あらすじ
日本橋塩梅屋に、元噺家で、今は廻船問屋の主・長崎屋五平が頼み事を携えてやって来た。これから毎月行う噺の会で、噺に出てくる食べ物で料理を作ってほしいという。季蔵は、快く引き受けた。その数日後、日本橋町の呉服屋の綺麗なお嬢さんが季蔵を尋ねてやって来た。近々祝言を挙げる予定の和泉屋さんに、不吉な予兆があるという……(第一話「目黒のさんま」)。他に、「まんじゅう怖い」「蛸芝居」「時そば」の全四話を収録。美味しい料理と噺に、義理と人情が息づく人気捕物帖シリーズ、第六弾。ますます快調。
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噺と、料理
噺と、それにちなんだ料理が、ふるまわれるって、なんて、贅沢な話。目黒の秋刀魚に、饅頭怖いに、蛸芝居に、時蕎麦に、そんな贅沢な時間を、過ごしてみたい。
今回も、悪人、いや極悪人が、やっつけられて。スッとした。いつも思うけれど、こんなに不幸な人が、多く死ぬ前に、やっつけて欲しかったけど….….。
Posted by ブクログ
時代小説は書かれた時代の反映でもある、を強く感じる。娯楽として求められ読めるものが何かは、スマホ以降で結構変わっている気がする。あとは、インターネット化か。早くなり、速くなり、見えやすい因果関係。