矢崎存美のレビュー一覧
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相変わらず面白い・・・。面白いばっかりでもあかんけど、面白い・・・。
もんじゃが食べた・・・くはならなかったんやけど(笑)、人と人のつながりを書いた本。
「言わなくていいことを言う」
と、いうことがちらちらと出てきてたな。
りょうさんが過去に「食堂つばめ」の街から現実世界へ行って、何か言ったり干渉したりしたのかな。
そのあたり、1巻で語られてたっけ?
なんせ1巻は想像と全然違う内容にちょっとびっくりして終わったからね・・・(笑)。
それにしても、「殺された人」がやってくることになるとは。
生きてるときの記憶も、死んでしまった理由も、そりゃあ、大事やで。
ほんで、思いだすのが怖くもあるよね・ -
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2017年11冊目。
食堂つばめは、生と死の間の街を訪れた人に生き返ってもらうため、想い出の食を提供する。
今回登場する料理も、
ミルク、
旅館の朝食のような和定食(湯気のたつ白飯、味噌汁、アジの開き、だし巻き玉子、納豆、海苔、青菜のおひたし)、
フンギ・ビアンコ(チーズときのこのピザ)、
鯖の味噌煮、鰯の梅干煮、サンマの塩焼きなどの青魚料理、柚子胡椒風味のさつまいもとごぼうの豚汁、
フルーツとミントのサラダ
とバラエティー豊か。
おなかが満たされると、大体の人はもとの世界に戻ってゆく。
ノエの優しさが身にしみる。
一番印象深かったのは、マンゴー、いちご、ブルーベリー、グレープフルーツ -
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ピンクのぶたのぬいぐるみのぶたぶたさん、今回は消化器系内視鏡手術のエキスパートです。ぶたぶたさんのお医者さんだというと小児科だとか過疎地でお年寄り相手にというイメージがありましたが、まさか胃がんの手術に携わるような話になるとは。(過疎地云々はそういう面も物語上出てきますが)
シリーズを追って読んでいる身としては、ぶたぶたさんはぬいぐるみだけどぶたぶたさんというひとりの人物(?)なんですけれど、物語の中でぶたぶたさんと初めて出会う人にとっては怪しげな存在なんですよね。ぬいぐるみだし。しかも話を聞いてもらうだとか、手料理をごちそうになるというような今までの関わり方とは違い、命に関わる手術をそのぬい -
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1を読んでからかなり経ってしまったので、細部は忘れてるんやけど(・・・)、でも前作よりグッと面白かった!
もちろん前作も面白かったけど、
「えっ? こういう世界観の話?」
と、ややソワソワしつつ読んだ前作に比べ、今回はこの「つかみどころのなさ」も、ひっくるめて、楽しめた!
でも、キクちゃんって誰やったかな・・・? とか、秀晴と柊子さんって結婚してたっけ? とか、ちょいちょい疑問点はあった。
秀晴さんもすっかり食堂つばめに慣れちゃって、第三者が語る秀晴さんの食べっぷりは、ほんま見てて清々しいわー。
食べることが好き、っていうのは、ほんまにいいよね。
食堂つばめへやってくる人は、食べるという幸 -
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今まででも、ぶたぶたさんの料理は美味しそうだな~と、いつも思って来ましたが、これほど『行きたい!』と思ったのは、このおでん屋さんが一番!!
他人から見たらささやかだったり、贅沢なな悩みかもしれないけれど、本人にすれば胸にチクっと刺さったとげは意外とつらい…
そんな、ちょっぴり憂い顔の人たちがスッキリ笑顔になれる、ぶたぶたさんの「お酒を出すお店」の短篇集。
タイトルは「居酒屋」と入っているけれど、バーもおでんやもあります!
『居酒屋やまざき』
そうそう、子育てのストレスは、24時間絶え間ないっていうこと。
このご主人は優しいじゃないですか!
ぶたぶたさんのお惣菜、私も買って帰りたい。
『 -
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表紙が可愛い!
安定の癒し系、ぶたぶたさんのシリーズ。
今回は、(結果的に、らしいが)『ばら』がモチーフの作品集のようだ。
ばらと言えば棘があるけれど、心がトゲトゲしている時に読むと気持ちが平らかになります。
『ボディガード』
マネージャーの住吉くんも、なかなか頑張ってるよ。
プチ・ミステリ。
『ロージー』
香りもそうですが、「声」の癒し効果というのも確かにある気がします。
『いばら屋敷』
子供がかわいそうなお話は胸が痛む。
解決は現代的だけれど、虐げられている少女が救われる…という、童話のような優しいお話。
『チョコレートの花束』
こんな素敵なお店があったら、プレゼントでお互いに幸せ