矢崎存美のレビュー一覧
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春日署に配属された新人刑事立川くんは、上司と紹介された山崎ぶたぶたさんに戸惑いを感じる。
だってどう見てもぶたのぬいぐるみなんだ。バレーボールくらいの大きさで、手足の先には濃いピンクの布が貼ってある。目は黒いビーズで、右耳がすこしそっくり返り、黄色いリュックを背負っている。
かわいい。
とてもかわいい。
でも中身は中年男性で、しかも奥さんと子供もいるんだって!?
立川くんは、ぶたぶたさんと事件を担当してゆくことになる。銀行立てこもり事件、宝石窃盗犯、ぬいぐるみへの針混入事件、家庭の居場所を求める小学生のお相手、そしてそれらの根本にあるのは赤ちゃんが自宅から連れ去られた事件。
ぶたぶたさん -
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東京には、動くピンクのぶたのぬいぐるみが現れるという。バレーボールくらいの大きさで、手足の先には濃いピンクの布が貼ってある。目は黒いビーズで、右耳がすこしそっくり返り、黄色いリュックを背負っている。
かわいい。
とてもかわいい。
私こういう者です。渡された名刺には「山崎ぶたぶた」と書いてある。
ある時はベビーシッター、ある時はタクシー運転手、ある時はぬいぐるみ売り場の店員さん、そしてある時は…。
ぶたぶたに出会った人々は最初は戸惑うがすぐに受け入れる。だって生きているぬいぐるみっていうだけで、あまりにも自然に存在しているのだから。
家でしたい小学生、忙しい勤め人、人を殺したくなる青年、家族 -
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ネタバレ目次
・山崎さん① 本日の執事
・山崎さん② 本日のスイーツ
・角の写真館
・死ぬにはきっと、うってつけの日
・ボランティア
・最強の助っ人
・恐怖の先には
・噂の人
・新しいお母さん
・途中下車
・ぶたぶたさん
20~30ページほどの短い作品がいくつもあると、しかもそれがシリーズ物だと、感想を書くのが難しい。
安定のぶたぶたさん、としか言いようがないから。
どれも面白かったけれど、一番好きなのはというと『新しいお母さん』かな。
新しいお母さんは、うどん屋さんで働いていたお姉さんで、心の中ではとても嬉しく思っているけれど、なかなか言葉に出して言えない大河。
年長さんは随分言葉を知っているけ -
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ネタバレ目次
・初めてのお一人様
・鼻が臭い
・プリンのキゲン
・初めてのバイト
ぶたぶたの話に慣れてきたからでしょうか、どれも想像の範囲内の話でした。
とくに、「初めてのバイト」。
ぶたぶたさんにまだ会ったことのない若葉が、風邪をひいた従姉の代わりに「キッチンぶたぶた」に行ったら、ぶたぶたさんが誘拐された!と大騒ぎになっていて……。
誰もぶたぶたさんの外見について説明することなく、若葉に「探してきて」という言う不自然さはさておき、みんなの言葉だけで状況を想像する若葉を面白がるのはちょっと悪趣味だなあ、と思いながら読んでいたのですが、最終的にやっぱり面白かったわ。←悪趣味だなあ -
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ネタバレ目次
・再会の夏
・隣の女
・次の日
・小さなストーカー
・桜色七日
スピンオフ作品多めの短編集。
特に『ぶたぶたの食卓』収録の『十三年目の再会』の前日譚である『桜色七日』がよい。
作者もこれを書きたくてこの本を出したようなものというだけあって、小池信江の、孫娘に対する愛情と、その後の彼女の運命を知ってしまっているがゆえの読み手が感じる切なさが相まって、胸が苦しくなってしまった。
個人的にお気に入りなのは『小さなストーカー』。
幼児がまっすぐに語る正論には誰も敵わない。
時も場所もかまわず言いたい事を言い、周囲の大人たちが振り回されても全然平気。
彼女の声、私の脳内ではトトロのメイちゃんで -
購入済み
ブラウザで読めなくなった
文庫本も購入していて、外でも読めるようにこちらを購入したのだけど、最初はブラウザで読んでいたのに、いつの間にかアプリだけになっていた
続刊も購入したのに読めない
作品の感想じゃなくてごめんなさい -
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ネタバレ目次
・神様が来た!
・伝説のホスト
・気まずい時間
・ふたりの夜
・冬の庭園
ぶたぶたさんをめぐる、それぞれ無関係の短編が収録されています。
どれも語り手の思い込みや勘違いが、実際のぶたぶたさんとどんどんかけ離れていって、笑える作品となっています。
・神さまがお渡りになる祭りの日に現れた、ぶたぶたさん。(神様が来た!)
・伝説のナンバーワンホストに店を手伝ってもらえるよう頼みに行ったのだけど、ぶたぶたさんがホストですと?(伝説のホスト)
・家庭訪問の日にたまたま留守番をしていたら現れた担任の先生って…!?(気まずい時間)
・〆切は迫るのにアシスタントから逃げられ絶体絶命!と思った時に現れ -
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ネタバレ目次
・キリ番とアップルパイ
・お守りの代わりに
・賢者フェルナンド
・雪の夜
・消えていく秘密
今回は会員制喫茶店の店員になったぶたぶたさん。
会員制と言っても高級店だというわけではなく、あまり客を増やしたくないという、オーナーの妙なこだわりのため。
ぶたぶたさんはそこ(3号店)で、コーヒーを淹れたりスイーツを作ったりしている。
秘密を話せ?――それはオーナーが勝手に言ってることだから、気にしなくてよし。
だけどぶたぶたさんの人柄に触れ、親しくなってくると、誰にも言えない秘密、一人で抱えている秘密を話してみようかな…という気になってくるのがお約束。
今回本当に深刻な秘密を抱えていたのは -
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ネタバレ目次
・夏の日のぶたぶた
・紹介したい人
今回のぶたぶたさんは、山の中にある幽霊屋敷に住み、本を読むという仕事をしているらしい。
ふもとのコンビニで父の手伝いとして配達をしている一郎は、最初こそ驚くが、すぐにぶたぶたさんと仲良しになる。
母が弟を連れて実家に帰ってしまったこと、幼なじみの久美の様子が最近ちょっとおかしいことを気にしながら、何もできないでいる一郎。
しかし、結果何もできなかったとしても、何もしようとしないのは違う。
このひと夏の経験の後日談が、「紹介したい人」に繋がっているのだが、語り手が弟の冬二となることで俄然ユーモアの度合いが増す。
「夏の日のぶたぶた」のときはまだ6歳 -
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ネタバレ表紙のタイトルが気に入って読んだ。短編物は一般小説を読んでいるとどうしても物足りなくて、かといって短編だけど、一つ一つが最後につながって..といったものもそろそろ読み飽きてって思ってましたが、いい意味で裏切られました。一話一話はボリュームがないはずなのに奥深くていろいろ考えさせられる、それでいて、結末に驚かされる。決して小粒ではない短編なのに読み応えのある大粒の傑作集でした。女性作家が集まって作られた作品ということもあり、優しく包み込まれるような話ばかりで、一気に読むよりは一日一話づつちょっとづつ読むのがいいのかもしれません。
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ネタバレ目次
・人形の夜~春の物語
・柔らかな奇跡~夏の物語
・不機嫌なデズデモーナ~秋の物語
・アリスの迷宮ホテル~冬の物語
・小さき者と大きな空~再び、春の物語
今回のぶたぶたさんは、海辺の瀟洒なリゾートホテルで、基本的にはお客さんに姿を見せないバトラー兼社員の指導係。
そのせいか、姿を目撃した者は幸せになれるという伝説があるとかないとか。
通しのストーリーとしては、ホテルの周年イベントとして、街の人たちが演じるお芝居を、東京の有名な演出家の指導の下におこなう、というもの。
演目はシェークスピアの『オセロ』
4大悲劇の一つです。
が、演出家は、この舞台の主役といってもいいくらいの重要な役イアー -
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内視鏡手術のエキスパートぶたぶた先生。
バレーボールくらいの大きさのピンクのぬいぐるみが手術?
ぶたぶたシリーズというのでしょうか?
存在は知っていて、誰かから勧められたこともあった気がするけど、やっと初読み。
シリーズだけど短編なのかな?
まさか本当にぬいぐるみなのかと、わかっていても疑ってしまう。
まして手術となれば、不安になる患者さんの気持ちもわかります。
名医だけどぬいぐるみ。
うん、まず不安になるな。
ぬいぐるみであること以外は本当に申し分ないのに、なんで人間じゃないの?
人間だったら、そう思うのが自然かな。
患者さんのケースごとの短編になっていて、とても読みやすくて、あっという