感情タグBEST3
Posted by ブクログ
このシリーズも前作を読んでから年単位で空いているので、ついていけるかな…と、思いきや、いっき読みやった。
冒頭は結構しんどいし、これまで短編やったような気がするけど今回は長編やった。
著者はこんな重くて、若干救いようのない話も書くんやなあ、と、思っていたら、おまけのショートショートでドカンとやられたねー! お見事。
Posted by ブクログ
2017年13冊目。
読み終えた後、心がほっくりすることが多いこのシリーズ。
しかし、今回は読んでいてちょっとつらかった。
こんな、娘を小間使いのように扱うひどい家族、実際にいるのかしら。
知らない私は幸せ者……
本編、あとがき、おまけのショートストーリーという構成。
おまけを読んで安堵。
カレーうどんとホットケーキが食べたくなりました( ̄ー ̄)
Posted by ブクログ
主人公の沙耶みたいな酷い境遇はなかなかないだろうけど、大浪さんみたいなのは、実際のところ多いんだろうなぁ。うちの母の友人にもそんな男性がいるそうだし。
自分が不幸だと認めたくないっていうのは、ありそうだよね。認めたら、きっと心が折れちゃうんだと思う。
でも、この間の街では、みんな感情が表に出やすくて、というか感情という存在しかないからかもしれないけど、いろんなものを吐き出せていいのかもしれない。
ここに来られた人は、不幸な中でも、ほんとまだついてる人なんだろうなぁ。
いわゆる毒になる親、というやつですが、この人たちは自分を全く客観視出来ないのでしょうね。そして、子供にもそうなるように洗脳する。
客観視できたら、この状況おかしくない?と分かるはずですから。でも、おかしな精神状態の人は、まず客観視できなくなってる。
指摘してくれた美苗さんがいて、ほんとよかった。
沙耶は、きっとこれからもっと悩むと思う。私が結婚しても、大丈夫だろうか。暴力の連鎖を起こさないだろうか。あんな親みたいにならないだろうか、と。
家族は、閉鎖的な最も小さいコミュニティーです。おかしくなるのは、本当はとても簡単で、実は誰にだってその可能性はある。沙耶だけじゃない。
でも、彼女には、少しずつ広がり始めた友人関係がある。本音で話せる友人が、増えてきて、本当に良かった。幸せになってほしいなと思います。
Posted by ブクログ
本当に…何というタイトル!
今までのシリーズとはちょっと違う仕掛けがあります。
家族、親という物について考えさせる。
実は、最近そういう作品多いんです。
読者の興味の対象が、家族なんでしょうか。
人間関係に悩むお話はたくさん有ります。
家族は、一番近しい“他人”であるかも知れません。
その家族と上手くいかない…
悩みは尽きないと思います。