中島岳志のレビュー一覧

  • 別冊NHK100分de名著 メディアと私たち

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    ネタバレ

    この本の元となった「100分deメディア論」が面白かったので読んだ本。本の中で紹介された本の話がどれも面白かった。マスコミ関係で働きたいと思っている人に薦めたい本。本の中で紹介された本の中で1番読みたくなった本は『一九八四年』。

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    2018年12月09日
  • 保守と大東亜戦争

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    180808 保守と大東亜戦争 中島岳志 ☆☆☆ 最も考えさせられる
    日本の精神は大きくブレる 戦前の超国家主義から戦後の左翼運動へ 思想がファッションになってしまっている
    「真の保守」が弱い 明治以降の股裂きのつけ 和魂洋才 何でもありへ
    ⇒本来の保守は「リベラル」という価値観を共有 「寛容」と「自由」

    180810山本七平(P188)☆☆☆「リンチによる絶対服従」「言葉を奪った」
    (1)リンチー恐怖の支配ー正常な判断や倫理観を喪失させるー反射的に命令に服従させる
    「言葉を奪った」人は絶対服従を余儀なくされ、意志を持つことを放棄する
    過剰なゴマすり競争 思考は徐々に停止
    (2)リアリティの欠如 員数主義 実際は「欠」「欠」「欠」
    (3)「空気」の支配 合理性の喪失
    客観的根拠や論理性は存在せず、精神主義の鼓舞ばかりが横行する
    はったりだけの大言壮語 不安に基づく誇大表現

    2018/08/08保守と大東亜戦争 中島岳志☆☆☆
    生身の人間不在 国家主義も共産主義も同じ 己の権力闘争があるのみだから権力を奪ったら独裁者
    「保守」とは何か? ここはもう一つ
    人間理性の限界を踏まえ「漸進的改良主義」というが、ビジョン・理念はもう一つではないか 
    「人間主義」尊厳を大事にすることだと思う
    人類の歴史は「人間に対する尊厳の価値の向上」に従っている

    青年の狂気 青年将校と全共闘
    将来への絶望なのか 自分たちの不幸なのか
    いらだちが巨大な「破壊エネルギー」となって社会へ
    「絶対権威への服従」ハイルヒトラーと天皇陛下同じだ
    →リベラルは喪失

    2018/08/09保守主義面白かった
    急進主義の問題点は分かる 右も左も同じ
    狂信的で自分で論理を考えない
    保守主義も漸進的方法論として評価
    ビジョンや目的はないので別途必要
    「リベラル」ではどうか?(264)

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    2018年11月10日
  • 保守と立憲 世界によって私が変えられないために

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    中島岳志さんをこれからもずっと追っていきたい。どの著作もすごく勉強になるし、考えさせられる。

    論理的思考ができない、論理的に破綻していても平気でいられる人にどのように対応すればいいのか。
    論理的に考えることを得意にするはずの人はそうでない人をとても看過できないと思いきや、保身のためなのか、出世のためなのか、平気で許すというか、従うという現実を嫌というほど、見せつけられ、知的であることとはどういうことなのかと考えさせられる。

    エリートの弱さをしみじみ感じる今、竹内好さんが「優等生はドレイだ」ととっくの昔に看破しておられたことを知る。

    戦後の平和は与えられたもので自らの手で獲得したものではない、だから日本の伝統との連続性を確保しなければならないと説いた鶴見俊輔さんの考えも知った。
    「伝統」を明治以降、先の戦争までの幅でしかとらえない今の首相らの歴史観に辟易して、「伝統」という言葉自体に嫌悪感を感じるようになっていたが、鶴見さんのいう「村の思想」なら取り戻すべきなのかも。「かも」などとつけるべきではないかもしれないが、勉強不足で断言できない。

    福田恆存さんの「人間・この劇的なるもの」は近いうちに読みたい。
    「保守」なんて自分の考えに反するものだと思っていたが、何年か前かに中島さんから保守の定義を知らされ、そして引かれ、なんか不思議な感じだ。

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    2018年04月22日
  • 血盟団事件

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    人殺しを正当化するなんて、絶対にあってはいけない。

    と、テロリストや犯罪者を断罪するのは、誰でもできます。
    しかし、彼らの言い分に耳を傾けるのは、この世界に「絶対的な見方」など、
    存在しないことを知る上で、非常に大切なことだ思います。
    なぜなら、人殺しさえも、正当化する状況は、今でも十分にあるからです。

    この思想性の強い事件を起こした者たち、
    宗教家、貧しい農村グループ、実存的不安を抱えた大学生、
    腐った指導者に憤りを感じていた海軍・陸軍の将校など

    この若者達を取り巻く当時の「現実」は、
    今の日本の世相とも類似しています。

    もちろん著者は、この事件の捉え方が、
    閉塞感漂い、(経済・心理的)格差が拡大する
    今の日本を複眼的に理解する上で、
    首謀者たちの動機と目的、
    当時の社会状況を知ることが、非常に有益だと考えています。

    当時の絶望的な農村部の貧困と都市における労働問題、
    資本家と底辺労働者の経済格差は、
    その時代性を色濃く映しだしていて、
    単純に今と比較することは困難です。

    しかし一人のカリスマ性を持った宗教家の下に集まった若者達の
    「社会への怒りと自分の無力感」は、普遍性の強い、
    共通性を持っていると思います。

    ただ、現在は互いに助け合うことも、繋がることも、難しく、
    ただただ、絶望的な状況かもしれません。

    少なくとも、この本を読む限りでは井上日照(血盟団の思想的指導者・宗教家)は、
    私利私欲のために、若者を利用するような現在の「それ」ではなく、
    むしろ無私的に、悩める者たちに、人生の意義と社会における役割を、
    独自の思想により「一緒に考え、若者たちに寄り添った同志」のような気がします。

    結果的に、要人の暗殺を自分の信者に実行させましたが、
    手段が暗殺ではなく、また異なる時代に登場したならば、
    いい意味で歴史に名を残していたかもしれません。
    それほど、私には魅力的な人物に写りました。

    ただ、暗殺、殺し、テロを正当する気は、甚だありませんが、
    この事件が現代に投げかけるモノは、生きることの目的や動機を、
    何も見いだせず、かといって、何も行動しない(もしくは構造的にできない)、
    少なくない今の日本人に訴えかける何かを含んでいると感じます。

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    2018年03月06日
  • 親鸞と日本主義(新潮選書)

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    知識が追い付かず斜め読み。
     
    あとがきに著者は真宗大谷派の教学員を務めてらっしゃるとあり、本書の内容からすると良い意味で意外なことに感じられた。

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    2018年01月23日
  • 親鸞と日本主義(新潮選書)

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    難しいところは読み飛ばして歴史的事実だけをチェック。
    それでも興味深く読めた。

    「私たちは、先人の苦闘から照らされている~。」

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    2017年09月12日
  • 「リベラル保守」宣言

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    17/01/28 4:30am
    「第二章 脱原発について」について
    僕は中学の時は広瀬隆(今となってはただのデマゴーグだとの認識だけれど、彼の著作)など読んでいて、当時は明確に反原発の立場だったのだけど、今では、(東日本大震災を経た後でさえ)手放しに反原発を唱える気になれずにいる。
    その立場を、本章の内容に照らして説明できそうな気がする。
    著者は、原発を「未来永劫、不完全な存在」であり、「人間が完全でない以上、完全な原発など存在しようが」ないと、保守の原則に従って言う。
    すると僕のような素人が思いつく疑問、「では自動車などは?」にも丁寧に答えていて、「重要なのは、(中略)利便性とリスクを天秤にかけて利用する英知とバランス感覚」だと説く。
    ただ、「リスクを天秤に」と言うのは必ずしも保守の何たるかと言う文脈で出てくるものではなく、例えば僕の勤務先の会社でさえ昨今「リスク管理」にうるさくなってきている、と言うような一般的な話として理解して良い気がする。
    で、例えば別の章で福田恆存の「平和」に対する考え方を取り上げて、「「絶対レベルの理念」と「相対レベルの理念」を明確に区別し、絶対者の次元でこそ成立する「絶対平和の理念」を想起するがゆえに、相対世界における絶対平和の不可能性を受け止めようとする」と言うところの「絶対レベル」と言うのは、相対世界の住人である僕の頭の上50cmくらいのところに雲のような吹き出しが付いていてその中に描かれた、僕が相対世界たるこの世を生き抜くに当たって参照すべき、この相対世界とは連続していない絶対的な世界だと理解していたのだけど、本章の議論における「完全な原発」と言うのは、相対世界における自動車と、リスクに大きな違いこそあれ同じ地平でつながっているような印象を抱くのだ。であれば、技術の進歩によってそのリスクは最小化することができて、今ある相対世界においても利用可能な技術となり得ると僕は考えてしまうのだと思う。

    著者は吉本隆明の論を批判的に惹いているが、吉本の論は究極の進歩主義、設計主義だと僕にも感じられ、ほとんど共感できないものだった(少なくとも引用されている内容に関しては)。
    でももしかしたら僕の考え方は、根本では吉本の考え方と繋がっている部分もあるのかもしれない。

    ちなみに僕は原発を推進したいとは全く思っていない。現状の技術では、撤退するという選択が妥当なのかもしれないとも思っている。
    ただ、手放しに反原発を唱えることになぜ違和感を抱くのかを自分のなかで考えてみたいと思った。
    原発に関しては、もう少し色々な題材を参照しながら考えてみたいと思う。

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    2017年01月28日
  • 血盟団事件

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    昭和初期の日本を震撼させたテロ事件。その主な関係者の出自や心情、そして当時の世相まで深く掘り下げた重厚なルポルタージュ。サスペンス映画を観ているかのような臨場感にあふれるが、そこから聞こえてくるのは現代のテロ行為とその背景となる不安定な社会情勢への警鐘である。

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    2016年09月04日
  • 血盟団事件

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    “血盟団事件”?これは「昭和の初め頃の不穏な情勢」を語る文脈で登場する事件の呼称だ。「大蔵大臣を務めた井上準之助と、三井財閥の団琢磨が、青年達によって暗殺されてしまった」という事件である。この事件に関しては、全くこの「2人の要人が殺害されてしまった」という事実と、それが“血盟団事件”と呼ばれているという事実が挙げられているばかりで、「どういう人達が事件を起こしてしまったのか?」、「彼らは何を思っていたのか?」、「何故、そういうようなことを考えるに至ったのか?」ということが、然程詳しく知られているのでもないと思う…

    本書はその「どういう人達が事件を起こしてしまったのか?」、「彼らは何を思っていたのか?」、「何故、そういうようなことを考えるに至ったのか?」ということに着目し、“血盟団事件”関係者達の「歩み」を丁寧に追っていて、そして事件に関連した彼らの動きを丁寧に再現しているノンフィクションだ。「時代の世相と無名な若者達」というような群像ドラマ的な雰囲気、「“思想”を練り上げる人々」というような様相、「重大な事件を巡る謎解き」という感が随所に滲み出て、何か引き込まれてしまう。

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    2016年06月18日
  • 「リベラル保守」宣言

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    中島岳志という人を知ったのは、たぶん12年くらい前。おそらく論壇に出始めた頃だと思う。自分と大して年齢の違わない人が活躍し始めていることに軽い驚きを感じた記憶がある。その後も、どんどん気鋭の論客として名を上げていくさまをどことなく意識していたのだが、著作を読んだのはこれが初めて。
    保守とは本来何ものなのかを非常にわかりやすく、そして説得力をもって論じている。こんなに読みやすいとは思わなかった。
    わりと最初のうちに保守の定義が示される。曰く「保守は特定の人間によって構想された政治イデオロギーよりも、歴史の風雪に耐えた制度や良識に依拠し、理性を超えた宗教的価値を重視します」(p.37)ということで、決して懐古主義、復古主義ではないことが繰り返し述べられる。こうした論に照らせば、「保守」とされている現在の安倍政権のやっていることには首を傾げたくなることばかり。実際には、主義に従って為政をとるわけでもないのだからずれは仕方ないのかもしれないが、主義という芯がないのは危ういことだろう。
    一方、左派についても、その成り立ちや本義に照らすと、フランス革命は個人主義しか認めようとせず、市民団体や協同組合のような思想・活動も排斥していたとか、人間の力を信じ進歩を是とする本義に照らせば、原発を推進せざるをえないといった吉本隆明の論なども紹介される。
    私は、「自由」に高い価値を置いているつもりのわりに、頭が硬いというか、慎重だったり手放しに新しいものをよしとできないと自認し引け目を感じていたのだけど、ある意味、そうした自分の心の向き様がそれでいいのだと思うことができた。
    タイトルは「リベラル保守」などと保守の亜流や新派のような印象も与えかねないが、むしろ、保守本流のあり方を説明している傑作。出版までの顛末が書かれている書籍版あとがきがこれまた本編と並ぶほどに面白い。NTTは民営化して30年がたとうとしているのにいまだに公器だと思っているらしい。新潮社はうまく漁夫の利を得たなという感じ。

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    2016年06月05日
  • 血盟団事件

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    たいへん読み応えがあった.昭和初期に起きたテロについてのノンフィクションであり,悲しい物語でもある.
    さて幸せな世界ってなどうしたら訪れるんでしょうかね.

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    2016年05月17日
  • 「リベラル保守」宣言

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    保守思想研究者の中島岳志は北海道大学に努めていて三角山放送局でFlydaySpeakersという番組をしていた時から知っていた。
    保守主義者でありながら脱原発やら反橋本やら、私の知っている「保守」たちとは一線を画す主張に興味を持った。
    私の持っていた保守のイメージは保守は右翼とあまり違いがなく、愛国的で伝統を固持し新自由主義的、というものだった。これは自民党の議員たちから帰納されたものだったということが今にしてみればわかる。普通保守と言えば今でもこのようなイメージなのではないか。
    しかし、本源的な意味での保守とはそうではないと中島は言う。フランス革命を支えた啓蒙思想への反動として生まれた歴史を紹介しつつ、保守とは人間の合理性を懐疑し物事を漸進的に改善する姿勢、であるとする。
    彼の視点からみるとリベラルと保守は必ずしも対立するものではなく、タイトルのリベラル保守という言葉もすんなりと理解できる。
    丁寧に論を追ってほしい。必ず中島の言わんとすることが理解できる。
    鶴見俊介は自身が中島の言う保守だと彼に言ったというのをどこかで見たが、どこで見たか忘れてしまった。

    本文は平易かつ論理的で、高度なことを論じながらも非常に読みやすい。保守って何?リベラルって何?右翼って何?左翼って何?という疑問を持ったことのある人は多いだろうが、この本は確実な答えである。これらの言葉の誤用が―政治家のあいだでも―はなはだしいことに気づくことができるだろう。

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    2016年04月23日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    グローバリズムという資本主義レールの目先にあるものに向かって進んでいた自分としては最初の数ページは腹オチせず読み進めるのに躊躇したが途中からこの本の目線はもっと先にあることを気がつくとぐんぐん引き込まれた。自分が去年体験した一連のボラ活動などの経験とこの本の中に出てきた2名の20代が言っていた言葉が重なり曖昧だったミライの日本のあり方がぼんやりと見えてきた気がする。

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    2014年02月10日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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     腰巻きに「おじさんと若者が,ゆるゆると日本の未来を話し合ってみました…」と書かれていますが,そのとおりのシンポジウムの記録でした。
     ただ,話されている内容は,立ち位置がしっかりしていて,しかも包容力もある話で,とても好感が持てました。
     グローバル化と国民国家とは両立できない…とすると,わたしたちは,もう一度,地に足をつけた国民国家を作る必要があるだろう。
     話を聞いていると,「わたしたちの地域の再生も無理ではない」と思い,勇気が出て来ます。できるところから,できる人がやる。
     「人はカネのためだけに生きているワケではない。」-これも腰巻きの言葉です。
     第3回シンポジウムの結論…「ぬるリベ」(ぬるいリベラル)。これはいいですね。

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    2013年11月30日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    自由な競争こそが正義で、これこそが人間にとって幸福な社会の実現とするネオリベラリズムに対抗する「ポストグローバル社会」のありかたを考えるシンポジウムのまとめ本。人材や産業の育成をかえりみず、低コストを求め、中国、インドネシアと畑をかえ短期成果に執着するグローバリズムは、資源が無限であることを前提とした焼畑農業と同質であり、国土に住む国民を包摂せざるを得ない国家という何10年という寿命のシステムと、マーケットにおいてイーブンなプレイヤーであるはずがない、というような指摘はまさにその通りと思う。

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    2013年07月15日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    授業でもグレーバル社会の問題点について触れた文章を読んでいたせいもあり、「脱グローバルというタイトルにも惹かれて、この本を読んだ。非常にまっとうな意見だと思う。実現させるのに時間がかかるだろうが、日本の進むべき道はこの方向だろうと思わせられる。
    どうしてこういう考え方が主流にならないのかな?金が儲からないからか。何億と稼げた頃の甘い幻想を諦めきれずに追いかけているからではないのかな? この本のようなまっとうな意見を今の政治屋から聞きたいものだ。

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    2013年07月13日
  • 脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

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    ネタバレ

    日本の未来を考えるために、参院選を前に読んで良かったと思う。「でもどうせこの閉塞感は変わらないんだろうし…」なんて気分でいましたが、これを読んだら、まだまだ可能性のある未来は切りひらけるかな?と希望がもてました。その「可能性」は、アベノミクスに代表されるようなものとは全く別のものだけれど。まだ手遅れじゃない、はず!
    私と同世代、あるいはもっと下の世代の人たちの中に、内田先生や平川先生と同じような考えを持つ人がいるというのは、なんだかうれしい。

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    2013年07月09日
  • NHK「100分de名著」ブックス オルテガ 大衆の反逆 真のリベラルを取り戻せ

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    オルテガの思想を知りたいと思い手に取った。オルテガの思想を紹介解説しつつ、周辺または類似の思想家等の言説も交えている。そのためシンプルにオルテガの思想を知りたいという人向けではなく、個人的には少し残念に感じつつも(哲学の思想を通して)社会を考えたいという、大元の希望はかなえられてはいる。

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    2026年08月15日
  • 自分ごとの政治学

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    政治学というものがわからなくて、政治史とか現代政治についてわかるようになると思って読んだ。そうではなく、政治というものについてや、自分の生活と政治がどのように結びつくかという本だった。政治という言葉を少し身近に感じられるようになった。

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    2026年08月08日
  • NHK「100分de名著」ブックス オルテガ 大衆の反逆 真のリベラルを取り戻せ

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    大衆による民主主義を批判した本

    #中島岳志 #オルテガ 大衆の反逆

    さすが 100分de名著。とてもわかりやすい構成。移民問題や外国人問題とリンクする

    多数派であっても リベラル(寛容)精神は遵守すべきとする反面、リベラルは 共同体としての制約(規範、伝統、慣習など)の上に成り立つという結論

    「専門家こそが大衆の原型である」というのは、教養のない者には 複雑な思考はできない、という意味


    チェスタトン「正統とは何か」
    「平凡なことは非凡なことより価値がある〜平凡なことのほうが非凡なことよりもよほど非凡なのである」は名言


    歎異抄「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」は今後の人生訓にしたい


    エドマンドバーク、トクヴィル、西部邁の流れで論じた「保守とは何か」は 参考図書と一緒に読む予定
    *不完全な人間によって営まれてきるのたがら、社会は絶対に完成しない〜世界では毎日、問題が起こり続けている、それに永遠に対応し続けるのが人間

    *現在は、過去からの蓄積の上に成り立っている。改革の作業は、その過去から相続した歴史的財産に対する「永遠の微調整」なのだ


    大衆とは
    *自分が意味ある存在としての共同体(トポス)を失った人間
    *大衆とは〈平均人〉平均人は秀でた個性を摘んでいく
    *理性を過信する









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    2026年07月01日