中島岳志のレビュー一覧

  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後になって、あの日々を折に触れて思い返す。ほんとに大変だった。その最中に発信するのは、かなり勇気や覚悟がいる部分もあっただろうと思う。よく読んでいる著者たちの、その時の考えを読めたのは、貴重だなと思う。

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    2026年01月21日
  • 「利他」とは何か

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    利他に関する論考集。
    第一章の伊藤亜紗氏は、合理的利他主義や効果的利他主義といった利他についてのトレンドを概観し、その根底には利他の効果の数値化があること、数値化により漏れてしまったり失われてしまったりすることがあると説く。利他の効果を数値化することは、自らの利他的行為が相手に与える影響を規定することに繋がり、押しつけや他者の支配に繋がる。そうではなく、予測不可能性を受け入れること。予想外の他者の反応によって、自らの方が変わること。これを「うつわ的利他」と表現しているが、相手を享けることのできる利他が、良き利他ではないかと述べている。

    第二章では、中島岳志氏が、贈与論から利他を考察している。

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    2025年12月16日
  • 自分ごとの政治学

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    ネタバレ

    p66
    - [[スワデーシー]]という概念における富の流出は「先進国vs発展途上国」として常に発生しうる普遍的なテーマではないでしょうか。「チ。地球の運動について」での「労働vs対価」とは異なるものと思う。労働者は、対価(賃金)+スキル+社会的地位など、得られるものは賃金だけではないと思うからです。...が、対価を得るためだけの手段としての労働をしているのであれば、「富の流出」に極めて類似してくると思います。
    p86
    - 2015年の安倍政権において、憲法五十三条の条件を満たして、野党が臨時国家を要求したが、憲法には「要求があってから何日以内に開催しろとは憲法には書かれていない、いつでもいいん

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    2025年11月08日
  • 縄文 革命とナショナリズム

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    中島岳志氏、的を射た政党、政権の分類方法で、好きな政治学者。
    そんな彼が書いた「縄文」。
    弥生時代に誕生した現天皇家の系統と、縄文文明の存在は相いれない。
    そのあたりを鋭く突く本なのかな、と思い読み始める。
    目次を読んでもそういう流れ。
    しかし、、、
    まずは中島少年が縄文に惹きこまれたほほえましいエピソードにはじまり、
    岡本太郎が「縄文」を再発見したお話に。これは魅力的。
    弥生の平板な文化より前に、日本人はこんな熱い文化を持っていた!
    このあたりはわくわく。
    そのあとがよくわからなくなってきた、、、
    「ナショナリズム」はまさに私も持つ問題意識をえぐるところなんだろうけど、
    なぜかそう読めなかっ

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    2025年08月15日
  • NHK「100分de名著」ブックス オルテガ 大衆の反逆 真のリベラルを取り戻せ

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    ネタバレ

    大衆の反逆出版当時→イタリアではムッソリーニが、ドイツではナチスが勢力を拡大しており、著者オルテガの故郷スペインもファシズムの波に飲み込まれて行った。
    この失望から大衆の反逆は生まれた。

    大衆とは?→自分が拠って立つ場所もない個性を失った群衆のことを指す。
    自分の信念がなく、時代の流れにただ身を任せるだけの人
    (オルテガは特に専門家を批判していた。一分野の専門家に過ぎないのに、知っているかのように振る舞うから)
    また大衆は己の能力を過信して、平凡ではなく何か優れたことをしようとする。
    しかし人間の非凡さは平凡に見えることの中にある。

    自由主義とはとにかく寛大なものであり、他者を受け入れる寛

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    2025年05月27日
  • 日本の新構想 ~生成AI時代を生き抜く6つの英智~(小学館新書)

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    最後の島田雅彦さんが、何を言いたいのか?全く分からなかったので、減点
    磯田さん、波頭さんやメディアのパートが秀逸なだけに勿体なかった。

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    2025年02月23日
  • 「利他」とは何か

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    先日、ボランティアに参加する機会があった。
    その時の相手の反応が、自分が思い描いていたものとはちょっと違っていて、一人でモヤッとしていた。
    そう感じた気持ちの答えが、この本には書かれていたように思う。
    5人の著者の中で、伊藤亜紗さんが書かれた内容が一番しっくりきた。
    「他者のコントロールが利他の一番の敵」
    誰かの為に行動する→プラスの反応が返ってくると、知らず知らずのうちに期待してしまっていたのだと思う。
    「利他」という漠然としたものの輪郭が見えてきたようで、すっきりした。

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    2025年02月15日
  • 「利他」とは何か

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    ネタバレ

    5人がそれぞれ違う専門分野から利他の解釈を論じる。その発想の違いは面白い。「おわりに」でも中島氏が「うつわ」と表現しているが、私は自然と生まれる見返りを求めない人間性、と解釈した。

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    2025年01月16日
  • 「利他」とは何か

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    遊びと利他を読んで、利他を、もう少し知りたくて。
    後半になるにつれて、どう利他に関係するんだろうとかわかりづらくて飛ばし飛ばし読んでしまった。

    数値的利他は、違和感を感じた
    数値ですぐに結果がでない社会課題への支援や関心を廃れさせてしまうのかなぁと。、

    利他というと何か押しつけがましく、意識高い系に思ってしまっているけど、
    うつわ的利他、、、
    自分のやったことをいいでしょ、ではなくて、
    その結果自分に戻ってまた変化の可能性がある余白があるものとして捉えた方がよいのでは
    ということかなぁと。この考えはしっくり来るし、自分のボランティアのスタンスと同じだなぁと思った。

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    2024年12月22日
  • 「利他」とは何か

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    「利他」について様々な分野の方が論じた本。
    ちょっと「利他」との結びつきがよく分からないとか取って付けたようとか思うところもあったが、それが利他という概念の広さや説明の難しさということか。
    結論としては、利他とは「うつわ」とか「余白」であるということのようだ。

    中動態についての話の中で「人間的因果性(=そ人が加害者として行う行為)」と「神的因果性(=運命の被害者としての行為)」は混じり合うが混同されない、というヴェルナンの定式が紹介されている。どういうことかというと、「人は加害者であり被害者であるという二律背反が肯定されている」ということ。被害者性をとらえることで、加害者性もとらえられるよう

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    2024年10月09日
  • 「利他」とは何か

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    伊藤さんの内容が読みやすく面白かった。
    特に、測りすぎたり数値で細かくすることで、人々の別の意識を生み出してしまうというところに、実感を持って共感。
    毎日の労働時間を日によって変えて管理することで、働くことの大らかさがなくなってくるという皮肉を目の当たりにしたから、特に刺さった。

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    2024年10月02日
  • 別冊NHK100分de名著 宗教とは何か

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    4人の作家がそれぞれ宗教についての学びの深い本を1冊ずつ取りあげて紹介・解説している本。とりわけ各章末の考察欄が非常によい。

    「宗教は社会や家庭と対話を重ねながら価値観をすり合わせて共に成熟していくことが重要」
    「宗教に対して疑いがあって当然、逆に100%疑いがない方が危うい」
    「信仰は信じる・信じないの間で揺れ動くが、離れられないと思った時に本物になっていく」
    「論理を超えた妄信があるからこそ宗教と呼ぶ。」
    「宗教には体感できる非日常性がなければならない。」
    「念仏とは与えられるもの(与格的)であり、自分の無力さに絶望し祈ろうという気さえ起きないようなときに初めて他力が開かれる」
    要約する

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    2024年09月05日
  • 「利他」とは何か

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    利他とは器である。関わる人々への余白、予定しない意外性を受け入れる。最初から計算された利他、見返りを早退した利他は利他ではない。

    そういえことを5人の人が異なる領域から語る。

    個人的には中動態のことをもう少し読んでみたい。

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    2024年08月17日
  • 「利他」とは何か

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    難しかった。利他というものに様々な考え方でアプローチされたもの。所々面白いところがあったし、なるほどと勉強にはなったが、全体としては理解できていない。再読が必要だとは思うが、多分もう一度手にすることは無い気がする。

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    2024年07月16日
  • いのちの政治学 リーダーは「コトバ」をもっている

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    半分わかったって感じ。
    難しかった。。。偉人の言葉は重みあるのに対し、現代の言葉が軽くなってる は同意。

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    2024年06月01日
  • 「利他」とは何か

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    冒頭の伊藤さんの話は分かりやすく読めたが段々、理解が追いつけず、最毒が必要と感じた。
    全体を通しての印象は「利他」も含め、一見、善い言葉も使うときには正しく理解しなくてはならないということ。特に利他はその最たるものの一つ、と思った。

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    2024年04月03日
  • 保守と立憲 世界によって私が変えられないために

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    執筆当時のタイムリーネタが多く2024年現在では古く感じたが、他の本でも書いてる政治家のスタンスを四分割して理解しやすくする手法は好き。
    一般に先人の叡智を利用している現状を表すのに巨人の肩の上という表現を使うがこの本ではストレートに「死者」という言葉を使う。独裁国家や安倍晋三元首相(今は死者)を例に今を生きる政治家が過去の叡智を無視してやりたいようにやることへの批判。また、憲法は死者たちが過去の経験を基に作り上げてきたもので、変えていく必要はあるものの変化は漸進的であるべきと語る。

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    2024年03月05日
  • 「リベラル保守」宣言

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    「戦争を知る世代が持って欲しい良識」

    本書で語られる保守は自分の持っていたイメージとは違っている。
    理性の完全性を疑い、歴史の検証に耐えた伝統などを重視する態度が保守のおそらく本質で、単なる反左翼の思想ではないようだ。
    リベラルと保守は相反する概念だと思っていたが、「自由」と「寛容」を重んじるリベラルと保守は親和性が高いようだ。

    ある概念はその歴史性を踏まえて認識される必要がある。リベラルと保守は、異なる物を排除しようと血みどろの争いをしてきた歴史の反省に立ち、その歴史を積み重ねてきた。

    昔、保守派と目される元作家で都知事を務めた大物政治家が、目をパチクリさせながら「北朝鮮が拉致被害者を

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    2024年01月22日
  • 自分ごとの政治学

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    「保守」「リベラル」「右翼」みたいな言葉の意味がはっきり言ってよくわからなかった私ですが、明快で読みやすかったです。いわゆる右派・左派が現代では元々の立場を離れて近づきつつあり、あまり意味がないことや、その代わりの軸としての「お金・価値観」の提案は、現実に今ある課題との向き合い方をうまく説明していると思いました。
    バークの主張と日本国憲法のつながっている部分「過去に学ぶ・死者を背負う」というのはかなりしっくりきますし、必要性を感じます。

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    2023年11月10日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
    わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
    コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。

    そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」

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    2023年10月23日