ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    料理人として働きながら、娘の千都を育てるシングルファーザーの大沢。
    千都が熱を出して預け先に困っていたところに、店の常連である吉岡は店から近い自分の家に来るよう提案します。元々ゲイであることを公言する吉岡に、少々警戒心を抱いていた大沢。身構えながらも世話になることになったのですが…。

    大沢は、元妻と別れた時に言われた言葉から、「人に迷惑をかけてはいけない」という思いが強くあります。吉岡はそんな風にがんばる大沢の心を、少しずつ解放していきます。2人と千都ちゃんとがゆっくり家族になっていく様子はじんわりと心に染みて、あたたかい気持ちになれます。千都ちゃんがまた、とってもいい子で泣けてきます・・・。一般的な家族とは違っても、そこには確かな幸せの形を感じられます。

    上下巻で2人の関係性が丁寧にじっくり描かれていくので、読み終わるころには「もっと見ていたい!」と寂しくなってしまうのですが、そんな気持ちを満たしてくれる、描き下ろしの番外編もちゃんと付いています★

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「迷い猫オーバーラン!」・「パパのいうことを聞きなさい!」の松智洋先生と「To LOVEる」の矢吹健太朗先生のコンビによるダッシュエックス文庫創刊作品!

    世界的に有名な奇術師であり、父の友人でもある星里衛にあこがれる中学1年生の不知火真は、念願がかなって実家を出て、衛の元での弟子入りが決まった。そこで衛の娘である果奈(はてな)と再会!
    と思いきや、実ははてなが真を女の子と誤解をしていて、同居拒否をし始める。なんとか追い出されることは阻止できたが、はてなとの関係はギクシャクが続く……
    そんな中、真は星里家の『秘密』にふれてしまう……

    これまでの松先生作品のポップな日常だけでなく、今作はバトルシーンや様々な謎があり、さらに矢吹先生のイラストは必見!!ラノベでも矢吹神であることは変わりませんでした!
    「To LOVEる」が好きな人はもちろん、ちょっと気になるアナタも見なければ損です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    高身長女子が恋したのは絶対あり得ないと思っていた“低身長”の大谷。身長差という大きな壁に負けず、全力で突き進む主人公リサを見れば、きっとあなたも「頑張ろう」と思えるはずです。同じく高身長女子の私も学生時代、このマンガの高身長あるあるに共感せずにはいられませんでした。思春期に男子より背が高いといろいろあるのです、、、(涙) 

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    新人編集のオシゴトは、官能小説を読み上げること…!?
    新米編集者である沙織は、イケメン官能小説家である涼雅の担当になることに。和服が似合う彼にドキドキしながら挑んだ打ち合わせで要求されたのは、まさかの官能小説の朗読!沙織にはとある特殊体質があり、それを涼雅に知られてしまって…!?
    和装イケメン官能小説家×ワケあり新人編集者の物語を是非お楽しみください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    「恋愛は片想いしているときが一番楽しい」なんて人もいますが、皆さんはいかがお考えでしょうか? 恋しているのが楽しい派? それとも、想いが通じ合ってこそ?
    『片想いの牢獄で』という作品は、その名の通り「片想い」をテーマにした作品です。片想いの形は様々で、一方的な偏愛であったり、思いあっているのに通じ合えないものであったり…。
    個人的には中に収められている「くれぐれ」という作品が一番好きです。タイトルを見て「?」と首を傾げる方もいらっしゃるとは思いますが、読み終わった後にはその意味が分かる…はず!
    あなたも是非、お気に入りの1作品を見つけてください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    皆さんはお酒を飲むときは外でしょうか、家の中でしょうか。

    本作は女の子たちが宅飲みでわいわいする4コママンガです。
    随所随所にあるお酒やおつまみなどのうんちくもいいスパイスになっています。
    何も考えず読めると同時に、その姿を追うと自分も無性に仲間と宅飲みがしたくなります。

    ぜひあなたも仲間と本作を共有し、宅飲み文化を広げていきましょう!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    主人公が家族とともに、昔住んでいた故郷に帰ってくる…そんなところから物語は始まります。
    その田舎町では、昔から「夕方6時の鐘の音が聞こえたら、夜明けまで決して外に出てはいけない」というルールがあるのですが、それがこの作品のキーになってきます。
    シリアスなタッチの表紙と、タイトルからも察せられるように、ホラー要素が多分に含まれます。
    第1巻を読んだだけでも、設定がだいぶ作りこまれているのが分かり、惹き付けられる濃厚なホラーです。
    鐘の音が鳴った後、外に出てしまったらどうなるのか……暑い時期にクールダウンするにはうってつけの作品なので、是非読んでみてください。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    小学生の頃、近所のにいちゃんに遊んでもらっていた“ゆい”。優しくて親切なにいちゃんですが、次第にその本性を現し、ゆいにキスしたり体に触ったりしはじめます。怖くなったゆいは、にいちゃんの元を逃げ出しますが、それが原因でにいちゃんはゆいの前から姿を消してしまいます。
    高校生になったゆいは、偶然再会したにいちゃんに「ずっと忘れられなかった」と告げます。それから、ゆいはにいちゃんの言いなりになるのですが……。

    はらだ先生すごい……と読み終わったあと、しばし呆然としてしまいました。
    最初こそ、ゆいはサイコパスなクズ男に性的搾取され、壊れていくように見えるのですが、にいちゃんの壮絶な過去が明るみに出るにつけ、加害者と被害者の関係が反転していきます。歪んで歪んで、歪みきった二人なのに、行き着く先はなぜか穏やかで、「普通」ってなんだろうと考えてしまいました。テーマは重いのに、なぜか小気味よく読めてしまうのも、はらだマジック。
    リバがあるので苦手な人はご注意を。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    日本SFの金字塔という評判と萩尾望都さんの表紙に惹かれ、休む間もなく一気に読み終えてしまった本。凄まじいまでのスケールの大きさ!これは面白い!…しかし、どこまで理解できたか一抹の不安も。
    物語は「阿修羅王、ブッダ、プラトンが、世界が滅ぶ原因を探し、戦いを挑もうとする」というもの。映画『マトリックス』のような町や『エヴァンゲリオン』などで聞いたような単語が散りばめられ、これが元ネタだったの?と邪推してしまうほど複雑な世界観は本当に独特。科学的内容が描かれたかと思えば、仏教を中心とした東洋哲学、新約・旧約聖書といった宗教観が幾重にも織り込まれ、読むたびに様々な側面が見えてくる。何度も読み返し最後の一文を読み終えた後は、無限の宇宙を前に立ち尽くしている気分に…。
    軽い読み物に飽きた時、哲学的な気分に浸りたい時など、じっくり腰を据えて読みたい一冊。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    2015年4月の映画化作品!映画と本筋は同じですが、それ以外はだいぶ異なるようなので安心してこちらもお楽しみ下さい。
    倒産寸前の旅行代理店が、起死回生の策として講じたダブルブッキングツアーが舞台。150万円の高級組と20万円の格安組を、お互いにバレないよう同日・同部屋に宿泊させて費用を浮かせるっていくら小説だからって無理でしょ。
    ツアコン二人の四苦八苦(一人がドジ過ぎて泣ける)と、両ツアー客の絶妙なすれ違い、散りばめられたオヤジギャグで、読む手が止まりません。
    合間に、水谷豊さん演じるベストセラー作家「北白川右京」(あの右京さんとは違います)の劇中作が織り交ぜられ、物語を二重に楽しめるお得な作品です。
    ちなみに、『王妃の館』はパリに実在する歴史的ホテルがモデルですが、普通にネット予約できます。お金と時間があれば・・・

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ヤクザが蔓延るビル、通称「ヤクザマンション」の中で起こる殺し屋イチとヤクザたちの抗争の物語です。ストーリーも面白いのですが、この作品の最大の魅力は超アクの強い登場人物達です!主人公イチは気弱な性格で典型的ないじめられっ子ですが、自分の中のスイッチが入った途端、容赦なく人を殺しまくる超サディストに変身します。
    またイチを探し求めるヤクザ「垣原雅雄」は体中に空けたピアスや口裂け女のように裂けた口が特徴で、拷問を受けたり、ボコボコにされることに快感を得る超マゾヒストです。「SMとはプレイではなく生活」「待っていた……オマエのような変態を……」など登場するたびに名言連発です。
    様々な伏線の積み重ねを経た後の、ドSのイチとドMの垣原が邂逅した瞬間のカタルシスは必見!
    映画化、OVA化もされた名作です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    高校野球の次の野球人生に迫る!
    監督にフォーカスを当てた高校野球マンガ名作『ラストイニング』の次に中原先生が描くのは、高校野球の先の話。
    無名校のエースとドラ1候補の高校生スター、そしてプレイヤーとして野球大好きな女子マネージャー。それぞれが進む野球人生。
    中原先生らしく、野球のプレイシーンだけでなく周辺のストーリーもしっかりと描かれており、登場人物を通じてマンガに没入できる。
    野球は高校、プロだけではない。それぞれに、それぞれの野球があると改めて日本の野球文化の裾野の広さも感じられる作品。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    ある日突然、「あなたには危険な力がある」と告げられたら、あなたはどうしますか?
    ヒロイン・文は人の心の穢れを払う「掃除屋」一家・堀北家に住み込みで働きながら修行をする身。ある日、ひょんなことから自分に他の人間に強い影響を及ぼす力・「女王」の力が眠っていることを知ることに。
    動揺する文だが、堀北家の「掃除家」の一人・玖太郎なら文の力を抑えられることも判明。「絶対に離れない」と宣言されるのだが……?
    ファンタジー×恋愛、ストーリーからも人間模様からも目が離せないコラボレーション!
    玖太郎の一途さに心を打たれること、間違えありません!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    爽子好きだな~。少女マンガで今までにない入り口だったけど、恋愛マンガとしても内容の濃い、泣けるマンガです。
    「好きな人のタイプは?」と聞かれると、「風早くんみたいな…。」と答えることがあるくらい、風早くんがかっこよすぎです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    キュートで素直なショタ×完璧イケメン。

    自分のことをα(アルファ)だと思いこんでいた千夏は、運命の番・はるかと出会うことによって、強烈な発情(ヒート)を経験する。自分がΩ(オメガ)なこともショックだけど、はるかは、まだ精通もきてないようないたいけな子供で・・・!?という、ショタ×イケメンの年の差BLがこちら。

    相手がピュアな子供だからこそ、欲望を懸命に抑えようとする千夏が健気でたまりません…!抑制剤を飲みすぎて倒れてしまう千夏を見て、「大きくなるまで会わない」と決意する、はるかの男らしさと優しさにも、キュンとすること間違いなしです。
    物語中盤から、成長したはるかが登場するのですが、ショタから一途なイケメン青年へと変貌を遂げていて、一粒で二度美味しい。仕事の出来る完璧男な千夏が、はるかの前だと泣き虫になってしまうのもかわいくて、いいからお前ら幸せになれ…!と祈らざるを得ません。

    抜群の画力も魅力的な本作。オメガバース初心者の方にもおすすめの作品です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    新たなる「Fate」、そしてTYPE-MOONワールドが登場!
    時計塔の現代魔術科の君主にして名物講師、ロード・エルメロイ二世。彼には、ある目標があった。
    一つには、借金を返済すること。もう一つには、かつて敗れたとある「戦争」にリベンジすること。
    皆さま、「Fate」シリーズと言えば聞いたことはあるのではないでしょうか?この小説は、そんなFateシリーズと世界観を共有した上で、新しい物語を紡いでいるシリーズになっています。
    登場人物と言えば、あの少年の面影はどこに行った!?というロード・エルメロイ二世もさることながら、その弟子たちが本当に個性豊か。個人的には、フラットの自由奔放さにはちょっと憧れすら抱きます。
    内弟子・グレイと様々な事件を解決していく、この「事件簿」。ソシャゲしかやっていない人にも、昔からのファンの方にもおすすめしたい、至極の一品となっております!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    計算高い女の子は好きですか?私は大好きです。
    物語の主人公・みしろは名前を変え、相手の男を変えて生き抜くしたたかな女性。幼いころに両親を亡くし、その犯人の男を追いかけ続けている。
    犯人の長男が主催するパーティーに潜り込んだみしろは、そのまま狙いの一家でメイドとして働くことに!
    そこにいたのは性格最悪で女好きの長男、反抗期で生意気な次男に加え、みしろの素性を知っているかのように振る舞う執事と、一筋縄ではいかない男たちばかり!?
    みしろは復讐に成功するのか、事件の真相はどうなのか、是非お楽しみください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    とぉ~ってもイケメンな男子の王子的行動の裏には……。
    天気予報を通して人を救っていくほっこりする作品で、イケメンが出てくる作品が好きな方は是非。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    酔っ払ってキスをしてしまった相手は、1年生の頃からずっと見つめてきた生徒・水沢だった!担任教師である高津は自分の失態を恥じ、忘れてくれないかと水沢に頼みます。うろたえる高津を見て、興味をそそられる水沢。その後、なぜかストーカーへと進化してしまいます。

    アラフォー教師・高津のちょっとくたびれた感じがすごくいい…!対する水沢はキラキラ青年で、そんな若者が高津に欲情する姿がまた萌えるのです。見合いを決めた高津に対する、「おれだけまだ(キスした)あの夜にいるの?」という水沢のモノローグが最高!こういうふとした台詞やモノローグに、2人の距離感や恋心がよく現れていて、やってることはストーカーじみているにも関わらず、なぜか爽やかで優しい印象を受けるのです。
    逃げる高津を水沢がどう捕まえるのか、ぜひその目で確かめてみてください。キュンとすること間違いなしです。

    その後を描いた『YOUNG GOOD BOYFRIEND』も超絶オススメ!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    池波正太郎が歴史上の偉人たちを語り明かす!
    戦国の織田信長から幕末維新の西郷隆盛まで、彼らがどんな思いで時代を生き抜いたのか?著者だからこその男の生き方を、現代日本との対比で描く傑作エッセイ。
    とはいえ、昭和60年出版の本なので、著者の考え方や表現は古くさい部分もあります。それが気にならないくらい、偉人たちの心の内を読み解く著者の洞察は鋭く、なるほどと思わせてくれます。激動の時代を生き抜いた偉人たちは、今日、明日いつ死ぬかわからない状況において、どう決断してきたのか?ビジネスのヒントにもなり得る良者です。

    2022年07月20日