ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧
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ネタバレシェイクスピア四大悲劇の一つ。リア王と三人の娘たちの話、グロスター伯爵とその二人の息子たちの話が交差する。
冒頭、ちょっと言葉が足りないだけで、いきなり激高するリア王には面食らった。甘言の心地よさに惑わされ、最も愛ある娘の真意を読み取れぬ浅はかさ。切り捨てられても愛と忠誠を貫く娘と家臣の気高さ。親を裏切る息子、勘違いを受けて好機を待つ息子。そういった様々な人間の思惑、言動が胸にしみる重厚な物語だ。単に悲劇的なだけではなく、人間の愚かさと高潔さが、彩り濃く描かれていることが非常に印象深い。全滅エンドではなく、これだけの悲劇がありながら、わずかに希望を感じさせる終わり方をするのがすごく良かった。 -
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ネタバレ2021年に個人での完訳を達成した松岡和子による『ちくま文庫版シェイクスピア全集』第1巻。1996年刊行。
あまりにも有名なタイトルなので、以下ネタバレあり。
王子が復讐を誓うところから物語は始まるが単純な復讐譚とはならず、陰謀や不運が重なってまさかの全滅エンド。そこに至るまでの経緯の複雑さと謎の多さ、結末の絶望感のインパクトが深く心に残る。格言めいたセリフが多く、それらを単発で抜き出しても味わい深い。日本語訳ではどうやってもわかりづらい言葉遊びなどもこの翻訳では注釈が詳しいので助かる。
1600年頃に書かれて以後繰り返し上演され続け、日本での翻訳も多数である文学史上の傑作『ハムレット -
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シェイクスピア四大悲劇の一つ。
私にとっては、これが2作目に当たる。
かなり面白かった。
ハムレットは父を思うがゆえに悲劇に陥った。
オセローは妻への愛が裏切られたために悲劇に陥った。
どちらも家族を思う愛が悲劇を招いている。
愛と憎は表裏一体の関係にあることを気づかせてくれた。
あと、ストーリー展開が実は単純なことに驚く。
オセローを恨む者がオセローを貶めようとするのだが、この策略はとんとん拍子で上手く行く。
もちろん、この方法はストーリーの軸ではないのだが、こんなに簡単に策略が上手くいくのを見ると、「この作品はやはりフィクションなのだ」と気づく。
事実は小説より奇なりというが、まさにそ -
購入済み
原作の作品は知らないけれど、漫画としてテンポが良くおもしろく読めました。
パワフルな主人公がかわいい。
ずっと共学だったので、男子校女子校という世界にちょっとあこがれます。 -
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ネタバレ複雑なジェンダーの仕掛け、
有名な台詞、密度の濃くなっていく反復や掛け合い等、
ポイントが多く読み応えがある作品。
訳者あとがきに挙げられた反復や掛け合いの台詞読後全て確認。
ほとんどが読めば思い出せるもので、
舞台映えしそうだと感じた。
この部分だけでも他の訳や原文が読みたいと思った。
追放された兄弟、男装するヒロイン等
おなじみのモチーフの数々は実家のような安心感。
シーリアのお相手は誰になるのだろう?と読み進めていたら
まさかの人物で笑ってしまう。これはずるい(笑)
男装する前からジェンダーの垣根を越えるように
生き生きとしているロザリンドが大好き。 -
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ネタバレシェイクスピアおなじみの「思い込みによる悲劇」の上、
登場人物が少なく企みの中心には
常にイアゴーがいるのでとても読みやすかった。
イアゴーが自身を積極的に悪役としている姿勢はリチャード三世を思い出させる。
誰が見ても立派な軍人であるイアゴーが
鬱屈したものを抱え込んでいるというのが熱い。
四大悲劇の中では『オセロー』が一番好きかな。
ハンカチを盗むのに関与していなければ、
エミリアを純粋にデズデモーナの忠臣として見ることができたのだが……
自分のした事が主人の災いになるというのが
悲劇性を増すのだろうか?
ともかく、オセローはじめ主要な登場人物が顛末を把握した上で終幕となる展開は好み。 -
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バレエの演目が大好きで、思い出深いこの作品
学生時代以来で読んだけど、この品のあるドタバタ喜劇、面白くて面白くて笑いながら読みましたー。
楽しかった☺️
戯曲がこんなに楽しく読めるようになったはお嬢が演劇やってくれたおかげかと思う。
一緒になりたいライサンダーとハーミア、
ハーミアの父から信頼を置き、ハーミアを想うデメトリアス、
デメトリアスに恋するヘレナ。
この4人が、妖精の王オーベロンと、パックの媚薬せいで恋敵が入れ替わり…
恋のお話しもやっぱり好きだけど、
大公が庶民の演技をあたたかく見守る、
5幕の劇中劇のシーンがなんだか良かったなぁ。
出来るトップは部下たちをも尊重するのね… -
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三人の魔女の予言が約束されたものであれば、人を殺めずとも自ずから王になる日が来ると思いつつも、欲に急かされ破滅に向かうマクベス夫婦。マクベスは妻の要望に応える為に、妻はマクベスの野心を叶えさせる為、短絡的に最悪の手段での予言の具現化を急ぐ。とはいえ、謀略に斃れた者たちの亡霊に怯え、夢遊病に侵される二人は、魔女に揶揄された誑かされ易い小心の善人だったのでは…
「女から生まれたものは誰一人マクベスを倒せはしない」
“For none of woman born shall harm Macbeth”
「人生はたかが歩く影、哀れな役者だ、出場のあいだは舞台で大見得を切っても袖へ入ればそれきりだ。