矢崎存美のレビュー一覧
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ネタバレ矢崎存美さんの本は、心が疲れた時でもすんなり読めるので、日常に溺れそうになると書店で探してしまう。
繕い屋というタイトルだけれど、平峰花のお仕事(?)は針と糸を使用する繕い物ではなく、心の傷を美味しく料理して傷を持つ本人に食べさせること。
この本におけるドラえもんのような存在である平峰花は、飄々としているけれどカウンセラーのような雰囲気で、彼女に出会った人は不思議なことを「まあいいか」と深追いせずに会話しているうちに、心の中の蟠りが解きほぐされたり、我が身を振り返るきっかけができたりして、美味しく悪夢をいただいた後に日常へ戻っていく。
めでたし、めでたし。
――という単調な話ばかりでない -
Posted by ブクログ
大好きなぶたぶたさんの、今回の舞台は居酒屋。
バー、おでんや、ワインバーなどバラエティーに富んでいます。
一番美味しそうだったのが、#居酒屋やまざき♪
再就職先が見つからない男性、家のローンに追われ、育児疲れの妻のことも気がかり…
そんな疲れた心をぶたぶたさんが癒してくれます。
もうね、この竜田揚げが美味しそうで、ほんとにお腹が鳴りました(笑)。
本好きブロガーが日替わりでマスターをする、
曜日ごとにジャンルが違う本棚があるお店も登場。
なんと、ぶたぶたさん誘拐監禁の巻があったりして!
何かに悩んだ時、答は自分で出さないと後で後悔したり、答えてくれた人のせいにしちゃったりする。
それなら -
Posted by ブクログ
大好きな『ぶたぶた』シリーズ。
今回の舞台は和菓子屋さん 。
和菓子屋さんですが、他にも美味しそうなメニューがたくさんあって、むふふ。
お雑煮、みたらし団子、味噌おでん、水羊羹、甘酒 、
他にも焼きそば、お好み焼きまで、
具は揚げ玉、紅生姜、青海苔だけなのに、それがとても美味しそう。
いろんなぶたぶたさんシリーズがありますが、
やっぱり、食べ物屋さん関係が一番好き♪
特に良かったのは、亡くなった夫と食べる約束をしていた栗きんとんのお話。
自分の知らなかった夫の”顔”に、やきもきする妻の心模様がせつなくて…。
ふと、どうしてこれほど『ぶたぶた』さんが好きなんだろうと…
学校を休んで一人で