あらすじ
夏休みも終わった9月。清貴は、最後の修業先である「小松勝也探偵事務所」で働き始めた。相棒は、なんと永遠のライバル、円生。最初の依頼は「私を殺した人物を知りたいんです」という奇妙なものだった。同じ頃、祇園では、舞妓へのストーカーと祗園の幽霊騒動が起きていた――小松と円生、清貴の、なんだか危うい3人組が、事件解決のために、京都の街をところ狭しと駆け回る! 大人気シリーズ、最新作。
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京都寺町三条のホームズシリーズ12弾!
あっという間に読み終わりました。
清貴と円生本当に似た者同士
なんだなっと思いました(笑)
その二人に挟まれる小松さんは不憫だな…
そして、葵は本当に可愛らしい(*˘︶˘*).。.:*♡
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今回の修行は探偵。どうして探偵を選んだのか、意味深な言葉を言っていたが気になるなぁ。
まだまだ終わりそうにないこのシリーズ。全ての観光名所やほとんどの人が訪れない穴場などを紹介したらおわるのか?老夫婦になって骨董屋&喫茶を経営しているストーリーも読んでみたい。
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探偵事務所の修業があっての探偵としての依頼で謎解きあり、円生さんに教える美術品レクチャーあり、秋人さんへの神社仏閣説明あり、このシリーズの魅力がたっぷり詰まっている巻でとても満足感があります。
探偵事務所が蔵から近くて、土日休みということもあり、葵ちゃんとの時間も描かれていて、探偵事務所の修業がもっと続かないかなぁと思ったりしました。
ホームズさんの自分自身をきちんと分析して理解できているから、それに対して葵ちゃんも自分の欠点も理解できている。2人が考えて導き出す各々の答えがたまに驚き、そういう考え方があるのか…と納得できることが多い。自分もそんなふうに人と接することが出来るようになりたいなぁと憧れも出てきています。
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探偵事務所で働くホームズさんと円生がカッコイイ!(゜▽゜*)そこに小松さんが加わると面白い(^^)♪今回は葵ちゃんの出番が少なくて、ちょっと寂しかったけれど「修行の旅」が楽しみ♪でも、その前に何かが起こる予感(゜m゜;)「拝み屋さん」からのスペシャルゲストが嬉しかった(*゚∀゚*)
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3つの事件がつながっているのが面白かったです。
私も一緒に嘘を見抜けるように頑張りましたが、結果は全然見当はずれでした、、。
今回も相変わらず葵好きの清貴がしっかり描かれていて笑えました。
また新しいのが出版されるのを待ってます。
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プロローグ
九月一日。「蔵」にいる葵は、「小松探偵事務所」にいる清貴と円生の犬猿の中の2人に思いを馳せていた。
今日から円生は清貴の元で行動をともにすることになるだが、2人は上手くいくのだろうかー?
第一章『最初の依頼』
小松のもとで修行することになった清貴と円生。手始めに仕事を獲得するため、清貴の指南のもと探偵事務所一行は祇園の方々に挨拶回りに行くことに。そして無事舞い込んだ仕事は芸舞妓をストーカーする犯人を突き止めること、そして彼女らが最近見かける幽霊騒動の真相を掴むことだった。その事件と同時に知恩院近くの高辻家から事務所に依頼が…。それは依頼人高辻洸一がかつて階段から落とされ記憶をなくしたのだが、その自分を落とした犯人を知りたいというものだった。実はこの事件は一連のもので、洸一が現妻夕花と結婚していながら不倫をし、その彼と不倫相手との間にできた芸妓を脅すためのものだった。そのためストーカーも幽霊騒動も芸妓怖がらせを京都から追い出すために行われていた。その真実を知った洸一は夕花を咎めず、自分に責任があると改心するのだった。祇園の妖艶な感じ、知恩院の凛々しい感じのコントラストが美しい章だった。
掌編『拝み屋さんと鑑定士』
たまに鑑定で預かるものには「憑きもの」がつくことも…。葵と清貴が蔵で仕事をしていると、そこには澪人という麗しいイケメンが。彼は拝み屋さんという憑きものを払う仕事をしている。そこで清貴が澪人に嫉妬し、今度は葵がいないときに来店してもらうと言った姿はとても可愛いらしかった(笑)。望月先生の「拝み屋さん」シリーズのキャラクターだそうで、「ホームズ」シリーズを読破したら是非とも読みたい作品!
第二章『矜持の証』
「京日和スペシャル」でどこを取り上げるか悩む秋人。そんな彼に「平安神宮」を勧めた清貴。そんな清貴に秋人は「歴史が浅いから」という理由で、平安神宮に対して心が動かされないという。そんな秋人の意見を覆すべく平安神宮を訪れた清貴と秋人と葵。清貴はそこで平安神宮のことをこのように言った。「明治維新で首都が今日から東京に遷ってしまったとき、京都に住む者たちはへこたれず、大きな平安神宮を建てた。これは京都人の矜持と熱意と決意の集大成なのだ」と。そんな京都人の熱い想いを知り、胸が熱くなる秋人だった。
第三章『パンドラの箱』
小松事務所を訪れた澄川佐吉。彼の依頼は年季の入った金庫を開けてほしいということ。そして義弟の田所博樹がぼったくりの店を経営しているから、取り締まって欲しいとのことだった。事件を解決するべく清貴たちは博樹たちのお店に出向き、颯爽と警告を済ませた次の日。小松はとある事件の浮気調査が入り調査することに…その間清貴と円生は『清水三年坂美術館』で『二人のナミカワ』の展示を観に行くことに。そしてそれぞれ事務所に戻った一行なのだが、清貴と円生は小松の撮った浮気調査の写真見て、疑われている女性の着物がはだけており怪しい匂いを嗅ぎとる。そして清貴はその現場である華道教室に赴き、そこの地下に合法的なバーがあることを見抜き、さらにその華道教室の先生である敦子と博樹が親子であることも目の当たりにする。この事件は最終的に佐吉が博樹を苦しめ事業を不調にさせていたことや、佐吉が持ってきた金庫は敦子のもので彼が盗んで手に入れたことが判明した。結局佐吉は、今後博樹を助けるという約束という敦子の計らいにより逮捕は免れた。そして金庫の中に入っていた貴重なブルーダイヤは博物館に寄贈され、「パンドラの箱」は幕を閉じたのだった。
掌編『不思議な時間』
葵が「女性キュレーターの卵」としてニューヨークに行くことに。そして蔵で七宝焼のレクチャーをするため、蔵を訪れた円生。円生は葵に「東と西のナミカワ」
のどちらが好きかと尋ねると、葵はどちらも好きと答える。その答えに円生は、競う必要はなく自分の道を進めばいいと、焦りから解放され胸がスっと清々しくなるのだった。
エピローグ
突然蔵に訪れたジウ・イーリン。
果たして彼女の依頼とは?
掌編『思い出の地でー』
水度神社を訪れた清貴と葵。2人は店長の講演会まで時間を参拝をしていたが、その講演会の場所は店長が清貴の母にプロポーズをした地でもあった。葵が清貴が存在するきっかけになったことから、自分にとっても大切な場所であると清貴に伝えると、またまた照れてしまう清貴なのであった…
清貴と円生が華麗に事件を解決し、
寄り添いあっていく姿に胸が温かくなった…
円生も円生だけしかできない道で、
堂々と生きていってほしいなぁ。
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円生がホームズの弟子になり探偵になる。そこで自分が誰かから狙われているから、犯人を探して欲しいという依頼。だか本人は記憶を失っていた。その犯人がまさか、、、浮気が原因とは自業自得でもあり、記憶が戻らないように祈ってしまった。
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内容(ブックデータベースより)
夏休みも終わった9月。清貴は、最後の修業先である「小松勝也探偵事務所」で働き始めた。
相棒は、なんと永遠のライバル、円生。最初の依頼は「私を殺した人物を知りたいんです」という奇妙なものだった。
同じ頃、祇園では、舞妓へのストーカーと祗園の幽霊騒動が起きていた――
小松と円生、清貴の、なんだか危うい3人組が、事件解決のために、京都の街をところ狭しと駆け回る!
大人気シリーズ。
令和6年2月17日~18日
楽しいですね。
さくら庵 エッと思ったのに お話の中ではスルーされてしまい。
随分とあとになり澪人さん出てきた時は わーいとなり。こういう共演も良いですね。
まだまだ、楽しめます。
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12作目の本作は、ちょっと探偵テイストが入った作品でしたね。っていうか、明示的に探偵と名乗っているか、たまたま探偵的な仕事をしてしまうのかという違いだけなのかもしれませんが。
葵も二十歳を過ぎ、自分の世界を広げ始めている様ですね。それに伴って、物語も広がりそうで。
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シリーズ12作目。
ホームズの最後の修行先は小松探偵事務所。宿敵円生も一緒に修行。
今回は葵の出番は少なくて、ホームズと円生、小松さん、利休の男性陣が大活躍。
すっかり漫才コンビみたいになってしまったホームズと円生のやりとりと、それに巻き込まれてハラハラする小松さんが面白かった。円生はだんだん(心の内では)素直になってきて(言動はまだちょっと天邪鬼だけど)、ストーリー的にも和らいできたように思います。それが今後のシリーズにどう影響するのか、楽しみです。
このシリーズを読み始めたきっかけは、作者が私の地元の「ご当地作家」だから。今作にはその地元を舞台にした掌編が収録されていて、小説の舞台になんてなり得ない小さな町なので、嬉しかったです。短いストーリーでしたが、楽しく読めました。
思い切り「探偵」に振った回
修行中のホームズくんが、最後に小松さんの探偵事務所で活躍。この巻通しで、探偵事務所での話だったので、思い切り「探偵」へ振ってきたな、という感じです。ただ、そこは京都だし、やはり美術品も絡んでくるのですが…
また、ホームズさんが空回りする円生を見かねて引き取り、手取り足取り教えながら、結構良いコンビになってきた。円生の面倒臭さは口調などに残っているけど、わざわざ引っ掻き回すような展開にならなくなってきたので、彼の存在が嫌ではなくなりました。ホッとした~
葵ちゃんの出番はあまり多くなかったけど、次巻が「葵巻」になりそうな感じなので、そちらも楽しみにしています。
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今回は、ホームズさんの修行先が小松さんの探偵事務所で、場所も祇園ということもあり、いつもより読みやすかった印象も。
ホームズさんと葵の二人のラブラブぶりも健在で。
円生の性格がひねくれてるけど、内心は徐々に丸くなってきている?とはじめの頃と比べて別キャラのようでした。
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今回はそこそこ伏線がはりまくってあった。ここ数作はどちらかというと、恋愛模様に力点が置かれていた気がしたんだけども、今回はそこのところはほぼなく、ライバルの円生との関係が描かれている。
かなり変わってきましたなぁ、円生。
本当に探偵社に入った彼らの八面六臂の活躍は、人の繋がりがチョー重要な祇園ならではの事件だったし、人の繋がりの中から自分たち(というか、円生自身)の立ち位置を俯瞰させるというようなねらいもあったのかなぁと思わなくはない。
次は葵が探偵役、好江さんがワトソンかなぁ?
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これは読みやすかった。葵とホームズの絡みが少ない方が読みやすいのかも(笑)。久しぶりに普通のミステリだったせいかもしれないけどね。小松さんはいい人だ。なんでこんなに情報通なんだっけ?どっかで出てきてたっけか?円生との絡みもちょうどいい感じで最近の中では一番よかったな。
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良い意味で相変わらずのホームズ。今回、葵の出番は少なめ。各々のキャラクターが一堂に会して活躍……といったところだが、いつも通りのはんなりとした展開になっている。
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修行ホームズシリーズは「探偵」
元々探偵的な事をやってきたからお手の物
つか、修行シリーズは先々の懸案事項を解決
しまくる会社お助けシリーズやったな(´・ω・`)
円生とかを作中に活かしていく方向性が模索
しているところかな
作品のキレがないが、楽しく読めるのでOK!
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最後の修業先の小松探偵事務所で働き始めた清貴と円生の関係性が少しだけいい感じに変わってきて、ハラハラさせられてえぐりあうような緊張感が無くなり、カップルの痴話喧嘩並みに微笑ましい感じになってしまった。
今回は探偵事務所にきた依頼の話で、ホームズもこれまでよりいっそう探偵らしい活躍を見せてくれる。
が、大きな事件はなく、繋ぎのような印象。
祇園が舞台で、京都っぽさは増し増し。
葵の出番が少ないけれど、特に問題は無し。
この先どうなっていくのか楽しみ。
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ちょっと飽きてきたかなぁ、と思いつつさいごまでさくさくと。
飽きてきたの要因が葵とホームズの関係なんだが、葵が少し独り立ちするならまだ読めるかな。
2020.8.17
79
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清貴と円生の探偵コンビは、凸凹だが中々
相性が良く漫才コンビの様にツッコミとボケ
の様で面白い。小松探偵は間に入って
なんや感やと賑やかに事件を解決して行く。
清貴の葵ボケは羨ましい位!
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糖分少なめ。
最近は清貴と円生のからみが多いなぁ。巻き込まれた小松探偵お気の毒(笑)
謎も小粒だったし、お話としては小ネタ。次巻が海外編、大作?みたいなので、期待。
Posted by ブクログ
ホームズがほんとに探偵に!
妥当というかちょっと
謎解きするのは当然中の当然なので、
もう少し意外性を期待してしまった。
小松さんは清貴と円生がいなくなっても
やっていけるんだろうか、ちょっと心配。
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円生と清貴。どんなことになるやらと思って読み始めたけれど、案外円生が素直で平和だった。三角関係っていうより、葵を好きな清貴のことが円生は気になってるんじゃないの?っていう感じもする。
Posted by ブクログ
探偵事務所での仕事ということで、推理に潜入・囮捜査、体を張ることも多かった話だけど、彼氏バカっぷりも相変わらずの清貴には今回も笑いました。
「葵ハグ貯金」って何だよという。
あの場面は本当に爆笑しました。
今回は円生とタッグを組んでいたこともあり、葵ちゃんとの話は控えめ。
その分、円生の子供っぽい一面、まだ清貴には及ばない一面も垣間見えて、彼の掘り下げ話になっていたように思います。
反抗期の中学生みたいと作中で言われていたけど、まさにそんな感じ。
でもいざ清貴のレクチャーが始まると真剣に聞き入ってるし(寧ろ目を輝かせているほど)
彼を可愛いと思えたのは、もしかして初めてかもしれない。
最後に海外に行くけど葵ちゃんからお留守番を命じられて落ち込んでいる安定の清貴、そして何やら危なそうなフラグが立った葵ちゃん。
次回もまたすれ違いな主役二人になりそう。
果たして清貴が葵ロスに耐えられるのか。
事件よりそこを楽しみにしたいかもしれない。