あらすじ
中学二年の夏休み。菅野一郎は、父親の経営するコンビニの手伝いをしながら、毎日を過ごしていた。そんなある日、配達を頼まれたのは、近所の“幽霊屋敷”と呼ばれている家。勇気をふりしぼって行くと玄関から出て来たのは、“ぶたのぬいぐるみ”だった。実家に帰ってしまった母親。どことなく元気のない幼なじみの少女。いつもとちょっと違う夏休み。子供以上大人未満な少年時代をやさしい筆致で描くハート・ウォーミング・ノベル。
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Posted by ブクログ
読み終わりました。
表紙。。相変わらずかわいいです////
蚊取りぶたの側にぶたぶたさん。。
何だかシュール(笑)
いつも思うのですが、
遊び心がある素敵な絵。。
物語に関係していて……
読み終わって改めて見ると何だか面白いです☆
話の内容。。
最後良かったな……
エピローグも、
意外な真実が隠されていて。。
びっくりした。。
ショートショートのお話だったんですね!
両親とぶたぶたさんの
対面、気になる。。(笑)
最初、ぶたぶたさんとの日々、読んでいて楽しかったです!
ここでも洗濯のシーンが出てくるとは、
あっ。。まただ(笑)とつい思ってしまいました。
料理も美味しそうだった
食べてみたいなとも
ちょうど今、夏なので
共に夏を過ごしているような不思議な感じがしました☆
そして久美ちゃんとの旅行。。
甘酸っぱいようでいて
切ないのもあって、どうなるのかとドキドキでした。。
私も実は最近引っ越した身でして、
友達との別れとか寂しくて、
それにあの人がいない街へいくの寂しいなぁ。。と
だから色々と思うところがあって、
久美ちゃんの寂しいと思う気持ちがつい重なりました。
会いたいなと思ってしまいました。
恋とか楽しいことは
仕事がちゃんと見つかってから
地に足をつけてからと決めてたから、
仕事探してる間に、
情けないことに
いつのまにか、この年になっちゃった(^o^;)
だから、本の中では
お互い勇気を出して気持ちを伝えられて良かったなと思う。
Posted by ブクログ
目次
・夏の日のぶたぶた
・紹介したい人
今回のぶたぶたさんは、山の中にある幽霊屋敷に住み、本を読むという仕事をしているらしい。
ふもとのコンビニで父の手伝いとして配達をしている一郎は、最初こそ驚くが、すぐにぶたぶたさんと仲良しになる。
母が弟を連れて実家に帰ってしまったこと、幼なじみの久美の様子が最近ちょっとおかしいことを気にしながら、何もできないでいる一郎。
しかし、結果何もできなかったとしても、何もしようとしないのは違う。
このひと夏の経験の後日談が、「紹介したい人」に繋がっているのだが、語り手が弟の冬二となることで俄然ユーモアの度合いが増す。
「夏の日のぶたぶた」のときはまだ6歳で、両親の不和のことも兄の経験も知らなかった冬二は、ぶたぶたさんと語らう兄を見て、親のショックを和らげるために奔走する。
…って、一番ショック受けたのは冬二だよね。