作品一覧

  • メソポタミアの神話
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    シュメール、アッカド、ヒッタイトなど数々の古代文明が興隆し、滅亡していったメソポタミア地方。そこで育まれた数々の神話から、英雄ギルガメシュの冒険譚である「ギルガメシュ叙事詩」のほか、「バビロニアの創世記」や「イナンナ・ドゥムジの神話(イナンナの冥界下り)」、冥界の女王エレシュキガルの物語、さらには大洪水物語など、主だったものを取り上げ、その内容をやさしく紹介。いまでも人々を魅了しつづけ、さまざまなファンタジー作品の源泉にもなってきたこれらの神話。その魅力を第一人者が語り伝える、最も親しみやすい入門書。
  • ギルガメシュ叙事詩
    4.0
    1巻935円 (税込)
    初期楔形文字で記されたシュメールの断片的な神話に登場する実在の王ギルガメシュの波乱万丈の物語。分身エンキドゥとの友情、杉の森の怪物フンババ退治、永遠の生命をめぐる冒険、大洪水などのエピソードを含み持ち、他の神話との関係も論じられている最後の世界文学。本叙事詩はシュメールの断片的な物語をアッカド語で編集しアッシリア語で記されたニネベ語版のうち現存する2000行により知られている。文庫化に伴い「イシュタルの冥界下り」等を併録。
  • アラビアン・ナイト99の謎 アリババとシンドバードの国への招待
    -
    「アラジンと魔法のランプ」や「アリババと四十人の盗賊」「シンドバードの冒険」など『アラビアン・ナイト』(『千一夜物語』)の中には、我々になじみ深い話がたくさんある。恋物語、こっけい話、悪漢小説、教訓話。これら“人間臭さ”に充ちた壮大な物語の世界を、アラブ、イスラムの文化に目をむけながら、99の謎を手がかりに詳しく、楽しく解説する。

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ユーザーレビュー

  • ギルガメシュ叙事詩

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ウルクの王ギルガメシュが、神の創造したエンキドゥとともに怪物フンババを打倒すべく杉の森に乗り込む。見事フンババを征伐したギルガメシュは、その姿に惚れ込んだ大女神イシュタルから求婚を受けるがこれを拒否、罵倒の言葉を浴びせる。激怒したイシュタルは、天の牛をウルクに送り込み市街を滅ぼそうとする。ギルガメシュらは天の牛を退治できたものの、神々の裁決により、エンキドゥが熱病の呪いをかけられこの世を去る。親友の死によりギルガメシュは自らも死ぬ運命にあることを悟り、不死を求めて賢者ウトナピシュティムのもとへ向かう。

    解説にもあるが、今から3000年以上も前に書かれた話でありながら、不死を願う人間(ただし女

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    2024年04月27日
  • ギルガメシュ叙事詩

    Posted by ブクログ

    ギルガメッシュ叙事詩とイシュタルの冥界下り。色んな物語の元ネタになっている神話なので(なんなら聖書のノアの方舟のエピソードもこれに影響を受けている説がある)、知っているとフィクションがより楽しめるし、いつでも参照できるようにしておきたい。

    所々、粘土版が欠如していて展開がわからないところがある。

    数年前に、新たに発掘された粘土版から、ギルガメッシュ叙事詩の失われたパートが発見されたというニュースを聞いたけど、その後どうなったんだろう?

    そのパートの展開を加えたらどんな話になるのか読んでみたい。

    0
    2021年05月20日
  • メソポタミアの神話

    Posted by ブクログ

    メソポタミアの代表的な古代民族であるシュメール人/アッカド人/ヒッタイト人による神話を紹介する本。この辺の神話はさまざまなファンタジー作品にも登場することから馴染みのある人も多いだろう。

    大まかなもくじとメモ:

    Ⅰ 天地創造の神話
    ・人間と農牧のはじまり(シュメール):大神たちとアヌンナキの神々
    ・バビロニアの創世記(アッカド):アプスーとムンム,女神ティアマト,マルドゥークの怪物退治,バーブ・イル(神の門;バビロン)の建設

    Ⅱ タンムーズ神話
    ・イナンナ・ドゥムジの神話(シュメール):女神イナンナの冥界下り
    ・イシュタル・タンムーズの神話(アッカド)
    テリピヌの神話(ヒッタイト)

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    2021年01月26日
  • ギルガメシュ叙事詩

    購入済み

    すごい

    何千年も前の物語が読めることに感動しました。
    普段あまり本を読まないのですこし難しく感じましたが、物語の理解もできたし、面白いと思いました。

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    2021年01月11日
  • ギルガメシュ叙事詩

    Posted by ブクログ

    宮崎駿監督の『もののけ姫』など、ありとあらゆる伝説、物語のルーツとなった作品「ギルガメシュ叙事詩」。その日本語訳である。

    シュメールに起源をもつこの物語は楔形文字で書かれており、古代オリエントに広く流布された。伝播の過程で様々な言語に編纂され、新たなパートも取り込まれており、完本は現存しない。本書も所々抜け落ちた状態である。おそらく全体の半分ほどしか伝わっていないのではないかとされる。
    しかし訳者の矢島氏は、それらいくつかのバージョンをパッチワークのように組み合わせ、英雄王ギルガメシュとその友エンキドゥの物語を、筋が通るように訳出した。
    あくまで一般向けとの配慮から、1965年の刊行ながら、

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    2020年12月18日

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