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恐怖・呪い面~実話都市伝説
関わる人々が次々と怪死! テレビで話題の「呪い面」ほか、都市伝説の第一人者が実際に体験した恐怖譚・31話を収録! 【あらすじ】 「あのお面は三人ぐらい不幸にしているから、表に出さない方がいい」ある骨董商から入手したその面を見て、霊感の強い知人は言った。胡乱な話だと高を括っていたが、興味本位でお面に関わった人たちが、次々と不気味な死の連鎖に巻き込まれ……。テレビ放送後、ネットで物議を醸した「呪い面」の驚愕の全貌とは!? 様々なメディアに出演し、膨大な知識と語り口で他の論者を黙らせ続けるオカルト界の巨匠が、自ら見聞し体験した、真の怪談=真怪の傑作選・全31話収録! -
ハンマーヘッド
閉鎖的な田舎町で突如起きた凄惨な殺人事件。まるで巨大なハンマーで潰されたかのような死体、それは恐るべき殺戮の幕開けだった……。 【あらすじ】 完膚なきまでに叩き潰されミンチになった死体。ある夜起きた殺人事件の容疑者は、親の権力を盾にやりたい放題の町長の息子。しかし彼は「黒い影が頭突きで女を殺した」と言うばかり。停職中の刑事である幹也は町長に直談判をし、独自に捜査を始めた。それは自分をおとしめた腹黒い上司を見返すためだったのだが、やがて次の犠牲者が――。閉鎖的な田舎町を襲った事件の想像を絶する真相とは? ホラー界の異才が贈るスプラッタホラーの怪作が登場! -
人獣裁判
全編グロテスクな拷問シーンが繰り広げられる伝説の奇書 反逆者ダミアンの公開処刑に沸きかえるパリの大広場。興奮する群集の渦の中に若きあのサド候爵がいた。ダミアンに科せられる拷問の光景に見入りながら、侯爵は、これから自らを待ちうける荒波を前にして、短かいながらも数奇な自分の人生を振り返るのだった。彼に快楽を教えてくれた叔父サド神父、人を肉体から解放するために活動をした破戒同盟、異端の教えを口にするアンブレ師……。1757年3月28日、くい入るように拷問を見つめるサド侯爵は興奮に酔いしれていた。 “サディズム”という言葉の語源となったサド侯爵ことマルキ・ド・サドを主人公に、苛烈で残虐極まりない拷問スプラッタシーンが次々と繰り広げられる衝撃の作品。「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
てのひら怪談
大好評シリーズが帰ってきた! 惜しまれつつ終了した「ビーケーワン怪談大賞」の魂を受け継ぎながら、新設された「てのひら怪談大賞」。その第一回募集に寄せられた409篇から選考委員が選りすぐった73篇を収録。800字というミニマムなスタイルに凝縮された、不思議で怖くて切なく懐かしい怪異の数々。巻末対談では綿矢りさと東雅夫が徹底解説! -
霧塚タワー
このマンションは呪われている……霧に包まれた郊外のタワーマンション。そこで相次ぐ変死。 これは、かつての廃病院の呪いなのか!? 衝撃の都市伝説ホラー! 【あらすじ】 女子中学生、瑞菜が引っ越してきた郊外のタワーマンション。格安の物件は一見理想的に思えたが、かつてその場所にはいわくつきの心霊スポットで知られた廃病院があったという。やがてマンションで続発する、おぞましい変死や怪死事件。死の連鎖は、瑞菜とその家族を巻き込んでいく。このマンションには何かがいる……。原因は本当に〈廃病院の呪い〉なのか?だとしたら、いったいそこで何が起きていたのか!?瑞菜がたどり着いた驚愕の真相とは! ? -
淫獣軍団
はてしなく繰り広げられる凌辱と殺戮の戦慄! “地獄の堕天使(ハルマゲドン)”と名のる五人組が、東京・渋谷で最大規模を誇るデパートを襲撃。中にいた四百人の客を人質として篭城し、政府に渋谷区全域の解放を要求した。 犯人達の真意を掴めぬ捜査本部を嘲笑うかのように、犯人達は見せしめとして、人質の首を吊り八階の窓からぶら下げた。そして中に残った女だけの人質に繰り広げられる、異常な凌辱と血飛沫の殺戮! 超近代都市に現れた狂える彼らの真の目的とは、いったい何なのか!? 血と精液がほとばしるバイオレンス・アクション第1弾! 「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
おろち olochi, super remix ver.
奇才・楳図かずおの名作を、天才が小説化! 100年に一度、長い眠りにつくことによって不老不死の体を保ち、人の世をさまよい続ける謎の美少女“おろち”。 行く先々で起こる、人の業から生まれる悲劇――惨劇を、時に自らの不思議な力を介入させつつ“おろち”は見つめ続ける。 そんな“おろち”が家政婦として潜り込んだ門前家には、二人の美しい姉妹がいた。姉妹の母親は、活動写真の大スター女優。その母親の跡を継ぐべく、姉妹は厳しい英才教育を受けている。 ある日、母親は活動写真のプロデューサーらを引き連れて帰宅をする。その後、自宅の映写室で上映された新作を見ていた時、アップにされた自分自身の顔を見て母親の顔色が突然変わる。 その理由――門前家の女に連綿と受け継がれてきた血の秘密が、やがて一家を崩壊へと導いていく‥‥。 まんが『おろち』を愛してやまない小説家・嶽本野ばらが描く、オリジナル・エピソード満載のもう一つの『おろち』。 名人・桂米朝の怪談噺の型を隠し味にして、独特のエスプリとユーモアを随所に織り込んだスーパー・リミックス・ヴァージョン。無類の面白さをご堪能ください! -
怪談 民俗学の立場から
いるのか、いないのか。『日本怪談集』の著者が、豊富な「実例」をもとに幽霊の謎に迫る。他に類のない怪談学の基本書、堂々復刊! -
ファミリー・レストラン
私たちを招いたのは誰? 殺人ディナーの謎を解け! 金持ち整形外科医・天本圭に誘われて瀟洒なスペイン料理レストランを訪れた女・深月。店には品のいい老夫婦と、深月のあとに入ってきた男性客が一人。天本と深月がワインで乾杯をし、タパスを口にしはじめて間もなく、甘く穏やかな空気が一瞬にして戦慄に変わる。突然「こんな所に呼び出して、いったい何の用だよ!?」と男性客が暴れ出し、客たちの前で、店の主人が自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して。やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームが始まりを告げる。この店に客を招いたのは誰なのか。そして究極の選択を迫られた人々の運命は!? 驚愕のサスペンスホラー! -
TikTokで集めた怖い話 ~心霊・ヒトコワ・不思議・都市伝説~
TkTokで話題沸騰中! 「怖い話凸待ち配信」で集めた5000話以上から厳選 「怪談は語る場所をTikTokへ移した。それでも、本当に怖い話だけは語り継がれていく」 呪物コレクター・田中俊行 TikTokで大人気!「怖い話凸待ち配信」を毎日配信している富田安洋のもとに集まった5000話以上の恐怖から選りすぐった、リスナーの超怖くて不思議な体験談! ・店に出る幽霊の恐ろしい姿「赤いレインコートの女」 ・山道を走行中にとり憑くおばあさん「峠の老婆」 ・違う時空に繋がる横穴「明和という年号」 ・子どものころ秘密基地で見た戦慄の光景「トラウマ」 ・山奥で迷い込んだ沼に佇む異様な男「時空のおっさん」 ・夫の死後に判明した正体とは…「私の夫」など収録 読んだ人からハマる!中毒者続出! -
れいわ怪奇譚
見えない恐怖の扉が、いま開かれる 【目次】 お寺の風呂 雨の日の怪談 浅野くん 民ちゃん 臨終の後 霊感はあるのか 日本古来から語り継がれてきた怪奇譚。現代も不思議な話は日常のあちらこちらで耳にする。本書はその中でも、選りすぐりの6編を収録した第一弾だ。物語の中に登場する人物たちは、ふとした瞬間に不思議な世界へと引きずり込まれていく。実在する恐怖は、次第にあなたを飲み込んでいくだろう。 -
呪(しゅ)の血脈
好奇心が猫を殺す……この事件もちょっとした好奇心がきっかけだったのかも知れない。大学で民俗学を学ぶ宮地紀之は、諏訪信仰の野外調査のさなか、北アルプス山中で鎌が幹に打ち込まれた奇妙な神木を発見する。いけないことと知りながら、学問的興味からその鎌を木から削り出してしまう宮地。だがその行為を村人に発見されて、彼は神木に神を再び封印するための“祭”に参加させられることになってしまう。とりあえず儀式が執り行われるまでの間に、祭について調べて回った宮地は、件の村の神主の血筋をもつ高藤正哉とその妹の梓の存在を知り、連絡を取る。が、それが忌まわしき“裏”の祭りを引き起こしてしまう“出会い”になることを彼はまだ知らなかった…。 神封じ、土着信仰など、民俗学をテーマにした迫真のネオ・モダンホラー。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。 -
怪決―暗闇人生相談所―
誰にも言えない黒い悩み、ここでお引き受け致します…。 もし、あんたが道に迷ってるなら、最初に探すのはたぶん交番。お巡りさんに道を訊ねて、踏み外した道から正しい道に戻ればいい。でも、迷っているのが人生の道、心の暗闇だったなら? そんなとき、あんたが探すべきは明るい部屋で待つカウンセラーじゃない。行き先を見失ったあんたが叩くべきは、暗闇人生相談所の扉。闇にとり憑かれて道を踏み外してしまった人々の行く末を知る、真夜中のカウンセラーがいる所だ。そいつの名は<櫻井>という。あんたが堕ちるかもしれない地獄、あんたより先に道を踏み外した人々の末路について、奴より詳しい者はいないだろう。きっと参考になるはずさ。ようこそ、暗闇人生相談所へ……さあ、1名様ご案内! -
戦都の陰陽師【全3冊 合本版】
時は戦国。不穏な戦雲におののく京の都に、無数に張られた結界を破って六百年ぶりに恐るべき天魔が侵入、魔界への口を開こうと画策していた。大陰陽師・安倍晴明の末裔である土御門家の姫・光子は、唯一天魔を討つことができる出雲の霊剣・速秋津比売の剣を取りに行くことを決意。藤林党の若き惣領・疾風ひきいる伊賀の忍び七人を護衛とし、出雲への危険な旅に出発する。はたして光子は都を救えるのか!? 時代小説注目の気鋭が描く、誰も見たことのない陰陽師物語。第1弾に加え、第2弾「騒乱ノ奈良編」、第3弾「迷宮城編」を合わせたシリーズ合本版! -
ドロップ
『リング』『らせん』の恐怖が再び! トイレで読むホラー小説 水気の多い閉ざされた空間は、怖い話の舞台に合う。 狭い空間に籠った怨念が、水という媒体によって熟成され、伝播されやすくなるからだ。古井戸ほど怪談の舞台にうってつけのものはないのだが、近ごろはめったにこれを見ない。 古井戸ほどではないにしても、似たような条件を兼ね備えた空間は、いたるところにある。 そう、トイレだ。 映画化され、社会現象を起こした『リング』の著者・鈴木光司が贈る、最高に怖いホラー短編小説! 15点の挿し絵とともに、日本語版・英語版を同時収録。 本書を読めば、あなたはもう夜中にトイレに行くことは出来ない……。 ●鈴木光司(すずき・こうじ) 1957年、静岡県浜松市生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒。1990年、『楽園』が日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞して作家デビュー。『リング』『らせん』『ループ』『バースディ』のシリーズが計800万部のベストセラーとなり、ハリウッドで映画化される。著作は世界20ヵ国語に翻訳され、欧米を中心に積極的に講演活動を行う。高校教師であった妻に代わり、二人の娘を育て上げた経験から、政府の諮問機関「少子化への対応を促進する国民会議」委員をつとめる。 -
怖すぎる話 本当にあった超怪奇譚
どこかに感じる誰かの視線……誰もいないはずの二階から音が! 玄関から飛び出し、家の横手にある置物にまわると……うす黒い影が、そこにうずくまっていた――。まぎれもなく、自分の母親であった。しかし、いったいどういうことなのか。母親は、二階の一室に入っていったはずだ。それともあれは、母親ではなかったというのか。だったら、あれは――何だ? 本当にあった、とびきりの怪奇話を収録。目を閉じるのも怖くてたまらない! ●さたなきあ 雑誌『幻想文学』他にて作家・レビュアーとして活動し、アマゾンのレビュウコーナーにも出没。作品集『怪異譚輯・墓地物語』やアンソロジー『幻獣小説集・夢見る妖虫たち』を手がけ、『あなたの隣の怪談集』『魑魅の館』(KKベストセラーズ)など怪談本を多数発表。呪いや祟りなど従来の怪談に必須だった要素をあえて避けた、いわば「純粋怪談」を全国各地で収集する一方、都市に潜み棲む虚無性と人に潜み棲む暗部を怪異譚として表現する手法を模索する。 -
カルト
未放送になった一本の番組収録テープには、狂気と怪奇に満ちた映像が。あなたの周りにも実在する恐怖の記録――。 【あらすじ】 除霊番組のレポーターを務めることになった人気タレントの弥生、すみれ、香澄の三人。軽い気持ちで訪問したその家には、人智を遥かに超える霊が巣食っていた。次々に殺される霊能者たち。そこへ、最強の霊能者と謳われるNEOが登場し、想像を絶する除霊が始まる。この家、そしてそこに住む母娘の身に何が起こったのか。呪いの正体とは何か。そして、NEOは、最強の心霊を倒せるのか。謎が謎を呼ぶ心霊サイキックホラー開幕! ! -
獣儀式
飛び散る脳漿、溢れる体液、地上は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄と化した 突如あふれるように現れた殺戮“鬼”たち。なんの理由も理解も与えられず、ただ嬲られ殺されるのを待つしかない人間たち。 ヒューマニズムなど嘲笑するかのように繰り返される大量虐殺、精密なスプラッター描写で地獄を描ききり、まさに神がかった著者・友成純一の『凌辱の魔界』と並ぶ世紀の傑作。「電子版あとがき」を追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 -
死ぬほど怖い話 短編集
これを読むと眠れなくなる。怖くてトイレに起きれない……。 そんな恐ろしいホラー短編小説を厳選し、三編を一冊に収めました。さてあなたは、最後まで無事に読み終わることができましたか? ●著者プロフィール● あさくら けいと(あさくら けいと) 小説家。主に大人向けのしっとりとしたハードロマンを得意とする。ストーリーやこだわりがある独特の文体から、彼の官能を好む女性ファンも多い。「あさくらけいと」はペンネームで、実際には作家としてミステリー系小説を執筆。今回は初のホラーに挑戦。他に「赤い誘惑」「恐れ入ります、SEXしませんか?」がある。 -
妖言
“歩き巫女”の一族の分家に産まれた嫡男“忍海(おうみ)”。泰平の世をひっそりと生きてきた一族であったが、江戸末期の黒船来航を機に在り方を見直す事になった。嫡男である為、跡継ぎから外された忍海は自由に生きる事を許される。だが、歩き巫女としての生き方しか知らない彼は、自分の生き方を見付けるための旅に出る。 鬼の歩き巫女、男くノ一漫遊記(ピカレスク)シリーズ。 妖刀村正に憑りつかれた男を口利きして欲しいと頼まれる、お話。 ※本作は鞍馬榊音の個人誌作品の電子書籍版となります。【56ページ】 -
霊感ゼロの女がオカルト体験全部やったら宇宙まで飛んでいった話
「霊感はありますか?」 そう聞かれたら、私は迷わず「ありません」と答えます。 それでも私は18年間、オカルトを追い続けてきました。 幼少期に経験したポルターガイスト、三度の臨死体験、アヤワスカによる意識変容、タントラ修行での除霊体験、オーブ(光体)の検証、そしてUFOや宇宙意識の探求――。 「信じるため」ではなく、「確かめるため」に飛び込んだ数々の体験は、やがて私の死生観を大きく変えていきます。 幽霊は本当にいるのか。 意識はどこまで広がるのか。 宇宙とは何なのか。 そして、人はなぜ生きるのか。 数々のオカルト体験の先に待っていたのは、超常現象の答えではなく、「正直に生きること」「今を大切にすること」という、ごく当たり前で、だからこそ難しい人生の真理でした。 笑って、驚いて、ときどき怖い。そして読み終えたあと、世界の見え方が少しだけ変わる。 これは、霊感ゼロの編集者が、自分の身体ひとつで未知の世界を歩き続けた18年間の記録です。 【電子特典】 角由紀子流「本当に効く」除霊法7選 とっておきのプラス1選 & オカルト体験オフショット集 -
青い怪談
青かったあの頃、怪異はいつもすぐ傍にあった。 文化祭で突如開いた異界 焼却炉にくべたノートの声 下駄箱の中の不気味な手紙 秘密基地に棲みついた魔 村の井戸の恐ろしい秘密 学校から、田舎の夏祭りまで 狂おしいほどにノスタルジックな十代の怖い話 憂鬱と衝動と焦燥と。 大人になる前の青い季節に体験した「怪」の記憶。 校庭から掘り出された木箱の恐ろしき中身…「タイムカプセル」 文化祭で貼った立入禁止の鳥居の絵。すると鳥居の向こうで金魚すくいをしたという子供たちが…「縁日」 病床の姉と向き合えずにいる妹。ある日左目に不思議な光が差し始める…「光」 焼却炉にいじめの言葉が書かれたノートをくべた時、聞こえた声…「文字を焼く」、 の屋上に隠された開かずの社と青い筒の正体…「ある怪談」 亡き母のメモ帳に記されていた未来の日付…「母のメモ帳」 存在しない架空のクラスメートをいじめる遊びを作り上げた生徒たちが視た終焉……「わたしたちの怪談」 他、二度と戻らぬ季節の中で起きた37の青春怪談。 恐怖の先で、私たちは少しだけ大人になった――。 -
介護士の怖い話
「これ、人形の中に生身の血肉が詰まっている…」 ――収録作「フランス推し」より 高級老人ホームに現れた 曰くつきビスクドールは、 目鼻や関節の節々から 赤黒い液体が漏れ出ていて… 介護従事者が語る いま現場で起きている リアルな怪異! かつて介護業界に身を置いた経験のある内藤駆が蒐集した、生と死が隣り合う世界で起こった最恐の怪異譚と奇妙な話。 夜の施設送迎バスに響き渡る狂い笑い…「リハビリ型デイサービスその一反AI」、介護研修所のトイレで遭遇した強烈怪異の数々…「情報量多すぎトイレ」、当たり前のように幽霊の現れる病院で、ある夜恐怖の限界が…「病院内奇祭」、ホーム入居中の男性が過去に経験した陰惨な儀式は今も…「ハイビキ」、施設倉庫での作業中に現れた謎のおじさんとの不思議な会話…「私のガラケーおじさん」等、介護・福祉関係にまつわる怪談一挙39話を収録! -
蟻地獄の子
あの土地に生まれた女衆は、産声あげた瞬間に見えない鎖で繋がれる Kさんは、その見えない糸のことを「土地の鎖」と呼んでいた。地名も風景もよく分からず、まるで実態が見えてこない、「X県の海の近く」にある集落。「お姉さんに、何があったの?」思いきって聞いてみた。Kさんは視線を上げ、静かな眼差しで私を凝視した。「私を逃がす代償に、崖下で、むごく潰されてん」Kさんの目は、今まで見せたことのない黒々と鈍い光を湛えていた。(「蟻地獄の子」より) 得体の知れない因習村から逃げてきた少女、夏になると四人の轢死体を作り出す急行電車、家の中に棲みついた気味の悪い黒虫……。文芸誌などに掲載されたのち、単行本未収録だった短篇作品を厳選。電子オリジナルの怪奇・ホラー短編集。 *蟻地獄の子 *枕木嘔吐 *母とクロチョロ *中古獣カラゴラン *いきなおし *きたぐに母子歌 *しゃり坊 *下魚 *死にパパたちの矜持 *死にママたちの告げ口 *Z村は見ていた ●雀野日名子(すずめのひなこ) 石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。 -
お墓の怖い話
死者たちが眠る場所―― 足を踏み入れた者に、恐怖が待ち受ける。 ある晩、墓地のほうから男女の話し声が―― 「オレ、肝臓も腎臓も、もうないよ」 「すっかり空っぽになっちゃったね」 「心中の相談」蛙坂須美 より 死者を悼み供養する「墓」には怪談奇談が溢れている! ・大好きだった隣家の老婆が亡くなった後、娘がおもちゃで作ったものは…「ブロック墓」(つくね乱蔵) ・墓所で見た幽霊らしきもの…それはいったい? 「墓の幽霊」(黒木あるじ) ・斎場の受付から見える日本家屋、二階の窓にいる女が…「発露」(川奈まり子) ・沖縄の小学校での悲しい土地の記憶「墓地跡の学校」(真白圭) ・知り合った人の家に行った夜の怪異「ただの卒塔婆」(蛙坂須美) ・一族の合葬墓が完成した! ふと聞いた先祖の女性にまつわる奇妙な話「墓を呑む」(雨宮淳司) ――ほか、小原猛、黒史郎、吉田悠軌による書き下ろし含む選りすぐりの「墓」に纏わる怖い話40話収録。 -
防人怪談 幽鬼の戦場
戦中の旧日本軍から、戦後の自衛隊まで。 生と死の狭間=戦場では人智を越えた何かが起きる。 元自衛官、そして今はなき旧軍・従軍体験者たち。 命を懸けて国を護った防人(さきもり)たちの口から明かされた 国防の最戦前で起きていた【怪異】と【奇跡】 そこには、命を懸けた者たちの「祈り」があった。 橋本純+西浦和也、体験者への長年にわたる取材をまとめた 語り継がれるべき魂の怪異録。 【戦時の防人たち】 沈没したはずの輸送船のカッターが荒波の海上に浮かび上がる…「救難艇」 暗い留置場の畳の隙間から現れたペラペラの兵士は問いかけてくる…「営倉」 深夜の営門前に現れた完全装備の兵士がもたらした報告とは…「最後の伝令」 間違って持ってきてしまった戦友の荷物。ある夜、ずぶ濡れの影が…「取り違えた背嚢」 廃集落で出会った謎の男たちに導かれた先に隠されていた物…「便衣隊」 崩落した倉庫の瓦礫から命がけで主人の命を救った小猿の奇跡…「小さな英雄」 魚雷攻撃で漆黒の海を漂流する乗組員たちを泳げと鼓舞し続けた謎の声…「漂流」 マングローブの闇から響く不気味な歌声と巨大な黒い影…「ソロモン夜歌」 死んだはずの同期兵が過酷な逃走劇の中で語りかけてくる言葉…「戦陣訓」 殉職した整備兵が新型機を守るため夜な夜な立ち塞がる…「歩哨」 爆雷の雨が降り注ぐ絶体絶命の深海でどこからともなく響く軍歌…「勇敢なる水兵」 機関銃で倒れても復活するジャングルの裸足の部隊の秘密…「裸足の日本兵」 敵の反撃が激化する戦場で突撃を阻止した故郷の温もり…「父の手」 部隊の象徴たる軍旗を焼却する瞬間に目撃された各地の怪奇現象…「軍旗の誉」 【戦後の防人たち】 旧軍の遺構の奥深くで密かに眠り続けていた謎の石碑…「掩体壕の墓石」 旧軍幹部の写真が飾られた部屋で右手を挙げて消える影…「江田島の英霊」 病院の床下から静かに染み出してくる重い車輪の音…「真夜中の軋り」 不発弾事故で命を落とした隊員がみせる未練の気配…「隊舎に還った男」 演習場の古井戸の底で逆さまになって絶命していた男の謎…「井戸の底へ」 海に面した船室の分厚い鉄壁の向こうから不意に聞こえる音…「船室のノック」 事故が相次ぐ潜水艦の誰も入れない二重底から見つかったモノ…「呪われた潜水艦」 月のない漆黒の海でマストの頂上を静かに移動していく不思議な光体…「護衛艦Sの光」 鉄の扉で完全に封じられた隊舎の中を歩き続ける無数の影…「駐屯地の空き地」 取り壊そうとすると必ず災いが起きるという理由で残された壁…「1基地の話」 硫黄島の宿舎で夜な夜な水を求めて部屋に入ってくる足音と姿…「霊感あり」 沖縄の異様な宿に残された浅すぎる湯船に秘められた戦時の過去…「浅い湯船」 都心の超高層ビルの足元で江戸時代から語り継がれる全裸の女の影…「檜屋敷の女」 日航機墜落現場の暗い山肌で無数に点滅し静かに見守るほのかな光…「銀色の翼」 居酒屋の席でどれだけ盛り上がっても決まって空いてしまう左隣…「埋まらない席」 ほか、収録。 -
金沢怪談
加賀百万石の優美な街並みに潜む、もう一つの金沢。 怪異と人が織りなす古都の怪談集! 空襲を逃れ、古い歴史と建物が今なお色濃く残る北陸の古都・金沢。 兼六園や茶屋街といった華やかな観光地の裏側には、地元で語り継がれる奇妙な噂や幽霊たちの気配が密かに息づいている。 金沢市内の名所や住宅街から能登・加賀エリアまで、営業マンとして石川県内を駆け巡った地元出身在住の著者が総力取材。 過去から現在まで地域ごとに紡がれる怪異体験を収めた本書は、いつもの街の風景をどこか愛おしく、そして少し怪しく塗り替える一冊! 収録話一部 ●金沢市(都心・繁華街エリア) 【金沢城公園】旧校舎時代から残る異界の気配 【片町の○ビル】雑居ビルのエレベーターに潜む女達 【新聞に掲載された霊】乙丸陸橋で目撃され記事になった親子 【犀川】川にまつわる惨劇と消える飛び込み客 【はまぐり坂】坂道に蠢く黒い影と狂気に落ちた僧侶 ●金沢市(東部・卯辰山・ひがしエリア(城東・浅野川流域) 【ひがし茶屋街】深夜の街並みに現れる人懐っこい怪異 【卯辰山の火だるま】山道で遭遇した燃え続ける男の幻影 【卯辰山の無縁墓地:荒廃した墓地から響く声と子守歌 【解剖墓地】献体者の石碑が立ち並ぶ場所の恐怖 ●金沢市(南部・文教・住宅エリア) 【寺町】町を彷徨う霊を閉じ込める寺院の結界 【K病院】深夜の病院を彷徨う異形の手足の怪 【金沢市南部の奇妙な会社】封鎖された奇数階に蠢く怪奇現象 【八日市の事故】巨顔の老婆と折れた首の女が招く事故 【H公園】車に乗っていた人形のような少女の影 【長坂台の裏道】井戸の遺体とすれ違いざまの呟き ●金沢市(北部、沿海、水辺エリア) 【小坂町の用水路】真夜中に水路を歩く怪しい音の正体 【金石海岸】海の中から語りかけてくる不気味な水死体 【血の川】公園のトイレに貼りつくずぶ濡れの女 【パーキングエリア】古戦場近くのPAで襲う金縛り 【天狗の森】迷い込んだ森で響く不気味な女の笑い声 ●白山市 【スキー場の橋】スキー場の橋の向こうで友人に憑依した霊 【五歩市踏切】自殺が相次ぐ踏切に立つ濡れていない男達 【S高原のロープウェー】首が180度回転したキャビンの女性 【鳥越城跡】一向一揆の惨劇が残る地に佇む異形 ●能美市 【天狗橋の横穴】天井から落ちる靴と岩穴の呻き声 【旧無患子トンネル】鉄格子の奥から響く怒声と闇の出口 ●小松市 【奇妙な葬送】斧で棺桶を叩き割るトラウマの火葬風習 【遊女の墓】首の長い灰色着物の女が解く金縛り ●羽咋市 【猫の目の交差点】道路の真ん中で手招きする帽子の女 【荒屋バイパス】未舗装の崖っぷちに佇む線香臭い女 ●野々市市 【野々市駅】線路から駅舎を見上げる無数の餓鬼 ●志賀町 【ヤセの断崖】岩場に引っかかる遺体と耳元の声 ●穴水町 【旧・七海第二隧道】廃トンネルの奥から呼ぶ引き込みの声 ●内灘町 【内灘放水路】供え物を踏んだ後に背後から迫る足音 ほか収録。 -
百怪語り いにしえの花びら
怪談師・牛抱せん夏が紡ぐ戦慄のシリーズ最新作! 「正面の壁を壊すと、また壁が出てきた。さらにもう一枚抜くと壁。その向こうから出てきたものとは――」 「壁七枚」より ようこそお越しくださいました、この世の裏側へ――古典から実話怪談まで、独自の取材と臨場感ある語りで恐怖と不思議の世界を届ける人気怪談師・牛抱せん夏が綴る100話の怪異譚。 ・居酒屋の客に異変…その理由「氷出た」 ・仲の悪かった義母と嫁は最後に…「ありがとう、お義母さん」 ・庭には土地の持ち主の墓石群がある。そんな会社で起きた怪異とは「中庭」 ・深夜のドライブインで声を掛けてきたのは…「仮眠中」 ・あの土地を買って家を建ててからおかしくなった…「豪邸の家族」 ・夜中のガード下の細い道で見かけた男、次の夜もそこにいて…「時計」 ・釣り好きの叔父がある日、釣りに行って複雑骨折「池の主」など。 -
恐怖箱 化野百物語
鳥居の上の置き石を落とすと神隠しに遭うという神社で… 「どや! 何も起きひんで!」 石をはたき落としガッツポーズを取った学生はその直後―― 「置き石」加藤 一 より 六人の怪談ハンターが全国で蒐集した最恐怪異百話! 「私、何か憑いてる?」「お祓いの方法教えて」。 時にそんな無理なお願いをされながらも、お馴染み6人の怪談作家が全国で蒐集した戦慄恐怖譚! 日常に続く怪異、彼女の行ったおまじないの効果は…「生兵法」。 墓参りの道中見かけたおばさんはいる場所がおかしくて…「満面の笑み」。 点滴を交換しながら同じことを訊ねてくる謎の看護師は…「入院中の出来事」。 取り壊された隣の屋敷の庭には冬なのに春の草花が芽吹いており…「春落つ庭」。 神棚の御札を引き裂いた祖母を襲う異変…「午年の午の月」。 参列者の視線が集中するのは花嫁の隣に立つ数日前に亡くなったはずの…「結婚式の幻」。 心に響く現代の百物語! -
戸神重明怪談傑作選 魔多の鬼界に
怖い話、ふしぎな話 群馬の怪人が遺した美しき標本箱 群馬県を代表する作家として、郷土の怪異譚の蒐集・継承に尽力、生涯を通じてこの世の怪と不思議を追い求めた故・戸神重明氏の怪談傑作選。 離れた場所にいる夫婦を同時に襲う怪蛇…「帰郷の夜」 大猿の生首を載せた丸太を立てた家。生首の吐く血を浴びてしまった男は…「イエティの首」 父親が自作した土偶のレプリカ。だが、土偶と家族の身体が不気味に連動しはじめて…「ハート形土偶」 前橋市にあった曰くつきの独身寮。関係者が次々と精神を病んだ原因は…「三十年の孤独」 国鉄桐生駅近くの森に怪獣『マタンゴ』が出る噂。探検に行った少年らが見たものは…「マタンゴの森」他、2011−2025年に発表された全著作の中から後世に語り継ぐべき名作、 そして未発表の遺作「滅びしものたちの音を聴け」を収録した決定版。 昨今「怖い話や嫌な話でなければ怪談として認めない」という趣旨の御意見を伺うことが多い。 しかし私は、怖い話や嫌な話ももちろん好きなのだが、不思議な話や奇妙な味のある話、笑える話や泣かせる話も好きである。とりわけ書きたいのは、美しい怪談だ。 また、私は怪談屋であるのと同時に虫屋でもあるので、美麗で多種多様な昆虫を集めた標本箱よろしく、さまざまなタイプの怪談を「これでもか!」と並べた本にしたいと望みながら執筆してきた。 こうして全話を見渡すと、美麗か否かの判定は読者の皆様に委ねるとして、多種多様な怪談の〈標本〉をそろえる目標は叶ったと思う。 ——「怪談標本箱 生霊ノ左」より -
代々木怪談
本書は小説投稿サイト「ノベルアップ+」(https://novelup.plus/)にて2022年と2023年に開催された「夏の夜の怪談コンテスト」「夏の夜の怪談コンテスト 2023」の優秀作品を収録したホビージャパン初の怪談アンソロジーです。 生々しい実話系怪談から幻想的な創作怪談まで、多彩な“怖さ”を味わえる17篇に加え、2023年の怪談コンテストの審査員であり、本書の監修も務める人気怪談師、夜馬裕(やまゆう)氏による書き下ろし怪談1篇も収録。 ときに怪異に震え、ときに人が持つ心の闇に戦慄する、夏の夜にふさわしい18篇の怪談を心ゆくまでお楽しみください。 -
新装版 いわくつき 日本怪奇物件
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カップルの幽霊が現れるキャンプ場、死んだはずの患者が暴れる病院、コンクリートの中に佇む老婆、守護霊が見える社長が営むデザイン事務所……著者自身が取材・収集した、謎に包まれ、不可解な怪異と恐怖に満ち満ちた〝いわくつき〟の物件の数々。「SDトンネル」「K北橋」など、都内の有名心霊スポットも写真付きで紹介、実在する物件ばかりを集めた戦慄のコレクションが装いも新たに甦る。(解説・朝宮運河) -
新装版 百物語 実録怪談集
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「常人の見えない物が見えるというのは、これはなかなかスリリングで楽しい。時々迷い込む常ならぬ空間は、映画よりも、小説よりもリアルだ」――こう語る著者が三十年あまりにわたって体験、収集してきた怪奇譚の数々。本書の執筆を始めた途端起きた怪異現象を含む自身の体験から、知人の心霊エピソードまで、「嘘偽りなく」百話収録した実録怪談集が今、甦る! 巻末に大迫純一氏・市野清文氏を迎えての「怪奇鼎談」を収載。 -
夢の中の家
毎夜のごとく悪夢に悩まされる男の記憶が徐々にほどかれていく、そのプロセスを追ったホラータッチの短編。語り手の菊池幸男(59)は若い頃からもう何十年も、ある家の夢にうなされ続けてきた。舞台は昭和20年代から30年代に建てられたであろう、粗末な木造の一軒家で、主役は少年といっていい歳ごろの自分。人気のない屋内を進むと、廊下の突き当りに便所がある。汲み取り式で、夢の中でも酷く臭う。その便所で毎回、惨劇が起き、目を覚ます。既に間取りは勿論、細部や畳の感触まで正確に思い出せるほどなじんだ家は、気味が悪いほど現実味を帯びていた。にもかかわらず、自分には夢の中と同じ家に住んだ記憶はない。それ以上に、中学校はじめ頃までの記憶が完全に欠落していた。自分を育ててくれた祖父母からは、父親は死に、母親は家出をしたと聞かされたが、それと何か関係があるのか? あの家は実在するのか? 読む者さえ悪夢に引き摺り込む逸品。 -
家庭恐怖コレクション
なんでもないはずの日常に潜む闇をえぐり出す、練達の作家によるホラー短編コレクションの第1話。さいたま市内の調剤薬局に勤務する真砂子は、医療関係者が集まると聞かされた合コンで寛之と出会った。設計事務所に勤める寛之は、新規開業するクリニックの設計を手がけた縁で、その場にいた。三年間の交際を経て、二人は結婚。夫婦共働きの新婚生活は快適そのもの。夫になった寛之は思いやりがあり、家事の分担もすすんでやってくれる。そんな夫に対して、唯一つと言っていい気がかりを真砂子は感じていた。寛之の六歳上の姉・治美の存在だ。治美は高崎市の実家で両親と暮らしていて、未婚だった。寛之は治美にどうにも頭が上がらない。母親が病弱だったため、治美は若くして家事全般を担ってきた。いや、それ以上に姉弟の間には強い絆が存在した。やがて三十歳を過ぎ、真砂子は待望の妊娠を果たしたが……。女性の深層心理に肉薄して、背筋が粟立つほど怖い。 -
5万枚のカルテを見た看護師が語る不可解なエビデンスに学ぶスキルとしての怪異―加速する世界と医療の個性化をつなぐ病院怪談―
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 病院には看護師だけが知っている「医学的エビデンスを超えた死ぬ瞬間命の選別」にまつわる語りがある 「不確実性」に直面する時代の中で生きのびる方法は「患者の最期から学んだエビデンスに基づく怪異」だった 「看護師だからこそ人から信頼を得て初めて聴くことができる話がある。医学や科学の知識で語る怪異はもっと魅力的だ」 岸本誠(都市ボーイズ) 本書は、怪談で語られることの多い幻聴、幻視、幻蝕、幻臭といったテーマを、解剖学を根拠に検証しながら、エビデンスでは語り切れない「医療現場で本当に起きたこと」「死のタイミング」「死ぬ瞬間」「命の選別」などのエピソードを語る。 また、著者の看護師としての実体験や患者とのエピソードを参考に、患者や医療者が抱える矛盾や弱さを基盤にした「後悔しない最期」についても模索する。さらに、AIによる社会の加速化やパンデミックや世界的な紛争などの不確実性に直面する私たちが、人間としての「弱さ」を抱えながらも、「エビデンスに基づく怪異」を活用し、しなやかに生きのびるスキルを提示する。精神科医・ラッパー・怪談師であるDr.マキダシ氏との対談「怪談師の精神科医ラッパーと看護師が語る 世界に舞い戻るための怪談とHIPHOP」も収録。 -
東西線怪談
地下鉄東西線沿いの不思議な話・怖い話 中野から西船橋に至る街が舞台のご当地怪談集 都心のオフィス街・学生街を横断しながら、城東下町や東京ベイエリアを駆け抜ける東西線の街々に隠された怪異譚を、ゆかりある作家・怪談師・芸人が総力取材! ・怪奇!若い男性の●●を集めて回る怪人が終電に現れる「狂気の善意は極致の性癖」(中野) ・呪物コレクター宅で起きた不気味な現象とは「まなみ」(門前仲町) ・関係者が次々と早世する恐ろしいビルの秘密「二十三」(大手町) ・フェンスの穴から異界に迷いこむ異次元スポット「神社の迷い道」(西船橋) ・車窓から見えるマンションに棲む異形の姿「窓と窓」(浦安) ・霊道が部屋の中に…。某神社の参道前に立つ家の事情「ディス」(東陽町) ・某コンビニ前の壁際で目撃した小さな透明人間「誰も知らない隠された一族」(神楽坂・飯田橋) ・車道を歩く不自然な人影を見ると…「サイドミラーに映る」(南砂町) ・亡くなった常連客が現れる居酒屋「西葛西の取材② 確かにいた」(西葛西) ・異次元へと繋がる場所で起きた怪事「パラレルワールドの境界線、異次元公園」(早稲田) ・駅の雑踏にまぎれて歩き回る人形「人形はそこにいる」(飯田橋) ・江戸川へ釣りに訪れた折に目撃した、この世ならざる異形「ハゼ」(行徳) ・取材で訪れた店で次々と語られる体験談と店に存在する妖「スナック怪談」(茅場町) ・駅前の待ち合わせ場所に出る血みどろの死霊「ロータリー」(高田馬場) ・共著者の実体験!居住すると次々とコンビが解散する厭な芸人シェアハウスに潜むものとは…「住んだら終わり芸死の家」(高田馬場) ――など全駅収録。 -
おん 土俗奇譚
その土地に古くから根ざす習俗や信仰。 それらにまつわる奇妙な話を蒐集した、土地・神・人の怪奇取材録! 北陸地方のある山の中腹に石造りの祠があり、●(おん)というものが祀られている。 ●(おん)には本来、漢字のような文字をあてるのだが、 その文字は人のために作られたものではなく、 「おん」と口にするのは許されていても、文字として記すのは禁忌とされていた。 人がその文字を軽々しく用いると、大きな禍いを呼び寄せる……と。 ――「●(おん)」より 日本各地に残る土着の信仰と風習。 そこには恐ろしい謂れや背景が隠されていることがある。 山や川、海や風に宿るモノ。神。人は禁忌をもってそれらと契約を交わし、共存する道を選んできた。 その均衡が崩れる時、禍々しき何かが起きる……。 吉凶を運ぶ二つの風。山林を伐採し風の流れを変えた代償は…「祝い風・悼み風」 手加減を知らぬ子供の神が祀られた神社。願いは必ず叶うのだが…「ツヅラサマ」 土地の主である蛇を殺した祟り…「十尺蛇」 厄を引き受け、やがて厄を操るようになった家筋の集落…「溜まるところ」 土の下から迎えにくるモノ。見たものは強烈な喉の渇きを訴え…「土巫子」 他、24話収録。