すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
売れないロマンスサスペンス作家のバツイチシングルマザーの女性が殺し屋だと勘違いされ、夫の殺人を依頼されることになり、事件に巻き込まれていくミステリー
主人公の書く「ロマンスサスペンス」さながらに、ハラハラドキドキする展開やホットな男性との恋物語が巻き起こるが、本書の真の見どころは「シングルマザーの心情のリアルさ」にあると思う
言うことを聞かない子供、子供の世話に追われ生活費を稼げない苦しみ、親権を主張してくるモラハラ夫など、リアルなあるあるが描かれていることで、かなりご都合主義的にも思える事件の展開とのバランスが取れていると感じた
また、ネタバレになるので詳細は割愛するが、シスターフッド的な繋 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編小説のようになっていて、
それぞれが女性の物語であった。
私が印象に残ったのは、夏をなくす。
夫の心舞い上がってるっていうメッセージを見た時の主人公の強さ。
自分も不倫してるからただ頭を抱えただけなのかもしれないけど。
乳がんになったことを夫に言えなくて、不倫相手とは関係がおわりそうで。
そこであの決断をしたあの島に残るとして、生き抜くことを決めた女性は強いとおもった。
青柳が事情を抱えているのも驚いた
幸せになって欲しいとおもう
青柳が海におしっこしてるシーンで
海とセックスしてるみたいって言ったセリフが
何故か頭にすごく残る
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Posted by ブクログ
帰省中に学生時代よく利用していた本屋さんで出会った一冊。
「多動力」は、ホリエモン流メソッドのような言葉で謳われていたが、堀江さんの著書はどれも間違ったことは言っておらず、本書は引用などにより根拠づけられているから、手に取りやすいかもしれません。
多動力に続く行動力の話やモチベーション、体力に関する食事、睡眠、運動の重要性について書かれており、夢中になって読めて、確かにな〜と思い熱くなれました!
以下、特に印象に残ったところの引用です。
P.19 儲かる投資先はどこか?ーー自分だ。ーーそれがもっとも大きなリターンが得られる投資先だを
P.75 完璧にやろうとするな。大切なのは「完了 -
購入済み
ちょ、ちょっと、待って。何ですか、このいい男目白押し。脱いでもいい。むしろ、脱いでほしい。そして、ちょいちょい出てくる猫(ヒョウ)な感じ。私の全てのツボを押さえてくる。何度、悶絶したことか。いろいろ気になる展開なのですが、何だかどうでも良くなるくらい(すみません)、仕草やら身体やら何やら見惚れて仕方ない。もちろん展開も楽しみ。小さい頃もかわいい(切ない)。さいこー
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Posted by ブクログ
中巻(つなぎの巻)です。な、なんということでしょう! 上巻以上にハードボイルド色が強まり、え、これ児童書だよね? と心配になるほど、物語は思わぬ展開を見せ、さらに深まっていきます。
ヨゴロウザは、偵察目的で犬の縄張りに「片目」と潜入しますが、驚きの展開となります。ヨゴロウザが自らの力で何度も死闘をかいくぐり、血が沸き立つ経験を通して変わっていくのです。「片目」との相棒関係にも亀裂が入ります。
明らかに中巻の肝はヨゴロウザの変容で、本当に凶暴化したのか、無理に自我と戦っているのか…。ヨゴロウザの中のもう1匹の心の声が葛藤として聴こえます。内省的なヨゴロウザゆえに、その変貌ぶりに読み手も