ハムレット ――シェイクスピア全集(1)

ハムレット ――シェイクスピア全集(1)

小説・文芸
726円 (税込)

3pt

デンマーク国王が急逝。王子ハムレットが喪に服すなか、父の弟すなわち彼の叔父は早々に母を娶り、王権を引き継いでしまう。ある日、悲嘆に沈む彼の前に父王の亡霊が現れ、自分が弟に暗殺されたことを告げる。復讐を誓ったハムレットは苦悩を重ねながらも、徐々にその実現に近づくに見えたが、しかし、叔父は彼に対しさらなる姦計を仕掛けていた……。シェイクスピア戯曲の真髄を画期的な訳文で現代に甦らせた永遠の名著。訳者自身による詳細を極めた脚注を付す。

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ハムレット ――シェイクスピア全集(1) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ハムレット観劇のために。ハムレットはちゃんと読んだことがなかった。オフィーリアには憧れてきたけれど。

    「いまの世のなかは関節がはずれている」

    「ことば ことば ことば」

    「このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ」←生きるべきか死ぬべきかが有名ですが

    これらのセリフもグッときますが、
    ハムレットの魅力のすべてを表現したような…

    「何を言う、俺は胡桃の殻に閉じ込められても、無限の宇宙を支配する王者だとおもっていられる」

    とくに、母である王妃に対しての思いを独白する悩めるハムレットの何気ないひと言、

    「すぐに(と言うだけなら簡単だ。)」
    この短い台詞、舞台で確かめてまた胸にぐぐっと迫る。

    「…言葉の刃は用いても、本物の剣は抜くまい。
    舌と心があざむき合ってくれればいいのだが。
    言葉でどんなに責め苛もうと、
    それを行為に移すのは、この心が許しませんように。」

    父が亡くなり2ヶ月足らずて、現王のクローディアスの妃となってしまった母をどうしても許せない息子の葛藤を言葉の中で苦悩するハムレットの姿につい、つい彼のことを庇護したくなってしまう。

    オフィーリアにあんな酷いこと言った弱い男とわかっても…

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    村岡和子の訳である。シェークスピア全集を全て発行したと新聞に掲載されていた。蜷川のハムレットの脚本もこれを原本にしている、と書いている。
     訳はとてもこなれている。関ヶ原の戦いと同じ時代に書いている。だから現代の英語表記と異なり、日本での古文書を読むつもりで原文を読まねばならない苦労を考えると、この翻訳はありがたい。

    0
    2021年06月29日

    Posted by ブクログ

    シェイクスピアの翻訳のなかではちくま文庫の松岡和子訳がいちばん読みやすいと思う。言葉遊びなどの解説もありがたい。

    0
    2020年09月19日

    Posted by ブクログ

    やはりハムレットがシェイクスピアの最高傑作なんだろう、そう思わせる作品だった。
    内容はかなり不思議で理解しがたい部分があり色々と想像することが必要。
    巻末の解説が充実している。

    0
    2018年01月13日

    Posted by ブクログ

    とても有名な作品だけど「シェイクスピアの四大悲劇」「デンマークの復讐劇」「to be or not ti be」ぐらいしか知らなかった。ので読みました。
    こんなにたくさんの人が死ぬんだねぇ。死ななくてもいい人まで死んで、それがそのあとの伏線かなぁ、と思ったら、やっぱりそうで。セリフは詩的で難解。でも、クライマックスは圧巻ですね。
    それにしても、なぜハムレットはちゃっちゃっと復習しないのかねぇ。絶好の機会もあるのにやらないもんなぁ。それなのに最後は一気呵成にことが進んで、そのスピード時間の差が印象的。
    それにしてもオフィーリアはなぜ死ななくちゃいけないのか、よくわからないね。あれは自殺かな。事故死かな。

    0
    2019年02月03日

    Posted by ブクログ

    言わずと知れたシェイクスピア、4大悲劇のひとつ。改めて読むと多様な読みをしたくなるハムレットの懐の深さがわかる。全てのセリフが重要で意味がある。それでいてグイグイ読ませる。シェイクスピアの他の作品と比べても完成度は段違いで最高傑作のひとつだろう。マクベス、リア王も再読したくなる。

    0
    2016年12月24日

    Posted by ブクログ

    岩波文庫の神曲を読んだ後だったので、こんなに読みやすい軽妙な翻訳があるんだと感動してしまった。

    確かに広い意味でのドラマとしての要素が詰まっているのだろうなと感じる。
    洒脱なセリフの掛け合いや、後半に登場人物がバタバタと死んでいくあたりは現在でもよく見かける演出であり、抗えないカタルシスがあるなぁ。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    誰も報われない悲劇
    その中でもオフィーリアにはもう少し幸せな終わりを迎えて欲しかった…
    1番の被害者なのではないだろうか…
    悲劇だからこそ面白いが幸せを願ってしまう自分がいる…
    こちらの書物はセリフ、言葉に対して注釈が付いてるためとても読みやすいものだった
    理解を深められたのでとても良かった

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    映画は見たことあってストーリーは知ってたけど、ちゃんと読んだのはこれが初めて

    人生と人間を感じるセリフの数々に、人間の根本って何世紀経っても変わらないんだなと思った

    オフィーリアが切ない
    というかみんな切ない

    伝説を元にした物語みたいだけど、昔のお話ってなかなかに教訓があるよね

    シェイクスピアの言い回しが良い

    0
    2024年12月08日

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく、物語の流れも分かりやすい。シェイクスピアといえば多くの登場人物に、複雑な人間模様……という感じだが、その源流こそ見えども登場人物たちの動きが(他のシェイクスピア作品と比較して)認識に容易いな、という印象。

    主人公ハムレットは、父王を殺し、父王の妻(ハムレットにとっての母、そして女王)と再婚して王冠を手にした叔父(父王の兄弟)に復讐を企てる、という物語。

    ハムレットといえば「狂乱」という言葉がついて回る。ハムレットは父王の亡霊に暗殺の真実を伝えられて復讐を決意するが、周囲の目を欺くためか自身は狂乱を演じる。果たしてハムレットはその言葉通りに狂気を演じていたのか、はたまた本当に狂っていたのか、という議論が起こったりするが、側から見れば演じられた狂気も本当の狂気も大差のないものだと思う。

    この物語において、父王の死や女王の再婚についてハムレットただひとりだけが騒ぎ、その行為を糾弾し、復讐のために行動する。この様相は側から見ると狂気そのものであるように思えるし、ハムレットとハムレット以外の人物たちの思考や行動について不思議にも思った。

    この疑問については中野春夫氏の『「不思議の国」のハムレット』を読むとうんと納得できた。曰く、ハムレットとハムレット以外の人物たちは違う価値観と常識のもと物語の中に存在しているという。ハムレットが上演された時代の背景もふまえて、ハムレットを除いた登場人物たちが持つ常識に対して、観客たちが持つ常識とそこから生じる思考の代弁者がハムレットである、という。

    しかしハムレットに関する研究論文の全てに目を通そうとすると本編を読む時間がない、という言葉にある通り、この解釈を得た状態で再びハムレットという物語をまた見つめ直すと解釈の余地が生まれ、さらに違った疑問を持つのではないかと思う。舞台で演じられるハムレットもいつか見てみたい。

    0
    2023年07月24日

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