あらすじ
カフェ“こむぎ”は、早朝オープンの人気店だ。「ぬいぐるみ」店長・山崎(やまざき)ぶたぶたが作る、とびきりおいしい朝食! ふんわりパンケーキに熱々フレンチトースト、自家製ソーセージにたっぷり野菜のスープ……。不眠症が続き、会社を辞めた泰隆(やすたか)は、夜はバーに変身するこの店で働き始めた。ぶたぶたとの不思議な交流が、彼の疲れた心を癒(いや)してゆく――。傑作ファンタジー。
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Posted by ブクログ
もう何度も読み返してるけれど、やっぱり感想も書きたいなと思った。
おいしい文章が大好きな人に全力でおすすめ!
ぶたぶたシリーズはサクッと読めるが叶うし、どこから読んでも読者を置いてきぼりにしないので、どうか気になったところから読んでほしい。
Posted by ブクログ
10年ぶりの再読。
ぶたぶたシリーズの中でも最初に読んだせいか、10年経った今でも1番好きな話。
なんといってもカフェのメニューがおいしそうで、たまらない。
あぁ、映画化してほしい、、、。
子供の頃からの優しいふわふわした食べ物の代表・ホットケーキが、本当に美味しそうで読んでいて香りが漂ってきそう。
りんごバターもいつか作ってみたい。
そして話の本筋もとても優しい。
人から後ろ向きと取られる行動も、本人にとっては前向きになるための大きな一歩だったり、行動・行為の真意って自分自身でもなかなかわからないものだよね、と思わせてくれた一冊。
人の見方や物事の捉え方を、俯瞰で見ることができて、何事にも否定的にならずに、まずは受け入れる、ぶたぶたさんのような心の広さを持ちたい。
朝食専門「こむぎ」
ぶたぶたシリーズで一番? 行きたい朝食専門店「こむぎ」を舞台にした1冊
パンケーキ、フレンチトースト、もちろん普通のパンも。ソーセージやベーコンを選んで、卵は調理方法もある程度聞いてくれる。日替わりスープとドリンクを選んで
ああ、毎日通って全メニュー食べ尽くしたい
夜の部のお店も美味しそう&楽しそうだし、こういう街に住みたいものだ
Posted by ブクログ
ぶたぶたさんがやってるカフェなら早起きして通います!!
出てくる食べ物が美味しそうだし、物語の雰囲気も大好きで今作もとても素敵でした⸜( ´ ꒳ ` )⸝♡︎
Posted by ブクログ
ぶたぶたシリーズ初めて読みました。
すごく楽しくてスラスラ読めます。
ぶたぶたさんの可愛い姿を想像しながら。
美味しそうなパンケーキやホットケーキを思い浮かべながら。
「こむぎ」に行ってみたいな。
すごく楽しい時間でした。
この作品は15作目とのこと。
他のぶたぶたシリーズも読んでみたい。
Posted by ブクログ
厚さ5cmのホットケーキ、サワークリームを添えたフレンチトースト、アップルバターと黒糖バターを付けたビスケット。読んだだけでもう身悶えしたくなくラインナップ。こんなカフェありませんけど。無くて当然ですけどフィクションですから。真剣にぶたぶたさんに恋をした見上さん。少しその気持ちが分かります。何になりたい訳じゃ無い、夢はまだ見つからない、でもとりあえずぶたぶたさんのように優しい人、小さいけどとても優しい人になりたいと思った泰隆の気持ちも痛いほど分かります。いい子ってしんどいんだろうな。私には無縁だけど。
Posted by ブクログ
今回のぶたぶたさんは、カフェをやってる。
本の中のビスケットや、ホットケーキは、想像しただけで、お腹がすく(笑)
絶対食べたくなる!
あと、康隆くんが作ったカルボナーラも!
いろいろと問題はあったけど、康隆くんも、見上さんも、ハッピーな終わり方。
康隆くんの生き方には、覚えがある。
私も父が亡くなってから、常に良い子でいなくてはならなかったから。
そして、一生懸命な康隆くんの母親にも見覚えがある。
なんか、ぶたぶたさんが、カウンセラーに見えてきた(笑)
Posted by ブクログ
いい子でいるってなんだかわかる気がした。
親も解っているけど 自慢の息子みたいなのがちょっと無理してるようでもちょっとの無理で それができるならいいかぁ~。みたいに流しちゃって…辛くなっちゃうんだよね
ちょっとの無理でも、無理は無理! でも、分かり合えてよかった。
しかし、おいしそうなものばかりでてくるね。
山崎ぶたぶたさん! お腹すきました。
Posted by ブクログ
仕事で疲れている時に表紙買い。
正直期待しないでこの本開いたのですが、
大好きな一冊になりました。
すごく癒される。
ほんわか小説が読みたい人にはぜひ読んでいただきたい。
山崎ぶたぶたさんのキャラクター(ぬいぐるみなのに妻子持ち!)と、まさに表紙通りのビジュアルにきゅんとし、
食べ物の描写にわくわくが止まらなくなりました。
ぶたぶたさんはモテモテで、私もできることなら結婚したい(笑)
Posted by ブクログ
ぶたぶたシリーズでは初めての長編かも?
でも相変わらずサクサク読めるので一気に読み切りました。
個人的にはその後の話も気になりますし、隠し味に使った魔法の粉も気になります。
※作者様のあとがきに記載されていました
Posted by ブクログ
いやもうホットケーキ食べたすぎる…
1人の男性が主人公、朝カフェをやってるぶたぶたさんの店で夜バー調理担当として働くことになり、その間に自分のやりたいことを探そうとしてるけどって話。
この主人公が抱えている悩みってすごく共感ができて、もちろんこんな立派な生き方をしてたわけじゃないけど、こう、やりたくない事は明確に分かるけど、熱を入れるほどやりたい事があるわけじゃない感、がわかるー!!ってなって、読んでてうううぅーってなってた。
親子のすれ違いが解決した事と、再婚相手がものすごく良い人でよきฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
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休みなのに早起きしたのはぶたぶたさんに会いたいから
カフェ『こむぎ』は朝食からランチまでのお店
夜は違う人がオーナーのバーに代わります
朝カフェのオーナーぶたぶたさん
パンケーキやフレンチトースト!暑さ5センチのホットケーキまで!食べたい
もちろんストーリーも面白かったです!朝時間満喫!
Posted by ブクログ
母一人子一人で育った泰隆は、母の再婚を機に会社を辞める。
我がままな夫に振り回された結果の母の離婚を、当時小学生だった泰隆は当然と受け止め、これ以上母に心労を与えないために自分ができること=いい子になった。
勉強はやれば結果を出すことができた。
足は速かったので、陸上部に所属した。
クラス委員やイベントの実行委員に立候補しては、卒なくこなした。
いい大学に行き、いい会社に入った。
何の問題もないはずだった。
だけど、本当の自分はどこにいるのだろう?と思った。
やりたいことがわからなかった。
朝、起きられなくなった。
でも母の期待を裏切ることはできなかった。
で、母の再婚をきっかけに会社を辞め、行きがかりで大学の先輩がやっているバーを手伝うことになった。
そこでは朝から午後2時まで朝食専門カフェを違う人が営業していて、夜からは泰隆が手伝うバーになるのだが、カフェを営んでいたのがぬいぐるみのブタ。
大学の先輩夫婦といい、カフェの店長ぶたぶたさんといい、常連の見上さんといい、適度に距離を置きながら泰隆のことを見ていてくれるのは、読者としては安心材料。
だからこそ、母親が真相を知った時の取り乱しようにぎょっとしたのだけれど。
「お母さんもよく頼んであげるから、会社に戻りなさい!」
それを言っちゃあおしまいよ。
親も子も互いを思うのはごく自然な感情で、それを変に気を回すから自責感に苛まれてしまう。
親のため、子どものためと言え、自分で考えて行った行為を、その相手が負担に感じる必要なんてない。
お互いさまなのだ。
見上さんの日常を垣間見るに、一条ゆかりのエッセイみたいだなあと思ったけれど、部屋を見たらマンガ家じゃないことはすぐにわかった。
ということは…大した謎じゃないんだな。
ひとつ、泰隆視点で書かれたり三人称で書かれたりが煩雑で、大学の先輩に対して綿貫とか、「見上さん」と言いながら遥はと書いてあったりするのにいちいちひっかかってしまう。
視点は統一してほしかったな。
Posted by ブクログ
ぶたぶたさんがオーナーシェフの朝食カフェ「こむぎ」。その夜形態のバーでアルバイトをすることになった青年、目黒を描いた物語。
ぶたぶたさんや周囲の人たちとの触れ合いや、それまでの生き方を変えた事で彼も本来の姿を取り戻しつつあったが、会社を辞めた事を母に知らせた事で仲を拗らせてしまう。
ぶたぶたさんの作るパンケーキが本当美味しそう。
このシリーズはとにかく食べ物(特にスイーツ)が美味しそうで食べたくなるんだよね。
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだぶたぶたシリーズ。ぶたぶたのしぐさ等を想像しながら読むととても癒される。
シリーズを一気読みしたくなることはないが、たまに読んで毒気を抜きたい。
パンケーキが食べたくなって、読んだあと久しぶりにお店にパンケーキを食べに行きました。
Posted by ブクログ
シリーズ最高レベルの美味しそうさ!ぶたぶたさんのパンケーキとブラウニーと泰隆くんのカルボナーラ食べたいっ❗
「いい子」で優等生だった泰隆くんは、自分を変えようとしているけど、ぶたぶたさんに対面した時の妙に冷静な疑問と独りツッコミが、いつものパターンと少し違って面白かった。いかにもアタマよくていい子が思ってそうなツッコミで(笑)ラテ飲んでるぶたぶたさんを絞ってみたいとか(笑)
最終的に泰隆くんが決めた「なりたいもの」が、世俗的社会的なことでもなく非現実的な夢でもない、小さくてしかし実はとても難しい目標だったことが、ふわりと暖かい気持ちになった。
このラストの目標設定がこの作品をきちんも締めていると思う。
ああ、うちの近くにもぶたぶたさん来てほしい!
Posted by ブクログ
1日で読み切ってしまったー。
ぶたぶたシリーズ、15作目らしい。
他の本も、すぐに読みきっちゃうんだろうなぁ。
食べ物の表現が素敵。うまい。・・・上手い?美味い?
地元の人に愛されるカフェ、私も開きたい。
Posted by ブクログ
表紙に載っているパンケーキ!!!
離婚した母親を気遣い、“いい子”で過ごしてきた主人公が、母親の再婚を期に、優良企業を退職して自分探しを始める。
…というのは良くあるストーリーだけれど、母親や、その再婚相手、カフェに来る女性などとの絡みが良い。
とにかく、パンケーキが印象に残ったので、星4つ。
Posted by ブクログ
ぶたぶたが今度は、カフェの店長さんです。
優等生だった自分を脱ぎ捨てようとする青年、康隆は、バイトで入ったお店でぶたぶたと知り合う。
不眠症で会社を辞めて、自分が何を目指したらいいのかがわからない康隆が、母親との関係、先輩や、小説家の遥との係りを通して、自然とがんばろうと思う気持ちになる様子がさわやかに描かれていて良かったです。
こんなカフェがあったら、美味しい朝ご飯を食べて元気になれそう。
Posted by ブクログ
なんか、自分のこと書かれてるのかと思いましたわorz 優等生って、演じてると楽なのよね。なまじ器用で、程々になんでも出来ちゃう人間だと余計にそうなんですよ。
この主人公の目黒くん、ちょっと眠れないくらいの不眠症で仕事やめて、ほんとによかったと思いますよ。手遅れな人も今は大勢いますからね。
自分が、その場にいるのに、まるで他人がいるみたいで、パズルのピースが合わないような感じがするんですよ。違和感というかね…やらなきゃと思うのに、体がいうこと聞いてくれないのね。どんどん食欲も落ちるし、食べることも面倒になるんです。今まで好きだったことも、出来なくなる。自分が好きなものが何かもよく分からなくなる。
作者さんも、同じ思いをされてる方なので、ぶたぶたさんを通して、こういう人を描くことがあるんですけど、苦労されてるんだろうなぁと思います。私の場合、締め切りが一番辛かったので…物書きなんて常に締め切りに追われてるようなものじゃないですか。
お母さんの葛藤も、よく分かるんですけど、難しいですよね。親のせいではないんですよ。ただ、できる事をしようと思っただけなんです。そう言ってた目黒くんの言葉は、ほんとによく理解出来ました。
ずっしりとのしかかってくる話でした。私にとってはね。でも、その中でもぶたぶたさんのおかげで、風がすっと通るような、希望が見えるんですよ。ぶたぶたさん、いいなぁ。まるで天使みたいだよなぁ。声も中身もおじさんだけど。
Posted by ブクログ
「美味しい」を書きたいという著者の書く
朝食カフェ『こむぎ』のメニューは魅力的な美味しい本でした。
シリーズ本で、初めて読んだので、店長のぶたのぬいぐるみは
ただのマスコット的存在なのかと思っていたら、
料理はするし、ビールは飲むし、結婚して子供はいるし!
意外なところでファンタジーで、でも、主人公の抱える
親との関係が根底にある悩みは現実的で、そのあたりの
バランスが絶妙でした。
山崎ぶたぶたさんを追いかけて、他の本も読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
空腹時に読んではいけない本である。そして、非空腹時に読んでも腹の虫がなるであろう。
ぶたぶたさんがやっているカフェで出てくるパンケーキにホットケーキにフレンチトーストにオムレツに……の描写が本当に美味しそうなのだ。腹の虫スクリーム。
本作は「ぶたぶたシリーズ」の15作目とのことで、でもワシは本シリーズ初見だったのだけど……ぶたぶたさんって何者!?と声が出てしまった。物語の本筋は割とありがちな悩みを深掘りし過ぎずにさらっと暖かく描いている中、異彩を放つぶたぶたさんの設定と存在感がすごい。彼の正体、気になる。
Posted by ブクログ
登録700冊目!
今回のぶたぶたさんはカフェの店長。小さいぶたぶたさんが粉まみれになって一生懸命パンケーキ作ってる姿は、愛らしすぎて震える。ビールを飲む姿を見て「絞りたい…」と思った泰隆に笑ってしまった。わかる。
登場するカフェメニューのおいしそうなこと!!このシリーズには、美味しさと優しさと幸せが詰まっている。ごちそうさまでした。
Posted by ブクログ
知人より頂き物。
シリーズもののようですが、初読書。
和む内容の物語で、さらっと読めます。
不眠症で会社をやめた泰隆は、大学の先輩である綿貫が経営する店で夜中の手伝いをすることになった。
店の名前は「こむぎ」、二面を持つ店で、朝になると違う店になる。
綿貫曰く、朝の店の主人、ぶたぶたさんに泰隆は一度出会ったことがあると言うのだが…
Posted by ブクログ
初のぶたぶた。
どうやらシリーズみたいね。
とにかく、こむぎのパンケーキとホットケーキが食べたくなった。
文字だけで、ここまで美味しそうな表現ができるものなのか。
ぶたファンタジー!!!