あらすじ
町の海水浴場に、ひと夏限定、レトロな外観の海の家ができたという。かき氷が絶品で、店長は料理上手だが、普通の海の家とは様子が違っている。店先にピンクのぶたのぬいぐるみが「いる」のだとか……? そう、ここはおなじみ、ぶたぶたさんの海の家。一服すれば、子どもの頃の思い出がすうっと蘇ってきて、暑さも吹き飛びますよ。心に染み入る、5編を収録。
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見た目はぶたのぬいぐるみ、中身は中年のおじさん。そんなぶたぶたさんのシリーズ。本によってぶたぶたさんの設定は変わるのですが、今回は海の家の店長さんです。
小学生の頃は夏休みごとに海水浴に行っていたのですが、海の家に入った記憶はないのです。だから外から見ていたイメージでは、浮き輪やボートを貸していたり、ラーメンや焼きそば、かき氷を売っている。そんな感じなのです。
ぶたぶたさんの海の家もそんな昔ながらのものですが、そこはぶたぶたさん。かき氷に思い入れをたっぷりと注ぎ込んでいます。ふわふわ氷に自家製シロップ。フルーツやアイスクリームのトッピングも。口の中ですっと溶ける冷たさ。しっかりと甘いのにくどくない。あーかき氷食べたい!そんな気持ちを盛り上げてくれます。
ぶたぶたさんのシリーズは、悩める人がぶたぶたさんと出会い、ぶたぶたさんの人柄(ぶた柄? ぬいぐるみ柄?)とぶたぶたさんの料理によって癒されていくというのがパターンとなっています。
しかしぶたぶたさんはただの…人(ぶた? ぬいぐるみ?)特殊能力を持っている訳ではないのです。ただ話を聞いてくれる。そこから思うことを伝えてくれる。
悩める人はなかなか他人に思いを伝えられない、他人の声を聞くことができない。だって悩んでいるのだから。余裕がないのだから。でもぶたのぬいぐるみ相手なら話せることもあるのかも。聞くことができるのかも。
今回もバイトを反対された女子高生、引っ越して寂しい男の子、両親の思い出に悩む男性などなど、悩める人がぶたぶたさんに出会います。大丈夫ぶたぶたさんがいるのだもの。そんな風に思わせてくれるのです。
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海の家「うみねこ」店長のぶたぶたさん(*^^*)メニューはどれも美味しそうで、海水浴客だけじゃなく普通に飯を食いに来る人もいる!(°▽°)しかし、ぶたぶたさん汗でグッショリになったりしないのか?適度に絞っているとか?(^^;)でもサーフィンの時は…?まだまだ謎だらけのぶたぶたさん(--;)
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山崎 ぶたぶたが海の家を前の店主から引き継いで
やってみたら、かき氷は頭痛がキーンと来る事なく清
涼感が口いっぱいに広がって味が楽しめる事が1番の
人気になって凄く流行り(勿論、ほかのメニューも美
味しいのだが…)、訪れた人の思い出に残る店になっ
たのでした。
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今回は海の家が舞台です。昔ながらの海の家…良いなぁ…
昔ながらの海の家からしか得られない栄養素ってありますよね
今回も短編集ですが、全話の登場人物が以降も登場する形式でしたね。
にしてもぶたぶたさんってサーフィンもするんですね…
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かき氷に惹かれたことはあまりなかったのですが…読んでいるうちに挑戦したくなりました。
一つひとつの作品は、変わらず優しい気持ちになる読みやすいものばかりでした。大好きです!!
今回強く感じたのは、ネットやSNSに対する想いです。
『正しく使えば』
『適度に使えば』
便利なものと言われますが、はたしてそれがちゃんと出来ている人はどれ程なのか…。
私自身の行動も振り返りました。
私もぶたぶたさんに会いたいなぁ。
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目次
・海の家うみねこ
・きっと、ぬいぐるみのせい
・こぶたの家
・思い出のない夏
・合コン前夜
子どもの頃、親に海水浴に連れて行ってもらったことは何度かある。
若かりし頃、友だちと海水浴に行ったこともある。
結婚して、子どもを連れて海水浴に行ったこともある。
だけど、びっくりするぐらい海の家の記憶が、ない。
思い出がないのではない。
海の家に行った記憶がなかったのだ。
海の家ってそんなに当たり前に行くべきものなの?
だから、よく海の家だけで一冊書けたな、という純粋な驚き。
ぶたぶたさんの海の家のモデルとなった、もともとの海の家うみねこのオーナー夫妻。
貧乏で苦労したのかもしれない、子どもに苦労をさせたくなかったのかもしれない、運がむいてきたからと言ってのんびり過ごすことができなかったのかもしれない。
それでも。
子どもをほったらかしにしていいわけがない。
近所の家を渡り歩いて食事やお風呂の世話になるって、ありえない。
人の面倒見が良くてみんなに慕われていたっていう、ちょっといい話にしてるけど、子どもに対しては絶対にダメな親。(思い出のない夏)
「こぶたの家」の親も、子どもの面倒を見ているいい親なんだろうけれど、子どもの気持ちが見えていないところが不安。
どうして事前に子どもの気持ちを聞かないのか?
それは「きっと、ぬいぐるみのせい」の彼にも言える。
一度ぬいぐるみをプレゼントして喜ばれたからと言って、その後彼女の気持ちを考えることもなく何かというとぬいぐるみをプレゼントするっていうのは、彼女の気持ちをに対して思考停止してるってことだよね。
なぜちゃんと考えないの?
わからないなら聞かないの?
ぶたぶたさんに説明されてもピンときてなかったようなので、今後もちょっと期待できないなあ。
ぶたぶたさんの海の家は、かき氷をウリにしているけれど、この作品を書かれたときにたくさんできたかき氷の専門店は、今どのくらい残っているのだろう。
ぶたぶたさんのお店は大丈夫だろうか。
他の料理も美味しいみたいだから、大丈夫だといいのだけれど、流行りものに乗っかるっていうのはリスクも大きいから心配だわ。
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ぶたぶたさんが今回は海の家〈うみねこ〉を切り盛りする。かき氷が売りの海の家で、洋風宇治金時なども出す。引っ越したての子供や合コンの幹事の人、更衣室の前で振られた人など今回もさまざまな人にスポットを当ててある心温まる作品。
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今回は、海の家を舞台にしたお話でした!
海の家ってあんまり行ったことがなかったので、行ってみたいなぁと思いました。
暑い中食べるかき氷ほど美味しいものってないですもんね!
個人的には、「こぶたの家」が好きでした!
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相変わらず、すっと読めます。
そして、ぶたぶたさんの料理は相変わらず美味しそうです。
海の家で働こうとする高校生。彼女に唐突にフラれた(?)大学生。夏休みに引越ししてきた小学生。忙しかった両親を想う父親。合コンを開こうとしているOL。
それぞれがちょっとしたひっかかりを感じていて、それが解消してく過程がすごく無理がないので読みやすいんです。
どこから読んでもよさそうです。
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毎度お馴染みの山崎ぶたぶたさんシリーズ。
今回は、海の家うみねこご主人役。
いつもながら、ブタのぬいぐるみが、焼きそばを作ったり、かき氷を作ったり、それらを運んだり。。。と考えると、なんとも愉快な絵になる。
そして、いつもながら、とっても癒される。
「思い出のない夏」が、私的にはお気に入りだ。
親を亡くしてから気づく、本当のこと。
そんなお話を読むと、生きている間にいろんな話をしておきたいなーと思う。
が、実際は、色々と葛藤があったりで難しいのだが。。
忠和と、お兄さん。
わかりあえて、親交が出来たら良いね。
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【収録作品】海の家うみねこ/きっと、ぬいぐるみのせい/こぶたの家/思い出のない夏/合コン前夜
ほっとする連作。それにしても食べ物がおいしそうなこと。海の家は苦手だが、ぶたぶたがいるなら行ってみたいと思える。
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ぶたぶたシリーズ。もはや何作目かは分からない。
今回は海の家。キーーーンとならないかき氷が出てくる。最近現実世界にもそういったものがあるそうで、それなら食べれるかな、と思っている。
海の家って行ったことも見たこともないな。水苦手だし、暑いし、混んでるしとか思って。涼しくなったら海岸を歩きたいけど、海の家はもうないだろう。
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はー、癒される。海も海の家も縁がないけど、足に砂が入らないなら(スニーカーは嫌よ)行ってみたい(・×・)かき氷、本当に最近は進化してスイーツになっちゃった感がすごい。ぶたぶたさん理想の一杯ずつお茶を立てる宇治金時とか、本当にやりだしたらどんなけ忙しくなるんだろう…食べたいけど。カレーもラーメンも焼きそばも食べてみたい☆ところでぶたぶたさんは日焼けするんだろうか。サーフボードにくくりつけられてサーフィンするぶたぶたさん、見てみたい、けど本人不納得な所がまたツボ♥釣りもいいけど魚が重すぎて海にはまらないでね♪
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動いて喋って美味しい料理もできる山崎ぶたぶたさんのシリーズ、今回は海の家の店主として登場。
かき氷が売りの海の家を舞台に5つのエピソードが収録。今回も癒されました。
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安定の読みやすさ。
さらっとつるっと一時間くらいで読みきれちゃうような手軽さの中に、ホワホワのぶたぶたワールドが閉じ込められていて、一瞬にしてホワンとした気分になれます。
毎度毎度!
今回はかき氷メインで、あまりかき氷を食べたいと思わない私なので、脇役の焼きそばや味噌焼きそば?に注目してつい食べたくなりました!美味しそう、、、、
担々麺の汁なしのような麺らしい。
食べたい、想像しただけで食べたい。ブタが作ってなくてもいいから食べてみたい一品でした。
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今回のぶたぶたは、カフェをオープンする間に海の家を開いている設定です。
少々季節はずれな時期に読んでしまいましたが、今回も楽しく読めました。
「海の家うみねこ」は、バイトをしてみたい女子高生と母親の確執の行方が書かれてます。
「こぶたの家」は、引っ越しをしてきた小学生が新天地になじむまで。
このふたつは、どちらもあったかくて良いお話でした。
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9月になってしまった。
海の家も、今年はもう片付けられてしまっただろう。
まぶしい夏の日を思い出しながら読むことにしよう。
夏はどの季節に思い出してもキラキラしてるもの…
それが!
あながち間違ってもいなかった!
なんとも懐かしい思い出がたくさんつまったお話で、ぶたぶたさんの海の家は昭和レトロな外見…
そして、秋になってからかき氷が中心のカフェを出すつもりなのだという。
全体的にやさしい絵本テイスト。
少しさびしい子供が出てくるお話がいくつか。
ギラギラ感はないのでサングラス不要である。
「内田、また出た!」という笑いどころもあり。
『海の家うみねこ』
榎本扶美野(えのもと ふみの)、高校生。父が海外赴任で、母と弟の三人暮らし。
バイトをしたいのは母の支配から逃れたいのもある。
面接に行ったら店長さんに、保護者の同意が必要と言われてしまった。
『きっと、ぬいぐるみのせい』
戸叶尊(とがのう みこと)一緒に海水浴にやってきたのに、彼女はへそを曲げて帰ってしまった。
ショックで倒れそう~
おまけに「海水浴場に一人でいる人にインタビューしてるんです」なんて、失礼な取材を申し込まれて…
『こぶたの家』
滝尋也(たき じんや)小学校四年生。
夏休みに海なし県から引越ししてきた。
宿題がないのはいいが、友達と別れてしまいさびしい。
海まで歩いて10分、お母さんは嬉しいらしい。
『思い出のない夏』
船尾忠和(ふなお ただかず)は、実家の遺品整理を兼ね、小学校二年の息子を連れて里帰り。
子供の頃、両親が海の家をやっていたため、夏休みは特に放って置かれてさびしかった。
両親の店に良く似た海の家を見つけ、愕然とする。
『合コン前夜』
久保田朝(くぼた あさ)28歳。
合コンの幹事をやりまくっている。
友達のリクエストにより、夏の海水浴場で合コンをセッティングすることとなって、下見に。