中島岳志のレビュー一覧
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冷戦前の左=社会主義・共産主義、右=資本主義に変わる対立軸として、パターナル⇔リベラルをX軸、リスクの社会化⇔リスクの個人化をY軸として設けてその4象限に9人の政治家をマッピングしていく試みの本。勿論、社会環境とチカラ関係で実際の行動は変わって来るとは思うけど。
個人的に菅官房長官の記述が一番面白...続きを読むPosted by ブクログ -
恥ずかしながら、野田聖子氏のような存在を初めて知ったものの、氏が安保やエネルギー問題について明確なスタンスがないのは残念。
ほとんど一枚岩となった現自民党では女性以外誰が首相になっても同じことになるのかなと。右対左ではなく上対下の構造が見られる現在の国内においては、男性陣に首相適正はいない。国外の事...続きを読むPosted by ブクログ -
価値(パターナル、リベラル)とリスク(社会、個人)のマトリクスは簡潔明快で、現在の日本の政治家を評価する上でとても有用なものさしを頂けた気分です。Posted by ブクログ
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自民党の代表的な政治家を、著書やインタビュー記事を読み込み、マトリクスで分類する。
「リベラル↔︎パターナル」の横軸と「リスクの社会化↔︎リスクの個人化」の縦軸のマトリクスは、単純なようでいてすごく便利で面白い。
中立的な書き口なので、この手の本でも嫌悪感なく読め、自分の考えの整理もできる。Posted by ブクログ -
近代日本における「アジア主義」の思想とその政治的実践の諸相について、たいへんわかりやすいことばでおおまかなアウトラインをえがき出している解説書です。
アジア主義の入門的解説書としては、井上寿一の『アジア主義を問いなおす』(2006年、ちくま新書)が、政治思想としての側面にかなり深く立ち入って論じて...続きを読むPosted by ブクログ -
近代日本における「アジア主義」の思想とその政治的実践の諸相について、たいへんわかりやすいことばでおおまかなアウトラインをえがき出している解説書です。
アジア主義の入門的解説書としては、井上寿一の『アジア主義を問いなおす』(2006年、ちくま新書)が、政治思想としての側面にかなり深く立ち入って論じて...続きを読むPosted by ブクログ -
戦争に負けてからこの方、右翼思想はあまり省みられなくなった。大川周明とか北一輝とか、何を言っていたのか現代教育だけでは殆ど知り得ない。だからこそ、近代右翼思想史を「アジア主義」と銘打ってまとめあげたこの本は価値がある。しかし、「アジア主義」という思想体系は実在せず、筆者の中島の頭の中にしかないものだ...続きを読むPosted by ブクログ
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戦争に負けてからこの方、右翼思想はあまり省みられなくなった。大川周明とか北一輝とか、何を言っていたのか現代教育だけでは殆ど知り得ない。だからこそ、近代右翼思想史を「アジア主義」と銘打ってまとめあげたこの本は価値がある。しかし、「アジア主義」という思想体系は実在せず、筆者の中島の頭の中にしかないものだ...続きを読むPosted by ブクログ
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リベラル保守とはいうものの、そもそもの保守の定義から学び直しさせられた!対話を重ねて異なる境を辛抱強く乗り越えていく。人間の理性や科学に絶対の信頼を置かない。(人が不完全な生き物であることを念頭に置く)など、自分の考え方を裏付けるものが多かった。ここでもトポス(居場所)を失った大衆化した人間がテーマ...続きを読むPosted by ブクログ
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戦前の浄土真宗と国体論のつながり等、寡聞にして全く知らなかった。大谷派の論議は読み応えがあり、思想や宗教の危うさを感じさせる。力作だと思う。Posted by ブクログ
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わかりやすく面白かった。
本当の保守についてかなり理解が進んだ。
しかし、保守というのはちょっとカルトっぽいな。
自分はもう少し人間の理性や知性を信じてもいいと思う。Posted by ブクログ -
中島の考える保守についてはよくわかった。
ただ、タイトルどおり保守と立憲についてしっかり読みたかった。
書き下ろしが少なすぎる。Posted by ブクログ