あらすじ
「助けてくれ」とメールを残し行方不明となった兄を捜しに、大学生の徳丸は西チベットに旅立つ。ガイドのソナム、キッチンボーイのナムギャルと、標高3000メートル越えの大地をひたすら歩く男3人旅が始まった!
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絵がステキ
日本人の男の子が兄を探しにチベットへ行くお話。チベットの村、家の中など、細かいところまできちんと描かれていて、世界観が入ってきやすい。仏教の影響力が日本とは比べ物にならない強いチベット。
異文化の地を知る
作者さんのチベット愛が、ひしひしと伝わってくる作品です。
作画が独創的なので好みは分かれるかもしれませんが、
異文化の地という世界観とミステリアスな人物像など、興味をそそられます。
仏教の考え方やチベットの人々の生き方に考えさせられることも多いです。
チベット…聖なる地…
なぜかチベットを助けたくなりました。
きっと世界のことを今まで祈ってきてくれたから。
ニコライ・レーリヒが訪ねて何かしら奥義を得たように、今、私たちは呼吸法や考え方など世話になっているように思う。
イケメンでイケズなガイドのお兄さん、この後どうなっていくのかな。
詳細な描きこみ
西チベットという本当に異郷の風景 風俗を華麗なタッチで描き出した絵柄がとりわけ素晴らしい。異郷の風物を詳細に描きこんだという点で森薫の「乙嫁語り」を思い起こさせるところがある。ストーリー展開もなかなかのもので馴染みの少ないチベットでの捜索行の様子をリアルに描いている。尤も主人公の服装はどうかと思うが。