矢崎存美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
甘いものは別腹である。
ちょっとイライラしていても、血みどろどろなミステリを読み終わった後でも、ぶたぶたさんシリーズでデザート気分が味わえる。
ぶたぶたさんの甘いものといえば、アップルパイや、分厚いホットケーキが思い浮かびますが…
今回は和菓子やさん。
しかも、湧き水と試し石があるお稲荷さんの境内、近所には幼稚園がある…という環境が、特別感。あったらぜひ行きたい。
和菓子がテーマなだけに季節感もあり、春から四季をめぐって、プラスで春に戻って5編の短編からなる。
日常の生活で、とりたてて不幸というのでもないけれど、何か焦りがあるとか、疲れているとか、哀しかったり、モヤモヤがあったり…
そうい -
Posted by ブクログ
矢崎存美さんの書かれる「ぶたぶたシリーズ」が大好きなで、シリーズすべての物語を読んできた。つい先日発売された「学校のぶたぶた (光文社文庫)」も発売後すぐに買い求めたが、いつもどおりの心温まる物語だった。
《あらすじ》
主人公はピンクのぬいぐるみ。名前は「山崎ぶたぶた」。『バレーボールくらいの桜色のぬいぐるみで、手足の先には濃いピンク色の布が張ってある。黒ビーズの点目に、突き出た鼻、大きな耳は右側がそっくり返っている』というのがぶたぶたの姿形だ。
今回はぶたぶたが、中学校のスクールカウンセラーとして登場。新たに着任した中学校でいろいろな生徒と交流を持っていく。
学校生活や家庭生活に特 -
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Posted by ブクログ
うーん、昔を思い出したよ。私もいじめられたとき、こんなカウンセラーさんがいたら、きっとここまで後々心の傷にならずに済んだかもしれないなぁ。ぶたぶた、カウンセラーってピッタリすぎるでしよ。言いにくいことでも、ポロっと喋っちゃうよ、たぶん。でも、精神科医がピンキリなのと同じで、スクールカウンセラーもピンキリなんだろうなぁ。
私はね、他にも色々と理由はあったのでしょうけど、先生が私を贔屓したので、いじめられたのです。ここに出てくる子供達の悩みが二三被ってますね。
教師だって人間ですから、好きな子とそれ以外ってのもあるのでしょう。ここに出てくる美人女教師のように、狙ってたんじゃないと思います。無意識の -