【感想・ネタバレ】ぶたぶたの甘いもののレビュー

あらすじ

町の小さな稲荷神社の参道に、知る人ぞ知る「和菓子処しみず」はある。春夏秋冬、季節のスイーツを求めて暖簾を潜れば、絶品和菓子に、甘酒、おでんや焼きそばまで、旨いものが勢揃い。店の主人・山崎ぶたぶたにも、運がよければ出会えるはず。変わった名前だけれど、その正体は……? 疲れたとき、悩んだとき、ぶたぶたの作る甘~い和菓子で、ひと休みしていこう。

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Posted by ブクログ

こんなに素敵な甘味処で、日常のなかの偶然出来た隙間時間を、一人で過ごせたら良いのに。
優しい甘さの和菓子たちとシンプルな焼きそば、そして味噌おでん。
小さな町の目立たない稲荷神社の美味しい水で、大事な人にコーヒーをいれてあげる。とか。
町内のこじんまりとした夏祭りでぶたぶたが腕を振るったお好み焼きを頬張る。とか。
ピンクの布を貼り付けた腕で、少し苦味のあるお茶をご馳走してもらう。とか。
行きたい、というより住みたい。

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2022年04月29日

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ぶたぶたシリーズ。
今回は、お稲荷さんのそばにある和菓子屋さん。
いつも通り、読んでいて、優しい気持ちが溢れてきて、知らずに柔かな表情になる。
そんな中、「コーヒーを一緒に」を読み始めたら、ハッとした。
月日は違えど、自分は保高美智子さんと同じような気持ちなのだろう。
ぶたぶたさんが、しっかりと寄り添ってくれる感じに、涙腺崩壊しかけた。(バスのだったので、必死で我慢した(笑))
自分も、ぶたぶたさんに癒されたいなー。。
あと、焼きそば、味噌おでん、海苔団子が食べたい(笑)

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2016年11月18日

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今回のぶたぶたは、和菓子屋さん。

小さな稲荷神社の参道にある「和菓子処しみず」に足を運んだお客さんと山崎ぶたぶたさんとの出会いを描いた5作品。

「コーヒーを一緒に」や「お狐さまと私」なんかがとても好みの作品でした。

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2016年02月13日

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今回のぶたぶたさんは神社の側の和菓子屋さん(^^)♪和菓子はもちろんの事、甘味処で食べられる焼きそばや味噌おでん、屋台の甘酒やお好み焼きどれも美味しそう(^q^)いや旨いに違いない!(*≧∀≦*)そして心暖まる話の数々(*^^*)あぁぶたぶたさんが上司だったら良いのにな~(*´-`)と思う今日この頃(^^;)

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2015年12月15日

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今回は稲荷神社参道の和菓子屋さんでしたね。

和菓子とコーヒーちょっと気になります。

とは言えコメダ珈琲とかでもあんこを乗せたパンと珈琲を合わせてるので絶対和菓子でも美味しいですよね。

しかしこの間知ったのですがぶたぶたさんのモデルのぬいぐるみが有るようでそちらも気になります…(生産終了してしまっているみたいですが…)

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2025年03月30日

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「ぶたぶた」シリーズ2作目。読む順番は関係ない。甘いもの、特に和菓子が食べたくなる。こんな甘味処があればいいのに。
喫茶店といい、甘味処といい、何故近くにないの????

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2024年01月15日

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久しぶりのぶたぶたシリーズ。

ぶたぶたは箸休め的にたまに読みたい本。ぬいぐるみのぶたぶたが登場するファンタジーで、癒される。今回は和菓子屋の店主。和菓子好きなので、こんなお店があったら行きたいです。

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2023年07月11日

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ネタバレ

目次
・お狐さまと私
・夏祭りの一日
・コーヒーを一緒に
・昨日と今日の間
・春のお茶会

もともと大きな事件とは無縁のシリーズだけれど、今回は特に、「何もない」ことが苦しい人の話が多かったように思う。
平凡な毎日が続く苦しさ。
平凡で幸せな毎日を失って身動きできない苦しさ。
実家の両親を愛せない苦しさ。など。

もし今後、ひとり暮らしになるような事態になった時、私はどう暮らしていくだろうと考える。
多分傍目には以前と変わらずに過ごせるような気がするのだけど、内心はどうだろう。
『コーヒーを一緒に』の保高美智子のように、心が空っぽになってしまうのだろうか。
そろそろ現実のこととして覚悟をしなければいけない歳だけど、まだピンと来ないんだよなあ。

ぬいぐるみのぶたぶたさんが、普通に人間と同じように暮らしていること以外は、現実社会と同じ世界観のこのシリーズだけど、『昨日と今日の間』は明らかにファンタジー。
そうでもしないと、親との相性の悪さを自分に納得させられないのかな。
相性が悪いってことは、苦手ってことで、嫌いというわけじゃないよっていうのがちょっと逃げてる気もするし、センシティブな問題なのだろう。

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2023年01月30日

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ネタバレ

やっぱりどれも美味しそうで、和菓子が久し振りに食べたくなりました!
湧き水で入れたお茶やコーヒーも美味しそうだなぁ
少し疲れた時に神社によって、帰りに甘味処って最高の組み合わせ!なにより、ぶたぶたさんがいるし…!

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2020年08月15日

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今回は和菓子屋さん。栗きんとんのお話にほろり。どんな明日が来てもいいように、今日をちゃんと生きようって気持ちになれました。甘味処のお雑煮って敷居高くてなかなか食べれないけど、今度機会があった時は逃さず食べる!

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2018年10月08日

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大好きな『ぶたぶた』シリーズ。
今回の舞台は和菓子屋さん 。

和菓子屋さんですが、他にも美味しそうなメニューがたくさんあって、むふふ。
お雑煮、みたらし団子、味噌おでん、水羊羹、甘酒 、
他にも焼きそば、お好み焼きまで、
具は揚げ玉、紅生姜、青海苔だけなのに、それがとても美味しそう。
いろんなぶたぶたさんシリーズがありますが、
やっぱり、食べ物屋さん関係が一番好き♪

特に良かったのは、亡くなった夫と食べる約束をしていた栗きんとんのお話。
自分の知らなかった夫の”顔”に、やきもきする妻の心模様がせつなくて…。

ふと、どうしてこれほど『ぶたぶた』さんが好きなんだろうと…
学校を休んで一人で寝ているとき、枕元のぬいぐるみがお話してくれないかなぁと、よく思っていた。
その夢をかなえてくれたのが、ぶたぶたさんということなんだと、ひとりごちた。

表紙のぶたぶたさんのお顔のお菓子、
きっとふわふわで、ほっと癒されるやさしいお味 。
でも可愛すぎて食べられそうにありません。

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2017年06月13日

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ぶたぶたシリーズ第22作
パワースポット稲荷神社の近くにある甘味処しみず。
心温まるお話しで、ほんわかした気持ちになります。
しみずでだされるものはどれも美味しそうだけど、焼きそばがとってもそそられます。

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2016年11月15日

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 ゆったりした時に読みたくなるのが、矢崎存美さんが書かれる「ぶたぶたシリーズ」だ。昨年末には文庫書き下ろしの「ぶたぶたの甘いもの (光文社文庫)」が発売されたが、今回も読んでいて心がほわんと温かくなる短編集だった。

内容(「BOOK」データベースより)
町の小さな稲荷神社の参道に、知る人ぞ知る「和菓子処しみず」はある。春夏秋冬、季節のスイーツを求めて暖簾を潜れば、絶品和菓子に、甘酒、おでんや焼きそばまで、旨いものが勢揃い。店の主人・山崎ぶたぶたにも、運がよければ出会えるはず。変わった名前だけれど、その正体は…?疲れたとき、悩んだとき、ぶたぶたの作る甘~い和菓子で、ひと休みしていこう。 
「ぶたぶたシリーズ」の主人公はピンクのぬいぐるみだが、ただのぬいぐるみではなく、歩いて、しゃべって、仕事をしていて、料理が上手な優しい中年男性。綺麗な奥さんと可愛い娘さんがいるが、奥さんと娘さんはぬいぐるみではなく普通の人間という設定だ。

 そんな"ぶたぶた"と知り合った人々は、心に抱えていた悩みや悲しみが徐々に薄れていき、ぶたぶたと知り合ったことで幸せになっていくというストーリー展開が一貫している。今回の書き下ろしはシリーズ22作目となるが、毎回主人公の職業設定が変わっているのでどの物語から読んでも違和感なく読むことができる。

 今回の最新刊は、パワースポットと呼ばれる神社の参道にある和菓子屋の主人がぬいぐるみのぶたぶたさんという設定。休みをとって神社を訪ねてきた若い女性や、神社の湧き水を汲みに来た夫を亡くしたばかりの妻、仕事が忙しくて寝る暇もない若手会社員などが「和菓子処しみず」でぶたぶたさんと出会い、それぞれの心の中にある悲しみや辛いものを溶かしていく。

 登場する食べ物は和菓子だけではなく、おでんや焼きそばなどがあってどれも美味しそうだ。食べ物や甘いものが好きな人にとっては、登場する食べ物を思い浮かべるだけでも楽しいだろう。

ハラハラドキドキする展開ではないし、意外な結末が待っているわけでもない(ぶたぶたさんの存在自体が意外だが)。しかし、すーっと流れていく物語のなかに、心のなかを温かくしてくれる要素がたっぷりと詰まった、心を穏やかにしてくれるサプリメントのようなシリーズだと思う。

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2016年01月24日

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和菓子処しみず、のぶたぶたさん。どうやって餡をこねて、お茶を運ぶんだろう。どうしても見てみたい。ぶたぶたさんのファンになってそこそこ長いけど、まだリアルぶたぶたさんに会えません。当たり前か。栗きんとんもお団子も焼きそばもお好み焼きも、全部全部食べてみたい。「お父さんなんだよー」とぶたぶたさんを抱っこする娘さんにも会いたい。やっぱりぶたぶたさんには食べ物が良く似合います。今回もたっぷり癒されました。

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2015年12月22日

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甘いものは別腹である。
ちょっとイライラしていても、血みどろどろなミステリを読み終わった後でも、ぶたぶたさんシリーズでデザート気分が味わえる。

ぶたぶたさんの甘いものといえば、アップルパイや、分厚いホットケーキが思い浮かびますが…
今回は和菓子やさん。
しかも、湧き水と試し石があるお稲荷さんの境内、近所には幼稚園がある…という環境が、特別感。あったらぜひ行きたい。

和菓子がテーマなだけに季節感もあり、春から四季をめぐって、プラスで春に戻って5編の短編からなる。
日常の生活で、とりたてて不幸というのでもないけれど、何か焦りがあるとか、疲れているとか、哀しかったり、モヤモヤがあったり…
そういう人たちが、ぶたぶたさんに出会って癒される…
いや、自分で何か気付いて行くお話でもあります。
この世界観、この空間、好きだなあ~

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2015年12月14日

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町の中にひっそりと佇む稲荷神社。その参道にある和菓子屋「清水屋」の主人は豚のぬいぐるみだった。
和菓子が美味しいのはもちろん、焼きそばやお雑煮、鍋焼きうどんなども人気のお店には、今日も様々な人が訪れて、お腹だけじゃなく、気持ちも暖かくなって帰っていく。
ぶたぶたシリーズ。今作は和菓子職人として登場。
相変わらずほんわかとした佇まいと優しい言葉で、訪れたお客さんを癒してくれる。
亡くなった夫が栗きんとんを予約してくれていた話しがいいな。

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2025年10月21日

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ブタのぬいぐるみ、山崎ぶたぶたさんのシリーズ。今回は和菓子屋しみずの店主として登場。
口をもぐもぐ、点目、バレーボールくらいの大きさなのに中年男性の素敵な声のぶたぶたさん。
設定が変わっても相変わらずできるブタでしかも癒してくれます。他の設定も楽しみ。

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2023年11月18日

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ぶたぶたさんとのやり取りは笑いをとれるというのが確かにね・・・という感じ
やっぱりお菓子屋料理が混じっているとほっこり読みやすい

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2023年01月22日

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和菓子処店主なぶたぶたの巻。胡麻団子に具なし焼きそば、味噌おでん、海苔団子やクレープ風な屋台のお好み焼き、栗きんとん等羅列された食べ物が華やか。似た人が知人だとぶたぶたに人違いされる話が少し不思議風で新鮮。幼稚園の野点茶会の話が可愛くてすき。文章が軟体すぎて逆に疲れたりしたけれど後半は慣れた。

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2018年10月14日

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【収録作品】お狐さまと私/夏祭りの一日/コーヒーを一緒に/昨日と今日の間/春のお茶会
 町の小さな稲荷神社の参道にある「和菓子処しみず」。そこに訪れる客たちと菓子職人のぶたぶたさんの物語。

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2016年10月19日

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今度は和菓子屋さん!あんこ苦手で、和菓子はほとんど食べないけど、食べたくなってしまうほど、やっぱり矢崎さんは食べ物描写が巧みなのです。ぶたぶたさんに、驚いて、化かされてるかも?!と思いつつ、化かされてるなら、何言ってもいいかなーと内心の葛藤を吐き出す人たちの気持ち、分かります。私も吐き出したい、ぶたぶたさんに!

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2016年08月18日

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今回のぶたぶたさんは和菓子屋さん。「コーヒーを一緒に」は切なかったけど、じんわりするいいお話だった。

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2016年06月21日

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ネタバレ

ぶたぶたの和菓子食べたくなりました。
和菓子だけでなく、ちょっとした軽食まで食べれるこんなお店が本当にあればうれしいなって思いました。

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2016年01月16日

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今回は和菓子屋さんで。やっぱり一つ一つの作品がほっこりして美味しいだけじゃない人の心も蕩かすぶたぶたさん、私も癒されてます。

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2016年01月15日

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舞台は霊験あらたかなパワースポットのあるお稲荷さんの近所の甘味処。

1話めは初期のぶたぶたさんを思い出す話だったな。
相変わらずどうやって食器持ってるのかとかどうやって調理師してるのかの不思議を描写するのが上手いんだよなー。

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2016年01月11日

Posted by ブクログ

こんな甘味処あるといいなあ
ぶたぶたさんシリーズ、初めて読みました
いいなあ
不思議過ぎるけど
出てくる和菓子によだれが……

≪ 参道に あれば毎日 お参りよ ≫

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2015年12月25日

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