あらすじ
生と死の境目にある「街」の不思議なレストラン〈食堂つばめ〉。ここで食事をした人は、生きる力を取り戻し、生き返ることができる。ところがこの店の料理人・ノエに、小さな変化が起きはじめていた。一方、死に限りなく近い人だけがやってくるはずの「街」に自由に出入りでき、店の常連となっている食いしん坊のサラリーマン・秀晴は、妻・柊子の出産を控え、父親になる日が近い。それなのに、秀晴はなぜかノエの変化ばかりが気になって――。大好評「食堂つばめ」シリーズ、切なくも心温まる最終回!
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Posted by ブクログ
2017年23冊目。
シリーズ最終巻。
食堂ツバメの料理人ノエに変化の兆しが。
生き返る前に生前の記憶を取り戻せるのか。
今作は、ノエの思い出の料理、ちらし寿司、玉子焼きサンドイッチが登場。
……そうか。
1巻で秀晴は玉子サンドを食べていた。
玉子サンドに始まり玉子サンドで終わったのか。
最終巻初めのページに秀晴の家系図掲載。
これ、全巻にあるとなおよかったなあ。
またキクさん(ノエの母)に会いたい。
元気なキクさんが登場するとうれしかったので。
Posted by ブクログ
妻の出産の近付く秀晴と、生まれ変わる日の近付くノエの最終巻。幾ら食べても満腹にならないところや隙のある文章、ノエと混ざった赤ちゃんが話し出す展開等、微妙な違和感は最後まであったけれど、太らないことも含め食いしん坊の夢なところも確かにあった。二種類の玉子サンドやケーキのようなちらし寿司が美味しそう。
Posted by ブクログ
「食堂つばめ」シリーズ、完結編。
どんな解決になるのかな、と思っていましたが、なるほどと思える結末。
ノエに救いがあって良かったとは思いますが、あちらも欲しい、こちらも手放したくない…が何でも叶ってしまうのは、多少、虫が良すぎる気がしました。
生と死を扱っているわけですし。
それにしては少し軽いし、駆け足な気がする完結編でした。