あらすじ
中学二年の夏休み。菅野一郎は、父親の経営するコンビニの手伝いをしながら、毎日を過ごしていた。そんなある日、配達を頼まれたのは、近所の“幽霊屋敷”と呼ばれている家。勇気をふりしぼって行くと玄関から出て来たのは、“ぶたのぬいぐるみ”だった。実家に帰ってしまった母親。どことなく元気のない幼なじみの少女。いつもとちょっと違う夏休み。子供以上大人未満な少年時代をやさしい筆致で描くハート・ウォーミング・ノベル。
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ぶたぶたさんで初めて泣きました。
ぶたぶたさんは今回も主人公が自分と向き合えるように寄り添ってくれる。個人的には後半の"許さないぞ、あのぬいぐるみ。"というフレーズに大爆笑でした。そしておまけのショートショートでつけられた『紹介したい人』。最後まで答えをボヤかした手法は最高だったと思います。
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ひとつ前に読んでいた、モダンモンスターホラーの後のぶたぶたさんは、いつもに増して癒しを与えてくれた。
ひと夏のぶたぶたさん(今回の職業は物書き)との楽しい時間。
うらやましい。
ひとまず、しゃべらない猫のぬいぐるみを撫でよう…
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1学期の終業式、母親と、弟は、母親に実家に家出してしまう。
残された一郎とコンビニを経営する父親、
父親のコンビニの手伝いをしているある日、近所で幽霊屋敷と呼ばれているお宅へのビールの配達を
父親から頼まれる・・・
出迎えたのは、なんと、ピンク色をした豚のぬいぐるみだった。しゃべり方はおじさん、
2人の奇妙な交流が始まる。。
そんな折り、幼馴染の久美と母親を三崎に迎えに行くことになる。
幼馴染から一人の女性へと意識する一郎、二人だけになることに自信が持てず、豚のぬいぐるみ
山崎ぶたぶたをぬいぐるみとして連れて行くことにする・・
2人の距離は三崎に行く頃には少しづつ縮まり・・・・
ラストは、本当に心が温かくなる・・・
何とも言えぬ温かい物語
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読み終わりました。
表紙。。相変わらずかわいいです////
蚊取りぶたの側にぶたぶたさん。。
何だかシュール(笑)
いつも思うのですが、
遊び心がある素敵な絵。。
物語に関係していて……
読み終わって改めて見ると何だか面白いです☆
話の内容。。
最後良かったな……
エピローグも、
意外な真実が隠されていて。。
びっくりした。。
ショートショートのお話だったんですね!
両親とぶたぶたさんの
対面、気になる。。(笑)
最初、ぶたぶたさんとの日々、読んでいて楽しかったです!
ここでも洗濯のシーンが出てくるとは、
あっ。。まただ(笑)とつい思ってしまいました。
料理も美味しそうだった
食べてみたいなとも
ちょうど今、夏なので
共に夏を過ごしているような不思議な感じがしました☆
そして久美ちゃんとの旅行。。
甘酸っぱいようでいて
切ないのもあって、どうなるのかとドキドキでした。。
私も実は最近引っ越した身でして、
友達との別れとか寂しくて、
それにあの人がいない街へいくの寂しいなぁ。。と
だから色々と思うところがあって、
久美ちゃんの寂しいと思う気持ちがつい重なりました。
会いたいなと思ってしまいました。
恋とか楽しいことは
仕事がちゃんと見つかってから
地に足をつけてからと決めてたから、
仕事探してる間に、
情けないことに
いつのまにか、この年になっちゃった(^o^;)
だから、本の中では
お互い勇気を出して気持ちを伝えられて良かったなと思う。
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短編が多いぶたぶたシリーズの中で、珍しく1本ものだった!主人公?の男の子とぶたぶたの、夏のひと時の話。
一貫して面白かったし、夏に読んでるのもあって季節感あったw
夏の日のぶたぶたってタイトルでどうなるのかなって思ってて、正直夏感は最初の方しかなかった気がせいでもないけれども、夏休みとか海とかもまああったかな?
ハッピーエンドって素敵よねฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
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久しぶりのぶたぶたさん!
ルビがたくさんで、子供にもおすすめ
今回は中学生の一郎が、仕事で別荘に住むぶたぶたさんに会い、夏休み中に成長する青春ストーリー
ぶたぶたさん今はどこにいるんだろう
会ってみたい!
Posted by ブクログ
目次
・夏の日のぶたぶた
・紹介したい人
今回のぶたぶたさんは、山の中にある幽霊屋敷に住み、本を読むという仕事をしているらしい。
ふもとのコンビニで父の手伝いとして配達をしている一郎は、最初こそ驚くが、すぐにぶたぶたさんと仲良しになる。
母が弟を連れて実家に帰ってしまったこと、幼なじみの久美の様子が最近ちょっとおかしいことを気にしながら、何もできないでいる一郎。
しかし、結果何もできなかったとしても、何もしようとしないのは違う。
このひと夏の経験の後日談が、「紹介したい人」に繋がっているのだが、語り手が弟の冬二となることで俄然ユーモアの度合いが増す。
「夏の日のぶたぶた」のときはまだ6歳で、両親の不和のことも兄の経験も知らなかった冬二は、ぶたぶたさんと語らう兄を見て、親のショックを和らげるために奔走する。
…って、一番ショック受けたのは冬二だよね。
Posted by ブクログ
知り合いの家で仕事?をするぶたぶたさん。
ひょんなことから夏休み中の一郎くんと知り合う。
その出会いが一郎くんを成長させて行きます。
いつもながら楽しく読みました。
最後は笑った
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ぶたぶたさんが相変わらず可愛くて謎は全く解明されないですが癒されます。今回は子供から少し大人になろうとしている少年少女のお手伝いをしています。私も鞄にぶたぶたさんを入れたい。一緒に出掛けて話したい。ぶたぶたさんの料理・・・!
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著者が児童文学を意識したので2日で読破。内容は少年少女の青春を描いている。脇役のぶたぶたは相変わらず良い味だしているわ。手紙の内容は、流石ぶたぶたです。
最後の短編GOODでした!
Posted by ブクログ
中学生の菅野一郎が、家の手伝いで配達にいった幽霊屋敷には、ピンクのぶたのぬいぐるみが住んでいた。
山崎ぶたぶたと出会って過ごした、少年のひと夏の思い出を描いた作品でした。
書き下ろしの続編も収録されています。
Posted by ブクログ
いつものぶたぶたさんと、なーんか違う。
前半の出逢いの所は、同じなんだけど、そっから先が違う。
まあ、相変わらず癒しは提供してるけど。。
あと、作者も言ってるけど、児童文学チックなので、そこも違和感の理由かなー。
最後の短編が読めたのが、よかった!
Posted by ブクログ
もともとTeen向けの文庫として出版されていたそうなので、少し青春!って感じが強い1冊ですね。でも、自分が大人になってるからか、やっぱり大人とぶたぶたさんとの出会いの方が胸を打つものが多かったり。親御さんの不仲は、子供のせいではないのだけど、自分のせいだと思ってしまうお子さんはとても多いのだそうです。この本の主人公はそうは思ってなかったみたいだけど、不景気でデフレの時代だから、どんどん仕事がなくなって、まさしく貧乏暇なし、ってお家も多いと思う。そうなると、すれ違っちゃうご夫婦もあるでしょうね。会話が減って行くの。手遅れになる前に、家族のサインに気づいてあげて欲しいですね。いろんな所に落ちてると思うので。よくよく見ていれば、きっと分かるから。少年の淡い初恋は、それとは関係なく素敵な終わりと始まりを迎えて、とっても幸せな気分になりましたー!