PHP文庫作品一覧

  • 精神科医が教える 心が安らぐ「老後のシンプル生活術」
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    老後に必要なのは、いさぎよく肩から荷を下ろす勇気――。現役時代の自分から余分なものを手放していく過程は、第二の人生の暮らしを健やかで心地良くする“最短で最高の道”です。その視線の先にあるのは、シンプルですっきりと整えられた毎日。シンプルだからこそ、このうえなく穏やかで、心満たされる日々になるのです。本書は、老いの楽しみ方を伝える精神科医が、過去の延長線の「こだわり」や「忙しさ」「欲しがり」から卒業して、心が安らぐシンプル生活術を教えます。「老後に大切にしたいものの順位を考えてみる」「30%のゆとりを――頑張って維持できる老後の暮らしはダメ」「シンプルさを味わう達人になる――自然と上質なものを求める」「ひとりで行動できる人間になる――人生を楽しむ自由が広がる」など、新しい気づきとなるヒントが満載。今あるもので満たされていることを知る。それこそが“幸せを感じる原点”です。

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  • 日本人として知っておきたい外交の授業
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    戦後の日本は「国家観」「歴史観」について語ることを、ずっとタブー視してきた。そして冷戦の終結を経て、現代を生きる日本人の多くが「グローバル化する世界で“国家の役割”は大きく減退するはず」と、世界の潮流から外れる全く誤った見方をしていた。その最も大きな帰結は、日本人が内向きの平和志向となり、国際情勢の大きな視野を完全に失ってしまったことだ。日本人の歴史、命、財産をいかに守るべきか――。本書は、日本を代表する国際政治学者である著者が、次代の政治家としてこの国を継ぐ者たちへ、戦後に失われた「国家観」「歴史観」を学ぶことで、正しいリーダー論と世界を見る目を説いた“白熱授業”を完全収録。「『空気』と『密教』の日本政治」「日本は本当に『三等国』なのか」「保守のリーダーは融通無碍」「日本文明の本質は『連続』にあり」など、透徹したリアリズムに基づく講義を展開していく。世界を見よ、今こそ日本は目覚めるとき。

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  • 全国「一の宮」徹底ガイド
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    それぞれの地域でナンバーワンの神社を意味する「一の宮」。四国のお遍路のように、全国に点在する「一の宮」を巡る旅が、いま静かなブームを呼んでいます。歴史ファンだけに留まらず、出張で全国をまわるビジネスマンまでもが「一の宮巡礼」にハマル、その魅力とはいったい何なのでしょうか? 本書では、北は陸奥から南は薩摩まで、68国の「一の宮」と、北海道・沖縄を含む「新一の宮」を完全網羅しました。「秘密と愛を抱えた日本最大の神社、出雲大社」「ナニワ商人の商売繁盛を支える、住吉神社」「ヤマトタケルに征伐された神を祀る、寒川神社」「三種の神器・勾玉を作った古代の技術集団を祀る、玉祖神社」など、神社を繙けばその土地の意外な歴史がみえてきます。まずは本書を片手に、あなたが住む地域の「一の宮」にいってみましょう! ご利益満載の旅がいまスタートです。

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  • 細川幽斎の経営学 価値観大転換時代を生き抜く知恵
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    織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……。「泣かぬなら」の句を引き合いにだすまでもなく、あまたいる戦国武将のなかでも、これほど性格が異なる三人はいないだろう。その違いを象徴的に表現すれば、「破壊の信長」、「創造の秀吉」、「守勢の家康」とすることができるかもしれない。信長によって旧価値観が壊され、新しい価値観が創造されるという、価値観の大転換時代に、この三人に上手く仕え、重用された人物がいた。その人物こそ、本書のタイトルにある細川幽斎である。細川幽斎といえば、武将としてよりも歌人、または歌学研究家として、その名を残しているイメージを強く持つ方が多いかもしれない。しかし、激変する時代のなかにあって、「家」を守り通した処世術は、今日、学んで余りあるものがあるのではないだろうか。名著『上杉鷹山の経営学』で、ビジネス感覚で歴史を見事に解釈してみせた著者の眼力が、細川幽斎をどう斬るか。興味津々の一冊である。

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  • お客様にしなければならない57のこと
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    サービスはお風呂と同じ、あふれて初めて満足! レストラン、ホテルの接客業、企業の営業マンなど、どんな業種であってもお客様を心から満足させるためには、商品よりも“笑顔”を売る心がけが不可欠です。本書は、顧客満足を追求する全ての人に、お客様のハートを揺さぶる究極のアドバイスを紹介します。「クレームを言われやすい店員になろう」「苦情の手紙にこそ返事を書こう」「お客様の顔と一緒に、お客様の荷物を覚えよう」「サービスは自動販売機になってはダメ」など、すぐに実践できる中谷流サービス術から、「一流ホテルは、部屋に案内するまでカーテンを閉めている」「病院のサービスは、看護婦さんではなく事務職で決まる」「お客様は商品に詳しい店員より、自分に詳しい店員を選ぶ」「満足度は帰るお客様の背中に出る」など、心にとめておきたい顧客満足の極意まで、サービスのヒントが満載! お客様の心に花を咲かせるプロフェッショナルになろう!
  • 自分にめざめる心理学 見せかけの生き方を卒業するために
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    あなたは、自分の長所や欠点、クセを言えますか? 自己実現を可能にしたいなら、まず本当の自分を知ること。自分を見出し、反省することこそ、ストレスにまけない“自信”をつかむ第一歩なのだから……。みせかけの人生からサヨナラし、自分らしく生きるために、いま何をすべきか。本書は、心理学をベースにわかりやすく解き明かす、真の幸福をつかむためのパスポート!
  • 管理者になったら読む本 すぐ実行できる40のポイント
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    部下を持って初めてわかる管理者の喜びと苦しみ。頭ではわかっていても、生身の人間が相手ではなかない思い通りに行かないのが現実。では、どうすれば部下の心をつかみ、組織を動かして、大きな仕事ができるのか。40項目、200細目にわたって徹底解説。初めて部下を持った人のテキストとして、あるいは日々の仕事のチェック・リストとして、ぜひ手元におきたい一冊。
  • [完全版]長嶋茂雄大事典
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    「4打席4三振」「天覧試合」「開幕アーチ」などの野球にまつわるコトバから、「一目惚れ」「遅刻」「ロマンポルノ」などの私生活に関するコトバに至るまで、長嶋茂雄をめぐるコトバ約700頃目を五十音順に網羅。最初から読んでいくのもよし、気になるコトバを引いて調べるのもよし。これ一冊で長嶋のすべてがわかる、1億3000万のミスターファンのための究極の書き下ろしミスター事典。

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  • 自分の値打ちを高める法
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    ビジネスマンを取り巻く環境は厳しく変化している。年功序列や終身雇用にかわり、能力主義、早期退職制、管理職任期制が積極的に導入されてきている。個々の能力が以前にもまして問われるこの時代、ビジネスマンが心掛けるべきこととは何か。著者はいう、努力や熱意や根性はもはや当たりまえ、肝心なのは“自分の値打ち”を高めるための戦略的な生き方であり、行動である、と。本書は、超優良企業・日本IBMで驚異のスピード昇進を遂げた著者が説く、戦略的自己啓発のノウハウである。

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  • 日本海軍が敗れた日(上) マリアナ沖海戦終了まで
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    昭和19年6月、マリアナ沖海戦を主とする「あ」号作戦で、連合艦隊は米軍に完敗し、組織ある作戦能力を失い、また海軍の主戦力となる有力な航空部隊の再建も絶望的となった。これは太平洋戦争において、日本の敗北が決定的となったことを意味した。マリアナ沖海戦に参加した海軍参謀が初めて語る太平洋戦争の真実。

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  • 老いは楽しい
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    若い頃は「明日の収穫」のために「頑張る時期」である。そういうときに楽しめるのはもっぱら「甘さ」や「刺激の強さ」だ。「酸っぱさ」「苦さ」はあまり心地よく感じない。しかし、「老い」を迎えたら、もう頑張らなくていい。そこに人生の山も谷も越えてきた経験の蓄積が加わると「甘さ」だけでなく、「酸っぱさ」にも「苦さ」にも芳醇な味わいを感じられるようになると思う。「老い」を迎えることで、人生の楽しみに広がりが出る、と言い換えてもいい。(「まえがき」より抜粋) 健康で、明るく、楽しく、品よく生きる。老いてはそういう生き方がいい。本書は、肉体的に衰えを感じ始める世代ならではの、人生の楽しみ方を「心の名医」であるモタさんがやさしくアドバイス。「ささやかな喜びを」大切に。旅は「好奇心」を働かせるチャンス。「思い出を美化する力」は幸せになるための能力――考え方、感じ方をちょっと変えるだけで上機嫌な毎日を過ごせる! 待ってました老後!

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  • 開祖物語 仏教の道を開いた超人たち
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    不遇の空海に手をさしのべ、道を開いてくれたのは最澄だった。だが、二人の友情は、あることからしだいに亀裂を生じていく―。日本仏教史上に燦然と輝く五つの巨星、最澄、空海、親鸞、道元、日蓮―その人間像と苦汁に満ちた求道の生涯を、筆者ならではの力強い筆致で描く快心の力作。
  • 責任のとり方
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    責任ある仕事に取り組むことは、人間をすり減らすことではなく、人間を練りあげ、磨きあげてゆくことだ、と著者はいう。そして重い責任を果たすということは、それに匹敵する信用をかち得ることにつながるのだと。では一体、「責任」をどう受けとめ、またどのように「責任」をとればよいのだろうか? 本書は、積極的かつ効果的な「責任」の果たし方を古今の先人たちの言動をもとに探り、現代ビジネスマンに提示するものである。
  • 人望が集まる上司学
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    いくらオフィスの機械化が進んだといっても、会社という組織の中で仕事をする以上、仕事の主役はあくまで人間。いや、機械化が進めば進むほど、人間的な魅力や持ち味が職場の雰囲気を盛り上げ、円滑な組織運営に与える影響は強くなったといえる。つまり、サラリーマンにとって、人望力は「永遠のテーマ」なのである。本書の著者は長年、経営コンサルタントとして、管理職教育に携わってきて人物。その経験から、人望とは水面上の氷山の一角のようなもの。しかし、水面上の氷山を大きくするには、水面下の氷山を大きくするしかないと説く。 本書では、その考え方をベースに、どのような上司に人望が集まるのか、どうすれば人望を集める上司になれるのか、水面下の氷山を大きくするための心構えや考え方、ほめ方、叱り方などを具体的に説いている。人望とは目に見える表層的な評価ではなく、トータルな人物評価。頼れる上司を目指すサラリーマンの必読書。
  • 自分に自信がなくなったとき読む本 身近なことから始めよう
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    いそがしく働く毎日のなかで、壁にぶつかったり、仕事でミスをおかしたりすると、自分に自信が持てなくなるときがある。だが一回きりの人生、目先の状況に振り回されて、悩んだり苦しんだりしていても仕方がない。しっかり未来を見据えて、自分で自分の人生を満足させる第一歩を、さあ今日からは始めよう! 本書は、『仕事が嫌になったとき読む本』『眼からウロコが落ちる本』(ともにPHP文庫)などのロングセラーで、多くのビジネスマンを励ましてきた著者による「最新版・自己啓発の手引書」。親しみやすい語り口と巧みなたとえ話で、知らず知らずに元気とやる気がわいてきます。「笑顔をもっと大きく多くしよう」「豆腐のような人間になってみよう」「将棋の駒の働きに学ぶ」「昨日と今日と明日の違いを明確にする」「一番大切で一番嫌なことを一番先に行なう」など、発想転換をもたらすためのアドバイス満載の一冊!
  • 一目おかれる人間になる本 さらば!指示待ち人間
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    いま「小変化」の時代ではない。「中変化」の時代でもない。50年に一度、100年に一度という「大変化」の時代である。変化には変化をもって対応するごとく、大変化には大変化をもって対応しなくてはならない! 横並び意識から抜け出し、指示待ち姿勢に別れを告げよう! いままでの働き方のどこをどのように変えればよいのか、20代、30代のビジネスマンに贈る発想のヒント、働き方のヒント。
  • ストレスが消える、消える、消える。 心がすっきり晴れるアドバイス
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    最近、朝目覚めると、なぜか気持ちがどんよりしていたり、会社に行くことが億劫に感じられたりしませんか? なんとなく喉がつまったり、立ちくらみがしたりしませんか? それは、あなたの心にストレスが芽生えている証拠です。でも、安心して下さい。ちょっとした発想の転換やふとした発見さえあれば、気分がすっきり晴れてくるものです。本書は、『眼からウロコが落ちる本』『仕事が嫌になったとき読む本』(PHP文庫)などのロングセラーで、多くのビジネスマンを励ましてきた著者が、心に重荷をためこまず、ストレスを知らず知らずに解消するヒントを紹介します。「皿洗いをしている妻を見て悩みが消えた」「眠れない夜は間抜けな顔をしてみよう」「自分を大きく見せない」「今日は今日のことだけ考えよう」など、ストレスに負けない具体的な生き方・考え方のヒントが満載! 楽しく読みながら、いつのまにか心にかかった雲が晴れてくる一冊。
  • 萬犬虚に吠える 角栄裁判と教科書問題の誤謬を糺す
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    田中氏有罪の思い込みの下に被告側の反対尋問も認めない角栄裁判。「侵略」から「進出」へという事実無根の言い換えを大新聞がこぞって報じた教科書問題。正に「一犬虚ニ吠ユレバ万犬実ヲ伝フ」(一匹の犬が理由なく吠えると、周りの犬も吠え出し、本当に何か事件が起きたかの事態になる)という中国の諺を体現する司法とマスコミに、現代の国手がメスをいれる。貴重なる時代の証言。
  • 甦る日本史[3][戦国・織豊時代篇=応仁の乱から朝鮮出兵まで] 頼山陽の『日本楽府』を読む
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    日本の歴史にあって特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となったのである。その『日本楽府』を通して、下剋上の戦国時代から、信長の登場、秀吉による天下統一、そして朝鮮出兵までを註解する。全三巻からなる日本人のための日本史、シリーズ完結篇。
  • 甦る日本史[1][古代・貴族社会篇] 頼山陽の『日本楽府』を読む
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    日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与えたその歴史観は、明治維新の原動力となったのである。戦後、意図的に歪められた歴史観と歴史教育によって、片隅に追いやられた日本史の真髄に、論客・渡部昇一によって、今、再び光が当てられる。全三巻からなる日本人のための日本史、その第一弾。
  • 親は本気で叱れ! その「覚悟」が子供を変える
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    「誰にも迷惑かけてねえよ」「みんなもやってるじゃん」と言いながら、やりたい放題の現代っ子たち。子供たちの傍若無人には、もはや歯止めはきかないのだろうか。しかし、その子供たちを生み出してしまったのは、学校ではなく、社会でもない。その子たちを育ててしまった親たちである。何でも買い与える親、いくつになっても子供扱いする親、ほめてばかりいる親、何でもマニュアル通りにする親、しつけを学校任せにする親、子供の個性をはき違えている親、そして、子供の叱り方が分からない親……こんな親の下では子供が増長するのも仕方ない。一体いつから、親は子供を叱れなくなってしまったのだろうか。「親たちよ、本気で叱る覚悟を持て!」と著者は語る。本書は、現代に蔓延する「のびのび教育」を一刀両断にし、NBAやプロ野球選手などの親も例に挙げつつ、本当の「いい親」のあるべき姿とはどういうものかを示す。子育てに惑うときに読みたい一冊。

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  • アラビアン・ナイト99の謎 アリババとシンドバードの国への招待
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    「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと四十人の盗賊」「シンドバードの冒険」など『アラビアン・ナイト』(『千一夜物語』)の中には、我々になじみ深い話がたくさんある。恋物語、こっけい話、悪漢小説、教訓話。これら“人間臭さ”に充ちた壮大な物語の世界を、アラブ、イスラムの文化に目をむけながら、99の謎を手がかりに詳しく、楽しく解説する。

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  • 吉田松陰とその門下
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    幽囚の身でありながら、その強烈なる“変革の思想”を実践に移そうとして刑死した吉田松陰。その短くも激しい生涯を支えていたものは何だったのか。また、松下村塾の主宰者として、幕末最高の教師とまで評価されるに至ったその教育の内容はどのようなものだったのか。本書は、吉田松陰の思想と生涯を克明に検証し、その実像に鋭くせまる力作評伝である。
  • 自分を豊かにする心理学 ゆとりと生きがいをつくる知恵
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    心が貧しければ、いくら物が豊かになっても幸せはつかめない。しかし自分を“心豊かな人間”に高めていけば、物的にどうであれ、真の幸福を享受でき、また分け与えることもできる。自己実現・個性作りといった対内的・個人的な問題から、人づきあいといった対外的・社会的な分野まで、より心豊かで幅の広い自分になるための知恵を満載した、味わい深くかつ役に立つ“生きた心理学”。

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  • 渡部昇一の中世史入門 頼山陽「日本楽府」を読む
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    日本の歴史において特筆される出来事を見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は鎌倉幕府の成立から承久の乱、元寇、南北朝時代など、激動の中世から戦国時代へ至る過程を躍動的に描く。

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  • 30ポイントで読み解く 吉田松陰『留魂録』
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    「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」の句で始まる吉田松陰の『留魂録』――。自身が処刑される直前、松下村塾の門下生に向けて書いた文字通りの“魂の遺書”だ。牢獄の中から愛弟子たちへ切々と最後の訓戒を述べ、死に直面して悟り得た「死生観」を書き記したその内容は格調高く、現代でも読む者の心を打たずにはおかない。事実、松陰が遺した『留魂録』は長州藩士を中心に回読され、志士たちのバイブルとなり、幕末維新の原動力ともなった。本書は、そうした凄まじい“感化力”を秘めた『留魂録』のエッセンスと後世に与えた影響を、「大和魂を伝承せよ」「誠を貫け」「後世の評価に委ねよ」「学問の力を信じよ」「志を継承せよ」「尊王攘夷を実現せよ」「京都に学校を創れ」「死を恐れず志を全うせよ」など、30ポイントに分けて解説していく。死して時代を動かした男の“魂のメッセージ”が現代に甦る!

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  • いい言葉は、いい仕事をつくる 成功する人はいつも気高い「言葉の灯」をともしている
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    誰でも仕事や人間関係の問題に直面して、迷い、悩み、苦しむときがある。そんなときは明快に策や方向を示してくれる人が欲しくなる。身近に「心の師」がいればどんなにラクだろうか。本書は、経営者、古今の偉人、スポーツ選手、職人、そして市井の人など、様々な分野の達人の名言を収録したものである。「努力の成果なんて目には見えない。でも、紙一重の薄さも重なれば本の厚さになる」(マラソン選手 君原健二)「幸せな人間とは、ある環境に置かれた人間ではなく、ある心構え、ある姿勢を持った人間である。」(アメリカのアナウンサー ヒュー・ダウンズ)など、著者が出会ったとびっきりの言葉を厳選し紹介している。「心の師」とよべるほどの人に出会える機会はそう多くない。しかし偉大な先人の言葉と静かに向き合うとき、私たちは「言葉に励まされ言葉によって鍛えられる」のだ。あなたの心を筋肉質にする絶品フレーズ集。
  • 愛をつかむ 心に美しい花を育てる人に
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    人は愛なしでは生きていけない。しかし、文明が進み、高度の経済成長を遂げた今日、いちばん欠けており、忘れられているのは真の愛なのではなかろうか。愛を生み出し、溢れさせ、相手に思いを伝えてゆくためには、いかに生きてゆくべきなのか。真の愛とは何か、美しい人生とは何かを語りかける、珠玉の随想集。

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  • 精神科医が教える 女性のための「老後の楽しみ方」
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    「なんて素敵に年を重ねているんだろう」。その佇まいに息を呑み、思わず見とれてしまう……。街を歩いていると、そんな人に出会うことがあります。そうした人の多くは実は女性なのです。もちろん、男性もカッコいい人は増えているのですが、年齢を上手に重ねる巧者は、女性ほど多くはないでしょう。女性はいまや「人生90年時代」が目前に。そう考えると50代は大切な折り返し地点で、これから先の振る舞い方が人生後半の輝き方を決めるのです。本書は、高齢者に“老いの楽しみ”を伝える精神科医が「いい妻、いい母を卒業」「自分の価値を再発見」「高齢女性のおしゃれは美しさを先取りしている」「夫の定年に怯える前に」「更年期を乗り切る7つの心がけ」など、素敵に自分らしく年齢を重ねる女性のライフスタイルを紹介します。夫婦関係、仕事、お金、健康、生きがい……。大丈夫、これからは、また本音で生きていきましょう。

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  • 新訳 孫子 「戦いの覚悟」を決めたときに読む最初の古典
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    古今東西・百戦錬磨の名将たちが愛読し実践した『孫子兵法』。その本質とは、遠征戦争において政治的リーダーが、決して意のままに動かぬ大衆を束ねて、戦いに勝利するための“軍事外交マニュアル”だ。古代から現代まで、有力政治家によって受け継がれてきたその恐るべき大衆操縦術のエッセンスは、冷戦時の核抑止戦略にも有効だったし、現代のサイバー時代の国際政治にも通用するものなのである。本書は、二千数百年の時を超えて、現代日本の軍学者が「計」「作戦」「謀攻」「形」「勢」「虚実」「軍争」「九変」「行軍」「地形」「九地」「火攻」「用間」の13篇の古典兵法の真髄を、“時代に即した大胆な新訳”で読み解いていく。合戦の理想的な勝ちパターンとは、味方の兵が自然と死力を揮わずにはいられない状況をつくること。「死地」こそ、リーダーが求める理想の戦場なのである! 「戦い」から見えてくる人間の本質。

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  • 老いてほどほど、二人暮らし
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    老いた夫婦のケンカは、心にザックリと深いキズを生む結果になりかねません。根に持たれたり、根に持ったり。極度の疲労感をともなうケンカをしているほど、もう自分たちには打たれ強い精神力はないと言いきかせ、聞きたくないことは適当に聞き流し、言いたいことは思慮深く言いとどめるのが老夫婦の知恵。(本文より)「もう年だから」とあきらめたり、反対に「まだ若いわよ」と無理する生き方もしたくない。そんな悩める60代におくる人生の終い方。若作りに見えない若作りの秘訣、疲れるケンカをしないための夫婦の距離感、子どもと疎遠につきあう方法、自分らしい臨終のために考えていることなど、60代が感じる悩みにメイコ流のアドバイス。最期まで明るく生きるためのヒントが満載!

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  • 白ごま油 ぬるだけ健康法 からだがどんどん若返る魔法のオイル
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    スーパーなどで、安く手軽に入手できる白ごま油。この油をからだにぬるだけで、老化防止、デドックス、美肌に効果抜群と、芸能人をはじめ巷で話題を呼んでいる。本書は、白ごま油を医療に取り入れる専門医が、「顔にぬればシミ、くまが消える」「鼻の中にぬれば花粉症に効く」「便秘は時計回りでおなかにぬる」「おでこにぬると不眠が改善」「虫歯、歯周病にはオイルうがいが効く」「足裏にぬると目の疲れがとれる」「毛根にぬると抜け毛、白髪の予防になる」など、1日10分で簡単にできる健康法を紹介。白ごま油は、中華などで使う香りの強い褐色のものではなく、無味無臭でからだにぬってもべたつくことがありません。安く、効果が早く、確実に毒素を出してからだが若返える、このインド5千年の秘法が、あなたのからだを甦らせる!

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  • 友達ができにくい子どもたち
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    「他の子としょっちゅう衝突してしまう」「人見知りで、いつも一人で遊んでばかり」……そんなふうに、友達ができにくい子どもたちは数多くいます。中には、ADHDやASDなど、発達障害が原因で、仲間関係がつくれない子も。こうした社会性のなさは、子供同士のいじめにつながる可能性もあり、心配されるところです。本書では、子どもたちの社会性をはぐくむために、大人たちができることをまとめました。「他の子のよいところを言う」「人の気持ちを知るロール・プレイング・ゲーム」など、すぐに始められるトレーニングも満載。

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  • 恩田木工 真田藩を再建した誠心の指導者
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    「人というものは、よき人が使えばよくなるものでござりまする。悪い人が使えば悪くなるものでござりまする」―財政難に苦しむ真田藩で藩主幸弘より家老職兼勝手掛を命じられ、藩政刷新、財政再建に向けて倹約令や治水事業など様々な改革に着手し、組織の再建を行った恩田木工。識見と才を持ち、「誠の心」を持った一人の指導者の波乱の生涯を通じて、真のリーダー像を描いた一冊。
  • イギリス怪奇探訪 謎とロマンを求めて
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    人気の国・イギリスは、アーサー王の話をはじめとする不思議な伝説や、魔女や妖精の伝承、シェイクスピアやバイロン卿にまつわる謎など、ちょっと怪奇的で不思議な話の宝庫である。本書は、そんな怪奇的な伝説・伝承をたよりに、首都ロンドンを皮切りにイギリス各地を訪ねる異色のガイドブック。写真も豊富で、読み物としても存分に楽しめる。イギリスの知られざる魅力に出会える書。
  • 子育て日本史 日本人の品性・美意識の源流をたどる
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    遊びの中ではぐくまれた知恵、暮らしの中で伝えられてきた文化……、美しい日本人の育て方とは――。本書では、日常生活を通じて日本人が実践してきた「育ての知恵」を、歴史をさかのぼってわかりやすく解説する。子どもの成長を祝って行われる通過儀礼、季節の移り変わりに伴って行われるさまざまな年中行事……。それらを通じ、「品性」「美意識」「男らしさ、女らしさ」「相互扶助の精神」など、人間教育は日常に自然な形で溶け込んでいた。経済的な豊かさと引き換えに、失われつつある美しい日本人をはぐくむために、真の教育とは何かを問いかける一冊。

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  • 構えあって構えなし 中村天風と宮本武蔵に学ぶ成功法則
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    万物の霊長たる人間として生を享け、この世を生きていく時、「いのち」には生まれながらにして与えられた法則があり、これを正しく理解すれば、強さ、喜び、平和を手にすることが可能と中村天風は説く。波乱に満ちた人生を送った末に、積極的に人生を送ることの重要性をすすめるにいたった中村天風だが、その発想の原点となったのは、新渡戸稲造の『武士道』であり、宮本武蔵の『五輪書』であった。本書は天風と武蔵をとおして、人間としての成功を手にするための心の持ち方を説く、人生指南書である。

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  • 私の独創教育論 「暗記偏重」教育が日本をダメにする
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    独創は、物事をごまかさずに自分の力で考え、誰もしていないことに挑む孤独に耐える中にしかない―半導体研究の世界的権威として知られ、教育者としても四十年以上にわたって第一線に立ち続けてきた著者。現在の教育状況が続くかぎり、新たな産業を興し国の発展をリードする人材は生まれないという危機感から、学生にロマンを持たせ、真の創造性を育む教育の理念とプランを、情熱を込めて語る。

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  • 渡部昇一の戦国史入門 頼山陽「日本楽府」を読む
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    日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く、何より手に取りやすい絵巻物を見る如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「赤松満祐の反逆」「北條早雲出現の背景」「大内氏を滅亡に導いたもの」「倭寇の血をひく鄭成功の活躍」「北国の虎・上杉謙信」「桶狭間の戦いは、なぜ成功したか」「朝鮮出兵と織豊時代の終焉」などを収録。下克上の応仁の乱から信長の台頭と滅亡、秀吉の天下統一、朝鮮出兵まで、江戸期の武士の眼から見た“戦国乱世”が鮮やかに甦る!

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  • “会社を辞めたい”と思ったとき読む本 心に悔いを残さないために
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    本書は、辞めるべきか、とどまるべきかの見極め方から、上手な辞め方、転職に成功する条件まで、様々な悩みに具体的にアドバイス。「シマッタ」と後悔しないための、正しい決断の方法を教える。

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  • 上に立つ者の論理
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    マニュアルやハウツーで部下の心は動かない。勇気、決断力、公正、無私…リーダーに求められる真の資質とは何か。それはどうすれば養うことができるのか。本書では長年警察官・自衛官の指導に携わった著者が、米国陸軍リーダー論、『甲陽軍鑑』『君子小人論』などを例に、長たる者に必要な「武の精神」を説く。危機管理能力に欠けるといわれる現代日本人の必読の一冊。

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  • 自己点検の心理学 無意識の行動から探るココロの不思議
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    バーゲンだとつい買いすぎる、キスのときなぜか目をつぶる……etc。我々のなにげない行動を見つめてみると、不思議な習慣やクセが以外に多いことに気づく。本書は、日常生活の中から、人間が無意識にしている不思議な行動や表現について、心理学の立場でやさしく解説した。自分のよい点、悪い点をチェックすれば、他人のこともよく理解できるもの。人生をより楽しいものにするアドバイスで一杯の一冊!
  • 説得の科学 何が人の心を動かすのか
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    人の一生は説得の連続である。学校の授業、会社の会議や取引、演説、子供の教育、そして恋愛…あらゆる場面で説得力を養うことこそ、思いどおりの人生を送るための鍵なのである。では、どうすれば説得力を身につけることができるのか、また詐欺やマインドコントロールに引っかからないためにはどうすればよいのか。第一線の心理学者が豊富な事例をもとにその具体的方法を紹介する。
  • 女人平泉
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    「平泉の栄耀もいっときのこと。間もなく修羅がやって来ます」…。百年に渡り、平泉を舞台にみちのくの王として君臨した奥州藤原四代。そのかげには、男たちの修羅にもみくだかれながらも、子を生み血を伝えるために耐え、生き抜いた妻たちの熱いドラマがあった。哀感漂うみちのくの風景と華麗な平泉を背景に、女たちの生きざまを鮮烈に描き出した本格的歴史小説。
  • 闇の関ヶ原
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    今からちょうど四百年前の九月十五日、日本史上もっともドラマチックな合戦があった。全国の名だたる大名が豊臣方・徳川方の東西に分かれて激突、一日で天下の帰趨を決した関ヶ原の合戦である。戦端が開かれた当初、徳川家康率いる東軍を押しまくった西軍は、小早川秀秋の寝返りによって壊滅のやむなきに至った。だが、この寝返り劇、はたして戦場で突然起こったものだろうか。むしろ何者かによって事前に仕組まれていたのではないか。本書は、限られた歴史的事実をたくみにつなぎ合わせながら、東軍を勝利に導いた「闇の仕掛け人」の素顔とその活躍をいきいきと描き出している。合戦そのものは一日で終わったが、天下をめぐる徳川家康と石田三成の謀略戦は、戦場で対峙する以前から延々と続いていた。そこで力を発揮した男たちこそ、この物語の主人公である。秘められた人間ドラマを掘り起こし、新たな視点から「関ヶ原」を描いた注目の長編時代ミステリー。
  • わが座右の『徒然草』 人生の指針、知恵の宝庫
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    鎌倉時代に吉田兼好が著した「日本三大随筆」の一つ『徒然草』。「高名の木のぼり」「仁和寺の法師」「良き友、悪しき友」をはじめ、兼好の鋭い観察眼とユーモア溢れる雑感を交えた逸話の数々は、時代を超えて愛読され、今日でも人々の心を魅了してやまない。著者も、人生の時々に『徒然草』を読んできた。大きな転機のとき、失意のとき、兼好の文章は常に良きヒントをくれたという。自分の思いの通りに進まぬ人生を、いじけずに、面白がって生きるには何が大事なのか。読むたびに、そのつど学ぶところがあり、新しい発見がある。不安の時代を生きる現代人に、「心のカウンセラー」吉田兼好は、どんな知恵をくれるだろう。ときに立ちふさがる壁を前に勇気づけ、また疲れた心を癒し、そして悩みを痛快に笑い飛ばす。――叡智に満ちた兼好の名言を読み解きながら、心軽やかに生きる手がかりを提供する「人生の道しるべ」といえる。『「徒然草」的生き方』を改題。
  • 定年後。こう考えればラクになる
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    2007年から団塊の世代の大量定年が始まり、「定年後」をどう過ごすかに50代の関心が集まっている。退職金を元手にビジネスに挑戦する、ボランティアに打ち込む、趣味の世界で一流になる、田舎暮らしでのんびり過ごす……。夢はおおいにけっこうだが、自分が辛くなるように考えてはいけない。定年後は“気軽”に生きる――それだけでいいじゃないか。本書は、大手広告代理店幹部社員から40代後半で独立、作家兼経営評論家として歩んできた著者が、自らの経験を踏まえて、60代からを楽しんで生きるための知恵をアドバイスしている。趣味の愉しみ方から夫婦円満のコツをはじめ、第二の人生のヒントとなる名言・名句や歴史上の逸話を紹介。「生きがいよりも生き方だ」と語る、著者ならではの生き方・考え方が飄逸な筆致でつづられている。「会社一筋」で来た人や、老後に漠然とした不安を感じている人におすすめ。『定年後に笑う人』を改題の上、再編集。
  • 勝ちぐせをつける 失敗を成功に変えるセオリー
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    この世に勝利を望まない人はいない。しかし勝つ人がいる一方で、必ず敗者がいる。勝つための論理があり、挫折する人は挫折せざるを得ない理由がある。それはいったい何か? 「人間、楽しく生きなければ意味がない」と主張する著者が、無駄な努力をせずに勝利をつかむポイント、次の成功へつながる再起の仕方を100項に凝縮。勝ち人生への最良の案内書。
  • 佐々木小次郎 秘剣「つばめ返し」を編み出した剣豪
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    宮本武蔵の最大のライバルとして著名な悲劇の美青年剣士・佐々木小次郎……しかしその実像は、断片的な史料で伝えられるのみで、ほとんどが謎のヴェールに包まれている。本書は、そうした史実の隙間を紡ぎ、佐々木小次郎という一人の剣豪の瑞々しい青春の勇姿を描き出す。少年期に小太刀の名手・富田勢源に入門した小次郎は、背に伝家の宝刀を携え、幼馴染みの若菜を追って各地を流浪しながら、兵法修行を積んでいく。やがて柳生四天王の一人・木村助九郎との打ち太刀や武蔵の門弟・小池左門との決闘などを経て、その剣名が高まると、小次郎は自らの最強を証明したいと願うようになる。そして、もう一方の雄・武蔵に対し、ただ己の編み出した秘剣「つばめ返し」が通用するか否かを確かめるため、運命の“巌流島”へと向かうのだった――。常に敵と真っ向勝負し、倒し続けた孤高の剣士。その生き様を活写した、著者会心の力作小説である。

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  • わが親鸞
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    愛欲も、名利への欲も、人間的弱さも、みなさらけ出して歩いた親鸞。―法華経の家に生まれた著者をして、「心懐恋慕、渇仰於仏」と言わしめるほど、宗派をこえて広く親しまれている人物である。本書は、人間親鸞の辛辣な生涯を見据え、その足跡をたどりながら、人生をいかに真に強く生きるか。いかに飾らずに生きるか。いかに自分らしく生きるかを問いながら、生きることの尊厳をみつめた書である。

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  • 親鸞と生きる 悩むから人間なんだ
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    幼くして比叡の山門に入り、以後二十数年、悟りへの道を模索し続けた親鸞。その間、押さえても押さえきれぬ女体への欲望に悩み続けた親鸞。後鳥羽上皇の怒りを買い、越後に流され、師・法然とも永別した親鸞。僧でありながらも、その地にあって恵信尼を妻として迎え、子供までもうけた親鸞。聖人ぶらず、あるがままに一人の人間として生き抜いた姿こそ、親鸞人気のよってくるところである。本書は、自らも法華宗の寺に生まれた著者が、親鸞への思いを通して、悩みつつも生き抜くことの尊さを訴えた書である。 本文中では、今も越後・居多ケ浜にある親鸞聖人上陸記念堂を一人で守る江口茂治老人が著者に宛てた書簡、親鸞や恵信尼の書簡の著者による現代語訳が数多く紹介されているが、それらによって親鸞の人となりと信仰の原点が見事に浮き彫りにされている。読了したとき、悩むからこそ人間なのだと、なぜか救われる思いがする感動の人生論書である。

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  • 知って楽しい「苗字」のウンチク 一日一話でわかる面白知識
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    全国に約30万種類ある日本人の苗字。そのなかには、鈴木、佐藤、田中などの非常に人口の多いものから、浮気、美女、兎といった珍しい苗字まで様々ある。しかも、どれ一つとして由来のないものはなく、先祖から脈々として受け継がれた興味深いエピソードに彩られているのだ。本書は、そうした苗字のウンチク話を、一年365日の一日一話形式でまとめたもの。しかも、ただ便宜的に月日と苗字を当てはめるのではなく、季節感や数字の語呂合わせを大切にしている。たとえば、一月一日には元日田さん、四月一日には四月一日さん、八月十五日には夏目さん、九月十日には秋月さんの解説が施されている。苗字研究の第一人者である著者ならではの趣向といえよう。もちろん導入部では苗字を楽しむ基礎講座あり、後半部では難読苗字や日本十二大苗字の解説もあるという盛りだくさんの内容。一冊であなたを苗字博士にする画期的な本。

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  • なにが「脳」を壊していくのか 最新科学が解明する「人体最後の秘境」
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    記憶を支配する海馬、運動を司る小脳など、脳のしくみや働きについては、一般的にもかなり知られるようになった。だが、記憶力を低下させ、判断力を奪う痴呆に見られる老化現象、人間を恐怖に陥れた狂牛病など、脳の働きを阻害するメカニズムについては、いまだ未解明な部分が少なくない。それでもやはり誰もが気になる、いわば、われわれの「脳を壊す」メカニズムの研究成果を話題の中心に、脳に関するさまざまな最新情報をやさしく解説してくれるのが本書だ。例えば、年をとるということは、脳における神経細胞が減少してしまう現象なのだという。とはいえ、神経細胞が減れば学習能力や記憶力が衰えてしまうかというと、そうではない。脳内で神経細胞どうしを結びつけているシナプスの数を増やせば、脳の老化を防ぐことになるからだ。そのためには、われわれは日頃からどのようなことに気をつければよいのか。人体最後の秘境に迫ったコラム集。

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  • 合戦 歴史の流れを変えた10のドラマ
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    合戦は、武将たちにとって自己の存在を賭けた極限のドラマである。信長・秀吉・家康らは、歴史に残る名合戦をいかに指揮し、いかに戦ったのか。彼らが戦いにかけた夢、野望、そして戦術戦略のすべてを、古戦場を歩きながら持ち前の創造力を駆使して追い求めた、興味尽きない歴史読物の好編。

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  • 将来に不安を感じた時読む本 ゆとりと充実の日々のために
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    不安の中に身を潜めていても何の解決にもならない! 自分の能力、健康、会社の将来…と、現代のビジネスマンは様々な不安に取り囲まれている。問題はそれをどう乗り越えて、自分の人生を切り拓いていくかである。本書では、不安の原因を総ざらいし、様々な角度からその解決策を探る。不安に直面している人だけでなく、より楽しく充実した日々を送りたいと願う人々の指針にもなる現代ビジネスマン必読の書。

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  • 20世紀とは何だったのか 西洋の没落とグローバリズム
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    ニーチェの真意、ハイデガーの試み、ケインズの卓見……20世紀はあらゆる哲学、思想、社会運動が「ニヒリズム」と対峙した時代であった。本書は京都大学における「現代文明総論」講義をまとめたもの。現代の先進国に生きるわれわれは、かつてなく自由になり、便利で快適な生活環境を実現してきた。しかし、本当に、われわれは「善き社会」を実現できているのか? 西田幾多郎と「近代の超克」について論じた京都大学最終講義を収録。解説・松原隆一郎。

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  • お母さんの心のまなざし 子供はよい子に必ず育つ
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    科学技術が進歩し、物質的には豊かになった現代は、しつけや情操教育、偏差値教育のただ中での進路指導など、子育てでの迷いの多い時代です。しかしこんな今こそ、親の毅然とした教育方針が求められるのではないでしょうか。本書は、元東宮侍従の著者が、浩宮様、礼宮様にお仕えした時のエピソードを交えながら、愛と信念の子育ての大切さを、心を込めて説き明かします。

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  • 田中眞紀子総理大臣待望論 「オカルト史観」で政治を読む
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    従来の常識での理解を越えた“異変”が相次ぐ世紀末・日本。これらの“異変”を読み解く鍵は「オカルト史観」にある。平安の昔から怨霊に支配されてきた日本に、いま何が取り憑いているのか。日本を救う真のリーダーは誰か。政界に取り憑いた「田中角栄」という怨霊、武の精神を失墜させた「平和ボケ」という怨霊ほか、日本人を数々の呪縛から解き放つ方途を提示するベストセラー評論集。

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  • 正義の時代
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    今、まさに激動の時代。何が正しく、何が間違っているのか、確固たる歴史的視点なくしては、物事の本質を見誤りやすい。本書は、歴史に対する深い教養と鋭い洞察をもって知られる著者が、「騎馬型国家と農耕型国家」「愛憎の日米関係史」「腐敗の中の指導者論」など、広範なテーマにわたって日本の歴史に一貫して流れる伝統精神を探り、普遍的で本質的な真の価値とは何かを解き明かす。時代の推移とともに、ますます輝きを放つ評論集である。

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  • 乃木希典 「廉潔・有情」に生きた最後の武人
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    いまから100年前、激戦が繰り広げられた日露戦争で、「難攻不落」といわれた旅順要塞を陥落させた将軍・乃木希典。「最後の武人(もののふ)」ともいうべき彼の生き様と、明治天皇への殉死というその最期が、いまも多くの人の心を動かすのは何故か? 明治10年(1877)の西南戦争では、官軍に属して最前線で戦ったものの、天皇から授けられた軍旗を西郷軍に奪われるという“大失態”を演じてしまった若き日の乃木は、そのことを生涯ずっと心に背負いながら、戦いのなかに我が身を投じ続ける。日清、日露両戦役でも、つねに最前線で危険に身を晒すその姿は、まるで「死処」を求めているかのようであった……。普段から軍服を身にまとい、質素な生活に甘んじて自分に厳しくする一方で、部下からは慈父のように慕われていた乃木。戦前は「軍神」として崇められながら、戦後は「凡将」との評価が世に流布した彼の、人間としての真実の姿に迫った評伝小説。

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  • 戦国 名将の条件・参謀の条件
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    群雄割拠した戦国の世。武人であると共に一流の教養人でもあった戦国大名達の生きざまは、現代に生きる我々にも多くの学ぶべきことを伝える。―毛利元就、伊達輝宗など名将の出処進退。黒田如水、島左近らにみる名参謀の条件。父を凌げないままに滅んでいった2世達。本書は丹念に史実を追いながら、著者独自の冷徹な視点で、トップのあり方、参謀のあり方、後継者の育て方を考える。混迷多き現代に生きるビジネスマンのための指針の書。

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  • ロンドンのコーヒー・ハウス 18世紀イギリスの生活史
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    1652年、セント・マイケル小路にロンドン初のコーヒー・ハウスが開店…。18世紀初めには2000店を数え、貴族・政治家からニセ医者・ペテン師まで、様々な階級の人々が集ったコーヒー・ハウス。当時の政治、経済、ジャーナリズム、文化・文学の世界で、コーヒー・ハウスが果たした多岐にわたる役割をたどりながら、近代都市文化が花開いた18世紀イギリスを生き生きと描き出す、ユニークな生活史。

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  • 梅原猛の仏教の授業 法然・親鸞・一遍
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    生きとし生けるものすべては成仏できる――。鎌倉時代に生まれた浄土仏教は、衆生救済のみならず、悪人でさえも念仏を唱えれば必ず救われると説く革命的な思想であった。本書は、日本思想を長年研究してきた著者が、法然・親鸞・一遍という3人の宗祖の峻烈な人生とその思想の系譜を読み解く。「観想念仏」から「口称念仏」へと転じて民衆に極楽往生の門を開いた法然。「御影」と呼ばれる肖像や伝記『醍醐本』をもとに、法然の原点を辿る。なぜ親鸞は法然の弟子となり、「悪人・女人救済」の仏道を説いたのか。「親鸞は源頼朝の甥だった」という視点に立つと、親鸞の4つの謎が解ける。すべてを捨てて遊行の旅へ出た一遍。彼が踊り念仏に辿り着いた経緯を、「漂泊」「捨聖」「詩歌」「踊り」というキーワードから探る。「梅原日本学」を打ち立てた知の巨人が、生き方や死に方、そして21世紀を生きるヒントとしての「共生」の思想について語った一冊。

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  • 「思考の老化」をどう防ぐか(PHP文庫)
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    「最近、頭の回転が悪くなった」と自分で感じたことはないだろうか? 昔のようにアイデアが出ない、頑固になった、すぐに答えを急ぐ、突発事態にめっきり弱くなった、気持ちの切り替えがうまくいかない……。だが、それは決してあなただけの症状ではない。創造性、ひらめき、問題発見力、感情のコントロールなど、脳で高度な知的活動を司る「前頭葉」は、実は人間の成長プロセスの中で、もっとも遅く成熟し、もっとも早く衰える器官なのだ。そして多くの人は、40代の現役世代から思考は老化していく――。本書は、老年精神医学の知見をもとに、「前頭葉の機能をIQで測ることはできない」「自動思考――反射的に確信してしまう」「脳の動脈硬化が、思考の老化を加速させる」「高齢者に増える『そうだったのか』思考の危険」など、知識社会を生き抜くための“脳のアンチエイジング”をやさしく解説する。年齢に関係なく、思考の若々しさを保つ秘訣とは?

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  • 桃太郎の教訓 減速経済時代を生き抜く
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    サルの企画力、イヌの行動力、キジの情報力――高度情報化時代の今日、ビジネスマンにもっとも問われている能力が、「桃太郎」の昔話の中にあった!? ――など、言論界のご意見番が独特の発想とユニークな視点のすべてを披露し、数々の洒落たエピソードとともに、情報氾濫の時代における現代人の行動基準を示唆する異色の書。

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  • 目からウロコが落ちる 「いい女」ヒント
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    見た目だけの「いい女」なんてつまらない。慣れないハイヒールでよろよろしている人より、お気に入りのスニーカーで軽やかに歩く人の方がステキです。人生だって同じこと。自分らしい生き方を見つければ、身も心もイキイキ輝きます! 本書は、常に悩みながらも前向きに「生き方探し」に取り組んでいる著者が、コンプレックスや不安を抱えて生きる女性達にエールをおくるエッセイ集。「電球には、眩い100ワットもあれば落ち着いた20ワットもある。女の魅力も同じです。自分のセールスポイントを見つけましょう」「働くって、シンプルなこと。やりがいがないって言う前に、一生懸命取り組んでみようよ」「ムカッときたら修業させてもらっていると考える。怒るのは簡単だけどイヤなことから学ぶこともできる」など、立ち止まって自分を見つめ直すたびに目からウロコがポロリと落ちる。そんなキッカケを与えてくれる本。好評『「いい女」講座』待望の第2弾!

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  • いい女は頑張らない
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    「女の時代」が叫ばれ、女性は「キャリアだ、自立だ、家事と仕事の両立だ」と、社会や男に対して必死に頑張ってきた。でも、そろそろ“自分らしく生きること”を見直してみませんか。現代の女性には、仕事一筋の男性より生き方の選択肢がずっと多いのだから……。話題作『クロワッサン症候群』から「新しい生き方」を追い続けてきた著者が、これからの“いい女”への心構えをアドバイス。仕事や結婚に揺れるすべての女性たちに贈る、応援エッセイ。

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  • 交渉力の時代
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    低成長下に生き残るためのビジネスセンス、複雑な国際外交で発揮される高等な術策……駆け引き下手とされてきた日本人にとって、「交渉力」はいまや時代的要請ともいえる。交渉の場における脅しの効果とは何か? ベイズ決定理論とは、交渉妥結のナッシュ解とは……本書は、古今の代表的な交渉の事例を駆使して、「交渉力」の科学と戦略に新たな光をあてた画期的な成果である。

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  • おりょう残夢抄
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    坂本龍馬暗殺の真相を、妻おりょうの目を通して探る長編歴史ミステリーである。慶応三年十二月九日、下関で暮らすおりょうのもとに、龍馬の突然の訃報が届く。この日から彼女の転変の日々が始まった。夫の死の真相究明を念じ、長崎から土佐、そして京へと住処を移す。女の身一つで生きて行かねばならず、苦労の末に死ぬ思いをすることもあった。そんな中、行く先々で、かつての同志たちが現われ、当時のことを様々に証言していくのである。遺留品のこと、藩内の事情や諸藩の思惑、そして犯人検挙の報まで。やがて明治の世も五年となり、文明開化が急速に進む頃、それまでに得た数々の証言が彼女の中で一本の線に繋がった。彼女はそれを確かめるべく、ある人物を訪ねて東京へと旅立つのである……。夫を失って以後のおりょうの波瀾の生涯を辿りながら、幕末最大の謎といえる龍馬暗殺の真相を、諸説を検証しつつ解明していくエンタテインメント作品である。

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  • 「般若心経」講義
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    一千数百年にわたって読みつがれ、唱え続けられてきた日本人の心の原点「般若心経」。「色即是空」「観自在」「不垢不浄」…この経典を成す262文字は、何を語りかけるのか。本書は、斯界第一の語り手である著者が、一句一句に現代的な考察を加えつつ、精緻に解説したものである。今をより強く生きる力と知恵を与えてくれる好著。

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  • 良い上司 悪い上司 生き残る管理職の条件
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    マルチメディアの発達は新人とベテランの壁を低くし、個性や能力が重視されるソフト化社会を築いた。その結果、年功序列と終身雇用を基軸とする日本的経営は崩壊し、異端が主役となる時代が到来した。こうした「経験がものいわぬ時代」に、管理職たちは果たしてどのようにして生き残りを賭ければよいのか! パラダイムの大転換期における新しい管理職の条件を解き明かした指導者必読の書。

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  • 大国日本の世渡り学 国際摩擦を考える
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    各国の利害と思惑が対立・錯綜する国際社会。有事の戦略、和平工作、その舞台裏の揺れ動く懐疑と信頼―。貿易摩擦から防衛・文化摩擦に至るまで、国際情勢が日本にとって一段と困難さを増してきた中で、真に有効な外交戦略とは何か? 歴史上繰り広げられてきた様々な外交の実例に照らして、硯学が、その冷徹な分析をもとに、21世紀の国際社会における大国日本の生き方を透視する。

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  • 元気がでてくる 「いい女」講座 思いきり生きて、幸せつかもう
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    自由な時間もある、欲しい物も買える、見た目だって悪くない。その一方で、なぜか心が満たされない……なんて思っていませんか? 本書は、20代で結婚と離婚を体験し、その後ベストセラー『クロワッサン症候群』を著すなど、常に悩みながらも前向きに“自分スタイルの生き方”を追及してきた著者が、不安や劣等感を抱えるすべての女性に贈る応援エッセイ。揺れる想いを自信に変える方法をお教えします。「悩むことは、自分探し。ため息をついたら、自分を見つめ直すチャンスです」「“30歳までに”より“まだ30歳”を口ぐせに」「百聞は一見に如かずハズミ結婚でもいいじゃない」「占いをやめたら、自分を信じられるようになる」「颯爽と歩けば女が上がる」など、年齢とのつき合い方や結婚の問題、夢をかなえるコツを、経験談を交えて具体的にアドバイス!あなたらしさを磨く魅力アップのヒント満載!

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  • 出口王仁三郎 あるカリスマの生涯
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    大日本帝国の行方が社会に暗雲を漂わせていた昭和初期。人心に不安渦巻くこの時代に「世界主義・人類愛善・万教同根」の理想を掲げ、その実現に邁進する男がいた―大本教の大成者・出口王仁三郎。度重なる弾圧にも屈することなく、彼を駆り立てたものは何だったのか。そして何が多くの信者の心を魅きつけたのか。後の新宗教にも多大な影響を及ぼした、一宗教家の破天荒な生涯を描く力作評伝。

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  • 見た目だけで人を見抜く技術
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    一人一人の顔は、全く違います。同じ両親から生まれた兄弟でも似ていないということもあるでしょう。実は、顔にはその人の性格や才能が大きく反映されているのです。本書は、アメリカで大きな発展をとげたパーソノロジー(人相科学)を使って、自分自身や周囲の人の性格の読み解き方をアドバイスするもの。眉と目の間隔が狭い人はフランクな付き合いが好き? 眉山が尖っている人は企画力がある!? 鼻下が短い人はナルシスト? など、内面と外見の意外な関係が分かる一冊。隠れた才能を発見できるかも!
  • 精神科医が教える 毎日が楽しくなる「老後のトキメキ術」
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    胸が高鳴る“トキメキ”は人間の大切な感情のアクセント。何歳になってもその気持ちを持ち続けられるかどうかで、第二の人生の可能性は大きく変わってきます。ほんの少し、心の持ち方を変えたり、ものごとの受け止め方を変えてみる。いつもと、ちょっぴり行動を変える――。そんな小さな変化の積み重ねから、気がつくとビックリするくらい老後の毎日が変わってくるのです。本書は、高齢者に「老いの楽しみ方」を伝える精神科医が、恋愛、人間関係、仕事、趣味、健康など、いつまでもワクワクと幸せな毎日を過ごすための“トキメキ術”の極意を紹介。「トキメキの感情に年齢は関係ない」「何歳になっても、素敵な人に出会える」「人に与え、必要とされる営みの喜び」「もっと、わがままになっていいのです」など、“年齢に負けない、退屈に流されない”ための大きなヒントが詰まっています。夢中であること、それがいちばんの幸せです。

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  • いのち
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    よりよく生きたい、生き甲斐ある人生を送りたいと考えぬ人はいない。そのときに大切なのは、人間を生かしている永遠なる「いのち」、即ち“ふかい愛と願い”の存在を知ることだと著者はいう。ところが、人々はこの世に生まれ、自我の自覚が深まるにつれてこの「いのち」を見失い、そして惑い苦しむのである。本書は、法華経の教えの言葉を中心に、悔いのない人生を送るための勇気と知恵を説いた書である。

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  • 頭のいい子が育つ10歳からの習慣
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    「頭のいい子になるかどうかは10歳までに決まる」と諦めていませんか? 長年、小中学校の教育現場や受験事情を取材してきた著者は、「子育ては10歳以降が勝負」と言います。本書では、家庭教育の重要性に着目する著者が、「学力を伸ばすには?」「生活習慣を確立するには?」「社会に出て活躍するための生きる力を身につけさせるには?」「子どもの才能、特技を伸ばしていくには?」「避けては通れない受験にどう向き合えばいい?」という5つのフェーズで、今日から家庭でできる具体的な方法を提案。さらに受験対策から生活習慣、親子のコミュニケーションまで、さまざまな事例やデータを交えながら、本物の「生きる力」を養うために親がなすべきことを伝授。わが子を「あと伸びする子」と願うお父さんお母さん、この一冊から始めてみませんか?

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  • 武田信玄
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    戦国乱世にその名を轟かせた希代の戦術家・武田信玄。武田家嫡男として生まれながら、「異相の子」として父・信虎に冷遇された晴信(のちの信玄)は、二十一歳にして父を駿河に追放、甲斐国の領主として立つ。北に上杉謙信、西に織田信長、南に若き徳川家康。無敵の武田軍を率い、割拠する勇将たちと覇を競いあったその野望と栄光の生涯を、雄渾な筆致で描く。

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  • 「昭和史」を歩きながら考える
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    昭和5年に下町で生まれ、東京大空襲で九死に一生を得て山本五十六を生んだ越後長岡に疎開。昭和28年に文藝春秋新社に入社し、主に雑誌畑の編集者として時代とともに歩んできた著者は、根っからの歴史好きが高じて昭和史に没頭、今や研究の第一人者にして自らがその体験者という、まさに「昭和の語り部・生き証人」といえる。本書は、そんな著者が様々な媒体に発表してきた文章から、たんなる「知識」ではなく、「昭和」の息づかいが伝わるような作品を収録した随想集。「日中戦争の陥落主義」「日本人の集団催眠」といった史論的なものから、「戦後史のなかのわたくし」「白線高校の意地」など自身の来し方に即したものまで、昭和史をタテ・ヨコ・ナナメにとらえてつづるエッセイは、いずれも軽妙な筆致でありながら滋味深い示唆に富んでいる。戦後70年の2015年、「昭和史」を改めて考え直す上での様々な気づきを与えてくれる一冊。

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  • アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相(PHP文庫)
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    日本の「戦後体制」の根幹である“昭和憲法”を与えると同時に、その憲法を変えること自体を困難なものにしたアメリカ。だが、平和主義の理想を貫くその憲法の背後に潜んでいるのは、戦勝国による“報復”であった。アメリカが主張する「侵略戦争に日本が敗れた」という前提があり、日本は報復を受けたのである。そして今、アメリカの国力が衰え、日本の安全保障を確保できなければ、“昭和憲法”の存在価値はなくなってしまう――。本書は、40年以上にわたって日米関係を取材してきた著者が、占領下で日本政府が事実上存在しない異常事態のもとで憲法が作られた過程を、マッカーサー指令部など歴史の証人から得た新たな証言で鮮やかに描き出す。「昭和憲法は国会を独裁者にした」「日本側は天皇制の維持だけに全力を挙げた」「アメリカは独立後の日本を信用しなかった」など、憲法を見直すにあたり、今の日本人が直視すべき“歴史の現実”がここにある!

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  • 定年からが面白い 充実の趣味人生実践記
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    待ちに待った定年がやってきた。子会社社長への勧めも断って「自由人」となった著者。以後、エレクトーン、ゴルフ、水泳等々、現役時代に転勤であきらめた数々の趣味の完成を目指す、かくも楽しき日々。学業、仕事、子育てのお勤めを終えた「第三の人生」こそ、まさに人生の醍醐味である……。新しい趣味への挑戦から、引退後の収支決算まで、定年からの生活を充実して過ごすノウハウを満載。

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  • 死にざま 生きざま 美しき人になりたく候
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    真に美しい人とは、死にざまの美しい人である。その人の容姿の美醜がどうであれ、また、生き方の器用、不器用がどうであれ、最も大切なことは、その人がいかに私心を捨て、虚飾なく自分の人生を全うしたかにある。これを著者は死にざまという。本書は、吉野秀雄、高村光太郎、芥川龍之介などいずれも人生を創造的に生きぬいた人々の死にざまを取り上げることによって、逆に「生きるとは何か」に鋭く迫った迫真の人生美学である。

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  • 明るいニヒリズム(PHP文庫)
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    ニヒリズム(虚無主義)について、ニーチェは永遠回帰を説き、「徹底的にすべてが無意味」とした。そんなニヒリズムが「明るい」とは?―著者はニーチェが永遠回帰を生きる上で「力への意志」を持ち出したことに疑問を呈する。ニヒリズムは克服したところで何もない。時間とは?客観的世界とは?私とは?徹底した思索のすえに「真正(明るい)ニヒリズム」へと読者を誘う鮮烈な哲学論。

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  • <完本>閑話一滴
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    便利さ、効率のよさ、損か得かなど、都会に暮らす現代人の日常は、すべからく何らかの利得を動機に流れていく。しかし、真の人間らしさとは何か。自然への畏敬、生命への讃歌、人と人とのご縁への感謝…。文豪・水上勉が、身近の出来事から折々につづった随想をまとめた『閑話一滴』と『続・閑話一滴』を合本。

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  • [新装版]日本人はなぜ水に流したがるのか
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    「水に流す」とは、今まであったことを、さらりと忘れ去ってしまうことである―そう書き出した著者は、この日本人独特の心情・行動様式を、豊かな水資源を有し、稲作による共同体を形成した点に着目する。「清浄」を尊び、罪や穢れは「禊」で洗い流す。しかし国際化の波は、「水に流す」思想の問い直しを迫っている。『梅干しと日本刀』などの名著で知られる著者による、ユニークな日本人論。

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  • 昭和のほどよい暮らし モノと人をだいじにする
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    平成の世になって27年。それでも昭和への郷愁は、静かなブームとして続いている。社会制度も充実し、組織も合理化され、モノの便利さも飛躍的に高まった現代社会。しかし人はむしろ昭和に比べ、元気さを喪った気がする。著者は、そんな昭和が持っていた長所を「ほどよい」という言葉で表現する。モノはあっても贅沢でなく、ほどほど便利でも人間の手仕事頼みの不便さも少し。携帯もパソコンもないかわり、人と人のつながりはもっと密接で温かい――本書は、昭和に生まれ、日々の暮らしを「質素に、しかし快適に」と心がけて工夫してきた著者が、昭和30年代、40年代の子供時代の暮らしとオーバーラップさせながら、モノと人をだいじにする「ほどよい暮らし」の原点を考えるエッセイ集。2015年は戦後70年。なぜか活力にあふれたあのころに置き忘れてきた、大切な何かを思い出しませんか?

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  • 1駅1問!解けると快感! 大人もハマる算数パズル
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    生徒を東大、御三家中(開成・麻布・武蔵)、算数・数学オリンピックに多数送り出している理数系専門塾エルカミノ。その小学校1~3年生コースでは、独自に開発した算数パズル(ゼロゼロ式、立体面積迷路、はてなコンテナなど)を教材として使っている。「小学校低学年向けのパズルなら楽勝でしょ?」などと侮るなかれ。難しい知識や計算は不要だが、大人でも脳に汗をかかないと解けないものばかり。それだけに解けたときの達成感は格別! 楽しく解いているだけで、自然と「理系脳」が鍛えられる1冊。「今回収録した算数パズルは、パズル作家の稲葉直貴氏と二人で作り上げました。稲葉氏は、実に多様な興味深いパズルを数々制作しており、『解き心地バツグン!』とパズルファンに人気です。本書では、実際に授業で使用しているものから七種類のパズルをご紹介。一問一問解くたびに、大人にも極上の達成感、解放感、爽快感を味わっていただけると確信しています」

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  • ガラスのハートのきたえ方 ダイヤモンドの強さを手に入れる30日間特別レッスン
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    世の中には、他人の何気ないひとことやちょっとした対応に心を痛めてしまう“ガラスのハート”の持ち主がいます。でも、一方で、どんなときでも力強く前向きでいられる「キズつきにくい人」もいます。両者の違いは、考え方の違い。失恋したときに「もうダメ、二度と恋もできない」と思ってしまうか、「もっと自分に合う人に出会えるはず」と思うのか。仕事で失敗したときに「自分には何もできない」と思うのか、「貴重な経験になった」と感じられるのか。心の持ち方次第で、人生は、明るいものにも暗いものにもなるのです。本書では、「ていねいに食を味わう」「心のキズからウミを出す」「すべてに『ありがとう』を言う」など、繊細な“ガラスのハート”を、たった1ヶ月間で強く輝くダイヤモンドに変える方法を紹介します。自分の人生を楽しむための一冊!

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  • 東洋医学と西洋医学 伝統と科学の結合が病気を治す
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    西洋医学を修めてきた医師である著者は、母の病気を契機に東洋医学と運命的な出会いをする。末期ガンの苦痛を和らげたものは、ツボを温めて刺激する温灸に似た療法だったのである。本書では、東洋医学と西洋医学双方の長所に注目して、日本で初めてハリ麻酔手術に成功した著者が、腰痛、神経痛から、花粉症や喘息、胃潰瘍まで、二つの医学を結合した新・養生訓を提示する。

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  • この日本語をちゃんと知っていますか?
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    例えば「色をなす」「色を失う」のように、あらためてその意味をたずねられると答えに窮したり、「世間ずれ」のように意味を取り違えて覚えていたり、本来の使い方とは逆の意味で使っている言葉があるものです。また、「げきをとばす」の「檄」を「激」と漢字を間違えたり、「汚名」は「返上」するものなのに、「汚名挽回」などと誤って使っていることもあるのではないでしょうか。本書では、“意味・使い方を間違いやすい言葉”“常識として知っておきたい言葉”“語源が面白い言葉”など、日常的によく目にする480の慣用句、熟語、故事成語を取り上げ、人前で恥を書かないために正しい意味と使い方を紹介しました。併せて、時代と共に意味や使い方が変わった日本語や、ちょっと気の利いた表現、美しい言い回しなども多数とりあげています。ビジネスの世界で役立つだけでなく、日本語の奥深さを再認識させてくれる、これだけ知っていれば安心!の日本語ハンドブック。

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  • 天皇の昭和
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    二・二六事件、第二次世界大戦、そして敗戦…。幾多の難局の中で昭和天皇は何を考え、どう行動されたのか。皇室をかつぎながら、その裏で独裁を企図した軍部。一方、あくまで帝国憲法に即しながら、世俗の政治権力に正当性を与えるという枠をお守りになった昭和天皇。そこに悲劇が起こった。信頼できる資料をもとに昭和天皇とその時代を活写した力作長編。

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  • 三国志――英雄たちの戦い
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    1巻510円 (税込)
    中国三千年の歴史は、権力をめぐる闘争の歴史でもあった。中でも三国時代は、劉備、曹操という二人の争覇に孫権が絡み、その争いは一層複雑で熾烈である。そこには今日的な人間関係や国際情勢の生々しい縮図が投影されている。三国志は現代を生き抜く我々のための人間学でもあるのだ。―本書では、官渡・赤壁・夷陵・五丈原の四大合戦を中心に、リーダーの条件・勝者の要諦を描き出す実録三国志。

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  • 英雄の心理学 時代が求める新しいヒーロー・ヒロインたち
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    楠正成は、負けを知りながら戦う日本型マゾヒズムの美学の代表的英雄。女性の「性」をフルに使い時の権力に接近した淀君は、素晴らしい王子様に依存することで自分の幸福を願う「シンデレラ・コンプレックス」を持っていた、等々。時代によって移り変わるヒーローやヒロインたちの行動を心理学的に分析。英雄不在の時代に、人々が求める新しい英雄のスタイルを探る。

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  • 自然界83の謎 地球が生き残るための知恵
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    「桜のつぼみは1度寒い日を体験しないと開かない」「ウナギは百メートルを超える滝の岩壁を歩いてのぼる」―自然は、多くの謎に満ちている。本書は、そんな自然界の「不思議」を、長年のフィールドワークで鍛え抜かれた鋭い観察眼を通して、正確に、そしてわかりやすく解明する。いま、地球環境の危機が叫ばれ、自然保護の動きが高まる中で、「自然とは何か」「人間は自然とどのように付き合うべきか」を示唆する。とてもエコロジカルな科学エッセイ。

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  • 老後に乾杯! ズッコケ夫婦の奮闘努力
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    「老後の二人暮しは苦痛ではないか…」。将来を見据えたとき、たとえ長年連れ添った夫婦でも、そんな不安を抱くに違いない。そんな方々に贈りたいのが、老夫婦の日常を妻の目線から綴った本書である。夫は作家の半藤一利氏、妻は夏目漱石の孫でエッセイストの半藤末利子氏。84歳と79歳の二人きりの生活は、寄る年波で、怪我、病気、物忘れに見舞われる。それだけでなく、ふりかかる様々な難事に翻弄され……。野良猫の親子に、自宅に居座わられる。酔っ払った夫が、自宅前で転倒! 「おばあさーん」と近所の子供に大声で呼ばれて……。それでも、ズッコケ夫婦は今日も奮闘努力。思わずニヤリ、時にホロリとさせられる著者の軽妙で茶目っ気たっぷりの筆致に思わずのめり込む。年を重ねたからこそ、わかる楽しみがある。老後の心配がすーっと消える傑作エッセイ。

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  • 安吾さんの太平洋戦争
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    人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない――戦後日本に衝撃を与えた大ベストセラー『堕落論』は、戦争中の日本人に対する完膚なき批評から生まれた。本書は、流行作家として世に出る前の、昭和11年から21年までの坂口安吾の人と作品に寄り添い、「太平洋戦争」が安吾文学に与えた影響を鋭く考察する。二・二六事件の最中、女流作家・矢田津世子との恋に終止符を打ち、小説の筆も進まずに京都で退廃的な1年間を送る安吾。新作を携えて東京に戻るが売れず、取手・小田原・新潟へと流浪する。しかし名作「日本文化私観」等を発表、歴史書を読み漁り、焼夷弾の降りしきる中を生き延びながら、人間を見る目を鍛えていった。ヒット作『昭和史』『幕末史』の著者にして、若き日に坂口安吾の担当編集者であった半藤一利氏が、「歴史探偵」の先達と敬愛する大作家の真実にせまる渾身の歴史・文学評論。

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  • 夢はるかなる 近代日本の巨人・久原房之助
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    日立製作所、日産自動車、ジャパンエナジーの基礎となった久原財閥の総帥・久原房之助。「鉄鋼王」の異名を馳せ、生涯を通じて「ユートピア」建設のロマンを追いかけながら、草創期の日本基幹産業の発展に挺身した屈指の実業家である。長州の商家に生まれた房之助は、慶応大学卒業後に貿易会社に就職するものの、ニューヨーク支店への栄転の夢を目前にして断念。経営難に陥っていた一族企業・藤田組の危機を救うべく、鉄鋼業の道を歩み、破竹の大躍進を果たす。一代で巨万の富を築きながらも、第一次大戦後の恐慌の煽りで事業難に陥り、政治家へと転身。逓信大臣、立憲政友会総裁を歴任し、日中露の「三国緩衝地帯論」を唱えるなど理想家の片鱗を見せつつ、「政界の黒幕」として近代日本の政治・経済に多大な影響を及ぼした。歴史の変革期である激動の明治、大正、昭和を縦横かつ奔放に闊歩した「巨人」の生涯を描く力作長編小説。

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  • 「世界の古代文明」がよくわかる本 巨大神殿の謎からファラオの呪いまで
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    1巻579円 (税込)
    メソポタミア文明発祥の地となったチグリス川の上流・ジャルモ。紀元前9000年頃の、史上最古の農耕遺跡が発見された場所である。以来、人類は世界各地で「最初の一歩」を刻む。本書はエジプト・メソポタミア・インダス・中国に加え、地中海・巨石を含めた六つの文明にスポットを当て、その謎に迫ろうというものである。「驚きの習俗!売春は聖なる義務だった」(メソポタミア文明より)「王朝を保つのに必死だった!絶世の美女クレオパトラの光と影」(エジプト文明より)「インドラ、シヴァ……一番偉い神様はどれ」(インダス文明より)「恨みをエネルギーに!司馬遷が『史記』に隠した暗号とは」(中国文明より)「盗み、殺人が奨励された!恐るべき本場のスパルタ教育」(地中海文明より)「砂漠に眠る栄華の跡。シバの女王を求めて」(巨石文明より)など、歴史の波間に消えたミステリーが今、明らかになる!

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  • 仏教がわかる心が楽になる お釈迦さまがほんとうに伝えたかったこと
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    いくら強いゴムでも限界まで引っ張るとちぎれてしまう。それと同じようにがんばりすぎる生き方をしていると、いつか破綻がくる。経済一辺倒でやってきた日本の現代社会も、いまその意味で行き詰まりを見せ、新たな本当の人間らしい生き方が求められている。では、どうやって生きていけばいいのか?その答えのヒントを、本書は仏教の周辺知識を織り交ぜながら教えてくれる。「仏教で何が救われるのか」「死後の世界はあるのか」「ほとけさまに願い事をすれば、かなえてもらえるのか」といった素朴な疑問から、仏教の基本理念、般若心経の教えまでを、読みやすい文体で、ひろさちやが解説する。この教えに耳を傾ければ、もっとゆったり、もっとのんびり、そしてもっと楽しく生きることが実感できるだろう。これからの時代にピッタリな仏教で学ぶ人生の一冊。

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