中島岳志のレビュー一覧

  • アジア主義 西郷隆盛から石原莞爾へ
    アジア主義について、初めて読んだ本。
    アウトラインの把握には役立ったけど、
    登場人物が多くて、ベースとなる知識がないと
    途中で迷子になりそうになる。

    半ば無理やり最後まで読んで、
    それから興味を持ったポイントを深堀りしていくのがいいと思った。
    初心者にはちょっと難易度が高かった…。
  • アジア主義 西郷隆盛から石原莞爾へ
    アジア主義について、初めて読んだ本。
    アウトラインの把握には役立ったけど、
    登場人物が多くて、ベースとなる知識がないと
    途中で迷子になりそうになる。

    半ば無理やり最後まで読んで、
    それから興味を持ったポイントを深堀りしていくのがいいと思った。
    初心者にはちょっと難易度が高かった…。
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    新型コロナウイルスは瞬く間に地球上に広まり、多くの生命と日常を奪った。この危機にどう向き合えばよいのか。各界で活躍する精鋭たちの知見を提示し、アフターコロナの新たな世界を問う。『朝日新聞デジタル』連載を書籍化。

    もう少し突っ込んだ話を読みたい。
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    あくまでも途中経過、もしくは現在進行形の新型コロナの世を語っている。見通しが立たない中で共通するのは、コロナ後の世は前と決してイコールにはならないこと。世界はこれを繰り返してきたということ、だろうか。スピード感を持ってひとまずまとめられた評論を読めたのはよかったと思う。
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    それぞれの識者の考察。すべて読んだわけではないが、それぞれが置かれている環境や仕事に絡めてあって興味深かった。ブレイディ、斉藤の記事が印象に残る。前者は子供を通じての差別や思い込みの話、後者は人と接することはそれだけで暴力だったのだということ。人と対面してやりとりすることが繊細な人には暴力にも感じら...続きを読む
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線
    新しい生活様式も適用され、世界は変わってしまった。
    今年の初めには考えられなかったことである。

    しかし、日々更新される膨大な情報に惑わされることなく、本質をとらえ何が正しいのか判断していくことを求められているような気がする。
    これは、コロナに限らずすべてに言えることである。

    今後の世界は誰にもわ...続きを読む
  • 血盟団事件
    中島岳志
    血盟団事件 宗教団体 血盟団よるテロ事件を記録したノンフィクション


    この本を読むかぎり、血盟団事件は 破壊により国家再生を目指す宗教団体のテロであり、五一五事件、二二六事件など 軍事クーデターの呼び水となった事件


    反国家によるテロでなく、国家主義者によるテロ。国家の再生は国家を破壊...続きを読む
  • 自民党 価値とリスクのマトリクス
    「政治家は国内政治において、大別すると<リスク>(お金)と<価値>をめぐる仕事をしています」
    本書ではy軸でリスクの社会化/個人化をはかり、x軸で価値観への介入・干渉/多様性への寛容をはかることで、4象限で政治家のビジョンを捉えるもの。各人の政治スタンスを批判するような意図はなく、あくまでも本人の発...続きを読む
  • ガンディーに訊け
     ガンディーそのものにあまり興味はなかったが、中島岳志にこのところハマっているので読んでみた。
     ガンディーの思想は中島の保守思想を補強するのにぴったりだったんだな。
     巻末の南直哉との対談の方が面白い。
  • 保守と立憲 世界によって私が変えられないために
    安倍首相が立憲主義を壊そうとしているという危機感が溢れる文章が多い中で、オルテガ、マンハイム、福田恆存、吉本隆明などの説明が出てきたり…。保守とはリベラル、それは安倍政権、ネオコン政権や共産主義政権、ヒトラーのファシズム政権のパターナルな決断主義との対極にある!保守にとって重要なのは死者の立憲主義で...続きを読む
  • 保守と大東亜戦争
     保守論客とは結局のところ学者や思想家であって、戦前においては超国家主義(戦争)を、戦後においては左翼活動を止めることはできなかった。なぜ、超国家主義思想家(北、大川など)や左翼思想家が、社会の流れを作れたのに、彼らは作れなかったのか?その辺を知る必要があるか?
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える
    思ってたのと違ったけどまあまあ
    平成論というタイトルに惹かれて読んだけれど,中身は平成における宗教論.池上さんのわかりやすい総論のあとに各著者がそれぞれ1章ずつ考えを書いている.
    ざっくりまとめると,バブル崩壊からの心の拠り所として宗教は力を持ったが,オウムの事件で敬遠.ただスピリチュアリティはパワ...続きを読む
  • 平成論 「生きづらさ」の30年を考える
    池上氏をはじめとした東工大の教授たちの
    平成論と宗教論。
    とても読みやすく面白く読めました。
    こういう視点でまとめると、平成というのは
    確かに宗教的というか、精神世界というか、
    そういうものについては、分岐点的なところで
    あったような気がします。
  • 「リベラル保守」宣言
    バークやチェスタトン、あるいはわが国の福田恒存や西部邁の保守思想を継承し、左翼の設計主義から距離をとる一方で、反知性主義的な熱狂に浮かされるような自称保守の浅薄さを批判する著者の立場が語られている本です。

    著者の立場は、基本的にはコミュニタリアンに近いように思えました。ある程度共感できるところもあ...続きを読む
  • 親鸞と日本主義(新潮選書)
    日本主義を信奉した知識人、文化人の中には、深く親鸞の思想を研究したものが散見された。
    親鸞の思想がどのように日本主義に転換していくのか、いくつかの実例を挙げて検証している。
  • 親鸞と日本主義(新潮選書)
    大正から昭和初期にかけて、親鸞の思想が皇国主義と結びついていった。

    本書は、いかにして親鸞の思想がこれらの右翼思想に取り込まれて行ったかを当時の文献を紐解いている。各章のテーマは、歌人同人(三井甲之)、ベストセラー作家(倉田百三)、教誨師(刑務所専属の僧侶)、大衆文学(吉川英治)、浄土真宗の教義の...続きを読む
  • 親鸞と日本主義(新潮選書)
    宗教(親鸞,及び大谷派)と国体論の蜜月の仕組みが非常にわかりやすく書かれている.宗教にしても政治権力の前にはなんでも利用されるのだと思い知った.まず,神話の成り立ちを疑ってみることから始めてほしかった.
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた
    日本の株式会社化は今も着々と進んでいる。
    「選択と集中」というプロパガンダに煽られ、私たちは次々と国に大事な物を手渡している。

    その結果がどうなるのか、私は今から非常に楽しみにしている。
  • 「日本の分」について考える2【HOPPAライブラリー】 鈴木邦男シンポジウム3・4
    出版者様よりいただきました。
    ありがとうございます。

    一水会顧問の鈴木邦男さんが札幌市時計台のホールで様々な背景の方をゲストに対談するシンポジウムの記録集。大体2-3か月に1回のペースで行われている。
    これからも頑張って続けていってもらいたい催しの一つです。
  • 「日本の分」について考える【HOPPAライブラリー】 鈴木邦男シンポジウム1・2
    雑感
    札幌市時計台でふた月に1回のペースで開催されている、鈴木邦男氏が様々なゲストを呼んで講演と対談…というイベントの第1回と第2回の内容を収録したもの。

    これを書いている時点(2014年春)では間接的にホットな北方領土問題の外交経緯について鈴木宗男氏が、右翼という思想について北大の中島氏が語って...続きを読む