ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧
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『シェイクスピア全集 タイタス・アンドロニカス』(白水uブックス)
古代ローマを舞台に、名将タイタスが帰還した瞬間から、世界がゆっくりと軋み始める物語。
栄光と名誉の影に潜んでいた感情が、ある出来事をきっかけに表へと噴き出し、登場人物たちの関係は次第にねじれ、歯車が狂っていく。
この作品の魅力は、「人間の激情がどこまで世界を変えてしまうのか」という問いを、容赦なく突きつけてくるところ。
ローマの荘厳さと、そこに渦巻く生々しい感情の対比が強烈で、読んでいると“文明の皮膚の下にあるもの”がじわじわと見えてくる。
シェイクスピアの中でも特に激しい作品だけれど、ただ残酷なだけではなく、 -
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『シェイクスピア全集 5 間違いの喜劇』
白水uブックス
エフェソスの町を舞台に、そっくり同じ姿をした双子の兄弟と、その双子に仕える、これまた瓜二つの召使いの双子が巻き起こす騒動を描いた喜劇。
商人エジオンは、嵐で家族と引き離され、双子の息子と双子の召使いのうち、それぞれ一人ずつしか手元に残らなかった。成長した息子アンティフォラス(シラクサのアンティフォラス)は、失われた兄を探すため、召使いドローミオ(シラクサのドローミオ)とともにエフェソスへやって来る。
しかしエフェソスには、もう一組の双子──エジオンのもう一人の息子アンティフォラス(エフェソスのアンティフォラス)と、その召使いドロ -
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Posted by ブクログ
Two households, both alike in dignity,
In fair Verona, where we lay our scene,
From ancient grudge break to new mutiny,
Where civil blood makes civil hands unclean.
From forth the fatal loins of these two foes
A pair of star-cross'd lovers take their life;
Whose misadventured piteous overthrows