あらすじ
ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。昭和初期が舞台のその物語の意外な結末とは…。大人気シリーズ、15弾!
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劇中劇ということで、時代設定が昭和初期になっている劇中作の小説がサンドイッチされている巻でした。それには葵さんが登場しないです。エラリークィーンの「Yの悲劇」翻案の中編小説で、私は高校ぐらいの時に読んだことがあるので、オチは予想がつきましたが、面白かったです。清貴と秋人のバディものっぽくなっています。いつもの骨董譚ではないのが残念でしたが、スピンオフものとしてはいいのではと思いました。
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京都寺町三条のホームズ15弾
今回は、今まで出てきたいろいろな
登場人物が再登場しあっという間に
清貴が謎を解決してしまって
分かっていてもやっぱりびっくりです(・o・)
そして、劇中小説っていうのかな?
それもあって面白かったです。
モデルとなった小説も読んでみたいなと
思いました。
読み応えがありました
マダこのシリーズ全作は読んでいませんが、生意気な言い方をさせていただければ 凄く読み応えがありました😁
私の中ではNo.2の楽しいお話です。
(ちなみにNo.1はシャーロキアンの話…読んでいる内にどうしても本📗が欲しくなってしまい 本屋さんに行って購入しました✨)
いや~本当に…良い仕事してますね~😆
未読作品も楽しみです🌟
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物語の中に物語。私の表現が下手ですね。
清貴と秋人をモデルにした小説、『華麗なる一族の悲劇』を相笠くりすが執筆する。『京都寺町三条のホームズ』という小説の中で取り上げられる小説だからこそ、コナン・ドイルだと思ったけど、まさかのエラリー・クイーン。でも、好きな作品がテーマにされていたし、読みながらあれ?読んだ事あるなと思ったけど、先生の後書きで間違ってなかったなと気づけて嬉しくなった。
葵が陶芸にチャレンジすることで得られる考え方だったり気付きが、円生や清貴の助けになっていて、私自身も気付かされることが多々あった。
全体的に落ち着ける話でした。
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前作の海外編から一段落。
相笠くりすのホームズ達をモデルとした劇中劇がメイン。さる一族を舞台としたミステリーで、探偵役のホームズとアシスタントの秋人が中々良いキャラをしていました。
ホームズや円生の心内が葵にはお見通しで、大人な女性へと成長した葵の包み込む優しさがほんわかしました。葵は美人って訳じゃないんでしょうけど、あの二人を掌で転がせる大らかさが魅力です。
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ついに15巻、読み終わった! 今回は別の有名推理小説家さんの作品そのまんまだった><。面白かったけど、わたし、その作品は内容、かなり細かく覚えてたから、読んでてあんまり新鮮さがなくて、続きが気になることがなかったから、なかなか読み進められなかった><。でも、昭和ホームズさんはまた見てみたいな~。そのときは、今度はモダンガール葵さんに出てきて欲しいな~! 次回は円生さんの展覧会の話になりそうだね! 楽しみ! 円生さんも早く幸せになって欲しいな~! そしてホームズさんはわたしもかわいいと思う!
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円正の今後が気になるとともに、そんな彼の展望が見えてきて嬉しい本作だった。
そして今回は『Yの悲劇』のパスティーシュということで、清貴と秋人コンビが作品のなかで大暴れしていて、とても豪華な回だった!!
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エラリークリーンの「Yの悲劇」の寺町ホームズ版ホームズと秋町が、犯人を見つける少し変わったテイスト。最後は円生の展覧会の開催も決まり次回にさらに期待
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内容(ブックデータベースより)
ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。
くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。
昭和初期が舞台のその物語の意外な結末とは…。
大人気シリーズ、15弾!
令和6年3月5日~9日
劇中劇
面白いですよね。
劇中劇になってるのも。
確かに 葵ちゃんとのからみがなくて 少し淋しかったかもしれない。
でも、まぁ、これは劇中劇なのであってと思ってます。
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今作はパスティーシュ、それもエラリー・クイーンのパスティーシュである。
清貴をモデルにした探偵が登場する『華麗なる一族の悲劇』とは? 本作はパスティーシュだし、あくまでもキャラミスであるため、ライトに描かれている。楽しい巻だった。
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市片喜助の恋愛の行方と相笠くりす作劇中劇。香織と春彦は恋愛に進むのか、それともこのまま友情なのか。喜助は自分が結婚しても都合のいい関係が続くと思ってたなら現実の歌舞伎役者と同じで女を舐めた考え。劇中劇面白かった、葵が登場しなかったのは清貴と同じく少し残念だけどくりす先生の言うとおり探偵役のイメージを壊す気も・・・。清貴の葵ラブは悪化の一途(笑)円生の展覧会もこれから楽しみだ。
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劇中劇という形式で書かれたバージョン。
劇中劇の時代設定は、昭和初期という事ですが、意外にしっくり来ているww。ホームズは、葵が出てこないって怒ってたけどww
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シリーズ15作目。
今回は、以前本編に出てきた作家の相笠くりすがホームズを主人公にして書いた作品、という設定の番外編。
なぜわざわざ劇中劇に?と思ったけど、のほほんとした本編では絶対に起こらないような壮大なミステリーだったので、納得。エラリー・クイーンの『Yの悲劇』へのオマージュということだけど、私は『Yの悲劇』を読んだことがないので、どこが似ていてどこが違うのかなどもわからず、先入観なく純粋に楽しめました。
本編のキャラクターは、ホームズと秋人、その兄の冬彦(本編にはあまり出てこない)の3人しか出てこず、葵ちゃんは出てこなくて残念。と思っていたら、劇中劇の後、ホームズが感想を言うシーンでそのことがしっかりオチに使われていて、面白かったです。
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ホームズのコート=インバネス・コート。
本に何回も出てきたので、この単語、ようやく覚えられるかも。
一休みな内容だったけど、陶芸とか、展覧会とか相笠先生とか、次の巻のキーワード的なものがでてくるので、順番守った方が良いです。
私の中では、このシリーズはすっかり恋愛小説枠になってしまいました。時々博物館学。時々京都。
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前作が前後編だったので、幕間的な話でした。
劇中劇では変わらず清貴の腹黒さが描かれていて違和感なく読めました。
鑑定士としてのミステリーはほぼなく残念でしたが、円生との新たな関係性がスタートし、今後も楽しみです。もう15段なんですね。
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劇中劇の話でもホームズさんと秋人さんの関係は変わらなかったりホームズさんらしい腹黒さが出てたりと、もし時代や場所が変わって出会っても今のような関係を築くのだろうと思ったりした。
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秋人さんが出てくるとなごみますね。劇中劇とか最初は入り込みにくかったけど、結局一気に読めました!ちらりと出てくる円正がいい感じでうれしいです。葵ちゃんが2人いればいいのになあーw
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今回はほぼ劇中劇( ゜o゜)しかもコナン・ドイルじゃなくて、エラリー・クイーンかよ!Σヽ(゚∀゚;)と突っ込みを入れる(^^;)あとがきを読んで「あ~そうなんだ」と思ったけれど…(^^)劇中劇で気になっていたところもホームズさんが言ってくれたし(*^^*)
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清貴と葵が円生を想う気持ちが好きや。
円生の展示会が気になる
相笠先生の小説も面白かった。
今まで読んできた清貴がそのまま描かれていておもろい
清貴と秋人の関係性は何ともいえん笑
そのままな感じ笑
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華麗なる一族だから宮部みゆき氏?と読んだことがなかったので読んでみたいと思っていたら、Yの悲劇だという。それも読んだ事ない。
読んでみたい本がどんどん増えて頭がパンク状態。佐藤優氏が読む本の勧め方を書いていたが私も頭の回転がよければ実行できるのに。と情け無く思う。
今回は観光名所はなかったが勇気を出して踏み出さないことには何も得られない。とあり円生も葵ちゃんも有名で国宝モノを多く観ているため自分の作品、絵や葵ちゃんは陶器を自分で納得できるように仕上げられなくてやめてしまうが付加価値は後から付いてくるもので他作品と比べるものでもないとわかり葵ちゃんはまたヒマを見つけて湯呑みを造る。何ごとも踏み出す勇気がなくて現状維持で過ごしてきて、困難や自分のペースを乱されると体調を崩し感情がコントロールできていない自分に胸に刺さる言葉だった。
今さらと思うが1人になって考える時間、読む時間が増えて本を読んで熟考しなかった若い頃のツケが今自分にのしかかってきて色々な作品が私に反省を促している気がする。
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ニューヨークでの出来事が疎かに面白すぎて一気に読み終わり、今回は小説家が書いた作品を読者も最初から最後まで読まなくてはいけないのか……と、少し拍子抜けで読み進めるまでに時間がかかったけど、物語に入ってしまえばあっという間。
清貴と秋人の性格はそのままで、時代や生活、他の人物の仕事が違うってだけで本編読んでるのとさほど違いのない感覚で面白かった。
事件も起きて、犯人の意外性もあったりしてこれはこれで面白い。葵が出ていないと責めるホームズにはドン引きだけど……笑
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海外編と比べると、幕間的な巻。
とはいえ、海外の名作ミステリーのパスティーシュという新たな試みは良かった。
相笠くりすが書いた劇中劇という形で、エラリー・クイーンの『Yの悲劇』を基にしたミステリー小説の中で探偵として活躍する清貴。
葵も言ってたように、彼の黒さがよく書けていた(笑)
ただやはり創作上のホームズは、しみじみホームズではない。
彼のほんの一面しか見えてこないし、葵抜きでそこは書ききれるものではないだろうな。
今や可愛くも格好悪くも、葵にメロメロなところがいい味を醸し出しているし。
安定のホームズ。次巻も楽しみ。
古美術どこいった
作者さんがやりたかった、有名ミステリーを下敷きにしたお話…古美術は全く関係なく、ホームズくんを探偵にしたミステリー小説でしたね~
話としては面白かったです。古美術でてこなかったけど。
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ホームズ版エラリー・クイーンって何のことか分からん、シリーズ15作目。本筋の話には全く関係ないサイドストーリー。まあ、それなりに面白くはあるが、そろそろ本筋を完結してもいいのでは???
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本シリーズ初の試みとなる劇中劇をメインに据えた巻、作者は以前にも登場した相笠くりす先生で、清貴が小松と出会うことになった事件以来、2度目の登場です。
著者も以前から書いてみたかった海外名作ミステリーのパスティーシュ、ということで、ミステリー好きには楽しめる内容かもしれません。
ただ、劇中劇にはいつものように骨董や絵画といった鑑定士としての腕の見せ所と事件内容が絡み合った部分はなく、物語も清貴と秋人のコンビを軸に進みますので、葵の登場シーンは少な目。そんなこともあって、なんとなく華やかさに欠ける印象で、少々物足りなさも残ります。
劇中劇の前後には蔵を舞台としたストーリーが描かれていますので、そこはいつも通り。葵を好きすぎる清貴のブラックな一面も垣間見え…。
それにしても人をありのままに受け入れ愛する、そしてありのままを相手に見せるというのは、この二人をみているとなんだか難しいことのように思え(清貴のブラックさゆえかもしれません)、いったいどれだけの人がそのようにできているのだろう、などと考えてしまいます…。
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作中劇(というか、過去に登場した小説作家さんが書いた小説という形)で、ホームズさんが昭和初期の探偵に。
相方が葵ちゃんではなく秋人さんだったのは、美味しいような物足りないような。
元ネタとなった超有名推理小説は未読だったので、純粋にミステリとして楽しめた。
犯人はある意味禁じ手な気はするが……ホームズさんが混乱するのも無理なかろうという。
ただ今回は作中劇の方に重きが置かれているので、連作短編ミステリな感じは少なく、謎解きはそれ一本に近く(一応他の話もあったけど、作中劇の印象が強くて霞む)葵ちゃんの出番も少なかったので、物足りなさもあった。
本編というより番外編を楽しんだ、そんな感じだ。
円生の壁を乗り越える的エピソードもあったが、個人的には折角ホームズさんが京都に戻ってきてるのだから、もう少し主役二人の日常話も読んでみたかった。
作中劇という形で、いつものメンバーを違う世界で活躍させるという試み自体は面白かったと思う。