あらすじ
スーパーに勤める聖乃は、一人で過ごすお昼休憩を味気なく思っていた。そんな中、思いがけないお弁当を持った「山崎ぶたぶた」という新人が現れ、聖乃の毎日が変わり始める――(「ぶたぶたのお弁当」)。仕事も勉強もお悩みも、ひと休みできる「お昼」の時間。さりげなくも大切な時間を、お店や職場やお家で、不思議なぬいぐるみと過ごした人々の、7通りのランチタイム。
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最初の大学生の話、すごく好きです。お母さんの愛が染みて、自分のハハを大事にしようと反省(笑)。コロナ禍の大学生は、大変だったんだなと、ニュースとかでは聞いてたけど、なんかわかった。職場に来たら大事にしてあげようとそれも思った。自分がピンチの時もぶたぶたさんに来てほしいなぁ。
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ぶたぶたさん、コロナとかかからないんだ! すごい! 最強!w
ぶたぶたさんだっていうだけですごいし料理も上手いのもすごいけどいろいろすごい!w
そしていつもぶたぶたさんとのファーストコンタクト時の表現に笑ってしまうw
ぶたぶたさんのお店行ってごはんとか食べたい
ぶたぶたさんのお弁当食べたい
ぶたぶたさんとお友達になりたい
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コロナ禍でのぶたぶたさん。
なかなか、背負った荷物の重たさも感じさせてくれる今作でした。
ラストシーンにホッとして、早く、この日常が戻ってくることを願います。
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初ぶたぶたさん。コロナ禍のお話です。美味しくご飯をいただけるのは勿論ですが、誰かと美味しいを共有できることは幸せなんだと改めて感じます。奇抜な設定が全く気にならないほどぶたぶたさんは魅力的。
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コロナ禍の飲食店のお話でしたね。
最後はぶたぶたさんのお店も再開されて登場人物達が勢揃いして見事に色々な伏線が回収されてました。
最終話はまさかのぶたぶたさんの子供たちが主人公でしたが、良い家族ですねぇ
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目次
・寝落ちの神様
・ぶたにくざんまい
・助けに来てくれた人
・ぶたぶたのお弁当
・相席の思い出
・さいかいの日
・日曜日の朝
いつも料理を作って、周りの人を幸せにしてきたぶたぶたさんが、今回はお弁当を作ってもらう側。
『ぶたぶたのお弁当』で、その秘密が一応明かされるのだけど、作った方の視点からもう一度語られる『日曜日の朝』がとても良い。
どれもコロナ禍の日常を描いているのだけれど、私は外出自粛で行きたいところに行けないのは残念だったけれど、それほど辛いとか追いつめられたりはしなかったので、世間の人たちはこんなに大変だったんだ…と改めて思った。
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はじめて読むぶたぶたシリーズ。
シリーズたくさん出てるけど順番など気にせず読めていい。
今回はコロナ禍というタイムリーな短編。
大学生やパート女性、食べ歩きが好きな人、飲食店の人、高校生など。
コロナに翻弄されながらも、ぶたぶたに出会い前向きな気持ちをもらえる。
美味しいものを人と食べたらその美味しさは倍になるなぁと。
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コロナ化のランチってなんてわびしいんだろうって思っていたけどそこにぶたぶたが加わるとなんて和むんだろうって思いながら読み進んじゃいました。
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完全なコロナ禍のぶたぶたさん。
完全なコロナ禍だからこそ、今まで以上にぶたぶたさんが身近に思えて、読んでいてニヤニヤしてしまう場面も。
コロナ禍でマスクをしていてよかったなーと思うバスの中でした(笑)
こんな感覚、自分だけではないんだよね。。と、再認識をしたお話もありました。
再認識をしたことで、救われたような感覚。
ああ、やっぱり、ぶたぶたさんはカウンセリングみたいなものだなー。。
自分の前にもぜひとも!現れてほしいものだ。。
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ぶたぶたさんシリーズ。ランチタイムにぶたぶたさんと出会った人たちの物語。ある時はお弁当を持ってきてくれたり、お店で相席したり、一緒にお弁当を作ってくれたり。ランチタイムに現れるぶたぶたさんと美味しい食べ物で癒される。
コロナの事にも触れていて、珍しく辛そうなぶたぶたさんの姿も見られる。
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20代の頃はいつも腹ペコだった記憶があって、味はともかくとして安くて量の多い食事を好んで食べていた。30代、40代は仕事も忙しくて息子も生まれて、とにかくバワーのつく食事をとっていたような気がする。
そして50代も後半になった今は、量は少なくて良いので自分が美味しいと感じるものをゆっくりと味わうことを優先するようになってきた。年齢とともにあっさりとしたものを好むようになり、時間にも余裕が出来てきたからだとは思うが、何よりも5年前に長らく刷っていたタバコを止めたのが大きい。
それまでも食いしん坊で色々なものを食べてきたが、タバコを止めてからは味覚がガラッと変わり、少し大げさな言い方をすると何を食べても味の深さを感じるようになってきた。例えて言うならば、常にコントラストが弱くてボンヤリとした写真を見ていたものが、グッとコントラストが増して色彩も強調された写真を見るような感じだろうか。いや、逆に分かりにくいか。
いずれにしても還暦を前にして食いしん坊に拍車がかかった私は、高級な食材を求めるグルメとは対局にありながらも、身の丈に合った美味しいものを探す「孤独のグルメ」のようにささやかな贅沢をするようにしている。だからこそ、夜の会食を控えるべき昨今では、ランチタイムのひとときをとても楽しみにしている。
矢崎存美さんの書かれた「ランチタイムのぶたぶた (光文社文庫)」は、本作で34冊目というとても息の長いシリーズものだ。私も一冊目からすべて読ませていただいているが、主人公がぬいぐるみで、それなのに中身(?)は渋い声の中年の男性で、その時々で職業が変わるという非常に多様性に富んだシリーズだ。
今回の一冊はランチタイムがテーマ。一人暮らしの大学生がリモート授業のために人と接することがなくなったが、突然現れたぶたぶたとランチを一緒に食べることで徐々に元気を取り戻していく。また、スーパーで働く女性が家族のお弁当の残りを爆弾おにぎりにして職場に持っていくと、休憩時間に休憩場所でぬいぐるみのぶたぶたと思いがけず話をすることになり、思い悩んでいたことが徐々に自分の中で解決していく。さらに、お母さんが風邪で具合の悪くなった6才の女の子が、一人で買い物に出かけてしまうが、そこでぶたぶたに出会って素敵なお弁当を作ってしまう。
そんなランチタイムをテーマにした素敵な短編7作が一冊になっており、最後に全ての短編がふんわりとひとつにつながっていく。いつもながら「ぶたぶた」が主人公なのではなく、「ぶたぶたと関わった人々」が主人公となっている短編集だ。
今回はそれぞれの短編のなかで美味しそうなランチが登場していて、読みながらお腹がグーっとなってしまうことが多々あった。食いしん坊の私には目に毒なのだが、それでもこういうお店があったり、こういうお弁当を食べたりできると良いなと思うような内容ばかりだった。ほんわかと心温まるシリーズの心温まる最新作は、ランチタイムの楽しさをも教えてくれる一冊だった。
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「コロナ禍」の話に惹かれて古本屋で購入!
コロナ禍における悩みを持った登場人物たちが、ぶたぶたと出会い、「誰かと一緒にご飯を食べることの喜び・楽しさ・嬉しさ」を取り戻すことができるお話。
コロナ禍に入るまで「誰かと会うこと」「誰かと話すこと」「誰かと一緒にご飯を食べること」って当たり前のことすぎて何とも思っていなかった。でも、実は大切なことで、一種の息抜きとして必要なものであった。心の健康を保つ上ではヒトと関わることも重要なんだな、と最初のエピソードにでてきた大学生と同じような生活をしていた自分には共感できる部分が多かった。
自分もぶたぶたにご飯つくってもらって一緒に食べたいな〜。
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かわいくて料理に詳しい中年男性の声を持つ山崎ぶたぶたさん。
今回の設定はコロナ禍の世界。ぶたぶたさんもイタリアンレストランを休業し、スーパーや日雇いのバイトをしている。
本作もぶたぶたさんの美味しい料理と心暖まるエピソードでほっこりできました。
力を抜いて楽しめるお気に入りの作品です。
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ぶたぶたシリーズ、短編7作品。
寝落ちの神様は、上京したての大学生がコロナ禍のオンライン中心の生活で、体調や心の不調に気付かずいたところをぶたぶたと一緒にランチする事で普段の自分を取り戻す。
他の作品も時制の禍で苦しい飲食業や、他人とのコミュニケーションが自由に取れなくなって感じる鬱々した気分とか。
ぶたぶたにしてはシリアス、かなと思いましたが…早く安心して外食できるようになると良いよねと。
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コロナ禍で休業中の飲食店の話が複数あるので、『ちょっと今は…』という方はご注意を。
いつも通りの穏やかで優しい雰囲気が流れています。
娘さん達の登場は、嬉しい。
Posted by ブクログ
身近なお料理が並ぶので、素直に美味しそう…と思いながら読めました。ここ数年の世情も取り入れ、ぶたぶたさんも苦境の中にあるようですが、再開の話が出てきほっとしました。