あらすじ
冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。真城葵は、今日も店長の孫で“いけず”な京男子、家頭清貴とともに寺町三条商店街の骨董品店『蔵』で働いていた。ある日、人気歌舞伎役者・市片喜助が『蔵』を訪れる。南座での『顔見世』が迫る中、“襲名を辞退しろ”という脅迫状が届いたという。翌日、清貴と葵が見ている舞台の上で、喜助は大怪我をする――京都のクリスマスとお正月を描く、大ヒットキャラミス第3弾!
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安心して読めるけど2人の関係に少しイライラ。タイミングよく現れる邪魔者に空気読めっと突っ込みたくなる。穏やかに流れる2人の日常は少しのスパイスを散りばめて読み終わると癒されて日々の暮らしに戻る。
あと、京都の住民は首都を東京に譲って寺社や歴史的建造物を守ったとプライドを持っているとあり、確かにと思う反面、京都がずっと首都だったら他県ももっと伝統を重んじていたかも知れない。
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特別表紙第2弾。今回は円生。やっぱりこのお話のキーマンなんだ。
今回もはんなり読みやすいお話が多かった。
南座の顔見世、京都の人にとっての思いはいいな。
イケメンカフェ、私も行ってみたい。
年越しの八坂神社のをけら詣り、初めて聞いた。
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今作は歌舞伎の巻。顔見世にまつわる事件を解決していくホームズ。そして、ホームズの元カノの悩みも解決してしまう。
そんなホームズを家に招いたアルバイトの真城葵。二人ともお互いを好ましく思っているのに、傷つくのが怖くて、もう一歩進めない。二人の関係が少しずつ近寄っていく巻。
そして円生との二度目の贋作勝負。ホームズは見抜けるのか。あっというまに読んでしまった。
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今回はたくさんの恋愛譚と浮世絵回だった!!
序章『忍ぶ想い』
店長こと清貴の父へ常連上田さんが持ち込んだ掛け軸。その掛け軸の真意は父のお見合いを応援するものだった。しかし店長は葵と2人になると、愛しい亡き妻を忘れらず、見合いは断るという本心を伝えてくれた。そんな美しい恋のはお話に胸が温かくなった…
そして「蔵」にオーナーが『しのぶれど、色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで』の書を飾ってしまうほど葵に対する恋心が隠せず、どぎまぎする清貴の姿が愛おしかった。
第一章『歌舞伎美人の恋慕』
顔見世に行くことになった清貴と葵。そこで顔見世では市片喜助の襲名した歌舞伎役者が舞台中事故に巻き込まれてしまう。しかし清貴は喜助が予め事故に遭うのを危惧していた。なぜなら喜助が清貴の元に脅迫状の件で相談に来たからだ。喜助は女性関係が派手で、最近婚約発表もしたばかりだった。一体誰が彼にこんなことをしたのかー。
第二章『聖夜の涙とアリバイ崩し』
京都のオシャれな通り北山通で、上田さんの親店で客寄せパンダとして4日間働くことになった清貴。その頃葵も試験勉強も教えてくれ、家族からも彼にお礼がしたいということで清貴を家に招待することに…
そして葵の家を後にした後2人は上田の新店に向かうと、そこには清貴の元カノ和泉の姿が…。実は和泉は婚約を破棄し、新しい相手のお見合いをしまた婚約したそうだが、その彼に別の女の影があり悩んでいた。果たして清貴は和泉の悩みを解決できるのか。そして二章の最後に登場したクリスマスの教会シーンは美しかったなぁ。
第三章『祇園に響く鐘の音は』
オーナー邸で大晦日パーティーをすることになった一同。清貴と葵は蔵からパーティーに向かう前に京極八社寺巡りをすることに…そして秋人も偶然合流しオーナー邸に向かう。パーティーでは柳原先生に嫉妬したオーナーが清貴に考案させた「宝探しゲーム」をすることに…そこで思わぬかたちで円生に遭遇する一同。果たして皆は穏やかに年越しを迎えることができるのかー。ここでも最後に登場した哲学の道から八坂神社にかけてのお散歩ルートが幻想的でキレイだったなぁ。
本作を通して、清貴が葵に想いを募らせているのがひしひしと伝わってきた…2人の恋が2人の願ったかたちで成就しますように…
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シリーズ3作目。
ハラハラしたりドキドキしたり、クスッと笑ってしまったり、安定の楽しさ!
秋人さんの無邪気さがいいなぁ(♡ω♡ ) ~♪
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最初から登場する書は
「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」(平兼盛)
平安時代の『歌合会』で詠まれた歌。『ちはやふる』でも有名になったこの歌は私も大好きな歌のひとつ。
子どもの頃、国際文通週間切手の「蒲原」が欲しくてたまらなかった。高くて手が届かなかったけれど。10年ぐらい前に静岡県の東海道広重美術館の浮世絵プチ体験で、その「蒲原」をゲットした時は嬉しかった。
今回の小説は、浮世絵と歌舞伎を通して道ならぬ恋がテーマになっている。ドロドロ感が支配しても、理知的なホームズが解き明かすとカラッと晴れ間が出てくる。そんなホームズも自分の恋の道では迷ってばかり。葵ちゃんとのじれったい関係はきっと継続していくだろうな。
古典の世界と謎解きを大いに楽しませてもらった。
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浮世絵に歌舞伎、好きなものが出てきて更に夢中で読みました。
歌舞伎俳優さんの在り方はなんか誤解を招く感じがありましたが、襲名に関することや顔見世の意味だったりふんわり知識をしっかりと知れて葵ちゃんと同じ感覚になりました。
浮世絵は版画のため、何回か刷っていると彫っている木が削れたりして絵に上手く線が描かれなくなったりするって前展示で見たことがあるので、本物と偽物の区別は大変興味深かったです。
浮世絵は各分野の専門家がやるもの、木版画絵は作家自ら全ての工程を行うものとざっくりな区別を教えてもらったけれど、本当にざっくりな知識だなぁと。
円生さんとの戦い?も今後楽しみだけれど、ホームズさんがいい雰囲気のところで葵ちゃんに伝えられない焦ったさがまた面白い。
京都弁で本音呟いてるから、きっと……と思うのだけど、ここでも邪魔がーーΣ('◉⌓◉’)秋人さんいないのにーーーーー(><)とか勝手に盛り上がりました。早く叶っても面白く無いので、しばらく焦ったさが続いてほしいなぁとも思います。
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内容(「BOOK」データベースより)
冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。真城葵は、今日も“いけず”な京男子、家頭清貴とともに寺町三条商店街の骨董品店『蔵』で働いていた。ある日、人気歌舞伎役者・市片喜助が『蔵』を訪れる。南座での『顔見世』が迫る中、“襲名を辞退しろ”という脅迫状が届いたという。翌日、舞台の上で喜助は大怪我をする。その裏には“道ならぬ恋”が…。大ヒットキャラミス第3弾!
令和5年11月15日~16日
匿名
素敵ですね〜
良いですね〜
こんなふうに 時間を過ごせる人達。
古時計が刻む時間の中のお話し。
ミステリー?なのに人が死なない 優しいお話し。こんな世界で過ごせたら 幸せだろうなぁ。
読んでいる時 読み終わった時のしばしの時間 私もこの世界の住人になれています。
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私の地元にご縁のある作家さんの作品。市民だよりで紹介されていたのをきっかけに読み始めたシリーズの3作目。1作目はティーンズ向けかな、と思ったけど、2作目中盤からハマり始めて、この3作目は一気に読んでしまった。
ストーリーの舞台は京都。私も京都人だけど、知らない、知ってるけど行ったことのない場所がたくさん出てきて面白かった。京都をきちんと巡りたい気持ちになった。特に印象深かったのは「京都が東京に首都を譲ったのは、『古都』を護るためだった」という考え。確かにそうかも!と思った。
骨董品を巡る鑑定士と贋作師のライバル争い、主人公のもどかしい恋の行方、どちらも今後が楽しみです。
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中村芝翫が京都で不倫活動してるのは、清貴みたいな歌舞伎役者の浮気に寛大な考えの人が京都には多いからなのかしら。なんて失礼な偏見を持ってしまう今回。最後はきれいに纏まったように見せて食えないなぁ。清貴の元カノも自分が裏切った相手に何度も頼ってきておかしくないか。大晦日のパーティー、主役を清貴と円生に取られてオーナーはいいのか。
葵の鈍感と勘違いで清貴のアピールはイマイチ通じず、葵て天性の魔性の女かも。
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開運!なんでも鑑定団の味と殺人事件にまでは至らない日常の謎を追求する古都・京都ミステリの3冊目です。ミステリとしては薄味ながらも今回は脅迫状やアリバイ崩しの趣向を盛り込んで中々に努力されていますね。男女のドロドロした愛憎ドラマを扱っていながらも最後が悲劇的ではなく希望を残す幕切れなのが女流作家の優しい心遣いですね。ホームズ清貴は永遠のライバル円生との2度目の対決では冷静さを失いエキサイトした物の以前より黒さが減少しているのは自省からでしょうね。葵ちゃんも確実に成長しており将来は良い嫁さんになりそうですね。
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ヒロインにまったく通じてないホームズの好意の今後が気になる。イケメンからの好意に気づかず、どちらかというと距離を取ろうとしているヒロインが珍しいなあ。
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京都について
なるほど、ふむふむ、そうなんだぁという感じで
人についても
なるほど、ふむふむ、そうなんだぁという感じで
骨董品についても
なるほど、ふむふむ、そうなんだぁという感じで
今回も楽しかった。
そして、要所要所でニヤニヤ(*≧∀≦*)
お店の掛け軸が
「しのぶれど いろにいでにけり わがこいは ものやおもうと ひとのとうまで」
にかわった。変えたのはおじいちゃん。
いやぁ、バレてますね。
バレてますよ、ホームズくん!、本人以外に!!!
さて、次の掛け軸のうたは何かなぁ〜
円生出てこなくて良いかな…
なんか、ホームズくんと円生を対決させなきゃいけない、みたいな感じで、いらんとこで出てくるよね…しかも、今回は三番勝負な上、最後もホームズくんが見破ってるのに嘘ついて「これは本物」って言って反応を楽しんで、「顔が引きつったから引き分け」とか。面倒くさい。
それ以外の、ふつうの事件簿だけで十分面白いのに、円生が面倒くさいせいで後味悪く終わってしまう。
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歌舞伎も見に行きたいし京都で年越ししてみたい。
ホームズの「東京に首都を譲った」発言が、実際に思っているかは別として説として興味深い。
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グッと推理小説らしくなってきた。ライトミステリーである事を中心にしながらも謎解きは深化を遂げている様子がうかがえる。キャラクター達のやりとりの楽しさはそのままに、また前作から引き続いてライバルを登場させる事で物語を盛り上げている。見逃せないシリーズになってきた。
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浮世に秘めた想いという副題から、庶民のドロドロの恋愛をイメージしてしまう。明治の文豪の文学には三角関係がしばしば記述されているが、江戸の庶民文化も男女関係が題材になっていた。
寺町三条のホームズとは似つかわしく無いので、純愛が描かれているのだろうか?浮世絵にまつわるのであれば、複雑な風俗的なものになるのだろうか?と想いを巡らせながら読み進めた。
歌舞伎の花形役者の婚約者の悩みはドロドロさを感じる。清貴の元カノもまた登場する。
清貴の謎解きは探偵らしくなってきた。上田さんの秘めた想いや清貴の父の亡き妻への想いは純愛を感じる。そして清貴と葵の関係は???終始秋人が2人について回っているのが面白い。終盤、円生が登場して盛り上がる。
1作目より2作目、3作目と進むにつれ、ミステリーの要素が深みを見せてくれる。人の行動は恋愛、お金にまつわる事が多い。それは庶民であろうが、芸能人であろうが、会社の重役や政治家だろうが同じである。もう少しこのシリーズを読んでみよう。
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前作に引き続き、面白かったです。
もうずっと何年も京都行きたくて、でも「まぁそのうち行けるよね」と先送りにしていたら、コロナで行けなくなってしまい…止められると余計に行きたくなるので、ヤキモキする気持ちを本で観光してます( そして余計に行きたくなってモヤモヤ )
思った以上に秋人さんが登場してて笑いました。この先も出てきて、もっともっと清貴さんと仲良しになるのでしょうね。もう冬だし、季節の巡りは早い…✩.*˚
今作はなんとなく愛憎ものが多かった気がします。清貴さんが円生の扇子を捨てられずに持っていたのも一種の愛憎だなっと。
色々な専門的なものも難しいものも出てきますが、作中でしっかり説明があるので悩まずにサクサク読めます。清貴さんみたいな物知りさんが近くにいるといいなぁと呑気に思いました。
歳上のいけずな京男子…良きです…。しかも武闘派なのもかっこよくて、そりゃ好きになるよね〜。恋愛が進んでいるような進んでいないような…この感じ好きなので、もうしばらく焦れったくいて欲しいです。
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主人公葵の想い人ホームズはかなり露骨に葵への気持ちを伝えるのだが「こんな素敵な人が自分を好きな訳が無い」と脳内には強固なフィルターがかかっているため漫画のように「鈍感に」二人の関係は固定されるな
今度の話には浮世絵・写楽肉筆画の話です
平成26年、ギリシャコルフ島で発見された肉筆扇面画、見ていないのですがMHKではドキュメンタリー番組も放送された
国際学術調査団が真筆と鑑定し江戸東京博物館でも展覧会が行われた
日本中に謎の絵師として梅原猛先生まで著作をだしていた、最初の出会いは髙橋克彦先生の写楽殺人事件であったが、多くの別人説が飛び交い懐かしい思い出である
結局は写楽は写楽と墓誌から明確になり少しガッカリ
※阿波の能役者(身分は武士)として副業が出来ない彼を、令和の時代なら救えるのに(働き方の問題)
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葵ちゃんの天然小悪魔的な鈍さと、ホームズさんの翻弄される姿やヘタレ感も楽しいし、対円生さんとの白熱したやりとりに大人気なさ全開のふたりも良かった。秋人さんの絶妙なお邪魔具合も定番になってきた。型が出来てきた感じ。
さくさく読み進めたい。
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三股歌舞伎役者、家庭教師清貴、イケメンカフェを手伝う清貴、祖父企画、清貴作の暗号等。頻出するプッと笑う描写に隙を感じる。大晦日のパーティでの円生と清貴のバトルに色気を感じる。既に駄々漏れだけれど葵や、ついでに秋人にも全く通じていない清貴の好意や、ある意味ミーハー的な葵、お互いの部屋訪問が微笑ましい。
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誰の心の中にも秘めた想いがある。
言えること言えないこと、言った方が良いこと言わない方が良いこと、それぞれの想いは他人には推し量れない。切れ者の清貴だって、自分の恋愛には迷う。
清貴が葵に何か言おうとするたびに邪魔が入るお決まりの展開は、それはそれで面白い。
あと、推敲はきちんとしてほしい。ラノベ作家には無理な注文なのか。
でも、イケメンで変人の清貴は魅力的だ。
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葵ちゃんとホームズの付かず離れずの関係が好き。
ここで恋話になってしまったら続かないよね。
今回もなかなか豪華な話が出揃いましたね。
それに季節感ある内容だったし。今読んでる時期とは真逆ですが。
だから京都っていいですよね。
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シリーズ3作目で、季節もすすみ、冬(クリスマスや大晦日など、恋愛イベントも多数!)ということで、葵と清貴の関係性がどう動くのか、という期待も高まります。
新たなキャラクターとして歌舞伎俳優ともと宝ジェンヌも加わり、作品世界の厚みも出てきました。
「歌舞伎」も芸術のひとつとして取り上げてもらったことは、歌舞伎ファンとしては嬉しいのですが、なかなか理解しにくい芸能、という描かれ方をされていたのが少し残念ではありました。『カブキブ!』のように、誰でも楽しめるような描き方をしてくれれば良かったのに……と思わないでもないです。
大晦日に行われた、家頭誠司オーナー主催のパーティーでは、乱入してきた円生と清貴とのバトルもあり、ハラハラ感もいいスパイスでした。
シリーズ作品を読み進めるごとに、具体的な京都の人気の観光情報がどしどし増えるので、実際に京都に行きたくなりますね。