• ペルシャの幻術師 2【電子限定特典付】
    ネタバレ 購入済み

    短編である原作にぎゅっと詰め込まれていた幻想と歴史が、壮大な絵巻となって広がる圧巻の二巻目。
    どんどん美しく妖しく変化していく主人公から目が離せません。
    原作では「定かではない」と記されているナンのその後ですが、これを読むと彼女の辿った一つの道が浮かび上がります。
    幻術師アッサムの語った愛についても、新しい解釈を得ることができました。

    #感動する #深い

    0
    2022年05月20日
  • ペルシャの幻術師 1
    購入済み

    細密画のような緻密で華麗な表現で蘇る、司馬遼太郎のデビュー作。
    謎あり、ロマンスあり、戦いありの物語を彩るキャラクターが忠実かつ生き生きと描かれ、新しい魅力を発見できます。
    もちろん、原作未読でも十分楽しめます。
    上空に渦巻く雲、砂をはらんだ風、陽射しの強い市場とは対照的な暗い宮殿内など、物語の中に入ったかのような感覚を味わえます。
    ナンの身に付けている衣装や髪型がとても可愛い!
    その揺れ動く内面からも目が離せません。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2021年12月16日
  • ヴラド・ドラクラ 1巻
    購入済み

    読み応えある政治劇

    ドラキュラのモデルという面ばかり有名なヴラドですが、この漫画はそんな彼がどんな時代、どんな場所、どんな地位で生きていたのかをリアリティを持って描き出しています。
    しっかりとしたストーリーで展開する政治劇や大国との駆け引きが素晴らしい!
    暗めの話ですが、静かに冷酷に地位を築き上げてゆく主人公の姿には爽快感があります。貴族や国同士の関係も分かりやすく描かれているので、ワラキアってどこ?という人にもおすすめできます。
    残酷な場面もありますが必要最低限ですし、そういう売り方をしないで、ストーリー重視なのはとても好感が持てます。
    東欧という、日本ではあまり知られていない地域が舞台でも、こうして漫

    #ドキドキハラハラ

    3
    2021年08月29日
  • コイシラズ YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS
    購入済み

    小説でも読みたいです

    『キャバレー』がとても面白かったので購入。
    遠慮ない熱っぽさがすごくいいです。
    でもやっぱり漫画になっちゃうと『キャバレー』では気にならなかった古くささが際立つというか…ポエム?みたいなところがあります。そこがいい!という人もいるとは思いますが。
    絵もやや古い感じはありますが綺麗なのでおすすめできます。
    ドラマーが悪ぶってるくせに敬語使うシーンがあって、『キャバレー』の滝川さんを思い出しました。

    #カッコいい

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    2021年07月22日
  • 龍の執戀 お嬢様はヤクザに堕とされる、恋に。【電子書籍限定 特典付き】
    購入済み

    先にレビュー読むべき

    作品内容のあらすじが下手すぎて作品がかわいそう。
    中身ペラペラなエロ小説みたいな説明とは違い、なかなかハードボイルドでストーリーも割としっかりしています。
    TLにありがちな極道ファンタジーに頼らず、ヒーローとその周辺を男臭く書いているのが好印象でした。
    しかし、まさか子供がいる話とは思わず(作品内容では全く触れられていないため)、子供が出てくるTLが地雷である私はすごく読むのきつかったです。
    それでも読めたのは、作者さんの力量があるから。
    表紙買いしたのは失敗でした。ちゃんとレビュー読めば良かった。
    作者さんの別の作品も読んでみようと思いました。

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    2021年07月21日
  • そうして僕は恋を知る 第3巻
    購入済み

    癒される

    あまあまで読んでてすごく癒されます。
    ほのじ先生の描く受け君は、体格も性格も男らしいのにすごく色っぽい!
    特に今作は憂い顔な感じがたまりません。
    はあ〜、ずっと幸せでいてほしい。

    #胸キュン #癒やされる

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    2021年07月07日
  • 魔女の下僕と魔王のツノ 11巻
    購入済み

    新しい家族、新しい生き方

    『教国のレクエルド』読んでからこの巻を読むと本当に良かったね〜(涙)ってなる。
    ビビアンもたくさん出るし、デート最高です!

    #笑える #癒やされる

    0
    2021年06月17日
  • 教国のレクエルド 2巻
    購入済み

    友情と悲しみの過去編!

    悲しいけど、つらいけど、これを読めば本編が2倍楽しいし、100倍感動する!
    四つの愛についての会話が印象的。
    愛を知る健気な魔女の下僕の物語(特に11巻)をもう一度読まねば!

    #泣ける

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    2021年06月17日
  • バイ・マイ・サイド
    ネタバレ 購入済み

    恋愛脳じゃないところが好き

    男の人が1人で…っていうのがちょっと苦手で、冒頭見て買うかどうかすごく迷ったけど、ナツメカズキ先生の描く男性の顔が好みすぎるので買いました。
    結論、やっぱり買って良かった。かっこいい!
    そして最後があのオチなのも好感持てます。
    これで「好きな人いるんで、そのオファーは無かったことに!」とかだったら超絶ガッカリするところでした。
    愛の為ならどんな不義理も許される…わけないですからね!

    #カッコいい

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    2021年06月03日
  • 関東連合 ――六本木アウトローの正体
    購入済み

    ノンフィクション?

    話があちらこちらと飛ぶ上に、私情や私事が頻繁に入るため読みにくい。
    証言などはその時代の雰囲気を知るにはいいが、事件の真相を裏付けるものではない。
    事実の積み重ねが薄く、分析もあまい。ノンフィクションというより、ブログや雑談の範疇を出ていない。
    しかし、不良少年という存在を追う資料としての価値はそれなりにあると思う。
    誤字脱字が多く、言葉の選択に首を傾げる部分がある。

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    2021年05月27日
  • 煙と蜜 第二集
    購入済み

    可愛らしい物語がしっかりとした作画で描かれていて、どのページをめくっても楽しいです。
    姫子ちゃんの着物かわいい。
    そして、帝国陸軍営内の様子もきちんと描かれているのがとてもいい!
    姫子ちゃんの「いらっしゃいませ」に応える文治様の顔、何とも切なくなりますね。

    0
    2020年08月20日
  • 月と金のシャングリラ 2【電子限定特典付き】
    購入済み

    終わってしまった…
    成長した二人と甘くない現実。
    余韻の残るラストは悲しいけど最高です。
    もっと長く読みたかったけど、きっとまた素敵なチベットに会える。
    次回作にも期待してます!

    1
    2020年08月19日
  • 流転のテルマ (4)
    購入済み

    すごく楽しめました!
    絵もストーリーも好き!
    あとがきまですごくいい!
    もっと読みたかったなーと思っていたら、続編ではないけど、またチベットを舞台にした「月と金のシャングリラ」が発売されてて、すごく嬉しいです!
    徳丸とソナムには、またどこかで会いたいなあ。

    0
    2020年07月13日
  • 流転のテルマ (1)
    購入済み

    チベットの描写が秀逸です。
    主人公は日本人でストーリーにも入りやすいです。
    ガイドの男の子がかっこよくて、続きが楽しみです。

    3
    2020年07月12日
  • 月と金のシャングリラ 1【電子限定特典付き】
    購入済み

    絵もストーリーも美しい。

    素晴らしい!
    こんなに美しくチベット僧院を描く作品に出会えるなんて、思ってもみませんでした。
    素晴らしい画力です。
    それに加えて、文化や慣習、歴史にきちんと根ざした説得力のあるストーリーに引き込まれました。
    チベット好きな人はもちろん、チベットってどこ?っていう人でも絶対に楽しめます。
    おすすめ!

    2
    2020年07月10日
  • トリニティ・ブラッド 第9巻
    購入済み

    トレス君が主役の番外編が読めるのが嬉しい。
    「分け入っても、分け入っても、トレス君」が、九条先生の美麗な絵で見られるなんて最高!

    0
    2019年11月27日
  • 死者の書(下)
    購入済み

    華美とは真逆の、しんとした美しさのある作品。
    シンプルな線が原作の雰囲気を損なわず、神さびた雰囲気を見事に描き出している。
    原作から読んでも、こちらから読んでもいい。

    0
    2019年11月27日
  • かごめかごめ
    購入済み

    修道院を思わせる、透明で静謐な世界に生きる少女たち。
    それと対比させるように色の塗られた外の世界。
    抑えたセリフと線が美しい。
    説明のされすぎない落ち着いたストーリーの中に、一本ぴんと細い糸が張られたような緊張感がある。

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    2019年11月20日
  • TUKIKAGEカフェ 1巻
    購入済み

    絵が本当に繊細で綺麗。
    ビアズリーを思い出したが、あんなに毒々しくはない。
    こういう世界観を作り上げられる想像(創造)力ってすごい。
    安心して読める優しい物語。

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    2019年11月20日
  • 殿様とトラ
    購入済み

    疲れた時に読んで癒されています。
    ねこの肉球にふみふみされているような、ほんわかとした気持ちになれます。
    人間たちも、ねこちゃんたちに負けず魅力的。

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    2019年11月20日
  • 昭和元禄落語心中(1)
    購入済み

    絵もストーリーもタイトルも(!)、本当にすごい、素晴らしい。
    落語を知らなくても全く問題なし。むしろ落語の魅力を教えられた。
    昭和の時代を生きる登場人物たちの、もつれ合う愛憎に引き込まれる。
    一見冷たそうだけど、情にあふれた八雲師匠が格好良い!

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    2019年11月20日
  • ねじの回転
    購入済み

    古いお屋敷のクリスマスイブ、赤々と燃える暖炉の前で語り始められる怖い怖い物語。
    19世紀のイギリスのお屋敷というだけでも楽しそうなのに、緊張と恐怖もしっかりと味わえる。
    ゴシックホラーの最高峰。

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    2019年11月20日
  • 人情馬鹿物語
    購入済み

    どんなに馬鹿と言われても、人情だけは忘れちゃなんねぇ、とでも言いたげな江戸っ子気質の生き様にほろりとさせられる短篇集。

    「遊女夕霧」は特に面白かった。姉さんの意地と優しさ、格好良くて憧れます。

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    2019年11月20日
  • 千の輝く太陽
    購入済み

    抑圧される少女たちの姿に胸が痛くなります。
    しかし、「暗い」「重い」というだけの話ではありません。
    過酷な状況の中でも生きる強さ。何もかも奪われても大切な人に手を伸ばす優しさ。
    周りがどんなに彼女たちを黒く塗りつぶそうとしても、彼女たちの命は輝いています。

    カズオ・イシグロ作品の翻訳もされている土屋政雄さんの、読みやすくも格調高い翻訳が素晴らしい。

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    2019年11月20日
  • ヴィンランド・サガ(3)
    購入済み

    ーー人間の世界はゆるやかに、たが確実に老いてきている。
    アシェラッドの言葉はこの時代の気分をよく表している。
    戦いと奪うことを生業とするヴァイキング。
    無力なまま奪われ、殺される人々。
    この絶望に満たされたような世界を飄々と生きる大人たちの中で、少年がどう成長していくのか楽しみになる巻でした。

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    2019年11月20日
  • 蝶のみちゆき
    購入済み

    三大遊郭といわれた島原、吉原、丸山のうち、この丸山遊郭を舞台にした漫画作品は珍しいと思って購入しました。
    長崎弁の花魁いいですね。
    遊郭ものとしての話の筋は目新しいものではありませんが、しっかりと時代考証、文化考証がされているため、とても良質なドラマとなっています。
    女の人たちは綺麗で、男の人たちはイケメンすぎないのがいいですね。(中身はかなり男前です。)
    幕末好きの方にもお薦めです。

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    2019年11月20日
  • マロニエ王国の七人の騎士 3
    購入済み

    エレオノーラがとても可愛い!
    言葉遣いが乱暴なのがさらに可愛い。
    眠くないのお父さんとのエピソードもいいですね。
    そして、暑がりやの出会いと今後もすごく気になります。

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    2019年11月20日
  • シュトヘル 14
    購入済み

    この物語がなぜ時を越える構成になっているのかが分かった。
    敵味方の区別なく、登場人物一人一人が後には引けない一途な想いを持って駆け抜ける、熱を持った物語。
    最後まで読んで良かった。

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    2019年11月20日
  • 乙嫁語り 7巻
    ネタバレ 購入済み

    一夫多妻という言葉だけで、その文化がすごく批判されたりすることがありますが、一夫多妻制にはこの作品で描かれているように、寡婦救済の意味があったとも言われます。
    もちろん、その制度を悪用して女性を搾取することは許されませんが、この作品の旦那様は、客人をもてなし、妻を愛し、困っている人を助ける大変徳の高い方のようですね。良かった、良かった。
    異文化に対して、抗弁や批判ではなく、シンプルで心温まるストーリーと美しい絵で迫る森薫さん、本当に素晴らしいと思います。

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    2019年11月18日
  • キャプテンと敵
    購入済み

    映画「ことの終わり」や「第三の男」の原作者による長編小説。
    父親の賭けのかたとして、キャプテンと名乗る詐欺師に連れ出された少年は、ロンドンの片隅でキャプテンの帰りを待ちわびながら暮らす女性と生活を始める。
    やがて成長した少年は、キャプテンを追ってパナマへ渡る。
    奇妙な関係で結ばれた男女と少年の、複雑でひたむきな愛を描く前半、パナマを舞台に冷戦時代のスパイ戦が展開される後半。
    グリーンの魅力が楽しめる作品。

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    2019年11月18日
  • いのちのタマゴ
    ネタバレ 購入済み

    不妊治療中なので、治療の内容を把握したいと思い、参考に購入しました。
    治療についても、体験を交えて分かりやすく書いてあります。
    こうすれば妊娠できます。ではなく、これもあれもやって、こういう事がある、という具合に広く浅く知ることができるので、参考にはいいと思います。
    体験がベースなので、治療中、妊婦さんを見るとモヤモヤするとか、不妊に対して周囲の優しさがほしい等の作者の意見も書かれています。
    その心情も理解はできますが、他人ごとは自分ごとではありませんし、他人ごとを自分ごとと考えたいなら、まず自分が優しくすべきではないかと、個人的には思いましたので、星3つです。

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    2019年11月18日
  • わたしの名は赤〔新訳版〕 上
    購入済み

    単行本が出た時に、オスマン帝国の美術が扱われていると知って購入しました。
    出版当時から旧訳版は読みにくいという評判でしたが、私にはそのたどたどしい文体が、異国の謎に満ちた物語の雰囲気を盛り上げてくれるように感じ、楽しく読むことができました。
    (じっくり時間をかけて読む必要はありましたが)
    今回新訳版が出たということで、電子書籍を購入。
    確かにこちらの方が読みやすいですし、旧訳版と違和感が無いように気を使われていることにも好感を覚えました。
    パムクの素晴らしい作品を、二通りの翻訳で楽しめる。これは贅沢な体験です。

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    2019年11月17日
  • 地唄
    購入済み

    昭和の時代、日本の伝統芸能が時代の波の中に失われていく中で、芸に身を捧げる人々を描いた短編集です。
    新しい時代の中で揺れる芸の世界を描いた「地唄」「人形浄瑠璃」。
    変わりゆく時代の中で、伝統芸能をひっそりとしかし一途に支える姿を描いた「墨」「黒衣」。
    厳しくも美しい世界に生きる人々の矜持が胸を打ちます。

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    2019年11月17日
  • 薔薇王の葬列 12
    購入済み

    ついに王冠に手を伸ばすリチャード。
    美しい絵とドラマティックな展開が、毎回楽しみです。
    この刺々しく美しいストーリーが、あのリチャード3世の最後にどうつながっていくのか、今後の展開も楽しみです。

    0
    2019年11月15日
  • Heaven?〔新装版〕 1
    購入済み

    良い塩加減。

    傍若無人なオーナーが開いた、数々の難ありフレンチレストラン。
    こんなわがままな人、実際にいたら大変だけど、この作家さんが描くと、その唯我独尊ぶりも何故か爽快です。
    個性的すぎるキャラクターたちが織りなす、予想できない展開に目が離せず、一気に読んでしまいました。

    0
    2019年11月14日
  • 魔女の下僕と魔王のツノ 10巻
    購入済み

    今回もドキドキします!

    ギャグ盛りだくさんだけど、毎回キュンとさせられる展開があって、楽しみにしています。
    サウロの存在がいいスパイス(?)ですね。
    そろそろ完結に向かって動き出したのでしょうか??
    次回作も楽しみです。

    0
    2019年11月14日
  • かぶき伊左 壱
    購入済み

    江戸の熱気を感じる作品。

    歌舞伎の知識がなくても楽しめました。
    江戸っ子たちのスカッとする会話に、華やかな画面。
    幕末の江戸の空気が伝わります。

    2
    2019年11月14日
  • 砂の下の調べ
    購入済み

    岸辺の唄シリーズ最新作

    毎回、異国を旅する気持ちで読んでいます。
    今回は2作しか入ってませんが、長編なので読みごたえがあります。
    今市子さんならではの、ちょっとうっかりだったり、不器用だったり、健気だったりする登場人物たちが愛おしくなる作品です。

    1
    2019年11月14日
  • 月に吠えらんねえ(11)
    購入済み

    ついに完結しました。

    カオスで終わったらどうしよう、と思っていましたが、すとんと綺麗に終わりました。
    良かった!
    シリーズ前半の、爆笑ものの会話やエロスあふれるギャグも大好きでしたが、後半の展開には本当に考えさせられました。
    戦時下の芸術のあり方。
    同じような運命をたどった、画家たちにも思いを馳せつつ…

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    2019年11月14日
  • 25時のバカンス 市川春子作品集II
    購入済み

    詩的な漫画

    素朴な表現で紡がれる、詩的な会話が心に残ります。
    軽妙な会話の中にも現れる孤独と静謐な美しさは、この作家さんでなければ生み出せないものです。
    「ひたる」ことのできる作品です。

    0
    2019年11月14日