【感想・ネタバレ】ハムレットのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年11月30日

まさかシェイクスピアの沼を認識する日があるのか?と思っていたけど本当にそのまさか、1600年代に作られた作品が、この2020年代に読んでもまったく面白いのはすごいのひと言では?

当時の価値観が身についていなくても、国語の教科書よろしく下の方に脚注がついているからしっかりと内容についていけるのが良か...続きを読むった。それどころか、当時の演劇におけるウィットやイングランドの情勢に至るまで読者を置いていかない工夫が凝らされている。他のシェイクスピア作品を読む場合も岩波版が正解なんじゃないか?

舞台映えするであろう動きが見えるようだったし、観劇する機会さえあれば飛びつきたいなと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月20日

世界中で愛読され繰り返し上演されてきた、詩人シェイクスピアの代表作。亡霊に迫られた王子ハムレットの復讐劇を描く。

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Posted by ブクログ 2021年03月05日

初めての戯曲、初めてのシェイクスピアの作品。すごく面白かったです。難しそうという理由で遠ざけていましたが、注釈がとても分かりやすくて助かりました。

一番好きなシーンはハムレットとレアティーズの対決の場面です。急展開に驚きました。これが本当の悲劇…。

言葉の影に隠れた感情が小説よりも鮮明に伝わって...続きを読むきたように思います。もっと様々な戯曲を読んでみたいと思いました。

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Posted by ブクログ 2017年12月01日

初シェイクスピアで衝撃を受けました。
こんな綺麗な言回しができるのか、と息を飲んだ数述べ30以上。笑っちまうぜ

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Posted by ブクログ 2013年12月31日

恥ずかしながらこの年齢にしてやっと。ああ名作だ、とんでもない名作だなぁ。名言もたくさん。脚注など解説もすごく助けになった。科白を全て覚えてしまうくらい何度でも読み返したい。そしてただひたすらにハムレットに惹かれた。言葉がいちいちかっこよくて説得力があって、中でも「覚悟がすべてだ」は一生忘れられないだ...続きを読むろうな。他作品も読みたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月08日

夜中にあらわれるハムレット王の亡霊。ハムレット王亡き後その弟クローディアスと結婚した王妃ガートルード。王の亡霊から死の真相を聞かされるハムレット王子。気がふれたふりをして王と王妃の様子をうかがうハムレット。ハムレットが呼び寄せた演劇団。再婚に関する台詞。母を責め母の部屋で様子をうかがっていた大臣ボロ...続きを読むーニアスを殺害するハムレット。事件をもみ消すためにハムレットをイギリスに送るクローディアス。イギリスに行く途中に海賊に襲われ帰国したハムレット。ボーローニアスの死で気がふれ自殺した娘オフィーリア。息子レアティースの復讐。墓場での会話。王宮での決闘。

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Posted by ブクログ 2011年12月03日

 ハムレットで私が一番好きなシーンは、お約束ですが御前試合とオフィーリアの狂乱シーン。お花を渡すところ。
 岩波はやっぱり固いんだけど、もうちょっと白痴的な口調で書いてあるのを以前読んだんですよ。
 あれはどこの出版社だったんだろう・・・。生意気にも小学校の低学年で辞書引きながら読んだので印象に残っ...続きを読むてるんです。
 そっちの方が好きかな?
 岩波では王妃にヘンルーダを渡して、
 『あたしにも少し、とっておきましょう』
 と言うシーン、その前に読んだ本では
 『あたしにも、すこうし、ね』
 と言って笑うんですよ。
 この微妙な違いが!あれは一体どこの出版社だったのかなあ。読んだ時に、やったら古い本だったのは覚えてるんですがねえ。
 岩波のは注が山盛りで、読んでるだけで楽しいです。
 脚本だからト書きなワケですが、そこで文章の注だけじゃなくて、芝居の動作の注とかも入れてあるのです。
 グローブ座での演出効果まで考えてあるのがスバラシイの一言ですね。
 中学校の時に行ったストラットフォードを思い出しました。本当にマザーグースの世界だった事を今でもはっきり覚えています。

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Posted by ブクログ 2023年08月14日

叔父による簒奪は壬申の乱など古今東西繰り返されているが、ハムレットは復讐劇としては徹底していない。ハムレットは復讐に真っ直ぐに進むわけではない。ハムレットの父には飽食の罪があった。ハムレットは「父は飲食に飽き」と語る(シェイクスピア作、野島秀勝訳『ハムレット』岩波書店、2002年、190頁)。

...続きを読む学作品における飽食の罪は、物理的な行為だけでなく、精神的な側面も象徴する。欲望の無節制、自制心の欠如、他人や環境への無配慮さなど道徳的な側面を強調する。飽食が罪として描かれることで、人間の弱点や誘惑に対する警告として機能する。

飽食の罪が文学作品で取り上げられる背景には物質文明や社会の浪費的な側面がある。物質的な享楽に溺れることで、人々は精神的な充足感を見失い、倫理的価値観を軽視する危険がある。この点で文学作品は社会のバランスや健全な生活様式の提案として機能している。

飽食の罪は、登場人物の性格描写や物語の展開に重要な役割を果たす。登場人物がこれらの罪を犯すことで、その人物像が深化し、物語の展開に影響を与える。たとえば登場人物の転落や試練の過程が、その人物が飽食の罪に陥ることで象徴的に描かれる。

文学作品が飽食や暴食の罪を扱うことは、読者に道徳的な教訓を提供し、自己啓発を促す役割を果たす。登場人物がその罪から教訓を学び、成長していく様子は、読者に自己改善や倫理的価値観の再評価を促す要素として作用する。

飽食の罪が文学作品で取り上げられる背後には、人間の欲望や倫理的な葛藤、社会的なバランスなど、様々なテーマが含まれている。文学はこれらのテーマを通じて、読者に深い洞察や教訓を提供し、人間の本質や行動の意味について考えるきっかけを与える重要な役割を果たしている。

ハムレットの第五幕第一場でハムレットは墓掘り人夫によって掘り出された宮廷道化ヨリックの頭蓋骨を見せられる。ハムレットは子どもの頃にヨリックに遊んでもらった。ハムレットは頭蓋骨を手に持ち、人生は無常だとホレイショに語る。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ではシャレコウベが重要なアイテムになっている。ハムレットの影響を受けたのだろうか。

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Posted by ブクログ 2020年05月22日

上演舞台の台本と考えると、舞台上と同じくらいのスピードで読みたいと思う一面がある。他方で、「ハムレット」のような、その人物像であったり、登場人物がどこまで事実や真相を知っていたのか等について、非常に様々な見解が示されてきた作品については、そうしたことについてもある程度知りたいという思いもある。まして...続きを読む、外国の、時代を隔てた作品であるだけに。
本書は、かなり詳細な訳注や補注が付されており、二読、三読で、理解を深めたいという場合には、大変お勧めである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月11日

デンマークの王座をめぐる復讐悲劇。
父王を殺された王子ハムレット。
王を殺害し、王妃と結婚して王座を手に入れた王弟クローディアス。
国務大臣ポローニアスの娘オフィーリアとハムレットは恋仲であったが、その恋は引き裂かれ、ハムレットはクローディアスへの復讐を決意する。
狂気を装うハムレットに失望したオフ...続きを読むィーリアは入水自殺?し、それを知りハムレットに復讐しようとする兄レアティーズ。
レアティーズにハムレットを殺害させようとクローディアスはたくらみ、毒を塗った剣で対決させるが、そのもくろみは失敗し、ハムレット・レアティーズ・クローディアス、王妃ガートルード全員が死亡。

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Posted by ブクログ 2015年10月05日

・主人公ハムレットの人格が魅力的だった。不貞の罪を犯した母への忌まわしさと、その母の血が流れている自分自身の穢れの感覚に煩悶しながら復讐に進む主人公には、若者らしい潔癖さと深情の優しさが感じられた。狂人を装いながら、度々口にする気の利いた皮肉も、大学生だという主人公の知性が表れていて、魅力的だ。
...続きを読むルーシュみたいな感じ、と言うと卑近すぎるかもしれないけど、ググると製作陣も意識しているらしい。
・後述の脚注で逐次説明されているが、繰り返し登場するキーワードやイメージが、表現を強力にしていて、巧みだった。
・クライマックスの剣術試合は、サスペンスの効果が巧みで引き込まれずにはいられないし、青年二人の決闘は、問答無用で格好いい。ハムレットには黒、レアティーズには白の衣装で戦ってほしい。(ルルーシュとスザクみたいだけれど…。)
・演劇ならではの効果(が発揮されているであろう箇所)は、想像力を働かせないと理解できない部分が多いように思った。シェイクスピアが活躍したグローブ座は、東京にも再現されているらしいので、いつか行ってみたい。普通イメージする劇場と違って円筒形をしていて、平土間は屋根が無い(空が見える)。
・内容からは離れるけれど、脚注と巻末の補注を使って、原文のダブルミーニングや構成の妙、時代背景等々を解説してくれているので、理解を深めるのにとても助かった。注であっても、訳者の熱意が伝わる書きぶりで、退屈ではないと思う。ただ、底本がどうだという話も多いものの、門外漢なのでそこは追う気力が無かった。

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Posted by ブクログ 2015年09月05日

作品についてではないのですが、注釈のところが気になりまりました。舞台となった城はユトランド半島にあると誤解されているようで。

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Posted by ブクログ 2015年02月01日

授業で使ったため、部分的に読んだ。
最後のセリフ回しには衝撃が走った。
時間があったらもっとじっくり読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2013年08月01日

名作って言われるものですけど今更ながら読んでみるとそりゃもう・・・残酷な終わり方ですねパッとしないというか読んでてスッキリしない感じでした復讐は果たせてますがね・・・・ロミオとジュリエットを書いた人と同じとは思えないほど暗くてドロドロしたお話でした

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Posted by ブクログ 2013年07月08日

登場人物が皆特徴的で、面白かった。

解説には、ハムレットは本当に狂っていた、と書いてあったけれど、本当なのかしら…?
私は、あくまで普通で、常軌を逸したのはオフェリアの葬儀のときだけと感じだけど…。

個人的には、クローディアスがなぜ元国王を殺害したのかが気になる。
それは果たして王という座が欲し...続きを読むかっただけなのか、それともガートルードのことも手に入れたかったからなのか。

やはりこれだけ長い戯曲なので、解説ももっと長くても良いと思う。
登場人物のもっと詳しい考察が知りたい。

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Posted by ブクログ 2013年05月15日

物語の始まりと収束がきれいなほど対照的であり、登場人物の行動一つ一つ、台詞一つ一つが無駄なくそして洗練されていて非常に面白かったです。
脚注や注釈も非常に豊富で、上演された時代、英語での韻、使用されている英単語の語源などの物語を読み解く上で非常に重要となる背景知識が補完されており、無知な私でも楽しん...続きを読むで読むことができました。

唯一のそして最大の欠点として、文章の下の注釈で悲劇のネタばれがあったのが残念でした。
本を手に取る人全員が全員ストーリーを知っている上で読んでいるという前提なのでしょうか。

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Posted by ブクログ 2013年04月01日

境界線上のホライゾンと絶園のテンペストからの流れで読み始めた。劇を読むのはチェーホフ以来で、大仰なセリフと立ち回りに自分が観客の一人になった気がした。文章を慌てずにゆっくりと、登場人物のセリフと重ねるように読むのが劇作を楽しむうえで必要なことだ、と読間に気づく。っというかこれって江戸幕府が開かれたこ...続きを読むろに作られたんだよな、と感心しながら読んだ。勿論、日本にも素晴らしいものはあるのだけど、四百年前の作品ということにロマンを感じずにはいられなかった。

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Posted by ブクログ 2013年02月08日

「ハムレット」は以前、新潮文庫の福田恒存さんの訳のを読んだ。
それと比べて本作は解説や補注が付いていて、とてもイメージがしやすく、時代背景などもとてもよく分かった。
解説や補注が多い分、スラスラと読み進める...という訳にはいかないが、解説で「分からない所は解説を読まずにどんどん読み進め、ひと通り流...続きを読むれを掴んだら解説を読めばいい」と記している通り、それらを一切気にしないのも手かな。
ただ何度も読み直し、解説や脚注までしっかり目を通すことで、物語の深みや演出の狙いも理解でき、楽しめる事は間違いない。

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Posted by ブクログ 2012年06月24日

思うところあってシェークスピア。
註を確認しながらじっくり読み進めるも、教養不足のため理解不能の箇所が多々あり。
それでもストーリーはおもしろい。
それは自由奔放に描かれているハムレットの愛すべき言動と、現代にも通じる“異常さ”なんだと思った。

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Posted by ブクログ 2012年04月25日

英文学の古典シェイクスピア。本作品は脚注や解説も充実していて、オススメです。舞台設定、人物の際だたせ方、そしてところどころ出てくる気の利いたセリフ。個人的には、ハムレットにとってのかけがえのない友人ホレイショーの存在が貴重です。なぜ二人が出会ったのか?そしてどのような歴史を重ねていってそこまでの友情...続きを読むが築けたのか?別の戯曲を紡ぎ出したい気持ちになりました。

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Posted by ブクログ 2011年08月21日

ロマンチストなうちの父は酔っ払ったときなどにハムレットの話をし、オフェーリアがくるって川を流れていくところを描写しては涙が出て仕方がない、などといっていた。

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Posted by ブクログ 2011年07月18日

セリフきれいです。やっとシェイクスピアを読んだんだけれども、劇前提に書かれていることがあるからなのか、素晴らしいセリフが多く言葉を扱う人として、これ以上にないと思う。舞台でみてみたいな。美しいセリフに似合わずにこれでもかっていうぐらい悲劇のオンパレードなのも忘れられない。面白いですね

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Posted by ブクログ 2011年07月06日

弟に毒殺されたデンマーク王の亡霊が王子ハムレットに真相を告げ復讐を迫る。苦悩しながらも復讐を遂げ、自らも毒刃に倒れるハムレット―古くから伝わる復讐譚が、精妙な劇的構造のもとに近代的な心理悲劇に生れ変わった。世界中で愛読され繰り返し上演されてきた、詩人の代表作。悩める主人公の姿は、読む者の鏡でもある。

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Posted by ブクログ 2018年08月29日

シェイクスピア
何作か読んだ方がいいかな
と思って読んでみた

なるほどって感じ笑
翻訳ながら
なんとも他の作品では味わえない
表現がたくさんあった

ちょっと読むの疲れるけど
読んでみて良かったと思う

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Posted by ブクログ 2018年08月03日

シェイクスピア4大悲劇の1つらしい。

醍醐味の掛け合いは、日本語ではわかりづらいものや現代では通じないものがあるのは他作品も同じだが、本作品は「狂気」をテーマとしており、脈絡なく会話が飛躍する場面があるため、輪をかけて難解。
しかしクライマックス前の盛り上がりはさすがといったところで、壮絶な展開に...続きを読むハラハラさせられる。どうせ最後にはみんな死ぬのだが。

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Posted by ブクログ 2016年07月12日

シェークスピア4大悲劇の1作にして、有名な一節のある作品。とはいえ題名しか知らずにいたため、今回、手に取った。セリフのみで構成されていたが、映像が目に浮かび、しっかり"読める"つくり。さすがである。

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Posted by ブクログ 2015年12月21日

ハムレットは、復讐をする話なのですが、ポローニアスの台詞が面白かったです。ポローニアスはハムレットの恋人のオフィーリアの父親なんですけど、娘が大好きでオフィーリアがハムレットのことを相談しても的外れなことを言っていて面白かったです。こういう父親はコメディードラマにいそうです。

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Posted by ブクログ 2012年09月30日

「シェイクスピアは最高の政治学古典」

と舛添さんが言っていたので、
早速読もうと買ってみた(単純)。

…いや、戯曲って読みづらいね。
台本だもん。

言われているようにシェイクスピアの言い回しや
比喩や暗喩や一部下ネタは鋭く感銘を受けるのですが、
翻訳で読むのは限界があるんだろうな...続きを読むぁ。

岩波書店verは注釈が豊富についているので理解が深まります。
最初は注釈を無視して読み、二度目に注釈を熟読しながら
読破するのが正しい読み方かと。

…まあ二度読みたいかと言われると…アレですが。。

現代小説のが結局面白いと思ってしまう僕は
きっといまどきの若者か学がないかのどっちかです!

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Posted by ブクログ 2011年10月14日

初シェイクスピア。
やっぱり戯曲は読みづらいですね;
話自体は面白いけど、やっぱり原文じゃないと文章のうまさとかはわからないんだろうなー訳が無理やりな感じがするし。
私の英語力では無理かな 笑
機会があったら他のも読みます。教養として。

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Posted by ブクログ 2011年10月12日

必要に迫られて読んだけれど、これを面白いと思うためには教養がたりないと思った。
注を読みながらじゃないと、筆者の意図に気づけない。
ヴィクトリア王朝の世俗について詳しくないとなかなかつらいものがあるな。

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