ウィリアム・シェイクスピアのレビュー一覧

  • リア王

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    沈黙は、金ではない。コーディリアは心優しいお姫様かもしれないが、それでも高慢だ。道化の秀逸な用いられ方は現代小説にはなく、興味深い。

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    2012年02月07日
  • マクベス

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    有名であるゆえに、引用等されることも少なくないマクベス。
    名作と呼ばれる理由がわかった気がしました。

    読んでいるうち、心惹かれる台詞がいくらでも出てくるので、読み終える頃には付箋でいっぱいになっていました。

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    2011年10月14日
  • ハムレット Q1

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    シェイクスピアによる改訂がおこなわれる過程の作と言われるQ1(クォート1)版。実はちゃんとハムレット読んだの初めてなんですがかなりカットしてるようで…。それでも物語のもっとも濃いエキスで満たされていました。オフィーリアがいとあはれ;;激しい勢いで狂気に陥ってしまいました…。ハムレットの想いはまったく伝わらなかったようで哀しい。信じていた故か…。4大悲劇にふさわしい、救いようのないラスト。女性が哀しすぎます。

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    2011年09月30日
  • 夏の夜の夢・あらし

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    「あらし」
    「アントーニオとセバスティアンには最初はそのような意図はなかったのです。それはアロンゾーとゴンザーローの上に投げ掛けられた魔法の眠りによって暗示されました。しかし彼らは、他の人々が言った事に対して状況も年齢も考慮せず、あざけり罵倒する人物――どんなに素晴らしい真実を教えてもらっても感激することなく、悪意に満ちた非社交的な感情に身を任せていて、他人の言うことには何でも耳を傾けるけれども、それは他人の経験や知識からなにか自分のためになるものを得ようとするのではなく、相手が自分よりも劣っていると信じ込んで、虚栄心や利己心を満足させてくれるものを聞き出すために過ぎないような人物として登場し

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    2014年07月03日
  • シェイクスピア全集 十二夜

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    一番好きなシェイクスピア作品。男装したが故に恋を打ち明けられないヴァイオラが可愛くて可愛くて!
    微妙なハッピーエンドもまた良い。

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    2011年03月01日
  • シェイクスピア全集 リチャード二世

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    第一幕

    第一場 ウィンザーの王宮
    ボリングブルックとモーブレーの争い。どちらが謀反人か?二人は決闘での証明を望む。

    ボリングブルック→モーブレー
    公金横領。
    過去十八年間に起きたすべての謀反の首謀者。
    ボリングブルックの叔父であるグロスター公の暗殺。

    モーブレー→ボリングブルック
    ボリングブルックの弾劾は、すべて根も葉もないもの。
    名誉のためにボリングブルックを訴える。

    王とボリングブルックの父ジョン・オブ・ゴーントの仲裁でも二人の怒りは収まらない。決闘は聖ランバートの祭日に、コヴェントリーでおこなわれることになる。

    第二場 ランカスター公爵の邸
    ジョン・オブ・ゴーント 暗殺されたグ

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    2014年10月06日
  • お気に召すまま

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    入手しやすいシェイクスピアとして、角川文庫版もちくま文庫版も、それぞれ捨て難い風情と長所があるんだけど、でも、やっぱり福田恆存を外すわけにはいかないなぁ、と改めて感じる。劇中に挿入される詩の、言葉の流れがいい。現在は手に入り難いけれども(そしてたしかにもう「旧い言葉遣いなのかもしれないけれど)、坪内逍遥にも感服。

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    2011年07月19日
  • ヴェニスの商人

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    友人のために悪徳金貸しから
    自分の肉1ポンドを担保にお金を借りた主人公。

    最後にキレイおさまる結末など
    1時間くらいで読めるのに濃密な内容。

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    2010年09月22日
  • シェイクスピア全集 お気に召すまま

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    1年ぶりのシェイクスピア。

    読んでいなかった名作がありました!!
    面白かった。実に面白かった。
    シェイクスピアのコメディ、ラブロマンスの部門でかなり上位に入るでしょう。
    とはいえ、どこかで読んだような設定が多いのは否めません。
    女子が男子を演じて恋を試すのは、まぁ良くある設定。
    少年男優が女子を演じていて、さらに男子に化けるという性倒錯設定は、見る者に妙な世界観を与えるのに効果的よね。
    今回は、結構鋭い女子目線の台詞が多ございました。

    解説も非常に興味深くよみました。
    今回はかなり明確な「原作」がありそうですね。
    シェイクスピアの作品ではありますが、天才脚本家としての作品でしょうか。
    そし

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    2010年07月20日
  • シェイクスピア全集 アテネのタイモン

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    初・真面目シェイクスピア。話の謎が多く残ります。本来はもっと長い作品なんだけど、随所随所で抜け落ちてしまっている感じ。

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    2011年01月06日
  • リア王 ――シェイクスピア全集(5)

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    私が初めて読んだシェークスピア。悲劇とはこういうものかと衝撃を受けた(ちょっと大げさだが)いい人もみんな死んでしまう救われなさが古いのに私には新しい経験だった。中に登場する道化のユーモアもすごく気の効いたセリフで面白い。

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    2010年06月08日
  • 新訳 ヴェニスの商人

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    こういう新訳には「新訳」としての価値がじゅうぶんにあるのではないか、と感じます。(普及版である文庫だし)。アル・パチーノ主演の映画にも触れた訳者あとがきも興味深い(あとがき自体は映画公開の直前に書かれたものみたい)。「シャイロック」にどれだけ肩入れするか(できるか)で、この劇の印象が変わってくるというのは当然のこと。そのへんも勘案された、「上演を目的」ともされる新訳です。だから流れがいい。途中、まるでヴェネツィアのゴンドラに揺られているような(ヴェネツィアにもゴンドラにも詳しくはないが)リズムの「うた」が印象的です。私はやはり「詩人」としてのシェイクスピアもまた、とても好きみたいです。

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    2011年07月19日
  • 十二夜

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    これは面白かった!
    シェイクスピアの喜劇を数多く読んでるわたしでもベスト3には入れたいな。

    船が難破して、双子の兄と生き別れになったヴァイオラ。
    彼女は男装してシザーリオと名乗り、その土地の領主オーシーノ公爵に仕えることとなる。
    彼に小姓としてすっかり気に入られ、またヴァイオラも彼に恋心を抱くようになるが、その信頼ゆえにヴァイオラはオーシーノにあることを頼まれるようになってしまう。
    それはオーシーノの思い人、オリヴィアに恋心を伝えること。
    美しい令嬢オリヴィアはオーシーノを袖にするが、伝令に来た男装したヴァイオラを好きになってしまう。
    そこに執事マルヴォーリオも、オリヴィアは自分のことだと勘

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    2010年06月06日
  • ヴェニスの商人

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    これはすごいぜ。面白いぜ。
    名台詞も多く、ユダヤ人金貸しシャイロックはあまりに有名なこの作品。

    主人公は商人アントーニオなんだよね?多分・・。
    お姫様が求婚者に箱を選ばせたり、ちょっとかぐや姫的な展開もありつつ。
    とにかく主人公とその親友ふたりの友情が濃い。
    何かの論文読んだとき、アントーニオはバサーニオへの執着が、シャイロックは金への執着があまりに強すぎて主人公にはなれない、みたいなことが書かれていて、ああそういう分析もできるんだな、と思った次第です。
    これたぶんアントーニオとバサーニオのホモセクシュアル的な分析とかもいける作品だよね。
    ポーシャとの指輪をアントーニオのために渡してしまうと

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    2009年10月04日
  • お気に召すまま

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    社会の教科書にもでてきますよね!?
    この著者の名前は。。。
    内容は、やはり劇をみたい!
    単純にそう思いました。
    どっかやってないかにゃーん(= ̄▽ ̄=)ニィーーッ

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    2009年10月07日
  • オセロー ――シェイクスピア全集(13)

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    この訳本は恐ろしく有能です。
    原文とこれを対照しながら読んでくだけでも、かなりの作者の実力が伺われます。

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    2009年10月07日
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ

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    じゃじゃ馬ならしたのしいーと思ってた気がするんだよ。たしかスラップスティック的な恋愛喜劇だった気がするんだよ。じゃじゃ馬はわたしだからつかまえてよ!と思ったと思うんだよ(究極に知らない)空騒ぎもたのしかった気がするんだよ。ドタバッタコメディーだったと思うんだよ。すごい楽しかったことしか覚えてない。

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    読みやすかった。引き込まれた。やっぱりすごい!!!

    There is a tide in the affairs of men.

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    2009年10月04日
  • リア王 ――シェイクスピア全集(5)

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    全てを失い
    雷鳴の中に放り出され
    丸裸になった二本足の動物が
    絶命の間際に得たものは、
    束の間の「喜び」だった。

    仕合わせ者。

    生まれたばかりの赤ん坊が
    どうして泣くのか
    アナタは知っていますか?

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    2009年10月04日
  • ハムレット ――シェイクスピア全集(1)

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    シェイクスピアってまじですごいんだと痛感した一冊。そしてハムレットが名作といわれる所以も分かった気がする。でも、気がしているだけだ。この作品を完璧に分かる日なんて絶対に来ない。それが、「ハムレット」が面白いところでもある。

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    2009年10月09日