矢島文夫の作品一覧
「矢島文夫」の「アラビアン・ナイト99の謎」「ギルガメシュ叙事詩」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
「矢島文夫」の「アラビアン・ナイト99の謎」「ギルガメシュ叙事詩」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
ウルクの王ギルガメシュが、神の創造したエンキドゥとともに怪物フンババを打倒すべく杉の森に乗り込む。見事フンババを征伐したギルガメシュは、その姿に惚れ込んだ大女神イシュタルから求婚を受けるがこれを拒否、罵倒の言葉を浴びせる。激怒したイシュタルは、天の牛をウルクに送り込み市街を滅ぼそうとする。ギルガメシュらは天の牛を退治できたものの、神々の裁決により、エンキドゥが熱病の呪いをかけられこの世を去る。親友の死によりギルガメシュは自らも死ぬ運命にあることを悟り、不死を求めて賢者ウトナピシュティムのもとへ向かう。
解説にもあるが、今から3000年以上も前に書かれた話でありながら、不死を願う人間(ただし女神と人間の子ギルガメシュは2/3が神)という普遍的なテーマが題材となっていて想定よりも読みやすい。この物語は、石板の欠片を寄せ集め、英語やドイツ語、ロシア語、チェコ語、アラビア語等数十の翻訳版が生み出されており、それらをベースに今回の和訳がなされた。こうして(比較的)読みやすいテキストとなっているのは、研究者たち、翻訳者たちの血の滲むような努力の賜物といって間違いない。また、付録で入っている「イシュタルの冥界下り」も、その神秘性が面白い。
古代メソポタミアの物語を文庫で手に取って読めることの幸運を今回感じました。
Posted by ブクログ
メソポタミアの代表的な古代民族であるシュメール人/アッカド人/ヒッタイト人による神話を紹介する本。この辺の神話はさまざまなファンタジー作品にも登場することから馴染みのある人も多いだろう。
大まかなもくじとメモ:
Ⅰ 天地創造の神話
・人間と農牧のはじまり(シュメール):大神たちとアヌンナキの神々
・バビロニアの創世記(アッカド):アプスーとムンム,女神ティアマト,マルドゥークの怪物退治,バーブ・イル(神の門;バビロン)の建設
Ⅱ タンムーズ神話
・イナンナ・ドゥムジの神話(シュメール):女神イナンナの冥界下り
・イシュタル・タンムーズの神話(アッカド)
テリピヌの神話(ヒッタイト)
Ⅲ ギルガメシュ神話
・ギルガメシュ叙事詩(アッカド):ギルガメシュ,エンキドゥ,フンババ征伐,天の牛,大洪水,不死の探求
・シュメールのギルガメシュ神話:地下界,生者の国
・アトラ・ハシース神話(アッカド)
・鷲に助けられた王(ギリシアのギルガメシュ伝承)
Ⅳ 神々と人間の物語
・アダパの神話(アッカド):人間とは愚かなもの
・エタナの神話(アッカド)
・ネルガルとエレシュキガル(アッカド)
・怪鳥ズー(アッカド):ニンギルス神による討伐
・クマルビの神話(ヒッタイト)
・竜神イルルヤンカシュの神話(ヒッタイト):東洋における八岐大蛇