重松清の作品一覧
「重松清」の「その日のまえに」「疾走【上下 合本版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「重松清」の「その日のまえに」「疾走【上下 合本版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学教育学部卒。 1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞を、『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、また2010年には『十字架』で吉川英治文学賞を受賞する。テレビドラマ化した『とんび』、『あすなろ三三七拍子』など数多くの作品を手がける。
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Posted by ブクログ
プロローグ
教室の廊下側の席に着くと、目線を窓側に向けた
ガラス窓は半開きになっており、そこから
爽やかな風が舞い込んでくる
その風の出入口に彼女は座っている
彼女の香りは僕まで届かない、なんとも近くて遠い
そして、僕の想いも彼女には届かない
彼女は、艶のある唇で鉛筆を挟みながら、
いつも窓の外を眺めていた
本章
『その日のまえに』こういう本に出逢いたかった!
感動の★5
NSFMさんの本棚から
あの冷静沈着にレビューを書かれるNSFMさんが
生涯トップクラスの感動!
屋外で読まないで!
との文言で即断!!!
6編の短編小説
どれも共通しているのは、過去と現在そして死
それぞれの家
Posted by ブクログ
重松清の『ステップ』を読み、前に進み続けることの大切さを改めて感じた。主人公の健一は、突然妻を失い、幼い娘のみきを抱えてシングルファザーとして生きていく。彼が娘を抱っこしながらも、どうしても「仕事の延長」のように業務的になってしまう姿は、とてもリアルだった。生活のために働き続けなければならない一方で、みきが求めているのは、抱っこのぬくもりや、母親のような柔らかさだ。そのギャップを埋められないと理解しつつ、それでも必死に寄り添おうとする健一の姿には胸を打たれた。
物語の中で、義理の父が健一に説教をする場面がある。「自分の娘が悲しんだことを他人事だと思うな。自分のことだと思え」という言葉は、読
Posted by ブクログ
ホントにもう、重松清さんの本は電車で読んではいけないと思う。またしても涙と鼻水が止まらず…
氏の講演会で隣に座った男子学生が、人気投票1位と予想していた作品だったので手に取った(その講演会での一位は本作ではなかったけど)。
で、これを読みながら思った。
人の内面、感情を描いた作品はたくさんある。
その中でも、例えば三島由紀夫の金閣寺は、吃りの寺の跡取りというある意味特殊な主人公の屈折した感情の動きを、ここまで掘り下げるかというくらい深読みして、格調高い言葉を駆使して表現している、ある意味極北とも言える作品だと思う。ただ、「うん、こういう思い、わかるよ」と万人が感情移入できるモチーフ、表現