あらすじ
町の小さな稲荷神社の参道に、知る人ぞ知る「和菓子処しみず」はある。春夏秋冬、季節のスイーツを求めて暖簾を潜れば、絶品和菓子に、甘酒、おでんや焼きそばまで、旨いものが勢揃い。店の主人・山崎ぶたぶたにも、運がよければ出会えるはず。変わった名前だけれど、その正体は……? 疲れたとき、悩んだとき、ぶたぶたの作る甘~い和菓子で、ひと休みしていこう。
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Posted by ブクログ
目次
・お狐さまと私
・夏祭りの一日
・コーヒーを一緒に
・昨日と今日の間
・春のお茶会
もともと大きな事件とは無縁のシリーズだけれど、今回は特に、「何もない」ことが苦しい人の話が多かったように思う。
平凡な毎日が続く苦しさ。
平凡で幸せな毎日を失って身動きできない苦しさ。
実家の両親を愛せない苦しさ。など。
もし今後、ひとり暮らしになるような事態になった時、私はどう暮らしていくだろうと考える。
多分傍目には以前と変わらずに過ごせるような気がするのだけど、内心はどうだろう。
『コーヒーを一緒に』の保高美智子のように、心が空っぽになってしまうのだろうか。
そろそろ現実のこととして覚悟をしなければいけない歳だけど、まだピンと来ないんだよなあ。
ぬいぐるみのぶたぶたさんが、普通に人間と同じように暮らしていること以外は、現実社会と同じ世界観のこのシリーズだけど、『昨日と今日の間』は明らかにファンタジー。
そうでもしないと、親との相性の悪さを自分に納得させられないのかな。
相性が悪いってことは、苦手ってことで、嫌いというわけじゃないよっていうのがちょっと逃げてる気もするし、センシティブな問題なのだろう。
Posted by ブクログ
やっぱりどれも美味しそうで、和菓子が久し振りに食べたくなりました!
湧き水で入れたお茶やコーヒーも美味しそうだなぁ
少し疲れた時に神社によって、帰りに甘味処って最高の組み合わせ!なにより、ぶたぶたさんがいるし…!