【感想・ネタバレ】ゆず女房 料理人季蔵捕物控のレビュー

あらすじ

日本橋は木原店の一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、今年の師走昼餉を何にするか思案中のところへ、元噺家で海鮮問屋長崎屋の主・五平が立ち寄った。お内儀のおちずが、昼間からこっそり酒を呑んでいるという。心配した季蔵は話を聞くことに――。彼女の隠された秘密とは!? 葱たまどん、河豚つくし、雪菜のふすべ漬け、鶏鍋、柚子の香餅……季蔵は絶品の料理で人々に幸せを届ける一方で、江戸の闇の巨悪に立ち向かう!! 大ベストセラー書き下ろしシリーズ二十二弾。

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諸行無常….….

白紙掛….….無益の旗本の四男五男で、腕に覚えが有る者で、命じられたら、辞退は許されない。本名も捨て、上からの命令には、絶対服従。悪人の用心棒から人殺し、何でもしなければならない….….武藤多聞が、そういう役目を追わされている者だったとは….….

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2022年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

武藤多聞が登場して以来、彼が季蔵の敵か味方かが謎で、出来ることならば味方でいてほしいと思う反面、敵になるからこそ面白いのではないかと思っていた。奥さんの邦恵さんの過去が明らかになり、ついに武藤多聞の正体が明らかになる。この展開は正直季蔵にはつらい展開となった。

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2014年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

料理人を表の顔としていきてる季蔵が主人公です。
彼は、元武士です。一膳飯屋・塩梅屋の主です。
茶漬けから始まり・・・町人の腹を満たす気軽で美味しいものが出てきます。卵が貴重だったころです。卵二個も使った丼ものなんて、豪華だったことでしょうが、これはとくには・・・。葱めしも・・・、いけません、私は奢っておりますね、血もドロドロなわけです。甘酒なども細かく描写されて出てきます。
中盤には、ふく尽くし。
かなり丁寧に書かれてて、それほど河豚好きではない私も、それは美味しそうですな、と思う描写がいくつもありました。しかも、これが内密に、裏で料理屋をやってる場所であり、殺しの場面も展開されてゆくわけです。


次は、漬物尽くし。これは、かなり興味深かった。木曽にもすぐき漬けがあるとは・・・。「すんき」というのだそうで、寒い分京都のものより塩分が少ないという点が、興味をそそられます。雪菜の漬物も美味しそうですし・・・まかないで、季蔵が食べてる小松菜の浸し物も美味しそうです。子供の腹の足しに作られてた花梨等なども美味しそうです。


〆が、柚子です。柚子味噌、柚べし・・・・柚子の砂糖煮と・・・

後半、役者がそろっての展開になってくると、話も膨らんで楽しく読めました。

どうもシリーズものなようで・・・ほかも美味しそうなものが出てくるようです。

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2014年01月29日

シリーズ作品レビュー

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