ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧
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敵対するモンタギュー家とキャピュレット家、しかし、モンタギュー家の息子ロミオとキャピュレット家の娘ジュリエットはお互いに恋愛感情を持っている。本作はロミオとジュリエットを中心に展開される恋愛悲劇作品である。本作の途中でジュリエットは好きでもない人との結婚を迫られる。それを回避するために、修道僧から...続きを読むPosted by ブクログ
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ハムレット
ウィリアム・シェイクスピア
福田恆存 和訳
1600年ごろの超有名な戯曲。戯曲文学という物に慣れないせいか、いちいち巻頭の人物名と役柄の一覧をスマホに写して1ページに直して参照しながら読んだ。
シェイクスピアが劇作家として活躍したのは1590年から1611年まで(日本では関ヶ原合戦の前...続きを読むPosted by ブクログ -
言わずと知れたシェイクスピアのリア王。最近はハムレットより評価が高いという鵜山さんの解説の通り、ハムレットよりわかりやすく残酷で悲劇的ではある。リアやエドガー、グロスターの落ちぶれかた、エドモンドとゴネリル、リーガンの関係。ラストシーンのリアやコーディリアの悲劇。
本書に関していえば、本書をもとに舞...続きを読むPosted by ブクログ -
アーデンの森で喜劇的なイベントが起こるこの感じは「夏の夜の夢」と似ているし、女性が男装をして思い人(パートナー)をだますという仕組みは「ヴェニスの商人」に似ている。
これらはすべて私が大好きな作品だ。そして本書「お気に召すまま」もその中に加えられた。シェイクスピアの戯曲なら悲劇より断然喜劇。二人の...続きを読むPosted by ブクログ -
デンマーク王子ハムレットは、先王である亡父の亡霊より現王クローディアスが父を殺したという事実を知る。
我が叔父であり義父となっているクローディアスへの復讐を誓うハムレットだが。悲劇四部作の一つ
名台詞、名場面の大渋滞で、尚且つストーリーも面白く、ぐいぐい引き込まれていった。これぞ名作。シェイクスピ...続きを読むPosted by ブクログ -
分配される領土のことだけを考え、得るものを得たら父リアを見捨てる上の二姉妹、父を尊敬するがゆえに自分の正直な気持ちを言ったばかりに父から激怒され勘当までされたのに最後まで見捨てなかった末娘。
人ってバカというか、大事に思ってくれる人の気持ちは見えなくて、見えるのは自分の承認欲求を満たしてくれるもの...続きを読むPosted by ブクログ -
わちゃわちゃした感じでセリフが多いのですが
とても挑戦的な作品だったと思います。
話のテンポも良いのでもっと続きが見たかった。
今はこんな作品は人気がないのかなぁ。 -
自業自得のお手本のような悲劇、故に時代を超えても楽しめる一冊した。
少し台本の様な文章は詳細が省かれているような書き方も相まって、読んでいるのに観劇している気分になれました!
脳内で勝手に宝塚歌劇団で再生してしまいました!Posted by ブクログ -
空いた時間で久々に再読。
個人的にシェイクスピアが好きなので何を読んでも文句なしになってしまいますね。
いつか本場のオペラで観たいものです!
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古代ローマ帝国興亡史でシーザーが死んだので、この本を読んでみた。最後に読んだのはずいぶん前で、細かいところは忘れてしまっていたので、新鮮に楽しめた。
アントニーとクレオパトラも読みたい。Posted by ブクログ -
解題、解説を読んでみると、この話のネタはすでに存在していたようだ。しかし、画家のピカソがパクりばかりしていたこと、面白いものは普遍的に面白いということを考えると、それも悪くないと思う。
私も実は、後からこの本の内容を叔母から聴いていた記憶が甦った。ポーシャが「血を流さずに」といったくだりは小気味よ...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて読んだシェークスピア先生の作品。
かの有名なシェークスピア先生の作品なので、
少し構えて読みはじめたのもの、難しすぎてわからないなどあまりなかった。
普通に現代人の道徳感ではいかがなものかと思う場面が多々あるが、執筆された年代ではどうだったのだろうか?
喜劇にも悲劇にもなり得る作品だと思...続きを読むPosted by ブクログ -
3人の魔女の予言やそれを聞いた妻の煽動に乗って国王や同僚、部下などを殺戮してしまうマクベスの物語であるが、この本の解説はなかなかよい。解説では、マクベスは他の悲劇と異なり、マクベス本人の中にある善と悪が戦い悪が勝ってしまうこと、よってマクベス以外の登場人物は非常に影が薄いという特徴があることを教えて...続きを読むPosted by ブクログ
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「あらし」は今のところ僕の中でシェイクスピア作品のトップ。
なんて綺麗な表現の数々なんだろう。
悲劇作品の名言とはまた違う名言の数々。シェイクスピアの引退作品であることをふまえたエピローグに感動。Posted by ブクログ -
すべての物語の根源はシェイクスピアにあり。
人が悪に染まっていく描写が大胆に、誇張されていて如何にもセリフ!って感じで面白かった。
悪の道にひとたび脚を踏み入れれば、己の正義を信じてさらに悪で周りを塗り固めていく。
マクベスの持つ弱さに反比例して肥大する悪。
私達の中にある弱さも血なまぐさい強さに変...続きを読むPosted by ブクログ -
ちくま文庫版シェイクスピア全集第15巻。それぞれ事情のある男女たちがアーデンの森の中で繰り広げる恋愛喜劇。
シリアスな事情でアーデンの森に逃げ込んでくる若い貴族の男女と、もともと森に住むカップル未満の男女。男装するヒロインが彼らを煙に巻き、冒頭のシリアスさはどこへやら、スラップスティック・コメディ...続きを読むPosted by ブクログ -
まさかシェイクスピアの沼を認識する日があるのか?と思っていたけど本当にそのまさか、1600年代に作られた作品が、この2020年代に読んでもまったく面白いのはすごいのひと言では?
当時の価値観が身についていなくても、国語の教科書よろしく下の方に脚注がついているからしっかりと内容についていけるのが良か...続きを読むPosted by ブクログ -
ちくま文庫版シェイクスピア全集第10巻。商業都市ヴェニスと架空の都市ベルモントを舞台に金と愛の取引を描く。
短いにも関わらず、いくつもの要素が混みいった構成になっていて、非常に密度が高い。商人のアントーニオが窮地に陥る「人肉裁判」がメインに思えるが、シャイロックを通してユダヤ教徒とキリスト教徒の関...続きを読むPosted by ブクログ -
シェイクスピア四大悲劇のひとつ。日本人にも馴染みの深いゲーム、リバーシの商品名の由来元。黒と白は肌の色。
テーマは「嫉妬」。シェイクスピアの他作品に比べると物語の構造は比較的単純で、わかりやすい話ではある。あらすじだけ見ても面白くないかもしれない。しかし実際の会話文に触れていくと読者にもドズ黒い感...続きを読むPosted by ブクログ