長いシリーズである。
しかしキャラクターも増えて大御所となった。その行動一つ一つを全てまとめあげるのが実に巧みである。
海の向こう、香港も舞台にして恋模様とサスペンスが交錯する。安定の面白さだ。
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いろんなことに決着がついて、これで完結、ってしてもいい。滋賀とか香港とか京都以外も描いたり、ガラス館、舞台、博物館、ギャラリーといった芸術も多種出てきたり、すごくバランスよく仕上がってる。
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葵と清貴が滋賀を旅行する話では、いつか行きたいと思っていた滋賀県だったため、ワクワクしながら読みました。行きたーい!
秋人さんの舞台の話では原作と違ったエンタメ世界について、現実で起きている悲しいニュースからメディアミックスについて考えさせられました。そして、ちょっとの違和感からの清貴の謎解きや秋人さんとのじゃれ合いが相変わらずです。
きな臭い雰囲気の第三章は菊川や風雅も登場し、過去の話が一部決着な感じでした。
葵の京博でのインターンと並行していて盛り沢山でした。そしてもう20作(番外編除く)。葵も『京都府警あやかし課』を読んでいるみたいで、嬉しいです。
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今回は葵が京都国立博物館にインターンを申し込むのと、ホームズさんの誕生日プレゼントで滋賀のペンションに旅行へ行った際にガラス館で起こった出来事での謎解き、京都の南座で、秋人さん座長、原作相笠先生の舞台が行われるのだけど、公式アカウントに投稿された相笠先生への悪口の謎解き、そして円生が小松事務所やホームズさんの元を離れて香港の美術館で入札ありの展示された絵にまつわるエピソード。
なかなかにてんこ盛りの内容でした。ぶれないのはホームズと葵のラブラブっぷりかな。円生はいい加減ふらふらしないで幸せな生き方して欲しい。あとは、この巻では博物館的なエピソードが好きでした。
イチャイチャっぷりが大人なので、中学校から。
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清貴の誕生日を祝って滋賀へ旅する葵と清貴。確かに滋賀県は損してる、行きたくなった。秋人の舞台でSNSトラブル発生。トラブルをも利用する相笠先生、結構好きなキャラ。葵は京都国立博物館でインターン、清貴は円生を追って香港へ。博物館や美術館、アーティストの現実と収益を上げなければ生き残れない現実。文化をどう守っていくら私達も考えないといけない。終始ラブラブな二人、葵に骨抜きの清貴が面白い。
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好きなシリーズ。
葵さんのインターン生活、円生さんの新しいステップ。清貴さんよりまわりの人たちが主役なシリーズ。ミステリー感・謎解き感は少ないかなぁ。
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相変わらずのホームズくんと葵ちゃん。ホームズのでれでれぶりも、葵ちゃんのズレぶりも可愛くて。久々の一気読みでした。『京博』行ってみたくなりました。次は結婚式かなぁ。でもその前に、4回生の葵ちゃんかな?今度は何が起きるのやら。次回が楽しみです。
Posted by ブクログ
だんだんと大物感が溢れ出る真城葵、鑑定士として
成長著しい彼女に京都国立博物館インターンの機会
が訪れ清貴の作戦が功を奏して働く名誉が当たって
今後の進路が見えてきた
円生も絵師としてチャンスを得ると共に、過去との
清算も果たす・・・シリーズも盤石だね
Posted by ブクログ
京都が舞台のシリーズということで手に取った。
ホームズこと家頭清貴は容姿含め万事に完璧なのにヒロイン真城葵にめっぽう弱い。
そうなった経緯はシリーズ前作を未読なのでわからない。
登場人物は割とみなスーパーマン。
事件は起きる前にはすでに解決している。
主人公2人の恋愛絡みのやり取りが多い。
Posted by ブクログ
恋愛モノになってきているこのシリーズ、今回もその色がないわけではなかったけども、比較的ちゃんと物語がしっかりできていた。特に2つのストーリーが並行されるあたり、クオリティをあげてくれていると感じる。
ただ、惜しむらくは、事件の叙述があっさりしすぎている点だろうか。恋愛部分がいうほど濃いわけではないから、事件や謎解きも同程度にするという思惑があるのかもしれないけど、なんかなーって思う。円生がでていった後に復活するストーリーとかすごく重要な気がするし、京博が十分に生かされたとも思えない(こっちはまぁいろいろ事情があるのもやむを得ないとしても)。小松さんだけが、ある意味読者に寄り添って存在していて、もしそこが欠けてしまったとしたら、それこそあのミュージカルのような変な滑稽さがでてしまったかもしれない。エンターテインメントだけというか。
葵がサリーのところに行くとするならば、そこでしっかり軸ができるといいなと思う。